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Loveless SEX Bear
愛を貫く物語
もうぼろ泣きです…。上下巻一気に読みましたが、変えられない未来に向かって、それでも互いへの愛を貫く姿にただただ泣きます。
同レーベルから出ている過去作｢～Dog｣とタイトルが繋がっているので、予想通り関連作品です。物語として続いているし、キャラも継続して出ているので併せて読む方がより楽しめます。とはいえ、上巻を読んだら、ある程度の設定は飲み込めるかと。
番でない者とセックスをすると獣化してしまうという獣人。今作は番ではない者同士が惹かれ合ったけども…というストーリーです。
つまりは、どう転んだって、所謂ハッピーエンドにはならない設定から始まる訳なんですが、でも今作はそれでも2人にとって幸せな結末を迎えたお話だと思います。
好きな人と一緒に居られるのって、幸せなことなんだな…と思わせてくれる作品でした。涙が止まらないんですが、哀しくて泣いてるのか、良かったねという思いで泣いてるのか、自分でもよく分かってないのですが、それでも私はこの話をハッピーエンドだと断言したい。
紙本派の私は、小冊子付きアニメイト限定版を買いました。Dogからの流れも含め、全ての結末がここにありました。
下巻のみの感想です
上巻で謎だった新たな登場人物が玄蔵の番でなんと久士の実弟という運命が酷いです。
そしてこの隼人がかなりのブラコンで、離れて行った久士に対して勝手に恨みを抱いてました。
そんな隼人に目を付けたのが表向きは獣人類の保護を謳ってる政治家でした。
この政治家の暗躍に関わっていたのが獣人類の管理施設の組織なんです。
玄蔵を救出する為に動いた人々が「Loveless SEX Dog ～愛のない獣～」に関係する人物たちなので、こちらの上下巻だけでは何がなんだか分からないと思いました。あちらを先に読んで下さい。
そして協力者のもと玄蔵を奪還した久士ですが、残り少ない日々を玄蔵と幸せに暮らしてました。更に描き下ろしの「愛おしい呪い」では協力者の元に身を寄せる久士がいました。
2023年の2月から電子で連載されている「運命なので夫×夫はじめました～Loveless SEX Tiger～」が「Loveless SEX Bear」のその後の世界のようです。久士の実弟の隼人が獣人類の管理施設側の人間として登場し、「Loveless SEX Dog 」の太郎と雪也の息子の要も登場してます。
凄く気になりますが纏まるまで待ちたいと思いました。
