歌舞伎町バッドトリップ 池田とリオ

kabukichou bad trip

歌舞伎町バッドトリップ 池田とリオ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×221
  • 萌22
  • 中立18
  • しゅみじゃない19

--

レビュー数
24
得点
298
評価数
106
平均
3.2 / 5
神率
24.5%
著者
汀えいじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799765296

あらすじ

俺 ファーストキスです
…リオさんを好きになることを許して下さい

SM新時代を切り拓いた超ヒット作「歌舞伎町バッドトリップ」スピンオフ!
真面目なカフェ店員・池田はたびたび店に顔を出すホストのリオを嫌っていた。
なぜならリオの仕草や行動は、高校時代の”アイツ”を思い出させるから…。
そんなある日、リオに馬乗りになりキスを貪る自分の姿を夢に見て!?
一方で、恋愛を非合理的と切り捨てるリオにも事情があった。
――冷たく沈んだ過去を持つひとりぼっち同士が、歌舞伎町で恋を知るまで。

描き下ろしは徹と泉輝も登場 後日談を収録

表題作歌舞伎町バッドトリップ 池田とリオ

カフェの店員
ホスト

その他の収録作品

  • 好きな人のそばでは…(描き下ろし)

レビュー投稿数24

自分にとって一番好きなBL漫画になりました。

歌舞伎町バッドトリップは話題になった当時1巻だけ読み、そちらはあまり刺さらなかったので二巻は買っていませんでした。
先日スピンオフがリオが受けの話だと知り、あらすじを読んだところ、自分の好きなほの暗い物語の予感がしたので、『池田とリオ』編の電子単行本を購入させていただきました。
場面転換やストーリー進行などは、まるで『映画のような恋』を表現するために漫画に落としこんだ感じがします。
キャラの心情描写・心理描写・表現など、かなりの力量を持った作者さんですね。読み返すごとに色々気付きがありました。

この後電子単行本で本編2巻を、紙媒体(と特典狙い)で『池田とリオ』編を2冊、加筆修正などを比較するために『池田とリオ』の単話売りを全て買うなど、自分でも珍しく『池田とリオ』編という物語に惹かれました。

池田もリオも、周囲(本編)には見せなかった心の傷を抱えた孤独の人で、だからこそお互いは無自覚に相手に何かしら意識するものがあったんでしょうね。結ばれるまでの過程が凄く納得できるものでした。
最終話の終盤のやり取りと、最後のページの彼らが大好きです。花嫁のようにシーツを頭から被って池田に告げるリオのコマは、複製原画が欲しいくらいです。

池田とリオの関係は、分かりやすい表層は『支え合う』『家族になる』ことにあり、幸せな恋人同士です。
しかし根底にはリオから池田への依存(幼少期に失われた"甘えられる相手"。池田の前では幼さも見せる)と、池田からリオへは無自覚な独占欲(単行本書き下ろしのエロシーンで獣の目をしながら「俺のもの」と昂っている)があります。

そうしたほの暗さ・危うさを焦点にあてたままで本編並みのハードエロがある続編が本当に欲しいです。
これからもずっと見ていたい二人でした。続編、本当にお願いします。

1

No Title

バッドトリップ1,2両方読了済。
試し読みとあらすじでとても惹かれました。
前作で絵の綺麗さに虜になってたので、表紙を見た時は別人が作画担当したのかと疑いました。中を開けば変わらない好きな絵が出てきたので安心。

評価の肝心な理由は、リオ×池田かと思ってたら真逆だったこと。
最初にちるちるでカプを確認すべきだった。

1

出会うべくして出会った二人

リオも池田も、傷付いた過去を持っている人。他者に優しくできるのに、他者からの優しさには距離を取ってしまう。そんな二人が接するうちに、ぎこちなく手を伸ばし、手を取り合うようになる過程にそわそわしながらも見守りたくなる。
映画館デートをきっかけに、リオに対する気持ちが更に大きくなっていく池田さんですが、過去の傷から、笑顔ではなく涙を流してしまうのが切なかったです。

そのまま次はリオの過去回想に入り…。二人の過去が連続で明かされて、重い気持ちになったところで、当たり前のように壊れた板越しに交わされる、隣室の住人とリオとの会話に気持ちを持ち上げてもらいました!リオの優しさを感じられた。
恋人となってからの、寝起きエピソードが可愛いです!
描き下ろしで泉輝さんと池田さんの挨拶も終わったことなので、いつか徹たち4人でWデートか、じゅんも一緒にみんなでご飯を食べに行ったり、遊んだりしてほしいなと思いました。

1

No Title

読んでて流れというか、色々な行動がはてなな所がありました。

てっきりリオが朝から池田に会いに来てたのはすきだからと思ってたらなんか違った。
てっきり兄とはねじれた家族愛かと思ったら、ガチで嫌いでただ家族というものがなくなり一人になるのがいやだったとか。兄が触ってきた描写もなんだったんかな?

