嫌われ王子のおしおき婚~狼騎士の妻は丸ごと溺愛されています~

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嫌われ王子のおしおき婚~狼騎士の妻は丸ごと溺愛されています~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

240

レビュー数
4
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
25%
著者
葵居ゆゆ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
田中森よこた 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
ISBN
9784576240541

あらすじ

寂しさからいたずらで周囲の人々を困らせる王子のシリル。催事の日に異母弟を危険に晒した罰として狼獣人の騎士ラウニに嫁ぐことに!?

表題作嫌われ王子のおしおき婚~狼騎士の妻は丸ごと溺愛されています~

ラウニ・ディエーリガ、27歳、狼獣人で国民的人気のある騎士
シリル・ヴィロナス・キプスウィッチ、19歳、ヴィロナス王国第五王子

レビュー投稿数4

おしおき婚!

タイトルとあらすじはとてもそそられました。届いた表紙に、え?子供?と若干心配になりました…。

葵居ゆゆさんは自分はお久しぶりで。〜狼騎士の妻は丸ごと溺愛されています〜に、楽しみにしてました。

お話は盛りだくさんで読み応えもあり、何度も泣けるところがあったりで。

なんですがね…。
いや〜あの母だから仕方ないんですが。それにシリルが愛情を知らず世間知らずな根っからの王子だし。なんかそこがね…。

まあ言いたいことはラウニとテリオスが言ってくれたかなあ。

せっかくいい設定と展開なのに、もっと萌えられるはずなのに!いや自分の問題か?と何様?なんですが。
おいしいはずなのに、あ〜そうじゃないんだよ!なぜそこで言葉にしない?などなど、引っかかるところが何か所もあって。

まあ最後は何もかもめでたしめでたしで良かったです。

シリルは何歳でしたっけ?イラストがまるで子供なので色事がなんかもうひとつ盛り上がれなかったような。

緊満硬直!!

3

純愛と下心が入り混じる搾乳ラブ

まさに。嫌われの王子様が結婚するお話。かわいらしい獣人画に定評のある田中森よこた先生のイラストが目を引く作品です♪

嫌われ者が主人公っていうところが作品の注目ポイントで、面白いアプローチ。しかも結婚相手は国一番の英雄……つまり人気者です。
国一番の嫌われ者と人気者の結婚とあって、混乱とブーイングが巻き起こりますが、そんな逆境を乗り越えて真に愛し愛される尊い関係を築いていくストーリー展開となっていきます。
婚姻に至る経緯は、嫌われ王子であるシリルのやらかしから始まることなんですが、そのやらかしの罰と収束手段が、国の英雄・ラウニとの結婚。しかもこの結婚の打診はラウニの強い希望とあって、もうその段階ですでに"溺愛"の片鱗が見え隠れしているのがニヤります^ ^
甘い結婚か?それともしょっぱい結婚か?
前途多難な感じも含め、次第にラウニに惹かれて、好きの感情を抱き始めるシリルの心の変化に注目して欲しいと思います。


シリルが本来の素直で優しい気持ちを取り戻していく結婚生活は、彼にとって救済の意味が大きいものでした。ラウニの溺愛心がシリルを絆していくことよりも、ラウニはシリルの間違ってるところは指摘するし、諭すし、フォローするし、そしてめちゃ褒める。ただ溺愛してるって訳じゃないところに、ラウニの本気の好きと優しさを感じます。
そもそも論として。なぜシリルは嫌われてるのかっていうと、母親の影響が大きいことにあります。
母親が嫁ぎ先の国のことが嫌いで、獣人が嫌いで、男に生まれたシリルが嫌いで…と気質に難ありな人。母親からの愛を受けず、そして変な賎民思考まで植え付けられたシリルがどんな風に育つのか想像に容易いです。それでも母親のことが好きだったわけで、母親の死を悼まない父やきょうだいたちや国民に対して反抗心が芽生えてしまうことには同情の余地あり。
ひねくれ者に見えてしまうシリルですけど、本来はすごく優しくていい子なんですよね。そのことに気付いてるのが、ラウニしかいないっていうのが切ないけど、でもラウニだけが知っててくれたのが救いです。

