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元剣奴の従者 兼 愛人×尊大な性悪ビッチ御曹司 魂を灼き貫く、閃光の主従BL
waga utsukushiki victor
粗野な青年ヴィクターを飼うことになる主人のブラッドの気性になかなか萌えを見出せませんでしたが、この歳でここまで自分の欲求や不満をありのまま晒け出して生きることができるというのは、ある意味貴重なのかもしれない、と徐々に受け入れられるようになりました。普通は妥協や人に言わずにこっそり何かを企むことなどを覚えていくものだけど、今までの人生で彼はそんなことをする必要がなかったわけですね。そんな彼が、従順で純粋に自分を恋い慕う人間を手に入れるとどうなるのか。そういう視点で読むと面白かったです。最初は玩具でしかなかったヴィクターを美しいと評したブラッドの台詞にはぐっときました。
これぞお耽美!
と口にしたくなるような、豪奢・残酷・悪趣味・美・官能が満ちている作品世界です。(残酷=グロではありません)
富裕層特有の、貧しい人を虫けらのように見下す感じとか、他人の命をおもちゃにする感覚とか、そういったものが余すことなく描かれていて、ブラッドもその友人も、ある意味卑しく見える。
性に爛れた生活ばかり送っているから尚のことです。
それでもブラッドは完璧な美貌を持っているので、ハマる人は心酔してしまうのでしょうね。
地下闘技場で負け役として生きていた褐色の闘士はブラッドに買われ、「ヴィクター」という名を与えられた。
その時に初めて彼は獣(あるいは虫けら)から「人間」となり、容姿を整えられ、知識と教養を与えられて「紳士」になっていきます。
ヴィクターはまるで雛の刷り込みのようにブラッドを盲信し、やがてブラッドもヴィクターを重用するようになりますが、果たして二人の間にあるのは愛なのか?
はたまた共依存なのか?
名前を付け難い関係の二人は、オメガバースで言うところの魂のつがいの様。
ヴィクターの傲慢で非情な振る舞いは決して同情の余地がある理由から来るものではなく、生育環境により、当然のごとく身に付いたもの。
ですが、ヴィクターの忠誠により愛を知り、ラストでは人間らしさを感じられました。
もう二度とブラッドはヴィクターを他人に貸し出しはしないでしょう。
耽美な絵柄でシリアスな展開が続くため、本編は終始重々しい空気感ですが、描き下ろしや電子限定おまけはポップでユーモアのあるものでしたので、そのギャップがとても良かったです。
いやそれにしても、鹿島先生の絵の上手いことと言ったら・・・。
細部に渡って緻密に描き込まれており、また、人物たちの肉体も顔の造形も美しく、非常に強い説得力がありました。
完成度の高い耽美BLを読みたい方に、ぜひオススメしたい一冊です。
先生の美麗な絵にピッタリすぎる世界観。これしかないでしょうの詰め合わせ。
耽美好きが妄想する全てがこれでもかと凝縮されていて大満足です。
以下、萌えシチュエーションの連続でたまりません。
わがまま御曹司が闘技場で奴隷を買い、人間にできるか賭けをする。
奴隷をきれいにするとイケメンになり体の相性も抜群。
奴隷にヴィクターと名前をつける。
ヴィクターは礼儀や教養を身につけ見せびらかしたくなる従者へ成長する。
そしてセックス三昧。ヴィクターを買う時、確かめた武器がお気に入りでブラッドは体も満たされる。
ヴィクターはブラッドへ刷り込みのように付き従い傍においてもらうことだけを願う。
後継者争い、カーアクション、バイオレンス、記憶喪失…お約束のオンパレードにここまでくればサービス精神旺盛ですね!とうれしくなりました。
と言うのも、絵が美しいのはもちろん、キャラが美しいだけではなくちゃんと人間味があって魅力的なのでここまで惹かれるしおもしろい。
テンポ良くストーリーも無理がなく感じられるのがすごい。
ヴィクターの教育係の執事、ブラッドのビジネス上の結婚相手など脇役も立っていてすばらしい。
ヴィクターが行方不明になり戻ってからのブラッドの拗ね方のかわいいこと。子どもかっ!てくらい。ズルい。うまい。そりゃヴィクターが更にブラッドを愛するし読者も応援したくなっちゃう。
エロや耽美だけでなくそれこそ人間として惹かれ合うさまがすばらしく描かれていて萌え満載で最高でした。冒頭の1ページが効いていてそこも好きです。
タイトルに美しいのキーワードが入っていますが、やはり絵が美しい〜
大富豪の孫として放蕩三昧のブラッド。バレエ鑑賞に飽きて訪れた地下闘技場で、強く美しい肉体を持ちながらわざと負けている男に興味を持ち、これを人間に育てると家に連れてくる。
ヴィクターという名をもらい、美しいブラッドに惹かれ一歩的に尽くす。
しかしブラッドも能力が高く盲目に自分を愛する強靭で美しいヴィクターなしではいられなくなる。
そんな官能的で絶対的な二人の関係が良かった。
やはり流麗な絵と背景が素晴らしいです。雰囲気満点の一冊。
某電子書籍からおすすめされるがまま購入したのですが、これが大当たりでした!
