amazonの電子書籍版です
family
(全11巻まとめてのレビューです)
10代の頃全巻持ってました。
「別冊少女コミック」で1981~1985年に連載されていて、1986~1987年にTVアニメ化もした少女漫画です。
BLどころか恋愛自体全く関係ない話もたーーーくさん含まれてるので、BLは "ストーリーの主軸ではない" んですが(なので本来ならば非BLタグが付くべきところではあります)、複数のゲイCPが普通に登場するのでリアタイ当時すごく新鮮で、ドキドキしながら読んだのを覚えています。
BL該当話はぜひ読んでいただきたいです。
直接描写はせいぜい軽いキスぐらい、吉住渉さんの「チェリッシュ」みたいな感じです。
昔の米ドラマ「フルハウス」とか「ファミリータイズ」「アーノルド坊やは人気者」、あと漫画だと成田美名子さんの「サイファ」「エイリアン通り」とかが好きだった方にはものすごくハマると思います。
<内容について>
アメリカの平凡な家庭で生まれ育った、男に間違われるほどの男勝りな女の子 フィーが主役で、本筋はフィー家族のホームコメディをベースにしたヒューマンドラマですが、話によっては主役が変わります。
ゲイCPたちの掛け算前後は不明ですがこんな感じ:
・フィーの兄 ケイx彼氏 レイフ
・レイフのパパ(超絶イケおじ)xパートナー(パパよりちょい若めの成人男性)
・レイフに振られたケイx画家志望のノンケ芸大生
ほぼ全員、とんでもないイケメンです。
ケイがレイフに振られる理由は、フィーに片思いするからなんです(つまりここが少女漫画である所以)
「俺はゲイなのになんで女の子に恋なんか・・・?!」ってやつ。
令和に合わせた言い方をすると彼は「バイ寄りのゲイ」。
絵柄は2巻以降だんだんと綺麗になっていきます。
渡辺さん作品の中では、本作の後半と「聖14グラフィティ」の頃の絵柄が一番好きだな〜。
ちなみに本ページ記載のAmazonだけでなく、各種電子書籍配信サイトで読めます。
昭和の作品なので一冊484円、各巻190ページ前後。
ちなみにちなみに、一条ゆかりさんもこういう、男に間違われる女性&男性の恋愛を短編で2本も描いていて(片方の女のコはおそらくバイ寄りのレズビアン)、「有閑俱楽部」の14巻と15巻に収録されています。
晃子
追記:
非BLタグを付けてもらうよう依頼し、受理されました。