父である国王陛下とシリルの兄は、一応シリルのことを可愛がってますが、本当に心からシリルのことを思っているかは疑問です。
祝いの場も大事だけど、母親の命日であるシリルのことにも配慮するとか、悲しみを一緒に分かち合うとかさぁ……一応あなたの奥さんが亡くなった日なのに、別の側妃の産んだ子どもの誕生日をバカ騒ぎしてどーするよ。それに、自分の子どもが"嫌われ者王子"と言われてることをほっといてるのも有り得ない。
母親を亡くし、拠り所を失ったシリルに対して寄り添うどころか、感情に火をつけてどうすんの。シリルのやらかしもそれが元凶だし、父親や兄がシリルの気持ちを理解して寄り添っていれば、シリルが暴挙に走るなんてこともなかったと思います。ホンット、ここだけがモヤモヤしました。
シリル父への悪口が止まりませんが、そーゆうことです(笑)
ラウニがいてくれて良かったよね、本当。本質を見抜く力もさすが国の英雄!
意気揚々とシリルの乳搾りをする、ちょいスケベなところも素敵♪


愛されたことがないから愛し方を分からないシリルが、少しずつ好きの感情を知っていくのを見届けるのが楽しかったです。嫌われ王子と言われていても、ラウニだけがシリルを慕い続けていたところに運命のドラマを感じました。
苦労してきた子なので、めっちゃ幸せにしてやって!
明るい未来への展望も伺えて素敵な読後感でした^ ^

1

ショタ体 乳搾り 超絶エロキュン!

ラウニ×シリル


王族ロマンスに獣人。
ショタ体の乳搾りという
新しい性癖の境地がエロカワ!
田中森よこた先生の絵と相性バッチリで最高にキュート!


シリル王子、
亡き母である王妃が父である王に愛されていなかったことに怒り、
その悲しみから魔法で大騒ぎを起こしてしまう。がきっかけで、
狼獣人の騎士ラウニの嫁になるという展開。
さらに、シリルが魔法を使うと身体が縮むという奇妙な罰を受け、
その副作用としてなんとーー乳汁が大量に溢れる始末に!
 
魔法を使うたびに体が小さくなってしまうシリル、
体が元に戻るには、ラウニとキスしなければならない、
口でなくでもいいキスだけど、
シリルのツン反応と、
ラウニの意地悪さが絡み合って面白い!

小さくなっり、元に戻ったり、で
どっちでも可愛らしいショタ体で最高すぎる!

ラウニとの結婚に全然乗り気じゃなかったシリルだが、
副作用に見舞われてしまう体が、
悶えさせるラウニのる乳搾りに翻弄されまくってしまう。

エロい時可愛い感度が反応しつつも、
日常生活には強気な態度を崩さないシリルに対して

余裕たっぷりにシリルの強気を服従するラウニの姿がキュンポイント!
敬語がまた最高で、
優しく手助けしてくれるその裏に潜んだ
ちょっぴりドSっぽさ!腹黒さ!と 
溺愛具合が混じり合って悶絶もの!
それにラウニの耳の動きがめちゃくちゃ耳萌え!

どんな時もシリルの側にいて守ってくれる、
どんなシリルでも全部受け入れる、
誰にも知られていないシリルの苦悩をしっかり理解している
隠れて守り続けるラウニの男前さ、一途な愛が本当にカッコいい!

ラウニの愛情に少しずつ心を動かされていくシリル、
好かれることや好きになることに戸惑ってザワザワ心!また可愛い!

今まで外に出たことがなかったシリルが、
ラウニとの関係で色んな経験をすることが、
新しい発見になって、
両親のことや複雑な人間関係も、
新たな視点で見つめ直していく成長が素晴らしい。

恋心もどんどん成長していくシリル、
ラウニにふさわしい相手になるために、
自ら手柄を築く勇敢な行動が展開にスリルを加えている!

シリル優先でシリルを大切にしたいから、
今まで「緊満硬直」してもしていなかったエッチ!が解放し、
乳を激しく吸い上げたり・・・
乳汁まみれというトロトロ雰囲気に萌えキュンが止まらない!

魔法の罰から始まる
超絶エロキュンな甘々ラブにハートが奪われっぱなしでした!

