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nisei no musuko
タイトルに短編集と書きましたが、ページ数的にも内容的にも読み応えがあります。
ダークな作品がお好きな方で、モブ攻めとNTRが大丈夫な方はとってもオススメです。
『二世の息子』
神の子(教祖の息子)と引っ越してきた宗教二世の子の宗教絡みのお話です。
閉鎖的な田舎モノで、漂う空気が因習村モノっぽくもあります。
すごく好みだったので、似た趣味の人には是非とも読んでもらいたい。
ただ、天珠は最初(表紙の感じ)と最後では雰囲気が大分違うので、最初の彼が好みだとギャップに打ちのめされる(?)かもしれません。
私はえぇ~~~~~~~?!?!?ってなりました。
せっかく2人で再スタートできたのに、困難は多くとも幸せにやれるのかと思ったら天珠がまさかの……で。
確かに初めからすぐにキスしてきたりしてはいたけど、これって父から説教と言う名の性的虐待を受けていたせいなんでしょうか……。
嫌だけど従っているんだと思っていたんだけど、もしかしたら嫌じゃなかったのかもしれないと読み終えてから思ったりもするんですが...いつから手を出されていたんだろう。
私は前の高貴で清楚だった天珠が好みだけど、ラストの関係性とビッチ具合が癖になってきたので、ピアスバチバチ天珠も好きです。
乳首ピアスGJ...。
NTR属性じゃないのでNTRには特に萌えなかったんですけど、嬉ションがよかった...!!
歪だけど2人の中では上手くいってる、刺さる人には刺さる愛情がじわじわと染みてきて、ただのハピエンより奥深くてよかったです。
これって何エンドになるのかな?
読む人によってハピエンだったりメリバだったりする仕上がりでした。
あとがきでは、担当さんがバッドエンドだと思ったそうなので、人によってはバッドエンドなのかも。
私はメリバ寄りのハピエンだと思っています。
余談なんですが、私は途中まで天珠が攻めだと思っていて。
紙の本を手に取っていれば裏表紙を見て察したかもしれないんですが、電子の表紙しか見ずにいたので表紙で天珠が学人を抱いていること、学人が地味なガリ勉っぽい眼鏡くんだったこと、天珠の方が背が高くてリードしていたので誤解してしまい。
学人が攻めで天珠が受けです。
もし同じような人がいらしたらお気をつけて。
私は左右逆でも面白ければ大丈夫なタイプなので、読み終えてみると学人が攻めでよかった~!となりました。
弁護士になった学人、いい感じに垢抜けて好み。
これ天珠は働いてないのかな?
養ってあげてるんだったら更に萌える。
『夜は未だ明かぬ』
こちらもお寺のお話で宗教系。
妻のいる小説家の檀家さん(?)赤頭先生を好きになった小僧の明水のお話なんだけど、明水が不憫な子で...。
そして二世の息子と同じくえぇぇ~~~?!?そういうことー?!?!と驚かされました。
こちらもダークな愛が見れる作品です。
3作の中で二世の息子が1番好きなんですが、同じくらい好み。
三角関係だけど3人仲良しです。
奥さんは赤頭先生と明水の気持ちを知らないのか、知っているのか教えて欲しい...!
眼鏡好きなので、赤頭先生も眼鏡さんで嬉しかったです。
『STAND BY ME』
アイドルのお話。
打って変わって明るいお話かぁと思ったら、読み進めてみるとそうではなく。
もうちょっと続きが読みたい!と思ってしまったんだけど、この2人はずっとこういう関係なのかな。
しんどい恋だ。
Kindle→白抜き
宗教、宗教二世系の漫画が増えてる中、この本が一番だと思ってます!
