条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
hokenshirtsu made nanmeter
いつ買ったのか記憶がないのですが、
久々に読み返したのでレビューをば!
【保健室まで何m?】
【ぼくとおにぎりとチョコレート】
【そのままが。】
【Peach Sweet Home】
の4作品+保健室〜の攻め視点と後日談が
収録されています。
私的にはPeach〜の攻めくんが
この人について行きたい!!って思わせる男No.1でした。
恋人繋ぎを揶揄うちびっ子に見せつけて
『ラブつなぎっていうんだぞーいいだろー!』
って...間違いなくいい旦那。
壁に当たりながらも恋を実らせていく彼らに
ほっこりしました◎
[保健室まで何m?]
保健医・小野×数学教師・竹林です。
教師ものなんですが、実は高校生の時に体だけの関係だったという再開ものです。でも実は両思いだったという話でした。
ぶっちゃけ言っちゃえば、「教師が学校で、そんな事するなよ!」と思ってイマイチ感情移入できませんでした←すみません・・・
[ぼくとおにぎりとチョコレート]
亮丙×尚之の高校生ものです。幼なじみの再開ものでもあります。
あることから、尚之がゲイかもしれない疑惑が浮上して亮丙はモンモンして、本人に聞いてしまって、ひと悶着あります。
でも尚之の家庭教師のおかげでどーにか仲直りして終わったんですが、この家庭教師・・・間違いなく尚之の事が好きか、それともそーいう関係だったかと思うんですよね。ていうかそっちの方が気になるわっ!!って感じです。
[そのままが。]
相沢×辻のリーマンものです。
この話はものすごく短くて、続き描いてくれないかなぁ~と思います。
ずっと辻の事が好きだった相沢が、我慢できなくなって辻にキスをしてしまってグルグルしてしまう話でした。
[Peach Sweet Home]
シェフ・啓一×デザイン会社社員・洸のリーマンものです。
この話もわりと短かったんですが、はっきり言って、洸の父親がムカつきました(`・д・´)キリッ
昔ながらの頑固オヤジでしたが、私はそういう自分の意見が正しいと思っているの嫌いなんで、萌えるどころか、イラっとしました・・・
麻生先生の絵は好きなんですけど、ストーリーがイマイチ私の好みとは違うのでちょっと残念です・・・。
受験前に息抜き、興味半分で始まるエチ関係って
アテクシ結構好きなパターン。
でも今回のお話は、そっからブーンと8年飛んでの再会、気持ちは8年前から止まってる状態。
回想エチが竹林サイドと小野サイドがあって、
小野サイドを読むと、学生ん時は本当に不器用にしか運べなかったんだなー。って分かります。
どうしてエチを続けるのか、気持ちを言葉にせずに抱き続ける。強引にでも。
再会したからいいものの、そうじゃなかったら8年間気持ちを止めたままで、どうするつもりだったのかっちゅう話ですよ。
小野の方が好きっぽいから
再会しにきた、今度こそ手に入れる
って意気込みエピソードがあった方が自然だったかなー。
今度は、とても気持ちをストレートに言葉にする小野。
変わった小野に対し、止まっていた時間に取り残されたような気持ちになる竹林。
それが、とまどい、ツンデレとして出てしまうんですなー。
デレてる時、エチん時、マジかわいいから。
学生ん時も今も。
《ぼくとおにぎりとチョコレート》
子供ん時の尚之かわいいな。
餌付けか?これは結果的、無意識に餌付けなのか?
つか自分の兄ちゃんのゲイ雑誌を学校に持ってくる女子って。
なんだろう、なんかうらやましぃ。
いや、それはどーでもいいんですけどね。
亮丙が尚之の事、意識し始めたのが、その雑誌に尚之に似てる子が出てたのがきっかけ。
たった四日間で急速進展ですよ。
結局、尚之って亮丙がハジメテなんですよね?
カテキョに手出されてないよね。
《Peach Sweet Home》
これね、何げに好きですよ。
同棲してる2人のそれぞれの実家との関係から
愛されてることを噛みしめる。
受け君の気付かない所で、穏やかに、しっかりと愛しちゃってる攻め君が
とても誠実で、好感が持てます。
先にレビューを書かれた乱菊さんも仰っていますが。
私も原作つきのマンガを描くことが多い麻生海さんは、
オリジナルが苦手だと思っていました。
しかし、そんな麻生さんのオリジナルである本作品。
これが‥………かなり、萌えました!
絵柄の美しさ・艶っぽさは、小説の挿絵でお見かけしてよく存じていましたが。
麻生さんのストーリーもとても魅力的で。
これだけのお話が描けるのなら、オリジナルでも充分勝負できると思うのですが。
どうして原作付きが多いのでしょうか??
表題作をはじめ、どの作品も面白くて。
特に私は「Peach Sweet Home」 がお気に入りです。
ラスト、攻が受に「実は……」と打ち明ける場面に、ホロっとしてしまいました。
二人宛に桃を送っている攻の家族の気持ちが温かくて。
男二人で暮していくには、まだまだ大変なことがあると思いますが。
この二人なら助け合って、やっていけるんじゃないかと。
そして幸せになって欲しいと思いました。
このコミックスのみがオリジナルであり、基本的に原作付きの漫画を描く人という印象が強い麻生海。
私はゲームの原画で何作か楽しませてもらったのだが、この方わりと地味な位置にいるように感じる。
しかしよくよく読めば、実はそこはかとないエロさがあり、意外とオススメだったりするんだけども。
表題作は元同級生という間柄の2人が主役。
学生時代、歪な繋がりを持っていた小野と竹林が、8年経った後にまた出会い、そして不器用に愛を確かめ合うお話だ。
攻めの小野は「好きだ」と言いたかったのに言えず、受けの竹林は「好きだ」と言われたかったのにその言葉を聞けなかった。
それが胸に残ったまま再会し、気持ちが通じ合えばそりゃあ燃える。
結局は両想いだったんだな、という幸せなオチだ。
正直お話自体はわりとオーソドックスなものが多いのだが、麻生さんの絵には妙な色気がある(と、私は思っている)。
そこが何とも言えず惹きつけられてやまないわけだが、特に色っぽいのは耐えている受けの表情と、その体つき。
ガッチリ男っぽいと言う訳でもなく、もちろん女のようにプルンとしているでもない。
そこそこ骨ばった男の体なのに、何故か艶めかしいのだ。
そして攻めは攻めらしくひと回り体も大きく、筋肉もしっかりついている・・・裸体フェチのようになってきたのでこの辺りで止めておくが(笑)、とにかくそういったことで麻生さんの絵はオススメなのである。
また表題作以外の3編もそれぞれに読みごたえがあり、捨てどころがない1冊となっていた。
中でも「Peach Sweet Home」は男同士ということで、どうしても自分にも世間に対しても、後ろ暗さを感じている受けの気持ちが少し切ないお話だった。
もし受けが女だったら、なんの引け目もなく幸せになれたであろう2人だが、ラストの「俺・・・幸せ」と言えた時の幸福感は、なにものにも勝るのだろうな・・・と思うと、やはりこれはこれで良かったのかなとしんみりしてしまった。
原作つきがあまりに多いので、オリジナルは苦手なのかなと思いこんでいたが、このコミックスを読んでみて結構イケるなと確信した。
「静」の雰囲気を持つ作風の麻生さんだが、読了感があたたかいものも多い。
ぜひトライしてみてほしい作家である。