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oita shitara butte
物語が進んでいくうちに、珠生の笑顔も増えて胸がきゅっとなりました。
ちゃんと向き合って話をするシーンが胸に刺さります。
初めは流されてばかりだったふみちゃんが、自分の気持ちに素直になったり、恋を自覚したりとますます可愛くなっていく一方で、珠生の正体を知るので涙するシーンもあります。
いったいどうなっちゃうんだ!?と最初からあった不穏な空気も全て吹き飛ばして、最後は、ハッピーエンド!最高でした!
そのあとに読んだ、ぬれぬれハピチュル学園がものすごくよかったです笑
ちふゆ先生の同人含め全て拝読させていただいており、作家買いさせていただきました。
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ギャグっぽいと思いきやせつなかったり、ほのぼのかと思いきや激重だったりと、とにかく感情をぐっちゃぐちゃにされます。
珠生と史春の再会シーンには少女漫画のようなかわいらしさと、それ以上に心にくる重さがあり、そこがちふゆ先生作品の「良さ」だと思います。
是非1度手に取っていただきたい作品です。
大雪の降る大晦日。
コミケの売り子に参加したせいで実家に帰れなくなったΩの受けが、ブランコの上に座っていた攻めを発見し助けるが、実は特級地雷男だった?!!という出だしから始まるオメガバ。
今回の作品も、甘々えちえちかなあと思っていたら、ただのえちえちじゃありませんでした!
攻めには二重にも三重にも秘密があり、思わぬ展開に。まさか攻めにあんな過去があり、だからあの冒頭のブランコにいたのか(しみじみ)と胸の奥が切なくなります。
色々と時事ネタを上手く取り入れ、かつ、Ωにαがペットにしてくれ発言からの攻めが受けの犬になって溺愛しちゃう展開は、さすがちふゆ先生でした!最高でした!!(にやにや)
ふみくんはもちろん、有名人な攻めを知らない世情に疎いのは松永家の血筋? だったのが判明したのもかわいかったです。
(前置き)
萌評価に合わないような内容もありますが、作品全体として見たときの評価は萌より下げられませんでした。
作品内に気に入らない部分があっても、救われラブラブカップルは好きなのです!
珠生が有名俳優だと知ってしまったふみちゃん。
そこから、鶴の恩返しを連想するふみちゃんが可愛い! でも確かに、相手が隠していることを知ってしまったと相手に伝わったら、いなくなってしまうかもしれないと不安になるよね!
ところが逆に、ふみちゃんが何かを隠していると勘付いた珠生に、白状するまであんな風に追い込まれてしまうとは……。
ふみちゃんも、珠生も、二人ともが相手のことを好きだからこその擦れ違いで、もどかしかったです。
白状したふみちゃんに対して、珠生が案外あっさりしていたことが意外でした。正体は隠しておきたかったのだとばかり思っていたので。
ふみちゃんには既に充分、俳優のMIOではなく、神丘珠生として接してもらっていたから大丈夫だったということかな。
そうして明かされた珠生の事情がつらくて重くて……。沼です。
上巻でも沼だったのに、下巻で更なる沼に……。珠生から逃れる術はないのだと思い知らされました。
珠生は絶対、ふみちゃんと一緒に過ごして幸せにならなきゃ駄目!という想いを強くした途端に、蠢く怪しい影……。
ふみちゃん、あの場は逃げて正解です。いや普通に怖かったです、萩谷さん。というか、言葉が汚くなりますが、まじでクズだろ。珠生が借金を完済したそばから父親に借金させるって……。父親がそもそも駄目なのは百も承知ですが、やり口が本当に……。
しかも、上巻から触れられていた事件の犯人も大方予想通りで……。犯人が下巻ラスト時点では逃げ果せていること、犯人を匿うことで珠生を始めとする被害者に対する贖罪の代わりにしようとしていることが個人的に受け入れられませんでした。
彼らの事情も描かれていたら、いくらかは気持ちも納得できたのかもしれませんが、何の落ち度もない被害者が多数存在しているにもかかわらず、加害者たちが何の罰も受けていないことが無理。
タクシー運転手、ころされちゃっていますからね。ドラレコ回収のためだけに。そのドラレコ回収が例えば、タクシー運転手に襲われた珠生の映像を流出させないため、とか、ころしてしまったのは弾みだとか、何かしらの事情があれば、と考えてしまいますが、何も明かされていないので。
コミックのみの情報から推測すると、珠生が乗っていたから、という理由のみ。
過去の生い立ちにより、倫理観が崩されてしまっているキャラたちとして描かれているからなのかもしれませんが、たまふみ&真淵サイドとの温度差が大きくて、彼らの南の島エピソードは作品全体の流れとしては不協和音のように感じてしまいました。
描くのであれば、もう少し彼らの事情が必要だったし、あれだけならば、いっそのこと描かれないほうが変な引っかかりを感じずに読み終えられました。
綺麗なお話で終わらず、引っかかりを残したいことが目的なのであれば、成功ですが。
たまふみの救われラブラブカップルっぷりも好きだし、真淵の一人空回り加減とサポート力もおもしろかったので、残念でなりません。引っかかりがなければ、萌×2でした。
好みの問題なので、すみません。
下巻の描き下ろしは、珠生のヤンデレが披露されかけていておもしろかったです。
ラブラブハッピーっぷりも堪能しました!
