イケメンすぎる年下から熱烈アプローチされてます

ikemen sugiru toshishita kara netsuretsu approach saretemasu

イケメンすぎる年下から熱烈アプローチされてます
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×214
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

122

レビュー数
16
得点
277
評価数
66
平均
4.3 / 5
神率
56.1%
著者
海野幸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784576231556

あらすじ

野良プレーヤーとしてオンラインで大学生のSumiと知り合った喜一。中学生と身分を偽っていたが、偶然出会った彼は驚くほどの美形で!?

表題作イケメンすぎる年下から熱烈アプローチされてます

田辺がゲームで知合った大学生,21歳
忘年会の景品からゲーマーになった会社員,34歳

その他の収録作品

  • 窓辺の小石
  • あとがき

レビュー投稿数16

極上の現代日常系!

昨今貴重な現代日常もの、しかも海野先生の年下攻なんてもう神評価じゃ足りない・・・!
ゲームする方なら間違いなく全員主人公にシンクロしてしまう今作、天涯孤独で無趣味な喜一が後輩からゲーム機を押し付けられ、でもまあ年末年始だしと試しにやりはじめたところあっという間に廃人になっていくのですね。もうその様相が、初心者あるあるがほほえましくて笑ってしまうのです。
海野先生の攻めというとそのおおらかな包容力が魅力だと思います。が、今作のスミは当初かなり幼く感じられ「あれ?包容力はゲーム内だけ???」と心配になるのですが喜一に恋し自分に向き合うことで着実に成長していきます。
スミの成長、そしてオンラインで知り合い初めてできた仲間たちとのやりとりを通じて喜一の人生が色づきはじめるのをほのぼのと暖かい気持ちで見守れるお話でした!

0

超絶美形の必要性は?

すみません、高評価レビューばかりなのに…。

発売日に買ってずっと積んでたのをやっと読んでみたのですが。主人公がモブ顔だよ!?
だって、この俺ですよ?なのが新鮮でした。

お話は天涯孤独で楽しみも感動も何も無い主人公喜一がオンラインゲームを通して、会話や交流やゲームを夢中で楽しむところがとても良かったです。

33歳が中学2年だと偽り20歳そこらの大学生たちとワイワイやってたのが、ある日とうとう…。

う〜ん、スミがあんなに超絶イケメン高身長な上にゲイである、なにその美味しすぎる設定?と萌え所なのにちょっと冷めてしまい。

スミに告白され口説かれ必死で目を覚ませ!とこだわる喜一にも、人付き合いすらしてこなかったからわからんでもないけど、踏みだしてみてもいいのでは?と美味しすぎる展開にまたちょっと冷め…。

またこれ、追いかけられると逃げたくなる冷たくされると不安になる♪なやつだなと、続きを読むのがしんどくなってしまって。

体調が悪いからかな。あと喜一の天涯孤独さと死に際のことも共感してしんどかったです。

0

No Title

澄良が太陽みたいに明るくてグイグイ迫ってくるんだけどその明るさがいい。喜一は彼に巻き込まれていつのまにか心地よさを感じてしまうんだよね 澄良は世間知らずなところもあるし、それを痛感する出来事もあるんだけど彼は素直な素敵な子なんだよね。これからも一途に喜一を愛してほしい

2

止まった時間が動き出す

オンラインゲームでの出会いからの


会社の忘年会のビンゴゲームでゲームが当たってしまった喜一(受け)。
全くやったことのない喜一でしたが、後輩がセッティングまでしてくれたこともあり、始めてみるとやり込んでしまい、とうとうオンラインで他の人と協力するほどになりました。
ゲーム初心者の喜一に懇切丁寧に教えてくれる大学生グループの仲間ができ、特に面倒見の良い澄良(攻め)とは偶然リアルでも知り合いになってしまいます。
親交を深めるうち、澄良から告白されるのですが、ひと回りも違うことや、後で飽きられたらと考えると怖くて受け入れられません。それでも諦めない澄良ですが‥


喜一は父の急死で高卒で今の会社に入り、淡々と仕事をこなし、趣味も持たず、死んでないだけの生活をしています。
まだ30代なのに終活してる異様さです。

この作者様の受け様は大概変わった癖やら趣味やら持っていることが多いのですが、趣味はともかく、癖の場合気の毒な生い立ちからくるものが多く、それも話の後半まで明らかにされないのでなぜこのような人間になってしまったのか気になりました。


テレビは直置き、布団とローテーブしかない何もない部屋。そして窓際に置かれた生前の父が見つけた丸い石。
自分が死んだ後片付ける業者の人に面倒にならないように、なんて完全に死期の迫った人のようです。

