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HEARTSTOPPER
大好きな作家さんが推していたので知り、シリーズをずっと追っている作品。
主人公の男子学生2人が恋愛関係にあるのでBL漫画というジャンルに入れられているようだけど、いろんな体験をしながら友達と家族と過ごしていく2人、友達の姿を丁寧に描いた作品だと思います。
ゲイで学校でいじめられている青年、男性との恋愛が初めての青年、理解している友達、理解できない友達、理解したくない友達、理解しようとする家族、理解して寄り添う家族、うまく理解できなくて惑う家族、理解しようとせず悪意をぶつける家族、たくさんの立場の人たちが出てきます。
恋愛、性についても多岐にわたっていて、ゲイの人、ゲイだと思ってたけど違った人、性愛に関心がない人、自分の性嗜好について悩む人、いろんな人が出てきます。
そういった人と人とのエピソードが、やわらかい絵柄で丁寧に紡がれています。
どきどきも、わくわくも、萌え萌えもしない、でも、読んでいて心が温まる作品です。
絵柄は好みがわかれるとことだと思います。
私は最初、少し苦手でした。しかし、推し作家さんの推し作品ということで読んでみてよかったと今は思います。
4巻のあとがきに5巻で完結とありましたが、6巻が最終巻となるそうです。
チャーリーの心の病気が回復しているとのことで、とりあえずよかった。
本巻では、先に進みたい気持ちと同時に湧き上がる不安とのせめぎ合いが丁寧に描かれています。
顔を見ればらぶらぶいちゃいちゃ、ずっとキスをしていたい2人。
その先に進みたい気持ちはあるけど、不安になり言い出せなかったり、お互い言葉にできて、少し進んだり。
それに並行して2人それぞれの選択、進み方を模索します。
ニックは進学する大学を選ばないといけない。
チャーリーと離れたくないので、近くの大学への進学を考えるも、それが本当に自分のしたいことなのか考える旅に出ます。
チャーリーはバンドでステージに立つことに挑戦したり、生徒会長への立候補を勧められて前向きに考えてみたり。
お互いの不安、迷いを少しずつ共有しながら、相手を尊重し、家族や友人の声を聞き見守られながら、一歩ずつ進む姿が若者の成長物語だなぁと思います。そのままですがw
BLではありますが、学園モノ、家族モノ、成長物語のお手本のようなお話だなと思います。
現実ではこんなに前向きに建設的に考えられる若者ってどれくらいいるんだろうとw 自分を中心に見てしまいますが。それくらい丁寧に若者の揺れや周りとの人間関係が描かれています。