幸せすぎると、とっとこメンヘラ太郎がやって来ちゃうところ可愛いです。これからもふみちゃんに幸せを感じさせてもらって、メンヘラ太郎が来てしまう度に、ふみちゃんに追い払ってもらってください。
そうして、少しずつ、幸せに慣れていってほしいです。
ふみちゃんがいて、真淵がいて、松永家のみんながいて、父親も治療を始めて、珠生はもう独りではないですから。
ちふゆ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
甘え上手 3
しんみり 2
エロ 2
オメガバース 1
な感じだと思います。
上巻に引き続き、執着ワンコアルファの珠生くん×絆され大学生オメガの史春くんのカプです。
珠生くんの正体を知った史春くん。しかしそのことがバレてしまったら珠生くんが自分の元から居なくなってしまうのではと不安になってしまった史春くんだったが…。
上巻では2人の甘々イチャエロな同居生活が多く描かれていたので、下巻は珠生くんの過去や脇役キャラの登場などで、上巻と比べると2人の甘々な絡みは少なめになったかなと思いました。
あと「番になって」などのやり取りがなかったらちょっと忘れ気味になってしまうくらいオメガバース要素も少なめかなと思いました。
脇役キャラの冴さんは立場的に何様なの?と思ってしまう言動で、過去のことがあったとしても…ちょっと好感は持てなかったですね。逆に楓雅くんのほんのりヤバさは結構好きでした。
珠生くんの過去や取り巻く環境、史春くんのことを想って1度は側を離れたり、しんみりする描写がありますが、史春くんの優しさや「幸せになっていいんだよ」と言われた時の珠生くんの表情など、少しずつ幸せを得ていく描写に心が温まりましたので、是非とも読んでほしいです。
ちふゆ先生の作品は全部読んでいます。大好きです。
その上で、今回はあまり刺さりませんでした。
上下巻読んでのレビューです。
良かったところ
・先生がお好きと仰っているギャル受け。楽しく描かれたのだと思う。キャラ愛がありそう。
・先生特有のおもしろ語録が満載。
・えっちシーンが多い(賛否ありそうですが)
・主人公周りの他キャラが立っている。
気になったところ
・ストーリーが薄く印象に残らない。1冊でもまとまったと思う。
・オメガバース設定がほぼない。
・主人公の生い立ちで暗さを出そうとしているけどあまり伝わらない。(先生は毒親よく描きますよね…)
・受けが攻めを好きになる理由がよくわからない。顔…? 流され受け?
良くも悪くも、先生が好きなことを好きなように描いた同人誌みたいだなという印象でした。
担当編集さんの手があまり入ってないのかな…
私のようにちふゆ先生のファンで、他作品も読んでいる方ならある程度は楽しめると思います。贔屓目です。
初めてちふゆ先生の商業作品を読む方にはオススメしにくいです。『こんなの運命じゃないから勘違いしないで』シリーズから読むことをオススメしたいです。