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unmei to akai ito
主人公が居酒屋で口説かれているところから始まる短編。
仕事で関わった佐田から何度も誘われて、しかしのらりくらりかわしていた糸井。
糸井は困っているが、佐田の方は運命を感じた、と言う。だが、それを聞いた糸井は「俺にもいるよ? 運命の人」と自分の恐ろしい「運命」を語り始める…
大学一年の春。
赤井理人との出会い。
一目惚れ。そして急激に近づく2人は恋人になるが、次第に赤井の行動は常軌を逸していく。
糸井の行動を縛り。
糸井の心を縛り。
だから糸井は赤井に別れを切り出すのだ。
本当に運命なら、離れ離れでも引き合うって証明してよ!と。
その言葉に頷いて、その日から姿を消した赤井。
2年後、新しい恋をする糸井。
その相手は、突然自殺をし。
またその数年後、新しい恋人は事故死を遂げる。
そして今、佐田が自分に恋を語ってきた…
佐田は実家が神社だからお祓いすれば大丈夫と言って、2人で居酒屋を出るのだが。
運命ってなんだろう。
恐ろしくも安堵を得る…それが赤い糸の運命なのでしょうか。
糸井は…受け入れて心を亡くすのでしょうか。
新しいホラー、ここに誕生。