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jiken genba ha romance ni michite iru
2巻は、図書館司書的殺人事件と主人公雨音のサイン会を軸に進んでいく展開でした!
雨音の本が売れ、サイン会を提案されるが男性である雨音はもちろん乗り気ではなく、、、
けれど、ワイアットの勧めで考え直し、やがてメロディの女装のときとは違うロマンス作家としての装いで決行することに。
雨音とワイアットが立ち寄ったことのあるカフェの店員であるダフネが、実は雨音が書く小説の大ファンで、しかも今回の事件の次の被害者になるかもしれない人物だったことにびっくり。
若干、ダフネが危ないと勘づいた雨音の閃にわざとらしさを覚えましたが、それもまたロマンス小説を題材にして海外を舞台にしているかなあと思えました。
最後、雨音のサイン会に花束を持って現れたワイアットはロマンチックで、他の作品だったらやりすぎ感があったかもしれませんが、この作品だからこそキュンとしたクライマックスでした。
そして、まだまだこのお話は…続きそうなフラグですよね♡?!!
神香先生の外国×事件ものが好きです。
恋の吊り橋効果シリーズにも同じものを感じるのですが、簡単に先が読めてしまうほど単純ではなく、かといって難解すぎもしない事件具合というのでしょうか。
ある程度は想像がつくけれど全てはわからない絶妙さ。
BL要素とあわせて読んだ時に、なんというか良い意味ですごくちょうどいいんですよね。
前作で恋人関係になり、現在は超至近距離のご近所で暮らしている2人の両視点で進む今作。
ワイアット視点では、女性ばかりが殺されている連続殺人事件の捜査が。
雨音視点では、サイン会を通してロマンス作家の彼が一歩前へと踏み出していく様が。
そして、合間に恋人とのほんのり甘い生活が描かれています。
職業的にも刑事と作家ですし、それぞれの視点で綴られる日常の中にある交わらなさそうだったものが少しずつ交わっていく展開が上手くって!
事件解決へと向かう後半は特に面白かったです。
雨音の読者の一部の行動には、ファンだからといってここまでやるかなあと、ちょっぴりうーん?と思ってしまうこともありましたが、雨音との最後のやり取りが印象的でなんだか良かったな。
ワイアットと雨音の恋愛面は、恋愛の甘さよりも信頼関係の強まりの方が多く見えたかなといったところ。
いやしかし、ところどころでワイアットがごく自然に放つ殺し文句がどれもずるいですね!
そんなあふれ出るスマートな外国人男性感と共に、ベッドでは若干の変態性の片鱗があり…
これは続編がもし出るのなら、巻を増すごとにフェチズム全開の溺愛っぷりを見せてくれるのではないかとわくわくしてしまいます。
もっと2人の生活を追ってみたくなる2巻目でした。
2巻!
あの2人は恋人同士で向かいの部屋に住みほぼ毎日顔を合わせ平和な生活を過ごしています。ちゃんと雨音の意向を尊重したお付き合いですね。
前にも思ったけどワイアットって雨音のどこがそんなに好きなんだっけ?
接触恐怖症のコミュ障も良くなりつつあるけど。
今回は雨音のサイン会とワイアットの連続強盗殺人事件がメインです。
もう一気読みでした。もしかして?もしかして?な事件の展開の予想が半分当たったり。
雨音の行動力にも驚いたり。雨音、君は大胆だな。
読み応えばっちりな続編でした。これはさらに続きも出るのでは?な感じでした。
ワイアットよりも出番とインパクトがあったのでは?なダフネ。行きつけのカフェ店員で雨音の小説のファン。
2巻は恋人関係よりも事件解決や雨音の作家としてのあり方を考え直す機会な回で。
お互い会えない時に相手のことを考えて口元を綻ばせたりはしてるし、相手の何気ない言動に励まされたり良いんですがね。ちょ〜っと物足りなかったかな。
作家さんならではのイベントに神香さんもそうなのかな〜と想像したりしました。