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arashi no ato
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
私の日高作品との出会いが、この『嵐のあと』です。
このタイトルではないですけど、私の心の中にも、嵐を…しかも大嵐を吹き込んでくれたお話でした!
うまく説明し難いんですけど、「好きだな〜いいなあ〜」とかじゃなくて、この作品の主人公のように、出会って、どうにも止められないような衝動と激情が、「嵐」のように一気になだれ込んで、かき乱されたような不思議な感覚でした。
もうストンと一瞬で恋したような、寝ても覚めても気になって考えてしまうような、衝撃の作品だったんです。
久々に、絵に恋をしたなあ〜と嬉しくなるような感覚でもありました。
何が凄いかって、厳密に練り込まれた綺麗な絵柄や画力はもちろん!
日高先生の描く男性は、本当にリアルで素敵なんです。
骨格だったり、男らしい手や背中、眼差しや眉間の皺、男の色気、一人一人の細かい癖のような仕草まで丁寧に描かれています。
そして、ノンケやゲイのかき分けといいますか…
日常のちょっとした行動や、意識の仕方、視線一つ一つに、「らしさ」が表現されていました。
ドラマチックな展開ではないのに、本当に引き込まれていきます。
目がはなせなくなって、立ち止まって、いつまでも眺めてられる…彼らの感情に浸って…一コマ一コマに恋をしてしまった感じでした。
そして、私の萌ツボ!
大好きな♡リーマン&スーツ&眼鏡攻姿に心奪われてしまったのです(笑)
内容は、前作『シグナル』に登場した、榊が主役のお話です。
『シグナル』から2年後のお話。
輸入インテリア会社社長・榊 × 不動産会社社員・岡田。
年下攻&ゲイとノンケの大人のピュアでせつない恋模様。
ゲイで、割り切った関係の恋愛しかしてこなかった榊。
それは、親友(田町)で、しかもノンケだった相手に片思いした事が原因でした。
本気で好きになった相手だからこそ、言えなかった…甘酸っぱすぎる初恋の思い出。
でも、岡田に出会って、冷めたてたはずの、ピュアな恋心がくすぶり出して!
必死で好きにならないようにブレーキをかけて、嵐が去るのを待つのに、恋の嵐は一向に去る事なく、岡田に対する想いがどんどん募っていきます。
岡田の前では、平静なふりを必死でする、榊の表情や台詞がなんともせつない気持ちにさせられます。
クールなはずの榊が、本気の恋には臆病で、大いに翻弄され葛藤する様が、可愛くてもみえ萌でした。
嵐のあとになっても、榊は何度でも、このまま変わらず岡田に恋をし続けるだろうと思わせる描写が、なんとも憎く(笑)
その静かな中に秘められた、奥深い熱の情動がたまらなく萌させられます。
岡田は、天然なのか確信犯なのか(笑)ちょっとズルイ大人の男!
でも、そこが凄く魅力的で、精神的にも男前な受様だった所好きでした。
恋に臆病な榊とは違って、自分の素直な気持ちを大切にして、ノンケとゲイの壁を崩してぶつかってくる姿には萌えます。
仕事で見せる爽やかな笑顔もいいんですけど、なんと言っても、岡田の流し目の色気にはドキッとさせられ通しでした♡
全体的にリアルに表現されていた所も魅了だと思います。
榊が惚れるくらい、外見も綺麗で、内面も魅力的な岡田は、実はプライベートは大雑把で、だらしなかったり、
一夜を共にした次の日の、岡田の反応や、思い出して赤面してしまう榊の姿なんかもリアルで好き。
最後の、榊のコンビニでの行動や、冷静そうで、そうじゃなかった岡田の2人の戸惑う表情や、照れる表情。
書き下ろしの、お互いにヘタレ合っている表情。
それを隠さずに、出しあっている2人のはにかむ笑顔が幸せそうで、心が温まりました。
女性キャラの中森さんもと、榊のパートナーだった美山がいい味出していて、お話を引き立ててくれてます。
初期の頃の作品を読んだらわかるんですけど、『嵐のあと』位から、日高先生の作品は、特に魅了がましてきた印象を受けます。
漫画じゃないみたいな細やかな表現力と、複雑な男心の心理描写に萌させられる事間違いなし。
きっと何度読んでも色あせる事はない、素敵な作品だと思います。