池田はリオが失恋相手ににてるからきになってた。その失恋相手を探しまわる程ものすごく酷いことされたとか深い何かが昔あったのかと思いきや特にそうでもなかった。探し回って何がしたかったのかも、どこで失恋相手が歌舞伎町にいるという情報をしったのかもなぞ。酔いまくって探すほどそんなに未練ある付き合いに思えなかったけどなぁ。

個人的にリオも池田もお互いすきだったからあーゆー態度とか言ったんじゃなかったんかい??て思うとこが多かったかな。お互い違う方向向いてるのになんとなくまとまった感が。リオはゲイじゃないのに受け入れててるのは好きだからだよね?あんまり感じれなかった。
キャラも話も好きですのでもう少し両者ともベタ惚れ感な萌がほしかったので萌1つ。

1

ほぼ独立した作品として楽しめた

「歌舞伎町バッドトリップ」のスピンオフ。
前作はだいぶ前に読みました。復習せずに読んだけど、わりと大丈夫でした。
前作はSMを描いていましたが、本作は全くその描写はないので、目当ての方はご注意ください。

こちらは連載中に1話を読んで面白かったので、単行本化を待っていました。
前作の主人公徹の元同僚ホストのリオ(受)と、徹のバイト先のマネージャー池田(攻)が主人公。
(徹もちょこっと出てきます)

初めは攻め視点。
池田は年下攻め、お目目がくりっとしてて可愛いな〜。過去に苦い思い出のある男(佐々木)に似ているリオに、嫌なのにどうしようもなく惹かれてしまう様子が、モダモダしててちょっと可愛いです。

池田が佐々木を探している描写があるけど、この心理はちょっとよく理解できなかった。なんでそこまで囚われるのか…?

途中に受け視点。
リオの唯一の家族である兄との過去が描かれます。リオ、苦労人だったな〜。兄が触ってきたエピソードは、ちょっと中途半端に感じた。それよりもリオが家族を欲している点がポイントなのか。

池田が、リオのある表情を見て、衝動的にキスして告白するシーンはとても良かったです。
ちょっと官能的なキスで、池田の表情も色っぽいし可愛い。それまで抑えてきた感情がドッと出てきてしまった感じがいい。
ただリオは落ちるのがちょっと早すぎる感があるw

濡れ場の描写はエロスがあって好きです。二人の表情に色気がある。ドエロって感じではないけど好きだなぁ。

二人がベッドで映画見ながらイチャイチャするところは、特に池田が可愛くて好きなシーン。池田にワンコみが出てきてカワユ!

そして終盤、池田が「ずっとリオさんのそばにいます」と言うシーン。これにはキューンとしました。池田…ええ子や…泣

最後は呪縛から解放された二人が、幸せそうなラストでよかったです。

書き下ろし(エロエロな濡れ場♡)、最後の「俺の…もの…」というモノローグは、とてもいい!池田はずっと「僕」だったのに、ここだけ「俺」と言ってるのは、強い執着が感じられて良きです♪

ストーリーは時々う〜ん?と思うところもあったのですが、キャラ(特に池田)が好きだったり、好きなシーンが結構あったりして、本作も面白く読めました。

厳し目のレビューと評価が多くて驚いてるんですが…。
前作の続きではなく、ほぼ独立したスピオフですね。前作ファンにはこれじゃない感が強いのかな…。

紙本 白抜き修正

3

【・・・リオさんを好きになることを許してください(池田)】

エロス度★★★★★★

池田とリオが紡ぐ恋物語・・・開幕♡

スピンオフ作品。

カフェの店員×ホスト。

リオに振り回される池田のやりとりにほのぼのしたり、かと思えばトラウマ関係ではシリアスとなる構成が素晴らしい。

ホストのリオを嫌っていた池田でしたが、不思議と関わることが増えていき・・・・・・。
男前で飄々としているリオでしたが、年下の池田の前でだけ弱さを見せるギャップにイチコロでしたわ。

