生涯 私の隣にいてくれないか 一途なスパダリ第一皇子×しっかり者の幼馴染文官 皇子の命で「妃候補」として後宮に潜入!? 身分違いの恋が揺れる中華ロマンス♥

密事は後宮の中で

mitsuji ha koukyuu no nakade

密事は後宮の中で
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
31
評価数
7
平均
4.4 / 5
神率
57.1%
著者
秋山花緒 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784832292574

あらすじ

宮廷で働く白蓮は、母が皇后の付き人だったため
第一皇子の飛龍と兄弟同然に育ってきた。
大人になっても飛龍は昔と変わらない態度で接してくるが
一役人でしかない白蓮が対等でいられるわけがなく、
彼を慕う気持ちを押し殺したまま仕事に打ち込んでいた。

後宮では皇子の「妃選び」の準備が進んでいた。
白蓮は何者かが飛龍の命を狙っていると察知し進言すると、
飛龍から『後宮に潜入し、主犯を特定せよ』との命を下されてしまった。
無理だと断ったものの、成功報酬につられた白蓮は「妃候補の蓮花姫」として後宮に入内。
姫として過ごしながら調査を進めていたある日の夜、
「調査報告」の名目で飛龍が閨に訪れ、そのまま白蓮と同じ布団で夜を明かすことに。
立場上拒まなくてはいけないのに、想い人から抱きしめられる心地よさに抗うことができなくて…!?

表題作密事は後宮の中で

飛龍、第一皇子
林白蓮、宮廷で働く文官

その他の収録作品

  • 密事は後宮の中で 番外編
  • 描き下ろし:密事は閨の中で
  • カバー下:4コマ漫画/あとがき

レビュー投稿数3

キャラクターが魅力的で楽しく読める

中華風の世界のお話で、第一皇子と、彼の幼なじみで地方の貧乏貴族の息子という組み合わせ。
後宮にて、毒を使った暗殺計画が起きているといううわさが。そこに女装して潜入調査に入る受けの白蓮がとても魅力的なキャラクターでした。彼は地方の貧乏貴族なのでお金に苦労している為か、何でもお金で物を考えがちなんですが、それでも、貧乏人の味方、弱い人の力になれる官僚になりたいと。がめつい考えを持ちながらも、善悪の考え方はキチンとしていて、とてもかっこよいキャラクターになってます。そんな白蓮を上手く言いくるめて?そそのかして?言い方は悪いですが、何かと自分の側に起きたがる第一皇子の飛龍。コミカルな場面もたくさんあって、とてもテンポよく話しを読むことができます。
他にも、白蓮と後宮のライバル関係にありながらも、仲良くしてくれた栄蘭が好感持てました。
そして、白蓮の護衛で褐色肌の宦官、九垓がとてもカッコ良い。差別されている民族出身な為に、貴族の白蓮を毛嫌いしている風だったのが、段々と白蓮の人柄を認めていく様子が良かった。その他キャラクターとの関わりも、もっと見てみたかった。
内容的にはとても1巻で終わらせる様な内容ではなかったので、キャラクターが魅力的なのに、あっさりと後日談の様に語られたエピソード等もあったので、是非続編などで、詳しいエピソードを見てみたいです。そして、飛龍と、白蓮の考える良い国づくりを見てみたい!と、2人のこれからを想像してしまうくらいに魅力的な2人でした。
衣装や、背景の絵の書き込みもとても美しいですし、女装した白蓮は優しい笑顔の女性に見えたけど、男の白蓮は目力あるお顔で、どちらもとても好感持てるお顔。爽快感あるお話だったので、是非続編出て欲しいなぁと思います。

0

想像より読み応えがあった

想像していたよりもストーリーがしっかりしており、読み応えがありました。

受けは後宮に女装をして潜り込んでも、全く違和感がない可愛らしい見た目。
けれど知識が豊富で、頭脳で戦っていく逞しい男の子でした。

攻めはなかなか受けに振り向いてもらえない不憫な東宮。
なんとか受けを近くに留めよう、近くにいてもらおうと努力するところが可愛らしかったです。

ストーリーは後宮のごたごたを中心に、距離が近づいていく2人が描かれています。このごたごたの部分が読み応えがあり、楽しむことができました。
受けの逞しさが見えたり、かと思えば攻めの甘々ターンがあったり。

ほんとうに受けが輝いていたので、攻めが時々空気になったりしていましたが...
立場上表立って行動はできないので、仕方ないのかもしれません。
受けを愛して包み込む役割を果たしています。

物語として受けが魅力的に描かれていて、ストーリーの良さが際立っていました。

ところどころ出てきたエピソードで、気になる部分がさらっと流されていたりしたので、そういうところはもっと読んでみたいなと思いました。

2

中華風の幼馴染の身分差ラブ

飛龍×白蓮


華やかな中華風の
両片想いの幼馴染の身分差ラブが、
後宮の裏の陰謀が巻き起こされるドラマや、
女装まで加わって、
ちょっぴり切なさと甘さが絶妙で、
どこか温かくて、軽快なテンポで面白く、
サクサク進んで、重さを感じさせずに楽しめた。


宮廷で働く文官の白蓮が、
母親が皇后の付き人だったから、
第一皇子の飛龍とはまるで兄弟のように育った。
大人になった今でも、
お互いに想いを秘めつつも、
子供からの絆は色あせずにいる。

飛龍を支えたいという強気さ、意志が宿る白蓮。
故郷が貧しいため、国と実家のために一生懸命稼いながら、
飛龍への想いを心の奥深くに押し込めている。

高貴ながらも柄身分差に関わらず対等に接してくれる飛龍。
王族スパダリ感が溢れて、その黒い長髪が魅力MAX!

後宮内に渦巻く闇、
飛龍を脅かす命を狙う陰謀が発覚。
白蓮が飛龍に
真相と犯人情報を探し出すという大役が与えられてしまうという展開。

女装して後宮に潜入する生活を送る白蓮が、本当に似合って可愛い!
「妃候補の蓮花姫」として飛龍様を巡る争奪戦に身を投じつつ、
後宮の他の妃候補たちとの関係や、複雑な権力争い、
陰謀を暴くために奔走する、その賢さが光って、
時に笑わせてくれるその強さが、また可愛らしい!
成功報酬が目的じゃなく(?)、
飛龍を守りたいという気持ちがいっぱいで最高!

エロが少ないけど、
2人だけの特別な時間が流れる関係が、
身分の差なんてお構いなしに、
飛龍の一途な愛情がすごく伝わってきて愛おしい!

中華風の豪華な衣装や建築が物語に華を添えて、
何よりも長年にわたるお互いへの純粋な愛情が、
その甘酸っぱくてハートを掴んで離しませんでした。

4

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