ノンケとゲイのすれ違う恋心がお好きな方、そうでない方でも、日高先生の世界観は、魅了に溢れているのでオススメしたい一冊です。
何だか物凄く好きだったんです、このお話。「シグナル」のスピンオフ作品です。
ん~、かなりエロ度も低いし、ほとんどはウジウジなんですけどね。
多分私は、行間にあるしぐさ、表情、そういうのからにじみ出る気持ち、エロスなんかを感じられる作品が好きなんだと思います。
その点から言うと、本当に、接触が少ない分余計に感じ取ってやろう!と思う気持ちが働いて、ツボにキュンキュン来たのかもしれません。
あるマンションの展示場の内装を、まんま自社の輸入家具(結構高い)でコーディネイトする機会を与えられた榊。
その企画を出した張本人・岡田を、飲み会で初めて見かけるのだけど、ゲイである自分のストライクど真ん中の好みのタイプ。
話してみても面白いし、初対面にもかかわらず二人で抜け出すほどに気も合った。
しかし、岡田はノンケ。最初から諦めて、かすかな恋心を封印しようとする榊だったのだけど、日に日にその思いは増すばかりだったのです。
岡田は人当たりのいい人で、話して気に入った榊と仲良くなりたいと思い、好意を示します。
その全てに、恋してしまったが為に翻弄されてしまう榊が切ない。見た目かなりクールで、実際あまり物事に動かされない人物なのですけど、岡田に対してだけは別で、その言動に過剰反応をしてしまいます。
ノンケゆえに榊のそうした行動に全く気づかず、更に罪な事をしてしまう岡田に、仕方がないんだけどちょっと手加減してやれよ~と思ってしまいました。
しかし、岡田の「仲良くなりたい」という普通の感情もわかるから、一概に責められないんですよね。
そんな二人の均衡を破る出来事があるんですけど、なんかもう、見てて痛い感じがしました。
行為そのものは大した事ないと言ってしまえばそれまでなんですけど、最初の一歩を踏み出してしまうあれこれは、大人になればなるほど臆病になるというのはよくわかります。
日高さんは硬質な色気を描くのがとても上手い方だと思うんですけど、今回もそれがバッチリ発揮されてましたね!
二人のちょっとした表情、しぐさ、にかなりぐっときます。
手の表情、シャツのしわ、なんかそういう何気ないものが表情を持ってます。
オシャレで神経質な榊は、作中メガネがコロコロ変わるんですが、そんなのも細かいな~と感心しきり。
正直、二人のその後ももう少し見たかったですね。書き下ろしでその辺少し出てますけど、ホント、思いが成就した後の榊がかわいすぎる!
榊、シグナルの時は、結構やなやつキャラってイメージあったんだけど、こういう意外性はかなり萌えますね!
個人的にはこの二人にはリバって頂きたいなと思いましたが、ま、それはかなり個人的な意見なんで、この作品には何の関係もございません。ごめんなさい。
大好き過ぎる作品 。何度読んでも魅了されます。
大人の恋愛なんだけど、実はお互い好きになった人とうまくいったことがない人達ということでひどく不器用な展開。でも大人になればなるほど、本気の恋愛に臆病になるかもしれないですよね。
とにかく、岡田という人物がいい。素敵です。
榊主体で話は進んでいくので、岡田の気持ちはさほど描かれておりません。でも、ひどく描写がさりげないので見過ごしてしまうかもだけど、岡田の気持ちの変化を読み取ることはできます。気付くと凄く楽しい。
岡田の決断は早いけど、それでも相手が男だから悩むわけですよ。自分の気持ちにびっくりして逃げちゃったり。でも、男同士である以前に、大切なことを知っているのですよね。そう自分を固定できる強さに惹かれます。
榊もずるいよね。あんな風に避けられたら、気になるでしょ!押して引くのは、恋愛の常套手段ですもん。しかし榊の自分の気持ちに抗えなくて本気度が見え隠れする様に、愛しく感じちゃいますね。まさに岡田が榊に惹かれたのはソコでしょうけどvv
ラストの展開がまた秀逸。どのセリフも大好きで、その言葉のセンスに脱帽ものです。
岡田の覚悟が愛しいです。だって!心は決まっていても身体は追い付いていかないでしょ。思わず榊の身体を押し返してしまったり、脚開くのが怖くてぎゅっとつかんだり!この状況の納得のさせ方も男らしくて大好き~!それで朝の一言!そして無邪気な笑顔!もぉ参った!!
