スイート ブルーム ミッドナイト

sweet bloom midnight

スイート ブルーム ミッドナイト
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
81
評価数
19
平均
4.3 / 5
神率
63.2%
著者
壱丸はる 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784864424714

あらすじ

30過ぎて恋を知らないオトコが開花するスローステップ、ラブ

真夜中、愛犬のモコと散歩をしていた小説家・大澤はコーヒーのいい香りがする屋台を発見。話好きで明るいカフェ店主・萩原の勢いに尻込みしつつも、優しい笑顔に”好き”という感情が芽生え始める。それから日を重ねるごとに2人の距離は近づいていくが、32歳の今まで恋一つしてこなかった大澤はあと一歩踏み込めずにいてーー。

表題作スイート ブルーム ミッドナイト

小説家,32歳
コーヒー屋台経営

その他の収録作品

  • 描き下ろし after story
  • カバー下 キャラクターイメージ

レビュー投稿数5

わんことコーヒーと、静かに燃える恋と

コーヒー×わんこ!好きな要素が詰まっていたので去年購入したこちら。

本棚整理している時にふと手に取って再読し始めたら、もちろん止まらなくなって一気読みです。

仕事中に行き詰まり、愛犬モコを連れて夜の散歩に出かけた主人公、小説家の大澤(攻)。そこでコーヒーのいい香りがする屋台を発見し、明るく話しかけてくる店主の萩原(受)と出会います。少しずつ距離が近づいていく二人ですがー

と続くお話。

読んでいると無性にコーヒーが飲みたくなる&ワンコをもふもふしたくなる、優しく温かい物語です。

まず、出会いの場面で萩原に「(ワンちゃんの)お名前はなんですか?」と聞かれ、思わず自分の名前を答えてしまい赤面する大澤が可愛い(ᐡ •͈ ·̫ •͈ ᐡ)
大澤の髪の毛もね、長髪で緩くカーブしていてふわふわで、大澤という人そのものがワンコみたいです。萌え。

ゆっくりゆっくり距離が近づいていく二人ですが、萩原のもとに三股男の元カレが現れ、不穏な雰囲気に。
そんな嵐が過ぎた後の、髪を切り見た目も心も一新された大澤の告白シーンが、めちゃめちゃ良かった…!!

そして終盤、二人がチュッ❤︎としてる時に、二人の間にお座りしてじっと二人を見上げるわんこ、モコの表情よ…!!ちょっと犬好きにはたまらないシーンで、頬がだらしなく緩みました。へへ。。

わんことコーヒー、この二つのワードに反応しちゃう方、ぜひぜひ( *´艸`)

0

コーヒーは恋のはじまり

小説家、夜の散歩道、コーヒースタンド、男前なバリスタ、ゴールデンレトリバー、個人的に好みのワードが盛りだくさんで、導入部分で気持ちが昂る。
ストーリーは、アイデアに煮詰まった小説家の主人公が気分転換に愛犬と共に夜の散歩に出掛ける。そこで、コーヒースタンドを見つけバリスタの店主と出会い、小さなやすらぎの時間がはじまる。
店主の元カレと言う当て馬のその後、主人公が30歳を過ぎてもピュアな心を持っている背景、バリスタに心を動かすコーヒーを煎れてくれたのは誰?など、続きのストーリーが読みたい衝動に駆られる。
全体的には二人のゆっくりとした時間を見ていて癒された。

0

ピュアすぎる

30代の恋愛にしてはピュアすぎてあんまり感情移入できず。
どうやってコーヒー店立ち上げたの?(お金面)とか
元彼は結局なに?とか
疑問点が多すぎてお話に集中できませんでした。

コーヒーを淹れてくれたその人は、大事な人ではないんか、、?とか色々勘繰ってしまいます。

終盤で主人公が髪を切ってしまうのですが、
清潔感=髪を切るっていう発想も
長髪好きとしては悲しかったです。

0

出会いは夜の公園で

また素敵な作家様と出会えてしまった…
優しさの滲む絵と空気感に一読み惚れでした。

小説家の大澤は夜の公園でコーヒー屋台を営む萩原と出会います。
初対面からおしゃべりな萩原にはじめのうちは引き気味な大澤でしたが、
彼の淹れる温かいコーヒーと優しい笑顔に惹かれてゆき…。

人見知りで引きこもりがちだった大澤が萩原と過ごすことで
変化してゆくのがよかったです。
最初は動きの乏しかった表情も萩原を前にすると柔らかい笑顔や
照れ顔など豊かになってゆき、無関心の下にこんなにも初心で
誠実な人柄が隠れていたなんて…と読めば読むほどに
大澤という人物への愛おしさが膨らんでゆきました。

