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omega megaera
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
オメガバースの世界観と身分格差の哀しみ、
愛と希望と絶望が交錯するドラマの高潮を迎える9巻。
運命の翻弄に導かれている
真宮、伊織、麗子、明兎、猩羅、有憲。
彼らの葛藤が入り乱れて・・・読んで、心が波乱になってしまう。
真宮と伊織、引き裂かれている2人が、
愛で人は強くなるということを証明してくれている。
愛する人を想うその気持ちの痛さや、
母と父として、わが子への感情が
切なくて、愛おしくたまらない。
出産して、息子と引き離された真宮が、
さらに出生局の研究所に移送されて、
息子に会うために新たな試練と脅威に立ち向かう。
彼の心の痛み、母としての深い愛情が胸を打つ。
魂の番など関係なく、ただひたすらに伊織を信じている姿に心が抉られる!
記憶を失った犀門との交流もズキズキする。
真宮のための復讐に駆り立てられる伊織。
彼の一生懸命に取り組む姿を見ると応援せずにはいられない。
運命の悪戯、ハラハラの嵐がやまない。
そして、麗子の真の愛の行方も気になるところ。
真宮の純粋な信念と、
伊織の情熱的な愛情、
その不屈の精神、断固たる力などに引き込まれる。
登場人物たちはすれ違い、それぞれの覚悟を抱き、
彼らの運命がどう絡み合っていくのか。
次の巻でついに完結するということで、
心待ちにしていることでしょう。
いよいよの9巻。
ざっと読むと。
もはや1巻の「メガエラ」の話は遠いな…
今の焦点は、伊織と馬宮の子供、麗子と猩羅と有憲、研究所の闇。α至上Ω差別の世界。
出会った伊織と明兎。
伊織が馬宮の番とわかり、子供のことも。
助け出す!
その計画が進む一方研究所側では。
馬宮に子供と会わせてあげると。
この相反するすれ違いのサスペンス。
伊織も英家にいた時は劣等の存在だったけれど、やはりαの本能。
身体能力と想いを貫くチカラがますますほとばしり。
さて、馬宮の子供の助け出しが明兎の子供も巻き込む事となり、また一つの渦となる予感。
しかしながら、有憲の従軍、麗子の秘密の暴露なども経て、なんか急に全体がまとまる空気感が見えてきた気がする。
1巻当初のドロドロ、一家の秘密、そういうのは既に暴かれて、もはや英家は実質没落しているわけで。
後は再会さえ果たせれば。
世の中の変革が果たせるかは別として、個々人の平安は見えてきた気がする。
後は作者様がどのエンディングを是とするか。