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覚悟が決まりました 地獄の果てまでお供します
yobau yomosugara
雰囲気がガラっと変わります!
もはや「よばい」の跡形は全くナイようです…(。・_・。)
「よばい」への私の劣情wはさておき、上巻の布石も効いているので下巻はいよいよ「物語」として読ませる内容になっていると思います
上巻と比較するとグッとダークさを増したファンタジー感が強くなっている気がします
(ファンタジー不慣れな個人の印象ですが…)
壮大、とまではいかないかも知れませんがなかなかドロドロとした策略や感情が入り交じった背景が明かされていきます
明かされていく事で復讐劇のような様相を呈している事が分かると同時に切なさも孕んでいたりしてなかなか1~2度の既読ではスッキリ把握し切るのは難しいような複雑さも感じます
上巻の岳と澄人の2人が「運命の番」なら下巻のメインとなる要と宵は「運命に抗った2人」といった感じでよりヒリヒリした重い感情と救済のお話しだと思います
構成は前半4割弱で岳×澄人、中後半6割強で要×宵編
前半は上巻で謎になっていた部分が解き明かされ温かな雰囲気の元未来を感じられるお話しでした
描き下ろしでとっても素敵な未来を感じる内容がサラッと描かれています!
あとがきでも作家さまの頭の中には「続きがある」と仰っているのでもう少し岳と澄人を含めたその後を、特に岳は結局どういう生き方をするのか?が知りたいな、と思わせる終わりでした
そして注目すべきは要と宵のお話し
元々この2人のお話しを描くおつもりじゃなかった、というあとがきには驚きを隠せません
これを描かなかったら全く別物語になっていたと思います
同時にだからこそ岳×澄人のお話しの纏う雰囲気とここまで違いが出るんだな、とも妙に納得もしました
全く別物位の雰囲気が変わります
ダークファンタジー感あるなって思ったコマもあって、バトル?のような描写があり、結果ある人物を殺めることになるのですが、これが結構エグめ…
再度言いますがファンタジー不慣れなのでコレは普通だよって人もいるのかも?ですが。。。不慣れ&ビビりな私には結構「お…おぉゥ……。」と思ってしまう描写の1コマがありました
そして、喰い込んだような描き方と浮き彫りではあったのですがやはり「烈」の想いの真意が汲み取り切れずなんだか哀れにも感じますし、要は本当に復讐を望んでいたのか?そして岳はどのタイミングで要の存在を認識したのか?など、、、
少々疑問もいくつか残る終わり。。。
要と宵にも明るい未来を感じる終わりでしたが結局要は鴉天狗の当主におさまったのか、天狗族との同盟は???
などやっぱりファンタジーが不慣れだからなのか、そもそも読解力の問題なのか、たくさん要素が散りばめられているのは分かる確かな「物語」ではありましたが「深いわぁーーーー」って浸れる程の理解には至れませんでした
でも何度も何度も読んで少しずつ自分の中に取り込んでいくように読み耽る感覚は新鮮な時間と体験でした
評価は正直萌よりですが新感覚を楽しめた、という新境地とスッキリ解決!の続編を祈って甘々おまけの萌2です(偉そうにスミマセン!)
※下巻も引き続き修正は上巻同様に近かったです(DMM)
三ツ矢凡人先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
仄暗い 3
性悪 3
血表現 2
な感じだと思います。
まず、上巻での不安要素や不穏な雰囲気もありましたが、岳くんとスミトくんはちゃんと幸せになります。幸せになる前にちょっと大変なことはありますが、基本的にラブラブで甘々です。直接渡せよなって嬉し泣きしてるスミトくんが可愛いです。
しかし下巻での特筆すべきことはやっぱり下記のことですね。
上巻の続きなので、メインカプは岳×澄人なのですが、本編7話〜11話の内、9話からは脇役カプであった要×宵の過去と現在の話が描かれています。本編半分が脇役カプなのですが、上巻と打って変わって、下巻本編はかなり仄暗い雰囲気になっております。
脇役カプの過去編では、2人の絡みが描かれているのですが、それとは別で宵さんの弟の烈さんに犯される描写が数回描かれているので、どちらかと言うと要さんよりも烈さんとの絡みの方が印象強く、犯されているので血表現が少しあります。それとは別で、キャラの怪我や死での血描写もありますので、苦手な人はご用心を。
兄様を美しく、ってくだりで、宵さんが悲願の思いを達成出来た喜びと何だかんだ烈さんへの思いで悲しんで、それこそが烈さんが叶えようとしていた宵さんの美しい姿なんだなと、宵さんの笑い泣きの見開きにゾクッとしましたが、キャラクターの心情が織り成した結末に感嘆と脱帽致しました。
スミトくん達を引っ掻き回した宵さんの性悪さに若干苦手意識はありますが、過去のことや自身や要さんの為の言動でもあったのかなと思いました。あと本編最後の宵さんと描き下ろし最後のスミトくんの言葉が聞き捨てならないので、そこの所もっと詳しく知りたいし読みたいです!期待しても良いだろうか!
