千万の詩より、雄弁な口づけ。

天官賜福 3

tenkanshifuku

天官賜福 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神74
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

2

レビュー数
4
得点
382
評価数
78
平均
4.9 / 5
神率
94.9%
著者
墨香銅臭 

作家さんの新作発表
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イラスト
日出的小太陽 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアシリーズユニ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866576879

あらすじ

郎千秋(ラン・チエンチウ)、そして四大害・戚容(チーロン)との複雑な関係が明らかになった謝憐(シエ・リェン)。
その過去に天界は騒然として、三度目の追放を願い出た謝憐(シエ・リェン)は君吾(ジュンウー)から禁足を命じられる。
だが、そんな彼を天界から攫い、「あなたは間違っていない」――そう言って千々に乱れた心を受け止めてくれたのは、
他でもない花城(ホワチョン)だった。菩薺観へ戻り、戚容(チーロン)や子供たちと奇妙な共同生活を送る
謝憐(シエ・リェン)は、依頼を受けてとある異象の調査へ。霊との攻防の中で湖へ飛び込むと、突然水中で誰かに口づけられる!
瞠目しながら謝憐(シエ・リェン)が感じたのは、柔らかな唇、力強く腰を抱く腕、そして眩い赤色で――。

表題作天官賜福 3

花城(三郎、血雨探花)、「絶」の等級を持つ鬼の王
謝憐(太子殿下)、800年ぶりに飛昇した神官、四名景の一人

レビュー投稿数4

むずい、長い、キュンキュン

長編すぎるし、何が起こっているのかよくわからないんだけど(私の知力が低いからです)太子殿下と花城がとにかくイチャイチャしている!急にイチャイチャシーンが入ってくるので、え!ってなります。なんだか大変なことばかり起こっていた気がしますが、イチャイチャ以外は忘れてしまった感じがします。とにかく、一読の価値のあるイチャイチャでした。

0

渇望していました。

発売日延期からはや半年。ついについに待望の第三巻が発売!!
二巻の地獄の続きからスタートとなりましたが、過去編の区切りとしては救済ありって感じです。
思っていたよりしんどくないし、二巻のしんどさが緩和されるようなエピソードでした。
現代に戻ってから暫くは微笑ましく平和。
そして花城の安心感と風師の可愛らしさに我ニコニコ。
しかしニコニコで終わらせてくれないのが天官。
最後の3分の1くらいは、えげつねぇえげつねぇ。
個人的には二巻よりも辛かったです。どうしようもない救いようのない状態での地獄。読んでいてあぁ地獄だこの後のページ確実に地獄だ…と予感し涙をながしながらなんとか読み切りました。辛かったし、今後も辛いんだろうなと分かるエピソードでした。

しかし、最後は何故かえちえちしてました。何故。
ニコニコしてたら知らぬ間に地獄にいて地獄中なのにイチャイチャを見せつけられ再び地獄へ…と思いきやまたなんかイチャついてんな?という具合になかなか心をかき乱されました。

四巻はよ!!!

4

怒涛の展開で最高に面白い!萌えどころもたっぷり♡

アニメからはまって原作も大好きになった本作。3巻発売を心待ちにしていました!
今回もすごい厚み。紙本で上下段、約400ページ。ようやく読了しました。
なんとも予想外の展開となっています!
前知識少なめで読まれることをおすすめします。
ネタバレは控えめでレビューします。

1、2巻もとても面白かったのですが、3巻はもう、もの凄かったです!初めて「星5つじゃ足りない!」と思う作品に出会いました!凄かった〜。

内容は、初めの数十ページが2巻の続きの過去編で、後は現在に戻ります(百無禁忌編)。
両親の墓室で、謝憐(シエリェン)が戚容(チーロン)と揉めてるところに戻ります。

過去編の最後がもう胸熱で、序盤からちょっと泣けました、感動!!

とはいえ、個人的に現在編が大好きなので、たくさん読めて嬉しい♪
あらすじにもあるように、なんと戚容達と同居が始まります。意外な展開!w

天界で中秋宴という中秋節の宴が開かれ、多くの神官達が出てきます。これまで名前のみ出てきた、水師、権一真が登場。地師も再び。
宴の様子も華やかで面白いです。このシーンの最後が粋でした、素敵。

3巻でも謝憐(シエリェン)がある異象の調査をすることに。相変わらずの巻き込まれ型ですが、謝憐の手腕が見事だし、話の展開も独創的で大変面白いです。

後半は、謝憐が親しくしている風師(フォンシー)が、謝憐に相談を持ちかけてきて、再び一緒に調査に向かうのですが…。
ここからが、怒涛の展開というか。謎も多くて、一体何が起きてるんだろうと、夢中になってしまい、読むのが止まらなくなります!
3巻はこの後半パートが、もう本当に凄い展開なので、ぜひネタバレ抜きで楽しんでほしいなと思います。

