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「お前と同じベッドで寝るって何!?!?!?!?!?」
kutabare my honey
デビュー作とのこと。
同僚として働く攻めと受け。突然の出張を命じられ、宿泊先に着くと、まさかの同室でダブルベッド!というハプニングから始まります。
受け視点で進みますが、なかなか攻めが本格的なアタックをしてきませんw
告白したつもりになっている攻めですが、「嫌いじゃない」「告白をなかったことにされた」というような言葉のみで「好き」をきちんと伝えてないのに、攻めの行動に愛がありすぎて、受けは周りから指摘されて攻めの気持ちに気づきます。
受けもそんな攻めに対して気持ちが固まっていき、攻めに対して気持ちを伝えます!
このときの受けの言葉が特にツンツンしてて可愛い!
結局最後までキス止まりですが、受けのツンツン具合が可愛いので「萌2」評価です。
攻めがもっとわかりやすければ進展の仕方もかわったのかな〜。でも、この2人の性格だからこそ、という感じもします。
喧嘩(というよりは受けがつっかかるだけ)しながらも仲良くしてほしいです。
私の好きなケンカップルのため評価甘め。
これでデビュー作とのことですがお達者でびっくりです。
何かいけすかない同僚、横山と、かわいらしいけどどこか抜けている主人公、水島。
仕事ができるが何かにつけて辛辣コメントでイライラさせてくる横山ですが、なんと他支社での窮地を救うため2人で短期出向することに。かつ、祭でホテルに空きがないためウィークリーマンションに2人で住むという(おいしい?)展開です。
お調子者で明るい水島ですが繊細で、2人だとぐっすり眠れず悩まされています。
しかし一緒に生活する内に、横山が無類の犬好きだと気づきます。そしてそれが遠い記憶を呼び覚ます。。
結局ツンな横山は、好きな子に冷たい物言いになってしまうただの口下手&ベタ惚れ攻めでした。
横山の気持ちに気づき(端から見るとあからさま)、暖かく見守る婦女子たち(会社の同僚)がよい味でした。
デビュー作とのことです。
設定、展開、共にBL界あるある10000回くらい見かけましたという感じではあります。
ちょい新鮮?なのはライバル横山の亡き愛犬が時々絡んできて、結局受け?の水島は愛犬に似ているらしい。
あと結末もわたしには新鮮でしたね。
ネタバレですが、同僚同期の2人はライバル同士。
長期出張で手違いで同じ部屋、1つのベッドで寝起きしなければならない羽目に陥ります。
水島は寝不足でストレス限界。
でもふと、大嫌いな横山が子供の頃犬も交えて遊んでいた仲ではないかと気づき始め、犬と間違われて抱きしめられたり
「おまえのこと俺はずっと嫌いじゃなかった」と言われ、水島はBL的にひどく意識し始めてしまいます。
ここがよく分からない。
嫌いじゃなかった、と言われてBがLし始めるものなの?
その前に酔っ払った横山にムク、会いたかったと抱きしめられてはいるけども、それでも横山のその言葉は友達的好意と受け止めるのが普通じゃなかろうか、流れ的に。
それとも大嫌いイコール大好き、無意識のうちにラブだったのを鈍感なわたしは気づくべきなのか?
とにかくなんか無理があるなと思いつつ、どうせ最後の出張の夜とかにラブラブえちを始めるんだろーなー
と醒めた目で読んでいたらそんなことはなかった!
いちおう横山は告ってはいますが水島は友達から(お願いします)なんてかましていますし、ゆっくりじっくりお互いの気持ちを育てるみたいです。
ちゅーはありましたけど。
いきなり濃厚えちシーンとか至らずに私は安堵しました。
納得いかない急展開でなくてほんとに良かった。
作品の好感度上がりましたとも。
同じ出身地で同い年、そして同じ部署に配属されている横山と水島。
共通点はたくさんあるものの、なぜか犬猿の仲な営業マンたちのお話でした。
突然の長期出張、手違いで一部屋しか用意されていないマンスリーマンション…
どこにも部屋の空きがなく一緒に暮らすことになるという、がっつり王道なところから始まって。
犬猿の仲とは言ってもギャンギャン騒いでいるのは水島ひとりだけで、横山のことがなんとなく気に食わないけれど嫌っている明確な理由はナシ。
そんな良くも悪くも"BLらしい"ところがたくさん散りばめられていて、先も読める展開にはなっていたけれど。
いつも冷静な横山とドタバタすぎる水島との掛け合いがなんとも絶妙で面白かったです。
テンパると暴走してしまったり仕事できる風なわりにツメが甘かったりと、意外とポンコツな水島でしたが。
横山はいつもさり気なくフォローしてくれていて、そんなところにも水島への想いは表れていたのかもしれません。めちゃくちゃわかりにくかったですが(笑)
なんだかんだありつつ最終的には恋人同士になったけれど、ドタバタで甘さが見えないまま終わったのが逆に彼ららしくて良かったです。
王道展開の中に個性がしっかり見えたので、ありきたり感なく楽しめた作品でした。