あの榊の行動もすごくリアル。わかるよ、わかる!ってか、やった(笑) この短いページで榊がどんなに幸せで舞い上がってるか、すごくわかるのですよね。
読み終えて表紙を見ると、又たまらない気持ちになります。榊、本当によかったね。
実に無駄のない、素晴らしい作品です。
ちなみにこれ以降、岡田が老けます。何故か揉み上げが長めに描かれるようになるのです。何故!?岡田は永遠の32歳(見た目年齢)でいいですのにー。
なので若い色気のある岡田はここでしか見れないのです。よって、この作品は私にとって家宝級に大事なものです。 それにあまりに繰り返して読みすぎて、もう一冊購入すべきなのかも(笑)
この作品、日高ショーコ先生のマンガの中で私が初めて読んだ作品なのですが、ゲイとノンケの恋を描いている作品の中でも、神的な作品だと思いました。
日高先生の描く男の人ってすごく魅力的で、私は大好きなのですが、今回の作品の榊さんと岡田さんも本当に素敵でした。日高先生の作品って、受けもちゃんと男らしい所がすごく良いです!受けは攻めより背が低くて細いっていうのはBLあるあるだと思うのですが、日高先生の作品は、身長も同じくらいだったり、むしろ受けの方が女の子にモテモテのイイ男って感じが多いような気がします。
そして、ノンケの岡田さんが、簡単にホモにならない所も良いです。男同士ゆえの葛藤が見事に描かれていて、とてもリアルで、読みごたえのあるBL作品でした。
この作品には、神評価が相応しいと思います!
この作品が日高さん、初読みになります。
普段BLのコミックってあまり読まないというか、コミック自体、私的好みが絵柄に左右されるので書店でカバーだけ見てもなかなか購入できない。
カバー買いしても中見てがっかりが多すぎるんだけど、これかは良かった♪
オシャレでスマートな榊が、本当は見た目とは違った一面を持っていて美山くんや岡田さんに振り回されるあたりに人間らしさが出ていて良かった。
しかし、岡田さんってどうなの?
ちょっとずるい気がするんだけど~これが彼の持ち味でしょうか(笑)
最後、年相応な榊の笑顔が意外だったけど良かった♪
私はいままで読んだ漫画(ノンケがでてくる)の中では一番の作品だと思う。
自分はゲイだけど、相手はノンケ。
という設定をフルに使っていたと思います。
大抵がノンケだけどすぐ男好きになるような漫画多いような気がするのですが。
なんか、この漫画は初めから諦めモード的で、
次どうなるんだぁとすごく楽しみながら読めた作品でした。
最後まで目が話せません。キット…
ノンケ絡み好きな方是非是非読んでみてください
「シグナル」「嵐のあと」「初恋のあとさき」という順のスピンオフ3部作で描かれていたかと思います。そして「After」は彼らのその後や番外編、おまけ。
どうしようもなく、恋に落ちてしまう瞬間。いや、違うな。恋という昂揚感に心がどうしても占められていて、嵐のように吹き荒れる、その真っ只中にいる。そういう気持ち。嵐はいつか過ぎ去って行く。それまで、落ち着いて待っていれば…。
ノンケに恋をして、辛い想いや虚しい想いをしたくない。だから、榊は避けようとする。自分の気持ちからも。どうしようもなく惹かれてしまう岡田からも。
「シグナル」でもそうでしたが、榊はその身なりやセンス、というものにこだわりを持つ、言わば「THE・ゲイ」とでも言うべき感性の持ち主。(そして神経質でちょっぴりヒステリックだ。)ゲイが全員そうだとは思わないが、そんな榊を「オカマみたいだね。」と、笑う岡田に、多分少し傷付いて、動揺して。榊は逃げてしまう。榊はその感性とセンスを活かした仕事をしていて、しかもそこそこ成功している。若くして会社を経営し、従業員だってそれなりに付いてきているのだから。
岡田は榊と話した事が楽しくて、もっと話したいな、くらいに思っていたんだろうと思う。最初は。だから避けられて、動揺する。もちろんそれは恋では無い。キレイで、その魅力を自分で分かっていて、バーで気楽に女の子に声をかける事が出来る男だ。そして、大抵の男がそうであるように、オンタイムは小綺麗にしてはいるが、普段は無頓着で。石鹸で顔を洗い、スエットで寝て起きて、部屋がゴミで散らかっていてもそんなには気にしない、そんな男だ。