さて花城(ホワチョン)ももちろんたっぷり登場。
これまでも花城の謝憐への想いが少しずつ描かれていましたが、3巻ではさらに少し進展があります!花城が謝憐に寄り添って、協力するシーンもたくさんあり、萌えもたっぷり摂取できます。
というか3巻はめちゃくちゃ萌えるシーンがたくさんあって、もうキャーーー♡って感じでした!幸せ〜〜♡
そして謝憐の気持ちにも少しずつ変化が。花城の態度に気持ちを乱されてしまう謝憐!キャー!
次巻はもっと進展あるかしら、楽しみだ〜♡

本作はコミカルなシーンもたくさんあるのが楽しいところ。声を出して笑うようなシーンもあります。
謝憐が料理の腕前を披露するところは最高でした!花城の愛がすごいw

3巻はストーリーが混み入っていて、伏線も多くあり、1回読んだだけでは理解しきれないところもあるので、また再読しようと思います。何度読んでも楽しめそうです。

事態は一旦切りのいいところまで進んだのですが、最後にはまたまた気になる展開となって終わりました。早く4巻が読みたい!発売はまた1年後くらいでしょうか、我慢だ〜(泣)

本当に面白い作品なので、本のボリュームはすごいですが、ぜひ多くの方に読んでもらいたい娯楽大作と思います。

8

この面白さの前では全面降伏するしかない

3巻、ヤバい!!!
あまりの面白さに暫く放心状態でした。

息をつかせぬ怒涛の展開。
衝撃の事実。
花城と謝憐のロマンス。
どれをとっても、どの角度からも最っっ高です!

なんという内容をブチ込んでくるんでしょうか。レベルが違うとはまさにこのこと。読めばきっと実感するはずです。
どこから手をつけてこの面白さを伝えて良いのか分かりません。支離滅裂な文章になってしまうかもですが、どうかご容赦ください。


相も変わらず、BLと言う枠組みを超えた壮大な世界観とスケール感は素晴らしく、この完成度と見事なストーリー構成の完遂度に身震いしました。
大きく分けて見どころは2つ。
事件パートとロマンスパートです。

事件パートは、前巻からの続きとなった人面疫による国難問題と、胎霊と神官の関連案件、師青玄こと風師に纏わりつく白話真仙の呪い…といった読み応え満載のラインナップ。事件そのものというよりも、複雑な人間模様を赤裸々に描いた内容が見もので、その緻密さはとにかくエグいです。
特に白話真仙のストーリーは絶句するほどの衝撃事実と結末です。読みながらカタカタ震え、苦しくて切なくて泣いてしまいました。

神官だからといって皆が完全無欠でも清廉潔白でもないし、鬼だからといって根っからの極悪非道なわけじゃない。各々が抱えている背景にはそれぞれの事情が渦巻いているし、どちらにも同情の余地があるんですよね。
何が善で何が悪なのか分からなくなってくる展開に、もう脳内がグチャグチャ。皆が幸せな方へ向かうような都合のいい落とし所をつけてくれない描きはある意味リアルです。
残酷なシーンはありますが、それがこの作品の醍醐味ともいえるでしょう。逆に丸く収まっていたら、この世界観が台無しになっていたかもしれません。だって相手は最強最悪の「絶」ですから。


私の好きなキャラの1人である風師と「絶」である黒水玄鬼との関係に戦々恐々となりながらも、その一方で得られる楽しみもありました。
それこそが花城と謝憐とのロマンスパートです♪

今巻、花城と謝憐とのニヤニヤシーンの多いこと!
キャーッてなって、ほわぁ〜ってなって、どっひゃーってなって、ズキューンてなります( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
なんていうのか……あからさまな触れ合いはキスに止まりなのに、この高揚感。エロエロいっぱいのBLを読み慣れた私でも、2人のこの爽やかな戯れと口付けの前では足がガクブルです。
別に想いが通い合ってる中でのキスではなく、人命救助的なあくまでも不可抗力なキスなんですけど、この2人のシチュエーションを想像するだけで、私の中の萌えどころが大暴れです。グイグイ積極的にいく花城と花城を意識しまくる謝憐に心臓射抜かれて、畳の上をゴロゴロ転がりまくって大変でした。

花城の半裸を見てドキッとしたり、花城の"大切な人"の話を聞いて羨ましく思ったりと、謝憐サイドの好意が濃くなっていくのを見届けるのが楽しく、そんな謝憐を無意識に煽っちゃう花城も悶絶最高です。彼の謝憐の全てを肯定してくれる包容力がいつもながら素敵でした^ ^

一気にBLの萌え香が強くなった今巻は、謝憐の花城への意識を強くしたという点で、1つのターニングポイントになったのかなと思います。謝憐のウブな意識がとても可愛くて、該当シーンは何度も大切に読み返しました。
スッとストーリーに入ってくる2人の甘みのあるロマンスを心ゆくまで堪能して下さいね。


テレビアニメで観た天官賜福の世界を頭の中に思い描くことで、登場人物たちの画を小説の世界に投影できたことは今巻を読むに当たっての嬉しいことでした。
ホントに見どころしかない神作品。この素晴らしい作品と同じ時代に生きることができて幸せです。

17

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