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memento scarlet ripe
前作、すんごい好きな作品です
正直、私には読み込みに体力を使う感じの読み応えがある作品だと思っていて、そんなに手軽にしょっちゅう読む感じではないのですが…
それでもドラマティックなエンタメとダークさ漂うクライムサスペンス、そしてこの世界観のお話しを不思議な位ぶち壊さないド級のエロの全てが異次元レベルの調和を保っている稀有な作品として「ガッツリ読み込みたい!」そんな時には外せない1冊としてインパクトを放ち続けています
そんな前作にまさかの続刊!
前作からリアルでは4年の月日が流れていますがお話しの中では一旦の犯人逮捕という結末を迎え、テツオと周が彼らなりの認め合えたカタチに終着してからの「1週間後からスタート」します←最初リアルとストーリーの中の時間感覚のズレが大きくてバグりましたw
なので、一旦おさらいも兼ねて前作から読み直してから続けて読み直しました♪
かなり読み込むのに消耗はするんですが(私的に、です)続けて読んだ方がどっぷり浸かり切れる気がします
あとがき見てビックリ
「前作は序章だった」との事です
そして今作の副題は『-ripe-』意味的には「熟した」が直訳です
なのでこのシリーズで当てはめるならいよいよ彼らを惑わし続けて来たメイジ―の真相究明に向け「機は熟した」っていうクライマックスへ向けた重要な巻になっていると思います
メイジー自体の生まれた背景などが明かされて来て今迄の殺害や周が二重スパイとして身を置く仁部組との関りなどの点と点が徐々に結ばれて来ています
来ていますが、、、その線で描かれる「絵」の全容はまだ見えず…!
そうです!まだ続くんです!!!
彼等の闘いの終結は次巻以降に持ち越しなんです…!!
なんなら次巻で終結出来るのか⁈って位に色んな布石も伏線も、気になるキャラも増えています
私的に気になった点は
▶逢沢の息子のあの発言…!
▶今作の終わり方…!
▶テツオの逢沢への想い?
▶不破さんと中束のエモい関係…⁉
ナドナド挙げ出したら枚挙に暇がゴザイマセン!
勿論メイジ―を軸にした事件は気掛かりですし上記の気になるポイントも沢山ですが、、、
やっぱりそれ以上に大注目なのはBLとしてのテツオと周のココロとカラダの距離感です!!
もぉこれでもか‼という位に襲い掛かるテツオの受難…でも飄々としながらも全てを受け入れ先回りするかのようにテツオに寄り添う周
周がテツオを欲しがる事で頑ななテツオのココロを解きほぐす
全く天使なんかに見えない言動をしちゃうビッチな周だけど、間違いなくテツオにとって周は天使のような存在な気がしてならない
寝顔を見たテツオもそんなような表現を匂わせてますもんね?(私にもそう見えるよ、テツオ~)
それが大天使か堕天使かは置いておいて、テツオにとっての天使であるように見えるのがそれだけテツオがココロを開き、そして欲しているのが伝わってくるからなのだろうと思うのです
そしてそんな周自身の過去も薄っすらと匂わせて来ます
「昔の自分と同じに見える」「同じところまで落ちる」これらのテツオを通して抱く周の感情の背景が気になります!!
前作は深い考察をするより繰り広げられるドープな世界の犯罪を巡るクライムサスペンスにドキドキしながら楽しみましたが、今回は散りばめられたセリフやモノローグから様々な背景を考えて次巻を待つ楽しみが増えました!!
やはり頭と体力を相当使いますが、疲れた脳には糖分♡
相変わらずエロエロなんですが、今巻での2人のエロにはキモチが混じってるのが明らか過ぎてほんと、糖度が高かったです(〃∇〃)
彼等にとってのセックスは「生を感じる」為
その「生」への理由に「愛」が在る事に気付き始めながらも認める事に怯える気持ちも切ないですね
はぁ~
益々壮大なストーリーになって来てますね!
次巻を心待ちにしております!!
2019年に刊行された『メメントスカーレット』の続編。
続編が読めるとは思っていなかったので、発売を知った時は嬉しすぎて変な声が出ました。
続編なので前作未読だと理解できません。
続編でも読める作品もありますが、今作品に限って言うと、「理解できません」。未読の方は『メメントスカーレット』から読まれてください。
以下、前作のネタバレも含みます。ご注意ください。
「メイズ」通称"M"と呼ばれる薬物と、その薬物を使い犯罪を行う「メイジー」と刑事たちに呼ばれる連続殺人事件の容疑者。前巻で、その犯罪者を拿捕した。はずだったがー。
というところから2巻目はスタートします。
前作でメイジー、連続殺人鬼の境を捕まえた時に、彼が言い放ったセリフの「赤ずきんは狼を二度殺す」。意味ありげな言葉でしたが、ストーリーがこう繋がるのか!と感服しました。
2年前の連続児童誘拐事件、虻川事件、境が逮捕されたことで事件が終わったかに見えた。が、過去の事件を彷彿とさせる、同様の事件が再びおきてしまう。境は拘留中。では、今回の事件の犯人は?
