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chiakikun mimamori kurabu
通学中、初対面のイケメンに「やっと会えたね」と声を掛けられた狛ちゃん。
知らない人なのでそのまま置き去りにするも、その彼が狛ちゃんたちのクラスに転校生としてやってくるというところから始まるDK同士のお話でした。
登場シーンから怪しさたっぷりで、会ったばかりの狛ちゃんににグイグイ距離を詰めていく千秋くんはかなり変わっていて、なかなか掴みどころがない印象だったけれど。
真っ直ぐに狛ちゃんのことだけを見ているのは伝わってきたし悪い子ではないのはわかったので、
ちょっぴりおかしな言動も微笑ましく見守ることができました。
狛ちゃんが幼い頃千秋くんと仲良しだったのを忘れていたから話が噛み合わなかっただけで、思い出したあとはあっという間に仲良しになっていくふたり。
そしてそこに「恋」という感情が加わって、急速に距離が近付いていく様子にめちゃくちゃキュンとしました。
千秋くんははじめから恋愛的な意味で好きだったと思うのだけど、本人はまったく自覚していなかったという謎ポンコツなところが本当に可愛くて(笑)
そんな千秋くんのゆるさと狛ちゃん含め周りのキャラとの掛け合いが絶妙で、王道にはまらない感じがめちゃくちゃ面白かったです。
BL要素はちょっぴり薄めでしたが、くすっと笑えてキュンとできて、ほんわか癒してくれる雰囲気がすごく好きでした!
亮くんと要くんも気になる存在だったので、周りのキャラのお話も読んでみたいなと思いました。
ある朝、通学途中に見知らぬ男子学生から名指しで「久しぶりだね」と声を掛けられたDKの狛。
びっくりしてそのときのことを学校で友達に話すと、なんとくだんの男子学生が東京からやって来た転校生として紹介される。
それが千秋佳だった。
早速、隣の席同士になる2人だったが、、、
過去に千秋との接点が思い出せないまま、千秋の振る舞いに戸惑いを隠せない狛。
けれどとあることがきっかけで、千秋と自分との接点を思い出す。
そこから狛は、少し様子のおかしい千秋の世話を焼くようになっていく。
けれど、周囲の友人たちの話によると、千秋が様子おかしくなるのは狛の前でだけという、その好きな相手の前でだけおかしくなり、ほかの人の前ではむしろイケメンぽいイメージしかない的なギャップが最高でした。
ジーンピクシブなので、ピュア描写までの展開と分かっていますが、それでも満足感いっぱいの1冊でした。
個人的には、千秋が転校してきた動機も最高だったし、狛のバリバリの方言も良きでした。
攻と受のキャラクターも魅力的ですし、脇役も良いキャラしてます。
ストーリー全体としてもテンポが良く読みやすく、独自の世界観があって良いと思います。
ただ、BLとして読んだ時にもう少しときめきが欲しいかな…。
攻・受共に周りから「それは恋」みたいに言われて自覚するのがちょっと、うーん…。
それまでただ友達として大好きだったのに、恋愛対象に変化する過程をもう少し掘り下げてほしかった。
あと、二人が恋人同士になってからをもっと描いてほしかった。
読んでいてほのぼの楽しくはあるんですが、キュン要素があまりなかったです。
千秋×狛
学校のみんなから愛される狛泰介の日常が、
突然現れた転校生・千秋にひっくり返される。
なんと、千秋は狛の幼馴染だった。
天然でちょっぴりお茶目な狛が、
執着っぷりの千秋の一途さ、優しさ、そして健気さに、
振り回され、昔の記憶を辿って、戸惑いつつも、
実は千秋を甘やかしてところが悪くない。
距離感がどんどん縮まっていく2人の関係を見守りたくなる。
学校での周りの個性豊かなクラスメイトたちが大注目。
彼らの一言一言が高校生のリアルさ全開で、
それぞれが2人の関係にスパイスをプラスしてくれる。
ただ、
絵が・・・気になるよね。
表情の表現がちょっと違和感があったりして、
個人的には少し気持ち悪さを感じて、
特に時々出てくる変顔、やめてほしい・・・雰囲気に合わないし、
キャラたちの魅力を半減させてしまう気がした。
エロなしの
ピュアなBLとしては、いい感じかもしれないと思います。