アウターハロー

outer hello

アウターハロー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
68
評価数
16
平均
4.3 / 5
神率
43.8%
著者
嘉内 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784065356371

あらすじ

「別れがあったから俺らは出会えた」
学生時代から組んでいたバンドが解散し居場所を失ったような気持ちの宙(そら)は、たまたま足を運んだライブで、一時期同じ中学にいた先輩の環(たまき)と再会する。
この声、知ってる――よみがえる10年前の鮮烈な記憶。彼が立つこの柵の先に、光の中に、自分も行きたい――。
思い切って声をかけた宙は、サポートドラムとして環のバンドに加わる。
さらには、環の部屋にも居候することになり…!?

銀河の果て、孤独を抱えた惑星たちは、音に呼ばれてまた巡り合う。
再会から始まるバンドマンの恋!

表題作アウターハロー

光原 宙、(中学1年生→)バンドマン(Dr.)大学4年生
環 直治(中学3年生→)、バンドマン(Vo.)、宙の中学校の先輩

その他の収録作品

  • 描きおろし漫画(2P)
  • あとがき
  • カバー下漫画(2P)
  • カラーイラスト(4P)

レビュー投稿数5

バンドで繋がる

転勤族の家庭で育った宙くん、HaloのボーカルのNao。転校先でいつものように質問攻めにあい、静かな場所を探してた宙くんと、女子に追いかけられ隠れてた直さんが出会い、ちょっとした会話をした事で仲良くなっていく。せっかく仲良くなったのにやっぱり転勤、しかも北海道と遠い場所にいく事になった宙くん。また出会えると連絡先をくれた直さん。でも宙くんが携帯を壊して連絡先分からなくなって10年もの月日が経過してしまう。でも直さんが言ってた通り宙くんは直さんを見つける事が出来たけど、直さんは覚えてない感じ。Haloのドラムのサポートを募集してたから思い切って申し込み、直さんの家に居候もさせてもらえる事になる。直さんはバンド仲間の暁くんと一緒に住んでて勘違いもしてしまうけど、宙くんは酔って告白、そしてキスとやらかしてしまう。それを暁くんはあえて宙に言ってしまう。何故言ったのか?恋愛をバンドに持ち込むのが嫌だったのか?でも直さんもちゃんと考えてたみたいで意外にもストレートに宙くんに気持ちを確かめて、宙くんもキチンと告白して恋人になる。やっぱり中学の頃からの両片想いだったのかな⁈バンド仲間にもお付き合いが知られ、暁くんからキツいことを言われるけど、直さんも宙くんもしっかりしててどちらも諦めないでいてくれて嬉しいです。その気持ちは暁君にも伝わって認めてもらえるし、宙くんはHalo の正式メンバーにもなったしハッピーがいっぱいです。バンドしてるせいか増し増しで青春を感じます(≧∀≦) アニメーションで見たくなるお話です。

0

バンド物好きなら……

必読だと思います!
少なくとも私は大好きな作品です!
学生時代、親の転勤のせいで別れ別れになった宙と直治がライブハウスで再会し、バンドをきっかけにまた繋がりができ、次第に自分の気持ちの正体に気づいていく……。
おかんな暁、いつも冷静な智広、元ドラムの宇野、宙の元バンドメンバー達…と、脇を固めるキャラクターもみんな魅力的。
そして直治の関西弁の方言萌えもたまらない。
読めば直治の可愛さにやられること間違いなし!

0

ドラマー×ギターボーカルのお話。

バンドやってたら就活を忘れてしまった宙。

しかも、そのバンドが昨日で解散してしまい、これからどうしよ、、、状態になっていたところで、10年来音信不通となっていたちょっぴり特別な存在だった中学のセンパイと、偶然ライブハウスで再会するお話。


早速の辛口すみませんですが、、、
(後半で主人公が元のバンドが復活することになり、社会人となったメンバーたちと再会するのですが、元メンバーたちが就活してることで、薄々解散の流れになることは気付かなかったのかな、、、もしくは、音楽しながら生き残る道を模索しなかったのかなと思ってしまった、、、)←小声。


という疑問は置いておいて。


ほんの一瞬だけ、中学で触れ合ったセンパイのライブを最前列で観た宙。
早速アプローチをかけ、センパイのバンドのサポートドラムとしてメンバーに。
トントン拍子で、大阪に住むセンパイと同居が始まります。


もともと特別な気持ちを互いに抱いていた同士が、恋だとその気持ちを認め、宙に至っては酔った勢いで公開告白からのキスなどもしてしまい、気持ちが盛り上がります。


が、ちょうど宙を正式メンバーとして迎い入れようという話があった頃。

メンバーからは宙と恋人同士となるならば、サポートから正式メンバーとして昇格させるのは考えさせてほしいと言われてしまうセンパイ。

果たして、宙が取った決断は、、、?!!!