ゲームをもらったことで、何もなかった部屋に少しづつものが増えていきます。
ゲームのための座椅子やヘッドセット。澄良と付き合い始めてからはテレビ台、ベッドやサイドボード、死なないから生きているという状態だった喜一の心の色が増えていくに従って部屋に物が増えていくと思うと切ないやら嬉しいやら私の情緒が忙しかったです。

そして、澄良の成長も著しい。
窓辺に置いた父の石を見て、澄良は一番日の当たる場所に置いてある大切な石と表現します。この察しの良さには驚きました。
祖父に育てられたこともあり他の子よりも大人な感じで、人の大切なものを敏感に感じられるすごくいい子でしたが、やはり子供な部分もあります。
お金の大切さとか。
それを指摘され、いっときは腹を立てるけどちゃんとその意味を理解して動くこともできます。
そして少しづつ成長してきたところでまた試練が来て、そこでも喜一の言葉の真意を汲み取ることができる賢さもあります。
本当に先の楽しみな青年でした。

受験直前で、挑戦さえできずに諦めなければならなかった絶望はいかほどだったのでしょうか。その後死んだように生きているのをみるにその時に一度心が死んだのかもしれません。
あの時にゲームが当たって澄良に出会って本当によかった。
澄良の隣にいるために自分の価値を高めようとと思うようになった喜一と成長著しい澄良の2人がずっと幸せであることを願ってます。

イラストが本当に美麗で素敵です。


2

すごく良かった!

蓮川愛先生買いだったのですが…すっごく良かったです!
海野幸先生作品は最近ちょこちょこ読んでいるくらいで、ものすごく詳しくはないです。

オンラインゲームか、、とゲームを全くやらない私は設定で若干腰が引けていたものの、以前読んだリーマン異世界ものが(ゲームの世界に転生)が面白かったので、それもあって購入。

じんわり、しみじみ良かった。 
最初は攻めの尊大さに、ちょっとびっくりだったけど、世間知らずの坊ちゃん大学生ってことなら、納得。
人懐こくて、若さゆえの傲慢さ。わふわふしてる大型犬。ラブラドールレトリバー(黒)です。 

受けの厭世観にもびっくり。生まれ変わるなら虫になりたい時期があった私でも、虫みたいに死にたいとは思わなかったなぁ。
人生に期待が無さすぎの受け。

この2人がオンラインゲームで知り合って、って改めて考えると何で恋が生まれるのよ?と思うけど、その辺りも無理がないんですよね。
力業じゃなく、丁寧にキャラクターを描いてくれるので。
過去、現在、未来が繋がっているのを、ちゃんと感じられます。

この攻めと受け、しっかり主義主張します。
ですが、相手の意見を聞く耳がある。更に実行力もある。
結果、互いに高め合う。素晴らしい。
どんどん成長していきます。
2人して、"蛹から蝶へ…!"な感じ。これが読んでいて気持ちが良い。

ただ、2人とも恋愛経験ないんです。
だから、その面では亀の歩み。進まない。
が、そんなところも良い!
読後じんわり胸が温かくなりました。

コミコミSSが、また良かった。

3

成長と努力を後押ししてくれる物語

あ〜〜〜やっぱり海野先生の作品はいいですね!
温泉に肩まで浸かったときのような読後感です(?)

今回のお話は、タイトルの通り、年下攻めと年上の受けの2人です。
この2人の萌えポイントは、なんといっても2人のデコボコ感です!
年下の攻めは初めからフランクで(勘違いもありますが)年上の受けに向かっても敬語ではなくタメ口で話します。
年上の受けは普段から敬語なキャラで、誰にでも敬語が抜けず、一回りほど年下の攻めにも敬語で話します。
まだ若く自信に溢れて未来が希望で輝いている攻めと、自分の終わりを粛々と待つ受け。
性格がデコボコすぎて、出会いが違っていれば関わることもなかったのではないかと思うほど正反対の2人です。
こんな2人が、(忘年会のビンゴの景品である)ゲームをきっかけにして知り合い、お互いを知っていきます。


物語の中で、格言とも言えるような素敵な言葉がいくつもありましたが、その中でも一番好きだったのは「何歳になっても成長できる」といった意味の言葉です。

成長を促される攻め。
自分は成長ができない、必要ないと思っている受け。

そんな2人が、互いの存在によって成長して、尊敬し合える存在になる様子に、すごく胸を打たれました。
恋愛って他人同士のかかわりなので、相手を尊敬する気持ちや成長しようと思う心がないと、いつかは関係が終わってしまうと個人的に思っています。
きっと、この2人はお互いを尊敬して尊重しながら、永く愛し合っていけるんだろうな。強くそう思えるカップルです。

家族の分もお互いを支え合いながら、2人の日常を楽しんでほしいです。

6

海野先生式『令和のスパダリ』を全身で浴びました。

いいお話でした…。
とっても、いいおはなしでした…!!!