書店で気になり購入したことがきっかけです。この作者さんの本は初めてでしたが、帯に「禁じられた神の子との恋」とあり、これは読むしかない~!!と思い、いざ読んだところほんとに最高で…(TT)
絵柄が繊細で背景やモブキャラも細やかに描かれていて私好みでした(>ω<) 可愛い系というより写実的な絵柄で「宗教二世」が題材の作品とマッチしていてとても引き込まれます。全体的にトーンよりペンメインで作画されていて、ドラマチックな印象がありました(≧∇≦)b メリバ系の作品と雰囲気が解釈一致すぎてかなり好きです。
全4話と作者さんの短編が二本収録されている形です。実際手に取ってみると分厚く、かなり満足感のあるページ数です(^^♪
エロは最後の方に少しと短編の方にたくさんある感じです♪本編で最初に主要人物が登場してきた歳、受け攻め逆だと思っていました…(-_-;) しかし物語が進むにつれ、主人公の過去や天珠様(受け)の生活環境が明らかになっていってそこで受け攻め確定しました( ̄ー ̄)b 序盤では、主人公の母親や信者達がやばすぎるため、主人公達の異常さがあまり目立ちませんが、後半になるにつれ、かなり異常さが目立ってくるのでそこの違いも見てほしいです☆ミ 親や周りがよくわからない宗教にどっぷり使ってるのに主人公はまともに育ってきたんだな〜と思ってたのですが、最終話で「えぇ!?それ受け入れちゃうの!?」ってなるのでそこも読んでほしいです。主人公も天珠も私が思った方向に成長していないのが、やっぱり変な宗教に関わっていたせいなのかなと思ってしまいました。生来のものもあると思いますが。とにかく、全4話という比較的短い話数の中でおもしろ要素、不穏要素がかなり詰め込まれている「二世の息子」非常に良い作品でした。
本編のあとに収録されている2つの短編集については個人的に僧の話が好きでした。もう一つはアイドルのお話なのですが、最後があまりしっくり来なかった印象です。
坊主BLってあまり見ないので初!だったのですがかなりスラスラ読めました♪先生が、昔の雰囲気や少し不穏な感じを描くのがとても上手な方なので
とても好きな作品になりました。エロ多めです。
駄文失礼しました。
なんだこれ!!久しぶりに次の展開がわからない漫画に出会った。
表題作「二世の息子」
二世の息子が神の子と禁断の恋に落ちる話。
神の子は人間であった。しかし、時に人は他人に対して理想像のようなものを作り出してしまう。そういう点では人間も神の子になりうるのかもしれない。宗教を忌んでいた主人公すらもそれは同じだった。
ラストは好き嫌いが分かれそうだけど私は大好き。あのエンディングだからこそ、2人の心のつながりの強さが引き立つと思った。あとは、人を信頼するってある意味宗教みたいなものだなあーと思ったり。
普通のハッピーエンドではないかもしれないけど、ある意味では2人だけの世界エンド。
モブの言ってた頭おかしいよアンタらって言葉がまさに2人の関係性を表してる。側から見て狂ってても、逆に唯一無二さがあって良いよね。
耽美で仄暗くて胸に何かつっかえる感じ、ガロ系っぽさも覚える。作者さんの他の作品も読んでみます。
表題作の他に短編が二本収録されています。
かなり人を選ぶ内容でした。
表題作も短編も色々と最低なことが起きているので、苦手なものが多い方にはオススメ出来ません。
明確には書きませんが、結末についても軽く触れるレビューですのでご注意ください。
・『二世の息子』
因習村のお話です。
因習村で崇められている天珠様の絵面が本当に美しかったです。
結末についてですが、天珠様の境遇が元からハッピーとは言い難いので、元の状況に比べたら圧倒的に幸せだろう、くらいのハッピーエンド感でした。
結末に関わらず設定から苦手な方の多いであろう作品だと思います。
・『夜は未だ明かぬ』
私は表題作よりもこちらの方がキツかったです。
とても綺麗にまとまっている短編で創作物としては面白かったのですが、主人公と攻めを最終的に祝福出来るかと言うと無理でした。
・『STAND BY ME』
アイドル事務所のお話。
アイドル研修生の主人公が成長し、憧れの人と同じアイドルグループでデビューしたお話。
恋愛ものとしてはハッピーエンドか微妙なところですが、主人公の恋心に関するオチのつき方がアイドルものとして良かったです。
綺麗なアイドルものではありません。他二作品のような過激なエロシーンはないものの、同種の薄暗さはあります。
ずっとアイドルしていそうな二人で良かったです。
ストーリーには深く関わりませんが、『ようこそニューワールド』のルカくんが主人公の同期としてチラッとだけ登場しました。
まるっと表題作かとおもいきや3本立てでした。
絵といいストーリーといい癖強めです。
表題作『二世の息子』
「宗教二世の男の子@因習村」といった感じのストーリーです。わりと予定調和で進んでいくように見えて予想外の展開。ラストはこれは何といったらいいのか。本人達がよければいいのかな……。
『夜は未だ明かぬ』
不憫な境遇の主人公がかわいそかわいいのですが、ラストはそうきたか。闇が深いのに爽やかな印象もあるような、ないような(どっち
『STAND BY ME』
前の二作がああいう作風だったので警戒心MAXで読みました。最悪の事態を想定していましたが、あらまあ!
