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kakan no naka de kimi to warau
アンドロイドを生み出した天才工学者の涼と、彼がつくったアンドロイド・椿とのお話。
心を持たないアンドロイドに感情を持たせるために自身と椿を実験的に繋いだところ、実験は失敗したものの椿に人間のような変化が生まれていくところから始まります。
「機械」として主である涼の側で淡々とデータを取り、常に忠実にでも無機質に存在してきた椿が突然心を持ったかのような言動をするので涼は戸惑ってしまうわけです。
自分が望んでいた事だったはずなのに、いざそれを目の当たりにするとどうしたらいいかわからなくなり、椿の気持ちを考えることができず…
そのすれ違いには涼の身勝手さが表れてしまっていた気もしますが。
すぐに自分を見つめ直して椿と向き合ったことでそれほど拗れることはなく、アンドロイドと主という関係をこえたモノになってくれて嬉しかったです。
変化を受け入れることは人間だってアンドロイドだって等しく難しくて、そこにドロドロした感情が伴えばぶつかってしまったりもする。
でもお互いの真ん中に"愛"があったからこそふたりはわかり合えたのだなと感じて、すべてを受け入れた後のふたりの幸せそうな空気感が本当に素敵でした。
どんなに愛し合っていても寿命には抗えない結末はものすごく悲しかったけれど、最期の時まできっと涼は幸せだったんだろうな。
ふたりの別れを引きずってしまいそうな終わり方ではありますが、それでも愛に満ちた日々だったのはしっかりと伝わってきて。
切なくも美しいお話だったなと思いました。
椿×涼
人間がアンドロイドを使う近未来の舞台で、
愛が持つ重さと美しさを見事に描き出している
孤独な天才工学者・涼と
彼が作り出したアンドロイド・椿と予想外の恋。
やさしく、軽快なエロさもあって、
少し切なくて、痛くて、でも美しい。ラストは泣ける。
アンドロイドよりも、
個人的には長髪美人の超健気な攻めが見どころと思う。
アンドロイドは感情を持っていない。
椿に感情を与えたい涼の実験が成功し、
椿が人間の意識と感情に目覚める。
椿の忠誠や愛情表見に飲み込まれていく
涼がツンツンしながらも、
2人の関係性は変化し始める。
じわじわと進んでいく日々の中で、
明らかになっていく涼の過去がちょっと切なくて、
彼が真の感情を求める理由が分かる。
そして、
徐々に人間らしくなっていく
椿が不安のゆえに涼への執着が暴走気味になって、
少し痛い展開で・・・
そんな椿の心の扉を開いていく
涼の最大な愛情に胸が詰まる。
アンドロイドである椿は永遠に生き続けるが、
人間の涼には限られた時間しかない・・・また切ない。
素晴らしい人間とアンドロイドの主従愛でした。
もう少しSFの雰囲気が欲しいと感じました。
実験によって感情を得たアンドロイド・椿× 開発者である涼の二人のお話です。
予想はつきつつもすごく綺麗なラストなので、中盤のセッッ要素は個人的にもっと薄めで良かったなあ…と思いました。完全に自分の好みの話なんですが;
椿が暴走してしまった時に、「自分が与えられるものはこれ(体)しかないけど…」って言ってエッチ、っていうのが…なんか、こう…もうちょっと2人の心の繋がりを掘り下げて見たかったなあと。
で、マスターである涼とずっと一緒にいたい、って暴走するほど執着してた椿が、涼からの言葉とセッッだけで納得して孤独な時間を永遠に生きられるのか??と疑問にも思い、切なくて素敵なお話なんですが感動までには至らなかったかな、という感じです。
絵が美しいのも尚のことストーリーの結末もとても美しく心にずんときました。こういうのがドラマ化したらBL界の存在が、もっと一般的になりそうにすら感じました。
アンドロイドが相手の作品はこれまでに色々と読んできましたが、そうですよね、相手が人間だと最後は必ず人間が老いて死んでしまう。結末的に受けが亡くなったあとに、アンドロイドも機械が止まってーーと一瞬頭に過ったものの、大切な存在も増えており、尚且つこの先もそれを大切に繋いでいこうとする終わり方に最後までほっこりさせて頂きました。