宵さんの性悪さにちょっとだけイライラしちゃいましたが、宵さんと要さんの主従関係や共犯者の様な仄暗い関係性にハラハラドキドキもします。是非とも読んでほしいです。
上下巻まとめて
少し辛口です
作品の世界観が凄く確立されてる感じはするのでファンの方には申し訳ないな、、、とは思いますがこんな風に思うヤツも居るよってレビューだと思って下さい
事前にレビュー、参考にしたら良かったかもです
完全に試し読みの「夜這い」の雰囲気に誘われて上下巻まとめて買いました
読後にレビュー見て「…!!」ってなりました
他の方も仰ってますが、確かに試し読み判断は早計だったようです
そして試し読みで感じた「夜這い」の夏の夜の夢っぽい感じのエロスは冒頭のみでした
その後も濡れ場はありますが正々堂々なエロでした笑
お話しは軽めなファンタジーっていうよりガッツリファンタジー設定でした
ファンタジーも読むのでその辺は大丈夫だったけどあんまり「天狗」事情は詳しくなくて、、、
鴉天狗と天狗の違いとかが良く分かんなかったし、岳も宵も要も負い目と感じてるっぽい「力が弱い」っていうヤツも、じゃぁ何がどうだったら「強い」のか?が良く分からなかった。。。
そもそも力が弱いのに岳は次期当主になれて、術は使えるけど盲目だから奉公に出された要、、、父親のこの対応も良く分からんかった
悪い人には見えなかったけど余りにも要の扱いがぞんざいじゃない???
宵の力も飛べないけど治癒力高いとか最強じゃない?勇者じゃないけど魔法使いみたいな事じゃないのかなぁ
兄弟仲良く力合わせるとかは天狗界ではイレギュラーなのかねぇ
烈と宵はなんでそうなれなかったの?んで何で烈は宵を犯してたの??
ってマジで疑問がすごい渦巻く。。。
そう!軸になる復讐の元が弱い?見えない?だから何か「あ~だからかぁ・・・」って要にも特に宵にも寄り添って読めなかった
あと時間軸も何か岳と澄人編と要と宵編の被り方とかも良く分かんなかった
同時なの?過去なの?ってのが彼らの年齢不詳も相まって理解が追い付かなかった
結果、岳と澄人にもっと絞っても良かったんじゃないかな?って正直思ってしまう読後感
余りにも上下巻で作風が違い過ぎるからスピオフとかでタイトルも変えた方が良かったんじゃないかな?って思いました
だって下巻っていうか要と宵には「夜這い」の要素ゼロだったしねぇ。。。
キャラ萌え、世界観萌えでハマればすごく魅力的なんだと思う創り込みなのかな?とは思いますがやっぱり試し読みから入った私には合わなかったな。。。でした
あ。でも宵がたぶんアレ、要に自分の片目を与えたって事だよね?
だから髪の毛で隠してるんだよね?
っていう解釈が合ってればその献身的な2人の主従としての世界観は好きでした~
そこの解釈が合ってると信じて……
そして上巻の素敵な夢膨らむ「夜這い」に……
1個おまけの評価です
あれ、、、、?上巻のゆるふわ世界はどこへ????
序盤は上巻の続き、という感じですが、中盤から物語は要×宵編に映っていくのですが・・・宵の弟、烈の兄への執着が凄い、、!
関係性によっては萌え要素でしかないキン●ンソーカンが一方的で可哀想な感じで、要も巻き込んで何度も続くので、光属性的にはメンタル削られます(お好きな方もいると思いますが・・・キン●ンとNTR、暴力のコラボ_(:3 」∠)_)
すべては兄に執着していた故、ではあるのですが、うーん、、萌からは遠い、、。上巻が良かっただけに残念です。
ただ、ラストの岳×スミトちゃんなど可愛い二人のお話も少しあったので中立で!