1

世話焼きでちょっと変態な攻め♡楽しいラブコメファンタジー

楽しみにしていた、葵居ゆゆ先生の新刊!
葵居先生といえば、不憫受け×切なくシリアス味のあるお話、というイメージが強かったのですが。
こちら、そんなイメージを覆す、楽しいラブコメ物語でした✨

表紙や口絵の可愛さからも有り余るほど伝わってくるハッピー感と可愛さ!
特に口絵のタヌキ獣人・テッドとお茶会をしているイラストがツボです。可愛すぎていつまででも見ていられる…

以下、簡単なあらすじを。↓

寂しさや逆恨み感情から、度々騒ぎを起こしてはすっかり「嫌われ王子」となってしまっている王子・シリル(受)。
実の母の命日に、異母弟の誕生日を祝う催しが開かれていたことに怒ったシリルは、嫌がらせのつもりで植物魔法を発動させます。しかし制御がきかず異母弟と義母が危うく命を落としかけるという事態に。シリルは罰として「魔法を使うと体が小さくなる魔法」をかけられてしまいます。

そこへ、義母と異母弟を救った狼獣人の騎士・ラウニ(攻)が「褒美にシリルと結婚したい」と言い出し、嫌々ながら彼の屋敷で一緒に暮らすことに。
さらに「胸が張る」副作用にも見舞われ、泣く泣く乳搾りをしてもらう羽目になり、散々な思いを味わうのですが…
せっせとシリルの世話を焼き、思いやりと優しさを見せるラウニに少しずつ頑なな心が解されていきー

と続きます。

発売前に、先生のXのスペースでも伺っていた”おすすめポイント4つ”、もれなく堪能(*´˘`*)♡
その中でも「おお!」と思ったのが、魔力暴走の罰として与えられた「魔法を使うと小さくなる」ことの副作用、お胸から…ミルクがぴゅぴゅっと出ちゃうところ。絶対喜んで乳搾りしてるよね、っていう攻めの様子も楽しく、嫌がるシリルが可哀想なんだけれど可愛かった( ̄∀ ̄)

で、置かれた境遇から周囲の人々を逆恨みして色々困ったことをしちゃうシリルの心情というのも理解できるし同情もできて。このキャラ、憎めない!
むしろ可愛かった…
シリルが間違った態度をとったとき、ラウニに少し厳しい言葉で諭されるのですが、反発はするもしっかり自分の頭で考えて反省し、「謝ってやってもいいか」(←言い方は偉そうなんですが笑)となるシリル、可愛いよ〜!

「自分は可哀想なんだから、復讐しても許されるんだ!」と当然のように思っていたシリルが少しずつ変わっていく様子が頼もしく、微笑ましかったです。

そして先生の「おすすめポイント」には挙げられてなかったかと思うのですが、笑って萌えたのが、攻めのラウニがいい感じに変態なところ!!
魔法で小さくなっちゃった裸のシリルの全身をくまなくじーーーーと凝視してたりとか。スパダリな感じを醸し出してるけど、なんかちょっと格好つかないところも見せながら溺愛してくる攻めが好きです◎
個人的には、もっともっと変態性を見せてくれても良かったです笑
口を滑らせて「シリル様はちょろ…」と言いかけるところなんかも笑えて楽しかった♡

乳搾りなんかはあるけれど、本番えちは終盤の1回のみかな。「緊◯◯◯」(←ぜひ読んでお確かめください)という聞き慣れないワードで、ぱつぱつになった大事なところを表現するシリルーーー!
このワード、先生がXでおっしゃっていたように、確かに他のどの作品でも見たこと聞いたことないわ…と思いました。
緊◯◯◯させながらお乳が出ちゃうえちもキュートで、萌えを堪能です✨

嫌われ者だったシリルが結婚式で多くの国民から祝福されたのは、シリルの頑張りと改心したストーリーが風のように国中を駆け巡ったのかな?

「いつでも搾る準備はできている」と自信満々なラウニになら、安心して体を任せられるね、とニヤニヤ&ほっこりしながら本を閉じました。
溺愛系敬語変態系攻めの楽しいラブコメ、堪能しました〜!❤︎

2

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