海野先生の最新刊!電子配信待ってました!作家買いです。
タイトルからラブコメかな!海野先生のラブコメだいすき!と思って読み始めたんですが、タイトルからは予想できないほどの、深くてとてもいいお話でした…!

わたし、最近はプレイ本数こそ減りましたがそこそこゲームをたしなむのです。主人公である喜一さんがプレイしたような、「死んで覚える系ゲー」は難しくてプレイしないですし、オンラインプレイもやらないソロプレイヤーですが、序盤のゲームあるある話にはにやにやしてしまいました。喜一さん、才能あるよ!死にゲーを初期装備でクリアとか!すごいよ!ときゃっきゃしてしまいました。
メインシナリオをクリア→サブクエスト~そしてオンラインへ~の流れは、廃人待ったなしだな…と思ったものです。よかった廃人にならなくて。

オンラインプレイで知り合ったスミこと澄良と出会い、それまでセピア色のようだった喜一さんの世界に彩りがゆっくりと広がっていくようでした。
海野先生式『令和のスパダリ』は成長するスパダリ!だとブログで拝見しましたが、本当にこの攻め、喜一さんと顔を合わすたび成長していて…!喜一さんが澄良さんの眩しさに目をすがめるたび、わたしも「わかさがまぶしい!成長率がすさまじい!!」とおののいたものです。若さってすごい!
成長するのは若い澄良さんだけではありませんでした。彼ほどわかりやすい変化ではありませんが、ゆっくりと喜一さんも成長していきます。
お互い成長し合えるふたり…まぶしいです。
喜一さんが澄良さんに想いを伝える場面では、がんばれ!がんばれ!!と拳を握って応援しました。本編後の短編ではふたりの仲睦まじき様子がこれでもか!と描かれており、読後感がとてもよく。ふわふわしあわせな気持ちです。

喜一さんとお父さんの想い出の丸い石に寄り添う、ひとまわり大きな石。そのとなりに並ぶであろう石のことを考えると胸があたたかくなります。殺風景だった部屋に大切なものがまたひとつ増えていく。喜一さんは、もう自身のことを虫に例えることはないんだろうな。
SSR同士のおふたり、永遠なれ!おしあわせに!

8

タイトルから想像したよりも

タイトルから想像していたよりも、もっと深くて良いお話でした。作家買いなのですが、今回も良かったなぁ。

33歳で会社員の喜一。部屋にも物がなく、感情が表に出ない、淡々と過ごす日々。ある日会社の飲み会の景品でゲーム機が当たることから世界が変わります。オンラインゲームを淡々とこなしながらのめり込み、マルチプレイで出会ったスミという大学生達のグループと仲良くなります。その中の会話で中学生だと何故か偽ってしまった喜一。嘘をつきながらも楽しいゲーム生活を送るのだが、ある時リアルでスミと出会いバレてしまい…

タイトルから軽く読めるお話かな?と思っていたのですが、喜一とスミの背景や2人の交流が想像より深いものでした。

淡々としながらもハッキリものを言う喜一。
明るくちょっと傲慢なところもあるスミ。
喜一のおかげで変わるスミ。スミのおかげで変わる喜一。歳の差があっても友達にも、影響し合うことが出来る。何歳でも成長できる。恋愛面も、人間の成長としても良いお話でした。

8

最近流行りのジャンルかなと思いきや、、、♡

途中までは、オンラインゲームのなかで出会った一回りも違うふたりの可愛い恋なのかなあと思っていたのですが、しっかりとした重厚な恋と成長が描かれておりました。


唯一の肉親を自らの大学進学という選択をしたことで亡くしてしまったと悔やみ、それ以来物は増やさないなどあまり未来に期待を持たないようにして生きてきた受け。
かたや、地方の旅館の次男で、何不自由なく都会でひとり暮らしを送っていた大学生の攻め。


出会った当初は、攻めに受けはわんぱく相撲をしている中学生だと偽っていましたが、マッチングアプリで出会った相手とトラブルになっていた攻めを偶然見かけ、助けたところで実はアラサーリーマンだとバレてしまいます。

けれど、それでよかったと思える展開でした。


受けは、攻めと出会ったことで。
攻めも受けと出会ったことで、人として大きく成長することができた、サクセスラブでした。
そして、SSを読むと攻めがどれだけ本気でずっと受けのことを好きだったのか分かるのが、とても良かったです。


いつか攻めは、ひとまわりも上な受けのことを好きじゃなくなるかもしれない。
そんな不安なんてまったくないくらい、フラれてもフラれても、ずっと口説き落とそうと思っていたその一途な気持ちが、受けの前で語られて最高でした。
ハイスペに愛されている受け、最高ですね!

ずっとお幸せに!! と言いたい1冊でした!

4

No Title

タイトルが少し残念でした。
確かにその通りではあるのですが、
読んでいて涙してしまうような、
深い内容の良いお話でした。


2

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