お互いの存在に依存していくような愛や精神的負債を抱えるリオを包む池田の想いがたまらなく、濡場での寝バック等の描写にも悶えました。

2

理解はできません

前作好きだから思わず購入した。けど今回のストーリーは正直全く理解出来ませんでした。第1話からなに??????って気持ちいっぱいで、最後まで読めばわかるだろうと思って読んだが、分からない仕草ばっかりで....お二人の気持ちと考えは最後まで読んでも分からないままです。今作はわざとこんな感じで出来上がりでしょうか?そうしたらちょっと残念ですね。

4

前シリーズとは違う感じ

無印の1巻がほんとうに良かったので、あの雰囲気が味わえると思って読むと、ちょっと違うなあとなってしまいました。
始まりが唐突で、続き物だったっけ?と疑問に思います。

登場人物たちのもつ背景は、とても良い要素なんです。
でも、それがうまく物語に反映されているかと言われれば、ふわっと上辺だけをすくって完結まで駆け抜けたイメージでした。

ざっくりと要約すれば、攻めの恋愛的気持ちの変化と、受けの境遇に焦点をあてて進んでいきます。
この受けの境遇的な部分を、もうちょっと読みたかったなあというのが正直なところ。

受けの感情の変化については、家族という存在に対する依存なのか、恋愛なのかわかりませんでした。
過去からこびりついた感情が、すぐに解消されるとは思えないので、きっとこれからの2人なんですね。

だから前シリーズに出てくる2人の様子を見て一安心。
ここから信頼関係をぐっと築いていくのだと思うと、そこは受けが幸せになれて良かったなあと思いました。

0

安定はしそうなカップル

 なんだか不思議な組み合わせの2人でした。リオのビジュアルがタイプなので序盤から目では楽しめたのですが、ストーリーに馴染むまでには時間がかかりました。池田はゲイとして幸せを掴むことに後ろ向きで、リオは良好な関係とは言えない兄から解放されたいと願いつつも、家族を全員失うことに怯えていて。お互いそういうどうしようもない寂しさを抱えていることを、出会った時から感じ取っていたのかな。と、読み終わった後にじわじわ理解が追いついたような感じで、中盤まではなぜそこまで互いに惹かれ合うのか読み取るのが難しかったです。リオが家族と言える存在を新たに得られたことは嬉しく思います。

0

もう少しキャラを深堀してほしかった…!

スピンオフ元でちょこっと出ていた池田くんとリオくん。スピンオフ元を読んでいる時から、この2人なにやら良い雰囲気だぞ?と思っていたので、2人のスピンオフはもちろん飛びついて購入。

んんん?スピンオフ元と同じ質を求めていたからか、ちょっと微妙。
スピンオフ元の雰囲気がすごく好みで、お話の構成も丁寧で好きだったのに…。

まず、池田がリオを好きになる理由をもう少し明確にしてほしかったな、と。いつの間にか好きになってたというのが腑に落ちなかったです。
もちろん、そういう「好き」のなり方もあるんだろうけど、それならもう少し好きになる過程を読ませてほしかったです。

次に、2人が両想いになるシーン。これもよく分からなかった。私の読解力不足でしょうか?
いつの間にか2人が初Hする流れになって、??ってなってました。

最後に、池田もリオもキャラがよく掴めなかったです。要素詰め詰めのくせにお話の内容が薄いし、短い。過去にトラウマらしきものを抱えている2人の過去をもう少しちゃんと読みたかった。作者様が描きたいことはなんとなく分かりましたけどね。

しかし、絵はスピンオフ元から安定してお上手でお見事でした。
また、スピンオフ元のカップルが本当に少しだけ登場していました。あの2人はやっぱり可愛かったです。萌えました。

以上、書ききれなかったこともありますがこんな感じになります。全体的に深堀するべきところを切り落としすぎて分かりにくくなってしまった印象でした。大人の事情もあるのでしょうか。
もう少し2人のキャラクターを深堀していたら、個人的にビジュが好きな2人だったので、神評価だったかもしれないです…!!

2

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