狩野尾のトラウマと、周の二重スパイであるという立場、そして今巻に入り不破さんと(前巻でいやな奴キャラだった)中束さんとの過去のエピソードが加わることで、ミステリの要素だけでなくきちんとBL展開されていくところが素晴らしい。不破さん、前巻でぐっと萌えツボ掴まれましたが、今巻は中束さんがイケオジすぎてしんどかった。前巻のカバー下のキャラ説明。中束さんのコメントの下部が破れていて読めませんでしたが、いや、もう、ちょっと…!こんなところまで伏線張るとか。楔先生、勘弁してください。最高です。
大切なものを作りたくない狩野尾くん。
かつてバディだった友人を喪って、同じ思いを再びしたくないとそう思いつつ、それでいてなお周に惹かれていく想いとの狭間で彼が苦しむご尊顔が萌える。鬼畜な感想でごめん。
そして、そんな狩野尾くんを守りたいと思う周の男気がカッコいい。
周はセックス依存者、という設定がありますが、だからなのか?
狩野尾くん×周の濡れ場が非常に多いです。楔先生の描かれる汁っ気たっぷりの濡れ場はめっちゃきれいではありますが、あんな所でもこんな所でも盛っていて、読んでいてちょっと心配になるほどでした。周ちゃんのお尻と、刑事としての仕事は大丈夫なのかと。こんなに濡れ場はなくてもいいんじゃないのかなー、というのは、まあ個人的な意見ではありますが。
で、ここにきて、逢沢くん。
狩野尾くんの信頼できるバディだった亡き逢沢くん。
え?
えー?
どゆこと?
いやいやいや。そうきたかー!
面白すぎて、萌えがストップ高で、めっちゃヤバい。
語彙力消失ですが、もう、ヤバいとしか言いようがない。控えめに言って最高。
メイジーの真相、Mの真実。
そして狩野尾くん×周の行く末。
もちろん、不破さんと中束さんのお二人のその後(不破さん離婚してるし、くっつけばいいと切に願っています)。
次巻完結だろうか。
もう、今から続きが読みたくて仕方がない。
正座して、次巻をお待ちしております。
待ちに待った続編、1度読んでやっぱり無印の「メメントスカーレット」を読み返しまた「メメントスカーレット-ripe-」を2度目読みました。
読み返しが必要なくらい以前の無印の作品と連なっているのだけれど、熱量、熱気、狂気が全く変わっていないというか更に増大しているというか、なんかもうスゴいです。
実をいうと楔ケリ先生の作品は殆ど読んではいるものの、綺麗なんだけどクセが強い絵柄が個人的に今ひとつで、残しているのは無印のコミックスのみでした。
逆にいうと無印のは絶対残しておこうって思えるお気に入りでしたね。
このCPは大好き。
母性本能くすぐる男と聖母の如きビッチ淫乱男。
セクシーンはどれも快楽と隣り合わせの苦痛で満ちている。
セクスとは死である
って言ったのは誰だっけ、 知ってるけど。
これでもかというくらいのセクシーンなのにエロエロ過ぎなのに、柩の中解剖帰りの喉元に、クロスにも似たメス痕の雑な縫い方を鮮明に思い出しそうなほどの悪寒…吐き気…
それから!
今作もアクションシーンがハンパなく凄いです。
こんなに描けるかた、BL作家の中では誰もいないと確信しています。
華麗で分かりやすい。
圧倒的な筆致で惚れ惚れしてしまいます。
この続編もえええっという展開で次巻に続く、です。
早く!読みたい!
追記として、続編始まる前に(2020年)短い番外編が雑誌に掲載されました。
ジムの更衣室で戯れる2人だったんですが、コミックスに収録されていなくてがっかりしました。
それだけが残念です〜
ただのバディと呼ぶには肉体関係を築きすぎていて、恋人と呼ぶには甘さが足りない、ドライな部分とウエットな部分が混在したふたりが好きな方におすすめです。
こちら単体でも楽しめますが、ぜひとも既刊「メメントスカーレット」で始まった関係性が深まっていく様を追っていっていただきたいです。
構成の面では本番シーンがしっかりと描かれていて商業BLを読んでる! という手応えがあり、しかしエロ一辺倒ではなく本筋のストーリーもサスペンス作品として成立し得る骨太さを持っています。
本番シーン抜きであっても私の好きな漫画リストに入るくらいには魅力的です。
まだ続きが出そうで嬉しいです。次巻も楽しみにお待ちしております。
1巻では噛み付くようなSEXをしていた二人だったのが、今回変わり始めましたね…!
求め、求められ、それでも互いの一番になれてないと思っているところがもどかしくて好きです。
狩野尾くんがカイリくんの存在が大きくなればなるほど、失った時を恐れて怯える姿が可愛くて。
攻めのああいう姿はいいですね!萌えます!
