お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
buchou to takedakun
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表題作シリーズでこの単行本の約半分、残りは短編が3作品と櫻井先生のお引越しされた時についての漫画が収録されています。
櫻井先生のアホアホな作品を読みたかった時に読んだので、びったりでした。
妻に先立たれた40代のなかなか綺麗めなオジサマが、時々暴走するんですが、その暴走の仕方が半端なくて、よくこんなネタを…と思うくらい笑わせて頂きました。
この年で部長ということは、かなり出来る方だと思うんですが、大丈夫ですか、部長~?(笑)
でも、基本的には乙女だと思います。人知れず頑張っている所とか(その頑張り方がアホなんですけどw)、一生懸命な所は可愛い。
竹田くんもかなりの年下だけど男前なのがいいですね。
「青春ナノミサイルヘヴン」もノリ的には表題作に似た感じ。かなりハチャメチャです。
「朝やけのあんちくしょう」はもう少し真面目な感じなんですが、こちらもコミカルな展開です。
「GINO」だけはちょっと痛い作品で、今いる場所から這い上がろうと努力している主人公の努力が汚い手を使う人達によって踏みにじられ、しかも凌辱を受ける…好きな人には思いも告げられずなんだか救いがなくて悲しい。
こういうお話はちょっと苦手です。
おやじ受けです☆
初々しい子持ちの飯塚部長(45)は夢見る乙女。部下の男前な竹田くんに恋しています。しかし、自分なんか相手にされないと思いなか②気持ちを打ち明けられない。
枯れてそうなのに、理想と妄想でいっぱいの部長。
竹田くんも部長でいろいろ想像していて、めちゃ部長ラブです。
ギャグっぽくもあるのですが、素直に面白い。オヤジがいい。
バツイチで子持ちのオヤジ受けの遅咲きの純情故の暴走と、部下の一途で真面目な所が組み合わさって、コメディーとして面白かったです。
『ビタースウィートチョコレート、部長と竹田くんショート劇場、夢見るように抱かれたい、そしてめぐり逢い、スウィート・ハートチョコレート』
部下・竹田(27)硬派攻め×部長でバツイチオヤジ・飯塚国夫(45)暴走乙女眼鏡受け
部長の公私混同ぶりがとにかく激しくて、傍にいて欲しいばかりに竹田の出世や栄転を妨害するし、周囲には圏外のお局様と美が感じられない男達で囲んでいる。
そして、自分みたいなオヤジが好意を持っていると知られたら気持ち悪がられると思って、人知れずの片思い。
バレンタインチョコも、娘からのだと差し出す始末で。
見た目の落ち着いた感じと違って、内面は大暴走で乙女モードも入っていたりする部長。
部下の竹田くんも、そんな挙動不審な部長の事を好きなのに、お互い気付いていないというすれ違い片思い状態です。
そんな2人が色々あってつきあうことになるのですが、恋人になっても尚暴走は続くといった感じです。
部長特製の手編みのセーター(超不器用なド下手作品)を堂々と着て、彼はオレの誇りですと言いきった竹田くんの潔さに惚れつつも、大爆笑でした。
付きあう相手が男なのを、そんなに堂々と会社の皆にカミングアウトしてもいいのかと!
2人の噛み合ってないテンションが、もうおかしくてしょうがなかったです。
1点だけ気になったのは、部長の皺が時々ぱっと消えることでした。今回はオヤジ受けなんだから、肝心の年齢部分が解る要素は常に残しておいて欲しいと思います。
表題作の作品がたっぷりで、読み応えがありました。
『朝やけのあんちくしょう』
豆腐屋ジロー×元ソープ勤めの基紀
ソープに戻れと迫る悪役に、熱血な攻めが救い出すという時代劇風な感じでした。
『青春ナノミサイルヘヴン』
身長140cmのヒロ×身長195cmのタク
小さい方が無理矢理襲いかかっての襲い攻め的な感じで、男体盛りをしてのバイブプレイ。
悪ノリというかテンション高過ぎて、苦手作品でした。
『GINO』
ファイトクラブのジーノは、募金活動をしているロニーの笑顔にいやされていた。
次の試合で勝って、大金を得ようとするのだが。
受け攻めが恋人になっていないのではっきりしていないのと、ジーノが他の男からヤられたりも。
予定調和で勝って上手くいく展開じゃないってことが切なくて、短編なのに心に残っています。
この話は、桜桃書房で描いていた「由里と由良」の番外編らしいです。
気になってきましたが、番外編ということで全然違うのかもという予感も捨てられません。
『お引っ越しで候』
櫻井さんのお引っ越しの様子や本編の裏話でした。