そんな岡田が、それでも何だか気になって、深夜、榊に電話してしまう。心がいっぱいいっぱいだった榊は、その無防備な岡田にキスをしてしまう。咄嗟のことで驚いて逃げてしまう岡田だったが。
その後は…。
恋をして、心に吹き荒れる嵐の後には。今まで積み重ねて来たもの、価値観とかそういうもの、を全部壊して。倒して。『新しく見える風景の中に、彼がいるなら。世界が変わることも。自分が変わることも。きっと悪くはないと思う。』二人はようやくスタートラインに立ったばかり、というところで物語は終わります。
描き下ろしの「Anti cyclone(=高気圧)」では。やはり、ゲイだノンケだと隔たりを作る、榊の元セフレの美山。美山とはもぅ何でもない、と慌てる榊に対して。恋する頭の中は、皆んな同じなのにな、と思っている、岡田目線のストーリーになっていて。この気持ちは「After」にも触れているので、この後も二人は大丈夫なんだろうな、とホッとさせてもくれるのです。何せ、物語を通して息詰まる緊張感が漂っているので。ここでやっと息をつける様な感じです。
榊の会社で働く、美人で仕事の早い、サバサバとした性格の中森さんや、当たり障りの無い関係で居たかっただけ、とシレッと別れる美山など。脇を固める人たちも魅力的です。全員が大人でクールで、オシャレ。ただ、恋をする気持ちは存外、大人でいられないよっていう。ああ、でもやっぱりオシャレだな。台詞の一つ一つが詩的で素敵。さすがだなぁ、と思います。そして、主演のこの男たちの佇まいに惚れ惚れします。
この作品、榊のグルグル、うじうじ、悶々とした様子がイイ!
三歩進んで二歩下がる的な進度で、少しずつ変化していく
岡田との関係が、読むがわからしてみたら、ジリジリ萌えるわけで…
それにしても、岡田!「オカマっぽいね 榊さんて」
悪気はないにしても、それは、ひどいでしょう!っと、
ちょっとイラっとしました(泣)
それが、榊のノンケへのトラウマを浮き彫りにさせたきっかけだったので、
必要だとは思ったんですが…
BL初心者の私としては、
わかりやすい「岡田完全ノンケ決定」の瞬間でした。
そんな完全ノンケの岡田が、榊の押し(?)にとまどいながらも
少しずつ榊への思いを変化させて自覚していく様子が、良かったです。
私が大好物な「無自覚さんが愛情を自覚」のシチュエーション、キターw
ようやく榊の思いが伝わって、ほんとよかったねー(涙)
そして、いらいらさせたれた岡田ですが、一線を越えたあとの岡田の
ふっきれた感じがとっても良かったです。
なんか、へたれ×へたれな感じの作品でしたが、
日高さんの絵が素敵すぎることと、榊の悶々とした感じで
充分萌えさせていただきました!
日高作品の中で一番好きかもです
ゲイの榊がノンケの岡田に恋しちゃうお話。
榊はノンケには手を出さない主義。どうせいつか気持ちわるいと思って離れていくんだろ、と最初からこの恋に諦めモード。
だけどノンケの岡田が榊に関わってこようとちょっかいを出してくるんです。色気を振りまきながら(笑)
仕事のできる憧れの榊と関わっていたくて、会いたがったり、電話したくなったり。そして榊から向けられる好意に気づき、露骨に自分を避けてくる榊への気持ちも変化していき…
とにかくこの2人の心の動きが本当に面白い。派手な描写はないんですが、気持ちの揺れが日高さんの画力で見事に表現されていました!
こんなにも読み終わった後に題名を見て納得する本はあるだろうか。
題名の意味が分かったとき、ぞくぞくします!!
題名を含めて一冊の本なんだなぁ。と、話、絵、題名全てに満足の一冊でした!
話がまた流れに無理がなく、とても自然なのですよ!
ノンケの本音、心の機微が非常にリアルに描かれている。
のに、ゲイの男に落ちる瞬間も自然で、本当に有りうるんじゃない?!と思わせる。
とにかく自然なんです。
凄くよく分かる!!今が良ければ良いと思っている人間の本性。
本人なりに本気で考えている現状。それの何がいけないんだ?!と、思う楽観主義者の考え。
それに腹立つ人がいるのもまた事実。
現実にいる多様な人間の心理が素晴らしく忠実に描かれていて、漫画という作り物の世界とは思えない、
本当に素晴らしい現実の幸せを見た気になります。