このお話を読み進めていく内に気が付いたのですが、センパイ……回を重ねるごとに美しく、色気ある人になってま…せん…か??

びっくりするくらい、最後、唇の描写とか瞳の描写だとかが美しくなっていますよ、、、ね??


そしてそんなセンパイが、宙が自分の前かりいなくなってしまうかもしれないという恐怖を抱いたあとの泣き顔が美しいです!!

とくに泣き顔フェチじゃないですが、見蕩れました。


からの、両想いになったあとで、可愛かった後輩ワンコの宙が急に雄みあふれる押し倒し、、、良きでした。


あと、バンドネタのほうで良かったエピは、ラスト。
物語冒頭では迷走していた宙でしたが、成長し、恋をし、一皮剥けた宙の演奏を聴いた学生さんが、宙に夢を語ったシーンはとても熱かったです。

こうしてバンドマンに憧れ、その後の天才バンドマンが現れたりするんですよねえ!(しみじみ)


先生があとがきで、今度は暁を幸せにしたいって仰ってて、もしかしてワンチャンこの最後に出てきた少年とラブに落ちたりとかあったりするのかなあ、、、
なんて、妄想劇場が勝手に始まってしまった作品でした。(全方位にすみません! 切腹!!)


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”アウターハロー”の意味が深い

美麗な表紙に惹かれて購入。

バンドマン×再会ものです。

学生時代から組んでいたバンドが「青春に区切りをつける」ということで解散となってしまい、どうしようかと思っていた宙(そら・攻)。
その後たまたま足を運んだライブで中学時代の先輩・直治(受)を見つけ、そのバンドのサポートドラムに立候補してー

と続くお話。

クールな先輩なのかと思いきや、宙の言動に赤くなったりピュアな反応を見せるなお(直治)が可愛い…

二人が恋愛関係になったことで、宙、クビの可能性!?というピンチもあったけれど、一時は感情的になっていたなおの幼馴染が、ちゃんと冷静になって考え直せる大人なキャラで好感が持てました。

どこか切ない雰囲気はありつつも、最後には温かい幸福感を感じられるお話。

全体的にサラッと読める感じだったかなと思ったけれど、終盤のタイトルの意味が分かるシーンは胸がじーんとしました。
アウターハロー、ってそういう意味があるんだ…

バンドが解散して居場所がなくなり、”外側”に弾き出されてしまったとしても。
内側と外側は実は繋がっていて、「終わり」は新しい道の「始まり」でもある。
たとえ何かが終わってしまったとしても、そこに繋がる希望がある…そんなことがスッと胸に入ってきて、とても心が温かくなるラストでした。

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音楽と恋の力を繊細に描いている再生の物語

宙×なお


中学時代の先輩への淡々とした初恋。
離れる前の寂しさ、会えない期間の辛さが胸にしみる。
再会してからの片想いが、実は心細い両片想いだった。
健気な2人の関係が心地よいリズムで展開されて、
過去と現在、そして未来への橋渡しをする
音楽と恋の力を繊細に描いている再生の物語。


大学4年生の主人公・宙が、
自分のバンドが解散した失意の中、
あるライブに訪れると、そこでステージに立っているのは、
10年間連絡が取れなかった関西の中学時代の先輩・なお。
なおはバンドのボーカルで、
宙はなおのバンドでサポートドラムとして活動することになって、
おなと同居になる。という始まり。

可愛い宙は華奢で、最初は受けと思っていたが意外だった。
なおは無口で少しミステリアスでの美人。

2人もデリケートで、
一緒の空間で息を共にする距離感が穏やかな気配をもたらす。

中学時代の光景も描かれて、
その素朴な未熟な気持ちからほのかなに
2人の関係性とそれぞれの心情がはっきり伝わってくる。

中学時代のおあと今のなおと向き合いながら、なおを愛しいく宙の一途さや、
そんな宙の尊敬感情も恋心も全部受け入れてくれるなおの心寂しさが刺さる。

「俺のとこ来てくれてありがとう」というなおが宙に向けるセリフが、
置き去りにされたことでの孤立感の見せ場となるから、
宙の存在がなおを支える・・・感動もの。

なおとメンバーたちの関西弁もポイントで、
バンドを通じた友情と人生、
バンド内での恋愛関係が
宙がサポートメンバーから本バンドメンバーへの転換に伴う問題、
さまざまな感情が絡み合っているのも見どころの一つでしょう。

エロが少なめ(ほぼない)。

2人がお互いの居場所と可能性となる関係が素敵。
生々しいバンド、青春、そして恋愛に浸って、
感情豊かな雰囲気が感じられる作品でした。

1

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