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ai ha hutari no ai dakara
エロス度★★★★★
おやおや。ヒモ男が親友から託された子どもを育てる姿が非常にエモいですね。
育人と拓海が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。育人の超が付くお人好しで世話焼きなワンコ攻めがたまらなく、その温かさに触れて擦れていた拓海の心が変化していくのが尊いです。
また、拓海と心愛を支える育人や本当の家族のような時間を過ごしていく姿もほっこりとし、拓海に寄り添ったり彼の助けになりたい育人の想いがグッときたり、お互いが特別になっていくのがキュンとし、育人による自分を責める拓海を優しく包んでいく救済の愛が素晴らしい。
レビュータイトルの三広(攻)のセリフがじーんと心に残る、切なくも優しい”家族”のお話でした。高校の後輩×先輩の再会愛でもある。
血の繋がりがあっても絆の薄い家族もあれば、血の繋がりこそなくても深い絆で結ばれている家族もあって、”家族”って一体なんだろな、、、と柄にもなくちょっと深いことを考えてしまったりしました。
終盤、親友の遺児である娘・心愛(ここあ)ちゃんの大きくなった姿に、じーん。
BLに出てくる子どもって比較的男の子が多い印象なので、女の子だというのも印象的で良かった!
仕事もなく子連れで昔の女を頼ろうとするヒモ男の真知の印象が序盤、ちょっとなあ…って感じだったんですが。
一生懸命心愛ちゃんを育ててる様子に、読んでるうちに何ていうんだろう…絆された感じ。
そして再会してからの三広がいい人すぎるというか、なんでそこまで強く思えるんだろう?という印象はあったので、想いの強さを裏付けるようなエピソードが読めれば良かったなあ、なんて思いました。
そしてさらに欲を言うなら、男二人の夫夫として育てる上での苦労とか、周りからの偏見とか、そういうシリアスな部分も見たかったかな。
点ひな先生のデビュー作。絵も非常に美しく繊細でオリジナリティがあり、元は全員他人だった3人がお話が進む程しっかり家族になっていき感動しました。赤ちゃんの心愛ちゃんが本当に可愛くてたまりません。こんなにまだお話出来ない可愛い赤ちゃん。罪悪感と責任感で疲れきった新米パパと学生時代の後輩でとの再会。ラストが本当に良かったです。点ひな先生の作品今後も楽しみにしています。
この作品のメインキャラは、全員血の繋がっていません。
けれどタイトルの通り、愛はふたりのあいだから生まれ、ときに葛藤。ときには気まずくなったり、一緒に心震わせて。
やがて本物のファミリーとなっていく話です。
自分が言い出さなければあの日、あの事故に巻き込まれず、親友たちは生きていただろうに、、、と悔やみながら、亡き親友の子どもを引き取った主人公の真知。
そして、親友たちの子ども心愛(ここあ)。
職がなかなか見つからず、行く宛てもなく倒れそうになっていた真知たちを助けたのは、真知の高校時代の後輩である三広だった。
今まで、真知へ優しくしてくれた人たちは下心がなにかしらあったため、三広に対しても警戒するが、全くその気配はなく、、、
柔らかいハートフルなお話にぴったりな、優しい絵です。
なにより心愛ちゃんが可愛い。
それから真知のおばあちゃんが亡くなったエピソードの後、三広と心愛がお迎えに来たシーンでは、親友たち亡きあと、真知がこの2人と出逢えてよかったなあと胸に熱いものの存在を予期しました。
もう3人家族だったんだなあ、と確認した場面でした。
それから最後、真知ファミリーに心愛ちゃんのお世話をお願いするシーンでは、2人の関係に理解あるご両親なんだ! と感嘆しました。
血は繋がっていないけれど、ファミリーBL読みたい方にはオススメです!
こちらがデビュー作ですね。連載中から読んでいました。
親友の遺児を引き取った真知が、偶然高校時代の後輩三広と再会して、居候することになる、というお話。
絵柄がとても繊細で丁寧。綺麗だなぁと思いました。
人物は可愛らしい感じ。真知も三広も二人とも受けっぽいお顔に見えます。体格も同じくらい。
ストーリーの根本で気になる点が。
真知が事故死した親友の子供を引き取ってるんですが、無職で住む家もない。それで三広の家に居候になるんだけど、そんな住所不定無職の人が子供を引き取れるのかな?
その辺の手続きのことはよく知りませんが、さすがに設定に無理があるように感じました、う〜ん。
真知はいくつかのトラウマ持ちで、男のヒモをしていたような人。三広は誰にでも親切で心優しい人物で、過去に真知に片想いしていた。
親友を失い、過去には母親から育児放棄されて、心に傷を持つ真知が、三広と過ごすうちに救済されていくようなストーリーです。
(ちなみに二人とも女性とも付きあえるバイ。)
実は子供が出てくる作品が少し苦手ですが、1歳の心愛ちゃん可愛らしかったです。子供を通しても二人の絆が深まっていきますが、子育てが前面に出てくる感じでもないので、自分にも大丈夫でした。
終盤、これまで大切な人を失ってきた真知が、三広を失う恐怖を伝える場面。
三広の「絶対一緒にいるとは言い切れないけど、だからこそなんでもない毎日を大切にしたい」というようなセリフは、グッときました!いいセリフだな〜。
最後、とうとう両想いになって初めてのエッチは、三広がすごく幸せそうに抱くのが印象的でした。
ちょっと設定に無理がある感じは受けましたが、とても心温まる優しいお話でした。
絵柄も大変美しいですし、今後もよい作品を期待しています。
シーモア 白抜き修正(濡れ場、修正箇所は少なめ)
三広×真知
死んだ親友の娘・心愛を引き取った真知が人生のどん底にいるとき、
再会した後輩・三広の温かい愛情が光を差し込むお話。
2人が一緒に障害を乗り越えて、
心愛の親としての成長を遂げながら、
深くなっていく3人の絆と並んで、
じわじわと恋も芽生えていく。
その切なくもほのぼのとした救済の恋模様に心が打たれた。
無職のヒモ、真知、
自分のせいで親友を亡くした
トラウマと罪悪感に囚われたまま、
家もなく、お金もない、
最愛の相手がいなくなるばかりで、孤独が襲う。
その不憫さが胸を締め付ける。
軽い気持ちで三広を誘う淫乱な一面がなんだか何も言えない。
三広の家に住み込んで、
心愛の世話や就職の支えを得る中で、
だんだんと愛を知るという救済感が心地よい。
お人好しで優しい三広、
真知と心愛に注ぐ無償の愛情が感動で、
真知を愛しているから、
隠れた劣情がありながらも、
真知の誘いを断って
真知が自分の体を大切にして欲しいという愛情表現も偉大。
高校から真知への想いが胸が熱くなる。
恋人になってからのエッチが、意外と激しい。
これからも未来に向かって、
3人が最高の家族の形を築いていく姿は心を温めてくれるものです。
気になる点:
無職、資産のない真知が法的に心愛の親権を持つ資格があるのか疑問。
家もなく、お金もない状態で心愛を引き取ったのは無責任ではないでしょうか。
いくら親しくても子供の生活や幸せを第一に考慮してほしい。
もし三広との再会がなかったら、心愛の未来、想像もつかない。
真知の元彼が悪役として登場したが、彼の言葉が理性的で正しいと思う。
・コミコミ特典4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P:
真知と心愛が社会人野球をやっているカッコいい三広を見にきた・・・。