まず世界観が素晴らしい…衣装、建物の内装等煌びやかで美しく物語に没入できました。
そして何よりキャラも大変よかったです。彫刻のような麗しい見た目に我儘でときに横暴さを持った受けと、酷い扱いを受けてきたためマナーも何もなってないけれど受けを崇拝し一途に添い遂げようとする攻め…素晴らしですね、主従関係において受けが権力を持ってる構図大好きです。
これから何度も読み直す作品になると思います。
No matter how many times I read this masterpiece, I'm always overwhelmed and mesmerized by the wonderfully beautiful artstyle and captivating story telling. Each panel should be framed and displayed in a museum for sure. I love Kashima Kotaru-sensei so much and I hope to be able to read more and more from sensei
鹿島先生の既刊の中で一等好きでした!ちるちるでの評価が高いところを見るに皆さんもそうかしら!
鹿島先生の癖なのか、コメディを絡めたい方なのかな〜と思っていましたが、この作品はコメディ色がほぼなし!正直この路線で行って欲しい。鹿島先生的に不本意でなければ。
色気と色気に挟まれた暴力が、鹿島先生の絵柄に合うこと合うこと。これ!先生の作品で見たかったのはこれ!コメディ要素は描き下ろしや電子限定おまけ部分ぐらいの量で丁度良いです。それもしっかり面白くて美しい。
萌2〜神
こたる先生の独特な画風にこのわがままな美しすぎる主人と彼に拾われた褐色元剣奴がすごく合って、最高の作品に仕上がっている。攻めのヴィクターの傷だらけの筋骨隆々の褐色の肉体と、わがままな主人ブラットの陶器のような白い肌にバージンのような美しいピンク色の乳首が折り重なり、求めあい美しすぎでバチカンの絵画の一場面のようです。ブラットが段々ヴィクターに執着したりやきもちを焼いたり、愛が深まっていく段階がとても興奮します。
お初の先生でした。
髪の1本1本、背景も繊細に細かく書き込まれたイラストに引き込まれました。ストーリーは割と普通寄りなのかもしれませんが、でもここまで自己中で愛に不器用な主人公はなかなか見ないので珍しいなと思いました。受けを一晩貸してくれ、と同じ質問を2度された時の返答の違いで二人の距離感の変化がはっきり示されていて良かったです。
他の作品も読みたくなりました。
女性と絡むシーンがあったり暴力シーンあるので苦手な人は注意。
面白かった。
享楽に耽る御曹司の受け。
気紛れに地下闘技場からボロボロの野蛮な獣のような男を引き取り、理性的な人間に再教育できるか賭けを始める。攻めは美しく高貴な男に一目で圧倒され骨抜きになってしまう。
受けの魔性の人たらしぶりと、それに傾倒していく攻めの様子がめちゃくちゃ萌える。息を荒くしながらも受けの言いつけ通りに「待て」をする攻めが健気で可愛い。受けの後ろを追いかけるワンコなところも可愛い。受けに捨てられるなら、受けの手で殺されて受けのもののまま終わりたいと言う攻めも重くて良い。最後に出来上がったのは受けしか見ていない一途で重い美しい獣。最高ですね。
絵も相変わらず麗しくて読むのが楽しい。二人の出会いのシーンは宗教画のように美しかった。