そんな狩野尾くんを愛しく思い受け入れてくれるカイリくん。美人でえっちで、強くて頭が切れて、聖母のように受け入れてくれるカイリくん。
今回も大好きです!!!
カイリくんの過去も少し見れましたね…
気になる事が沢山で次巻も楽しみです!
そして、ぜひ2巻もドラマCDで聴くことができたら幸せです!
どうかお願いいたします!!!
無印続編のripe。
2人の関係に相変わらず名前はないけれど、狩野尾くんにとってカイリくんの存在が救いになり始める。
元々狩野尾くんは人当たりが悪いわけじゃないはずで、きっと過去のことを考えれば彼にとって大切な人はたくさんいたはず。
そんな彼が人を遠ざけるようになったのは相棒であった逢沢を撃ったこと。
大切な人を失うことを恐れる狩野尾くんの中で、カイリくんの素性の見えなさと甘やかしが救いになる。この2人の歪な関係性が大好きです!
カイリくんのことはまだ分からないことだらけだけれど、これからきっと女NGの理由だったり、本名を名乗らない理由だったり、それ以外だったり。
狩野尾くんにカイリくんだけが踏み込めるように、カイリくんに狩野尾くんだけが踏み込める日が来るのかなぁ...と続編が楽しみです。
そんな2人の関係を覗きつつ、何よりも連続殺人事件が練られまくっててとんでもなく気になるのもメスカレの魅力です!
歌を聴いているうちに書き始めました。
待望の続編です!
狩野尾の心の中の世界はとても悲しいですが、周と過ごす時間は、明るくなるような気がします……
周は時折悲しそうな顔をしますが、狩野尾には見られていません。
周も多分一人でたくさん引き受けたでしょう。
そして「お前のこと、守るから」は、もはや優しさではなく、誓いや決意です。
狩野尾は愛が何であることを知っていて、伝えることができません、周はこのような気持ちが好きなことを知っていて、しかし好きなのが一体何なことを知りません。その無意識の優しさがなぜか痛々しいのです。
そして、楔クリ先生が出会ってからまだ二週間しか経っていないとおっしゃったとき……
え?
周ってすごいですね!
事件が終わった後、二人はバディとして、それとも別の関係で歩んでいくのでしょうか。
ずっと見守っています!そして不破、仲束、葉加瀬、双見です!
(そして私は残酷な天使のテーゼ、世界が終るでは……、世界があなたの色になる、それはラブ·ストーリートは突然に、この何曲が彼らに適しています……すみません!)
片手間では決して読めない作品です
(他作品が片手間で読めるって事では勿論ないです!頭カラッポにしてどんどんページが進む感じとは違うって事を言いたいです!)
どんどん先が気になりページを進みたい気持ちと、いやいやちょっと待って、これはどういう事??と一旦ページを戻ったり、セリフやモノローグや小さく描かれた手文字をじっくり読み直したり…と1章進むのに時間は掛かります
休日に持って来いでガッツリ読み込める幸せを満喫しまくりです٩(๑´0`๑)۶
他作品になってしまいますが大きなカテゴリーで言うところの警察もの作品も読んでいるのですが、同じ事件性を孕んだ作品でも他方は書き込みが最小限で片やビッシリ…
それぞれの先生方の多彩なアプローチに酔いしれながら楽しませて頂いています!
作家先生って改めて凄い!!!
今作はだいぶ前回感じた様々な感情を無に帰すとまでは言いませんが大分混乱させて来ます!
単純に「え?境…???」という驚きは勿論なのですが1番は「逢沢」です!!
盲目的に苅野尾君の「悔い」としてのネガティブ寄りな”メメント”的な存在と信じての逢沢の立場を疑わなかった私ですが…(´゚д゚`)
ここに来て逢沢という存在の意味と意義が分からなくなって来ました…!
何と言う仕掛けと展開でしょう…
お…おもしろい…!!
でも、、、頭撃ち抜いたらどう考えても死にますよね…???
えーーーー!どういう事なんでしょうか、、、?!
とても気になります…(>_<)‼
苅野尾君とカイリは体を繋げ続けて来ましたがその行為に意味が伴って来た事を感じ取れる数々のシーンが胸アツです‼
苅野尾君に焦点が当たって来ましたがカイリの背景が物凄く気になります…
事件も2人もどちらも行方が気になり過ぎてしまう続刊です!!!
続きもまた同じくらい間が空くのでしょうか。。。???!!!
勿論心待ちにしていますが是非とも早めに再会させていただけたら有難いです
相変わらずカイリのソックスガーターがエロかったです♡←レビューの〆、それ⁈笑
しっかり関係はあるのに恋人ではなく、でもお互い信頼しているバディで、、
少しずつ心の距離が近づいている、そんな2人が大好きで続編待ってました!
めちゃエロいのに、でもそれだけじゃなくしっかりサスペンスもあって事件の謎も気になって気になって、、
大好きな作品です!