マリッジ・ゲーム 下

marriage game

マリッジ・ゲーム 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
67
評価数
15
平均
4.5 / 5
神率
73.3%
著者
osogo  

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784863499546

あらすじ

「島から脱出できるのは最後まで生き残った二人のみ」
「二人はお互いを相手にセックスをしなければならない」

島半分をゲーム領域外とされ、けが人を助けていたダニエルにエイデンは協力関係解消を告げると立ち去ってしまう。
ダニエルは助けた男のグループに身を寄せ行動を共にするが、そこへ積極的にゲームに参加しているプレイヤーと遭遇してしまう。
その隣にはエイデンの姿がありーー。

表題作マリッジ・ゲーム 下

その他の収録作品

  • EX STAGE
  • 描き下ろし
  • カバー下(登場人物)

レビュー投稿数4

スプーン

スプーンの登場にはキたぞ!って感じでしたね。熊手すら伏線だったかもしれない。

たまに読後、BLだから読んだ、と、BLだからもっと多くの人に読まれない、のせめぎ合いの気持ちになる作品がありますがまさにそれ。自分はBLだから手に取って楽しめましたが、絵もお話も、非BLでも通用するんだろうな〜という作家さんです。もっと跳ねてもいい気がするのに、それこそBLアワードにノミネートされていてもいい気がするのに、点数はイマイチ伸びていない…確かにふわふわ甘々ラブラブな作品では全くないけれど、需要のある場所に届いていない気がする!Xに画像での1話試し読みも掲載されてなかったしな〜(読んだ当時なので今はあるかもしれない)。

エピローグの余韻も大変良い。

0

結局

黒幕はわからないけれど、なんとか生き延びる。

帰ってきてからの、不思議な関係。
アメリカの連続ドラマのようでした。

0

スリルあふれるハードな世界観とエグさ

上巻よりも更に人を選ぶエグさが増した下巻。
BL…というか、どうして彼はこうなったのか等、人間の深層心理を覗き込むのを楽しむ作品だったのかもしれません。

BL要素に関しては、下巻では肉体的なものはありません。
うっすらとではありますが、BL未満ブロマンス以上な雰囲気が漂います。これがとっても良かった。
ただ、カニバリズム描写が少しでも無理な方は無理だと思います。
結末も、その後を追ってみたくなるような結末で、個人的にはこれはこれでありかなと。
けれど、途中までが息つく暇もないほどのスリル溢れる展開で面白かっただけに、結末に至るまでの過程がもう少し練られていたのなら…とそこが少々惜しいです。
ハードな世界観が本当に面白かったので。
謎めいていたデスゲームの主催者たちのことも下巻で明かされるのではと思っていたものですから、あとちょっとだけ教えてほしかったです。

と、少々惜しく思う部分はありましたが、ドライに見えながらも実のところそうでもなさそうなダニエルとエイデンの不思議な関係性はとても好み。
歪んだ心を持ったまま大人になってしまったディリップも、彼を深掘りした話が読みたいくらい印象的な人物でした。
どのキャラクターも魅力的だけれど、やはり1番好きなペアは圧倒的善なサイモンとハリーでしたね。
彼らのその後も見てみたいです。

0

心理を駆使して予測不可能な結末

上巻ちょっぴりBLの雰囲気が漂っていたのに、
下巻になるとそれが希薄になっていく。
せめて、あと一回くらい、セックスを見せてほしい。
なんだかフラストレーションが溜まってしまいそう。

結末も、
予想外れで、でもそれがそれで悪くないのだ。

とはいえ、
サバイバルサスペンスや、
心理スリラー的な要素を押し出してきて、
心の底からシビれる展開が良かったと思う。

人間の心理の深さとか、
戦略的な動きとかがどんどん目の前に広がってくると、
彼らの間の控えめな雰囲気に
信頼と裏切りが露骨で生々しくて、
微妙なゾクゾク感が増してくる。

仲間の死とか、
新しい仲間との連携がより強く打ち出され、
読み進むごとに重荷となる感情や状況、
ドラマの絶頂、息を呑むような瞬間が連なる。

ゲームの日数が減っていく中で高まる
カウントダウンの緊張感がストーリーを盛り上げている。

最後にゲームそのものの意味を問う
哲学的なテーマ(?)が絡むところがハマるポイント。

刑事と殺人犯、
この作品にとっての真意、気になる。

ダニエルとエイデンの関係が、
これからどうなるのかな〜って、
想像に任せて楽しんでいる。

まだまだ深い意味が詰まっていて、
それを考える余地がたくさんありそうです。

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