巻末に『二世の息子』おまけ漫画とあとがきがありました。あとがきまで面白かったです。
冥花すゐ先生の『イトウさん』がお好きな方はたぶんお気に召されそうな作風です。
私は宗教やカルトなど重いテーマに惹かれるのですが、この作品はそれがメインで描かれており大満足でした。
不穏な空気が漂う中進むストーリーに終始ドキドキさせられました。
この物語のラスト、私はメリバだと解釈しました。
買ってよかった作品ランキング一位です!
最後に別の話が2作収録されてあったのですが、これもまた違った雰囲気で面白かったです。
読み応えたっぷりです!
アワードの「ディープ部門」に間違いなく選ばれて然るべき!な1冊!!そしてお話しです
でもノミネートされるのか、、、は、、、神のみぞ知る
なのでレビューを書いてディープな作品を探している人にはお伝え出来たらな、と思います
普段結構エロ多めなBLを読みがちなのですが、この作品は視覚的なエロさというよりマインドや世界観が持つ閉塞的なエロさを強烈に感じる1冊です
こういうゾクッとするエロさもとても好きです
読者が予想など出来ないような展開、そもそも予想をする暇などない位の吸引力の高いストーリーと読後に残る異質な興奮
これは久々に感じた人間の生と性がもたらした狂気だと思います
もっとこういう作品を知りたいな~と思いました
うーむ。
これはハピエンと言えるのか?
毎回問題作を出してくるコモトミ先生。
私はかなり好きです。
新刊発売の時に買い逃してたのでふゅーぷろの日に
購入しました。
読み手は選ぶかもしれないけど一味違うお話が
読みたい人には絶対おススメの作者さまで
本作もやっぱり面白くて大当たりでした。
宗教BLはいくつか読みましたが
性被害→トラウマと癒し、救済ってのが
定番だけどこちら攻めの度量?肝っ玉?が
ハンパないです。
アンハッピーエンドに近いハピエン、、
けど確かに愛ですね。
作画とともにくせになります。
ミッドサマーのオマージュ の予定だった、とか。カバー下にありました。
ミッドサマーだわね。
あの気持ち悪さが好きな人には堪らない。
BLとして萌えるかどうかは微妙だけど、考えられる何通りかの結末の中で、最高にハッピーな終わり方じゃないかしらね。
(担当編集さん的にはバッドエンドらしい)
これ以上の終わり方したら白けちゃうわね、と私は思いました。
神の子と、ガチガチの宗教二世のカップルよ?
精神保ってる方だわ。ちゃんと社会生活送れて偉い。愛に溢れてたハッピーエンドです。
表題作の他、短編2作。
こちらもなかなか。むしろ、きついかも。
①寺の小僧。おおぅ…と、なる。きつい。
②アイドル。某事務所が頭に浮かぶ。なるほど。
地雷盛り盛りなので、地雷無いわって人が読むべし。
人怖怪談とか、厭な話好きさん向け。
■二世の息子(表題作)
てっきり2年前の銃撃事件から発覚した宗教問題に着想を得たのだろうと思っていたら後書きでとある洋画が元となったと知り、宗教二世の問題はいろんな国で昔から問題なのだなと認識を改めました。熱烈な信者の息子と宗主の息子。閉鎖的な田舎で皆が1つの宗教を信じている中、信仰の自由を主張することは難しい。大人でも困難なのに、子供なら尚更。それでも運命的な出会いをした2人がすべてを擲つ覚悟で手を取り合って外の世界に行く選択をしたことは、自由を希求する人間の良い描き方だったと思います。天珠のその後も、彼が性行為に楽しみを見出す人間なら別に悲惨ではないし、学人もそれを否定しないなら2人にしか分からない関係を続けていけばいいと思いました。
■夜は未だ明かぬ
表題作は表題作で悪くなかったのですが、BL的に萌えたのはこちらの方でした。こちらも宗教色がありますが仏教で、坊主になりたての若衆が主人公。布施を弾む檀家と寺の腐敗した癒着がなんともやりきれない感情を味わわせてくれました。ひたむきに修行に励んでいるのに腐った環境に置かれている明水が哀れで憤りを感じる一方で、檀家の先生から激しく歪んだ愛情と執着を向けられる彼に萌えも感じました。