32歳にして初恋というのも彼の純粋さを際立たせていていました。
初めての恋に右往左往する姿はまさにどピュアで、ヘタレも炸裂
しちゃっているのですが、それでも逃げることなく萩原への好意に
向き合ってゆく大澤の本質は誠実な男前で素敵でした。

そして、最終話で見れる大澤の劇的ビフォーアフターも必見です。
自ら一歩を踏み出して変身を遂げた大澤の勇気にもぐっときたし、
もっさりおじさんだった大澤がこんなにも素晴らしい素材を
兼ね備えていたことも衝撃でした。
あまりにもイケメンだったので、あと1話くらい追加で読みたかった。。。

一方の萩原も初登場時の爽やかなお兄さんな印象とは裏腹に
恋愛面では流されやすかったり、過去に苦い恋愛を経験していたり、
見かけと中身のイメージにギャップありの男でした。

大澤に対してもぐいぐい迫ってゆくと見せかけて、
意外に受け身体質なんですよね。
実は読み始めたときには萩原×大澤だと思っていたのだけれど、
大澤の告白を受けたときの無言の笑顔や大澤に見せる上目遣いだとか、
ふとしたときに見せる表情が妙に色気があったり、可愛いく見えてきたり、
読んでいくうちに萩原受けのイメージが馴染んでゆきました。

そんないい年をした大人な二人が逢瀬を重ねるごとに
少しずつ気持ちを通わせてゆく、純粋な恋に心解きほぐされました。

ああ…このまま優しく穏やかな雰囲気のままに恋を実らせてほしい、
と願うもやはりやってきてしまうのが当て馬です。

早々に相思相愛になっていい感じだった二人の前に現れた萩原の胸糞元カレ。
奴の浮気三昧が原因で別れたというのにやたらと萩原に執着しまくるんです。

ストーカーばりに萩原につきまとい、そのくせ他にも恋人はいるし、
結構後半まで引っ張った割に最後はすんなりと引いちゃうし…
結局彼がどんな気持ちで何をしたかったのか、最後までよくわからなかった。
こいつをここまで出しゃばらせる意味ってあったのかなって。
派手な見た目も相まって攻めの大澤をも凌ぐ存在感の強さに
もしかしてスピンオフ要員なのかな、とか勘ぐってしまったり(笑)

0

甘くて苦い32歳での初恋

大澤×萩原


32歳での初恋が溶け込んでいって、
心がほっこりと癒されること間違いない。
この大人の甘くて苦い恋愛は、とっても魅力的です。


主人公の大澤は32歳で、
恋愛経験ゼロの超奥手な小説家。
彼が愛犬のモコと真夜中の散歩中に出会ったのは、
いい匂いがするコーヒーの屋台と、
店員の萩原。

大澤の心は結構デリケートで
内向的で自信がなくて、
自己評価も低めだったりする。
ちょっとコンプレックスも抱えてるかもしれない。

それに対して、
萩原は、
オシャレで明るくて
話好きな人懐っこくて社交的な陽キャラ。

萩原との出会いが
大澤の心を動かしていく。
大澤が初めての恋の感情が芽生える様子が健気で、
その無意識な真っ直ぐな告白や、
真剣な想いについつい胸キュンしてしまう。

2人に絡んでくるのが、
萩原の嫌がらせ元彼。
展開がちょっとハラハラする。

その元彼の影響から模索しながら、
大澤が萩原のために
自分に自信を持つように頑張る姿がかっこいい。
見た目もイケメン化のがビックリだったりする!

萩原が大澤の告白から
だんだん過去の傷を癒される。

2人の枯れた恋心がお互いを助け合って
新たな恋の輝きを手に入れるのだ。

大澤の愛犬、モコは、
大きくてもこもこで癒し系キャラで、
大澤だけではなく、
萩原や読者の心を温かく包み込んでくれる存在。

エロよりも純粋な恋や、
2人の心の交流がメインだから
エロほぼなしでも全然大丈夫だね。

静かな夜に漂うコーヒーの香りや屋台が、
2人の恋を彩っているし、
その雰囲気が非常にいい。好き!

2人の関係の成長の過程が、
まるでコーヒーみたいな感じで、
微糖からブラックの苦味を経て、
最終的には絶対的な甘さが待っている。
心理の描写は細かく描かれていて、
2人の心の動きをじっくりと楽しんでいるうちに、
ほのぼのとした愛情が胸に広がっていきました。

3

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