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munou na ouji to yobaretemasuga nakami ha tekikoku no saishou desu
この続刊をどれほど待ち焦がれたことか。
めちゃくちゃ楽しみにしてました、リドリーの武勇伝。2巻も最高に楽しかったです!
不本意な形で、これまた不本意な相手と入れ替わってしまったリドリーが、入れ替わってしまった敵国皇子の立場を利用し、国内問題や外交問題を解決していくストーリー。…というのは1巻でもご存知の通りです。
リドリーの頭の回転の良さとフットワークの良さは相変わらず。宰相だったからこその知見や頭脳、行動力、そして冷静に物事を捉える判断力がずば抜けている彼が、敵国サーレント帝国の内政もろもろを掻き乱していく様がとっても面白かったです。
今巻も不正を働く貴族の粛清を始め、自身に降りかかった毒盛り事件やアンティブル王国王子との婚姻大作戦に真っ向から取り掛かるリドリーの姿が眩しかったです。
彼の帝国内での世直し活動はまるで水戸黄門。勧善懲悪がスカッと気持ちがいい!
何が面白いって、リドリーの一連の行動には清廉潔白な理由がなく、あくまでも自分が活動しやすいように私情で動いているだけなんですよね。そのためには国民・家臣からの信頼や評判を獲得し利用する…そんなリドリーの処世術や、関わった人たちをファンにしていく自己プロデュース力には恐れいりました。
2巻で特に大きな見どころは、リドリーの母国アンティブル王国との国交成立でしょうか。
王子・皇女の政略結婚を隠れみのにアンティブル王国とのパイプを繋げ、入れ替わりの謎を解明したい思惑があります。残念ながら核心に迫る情報には辿り着けなかったものの、ゼロではない可能性に望みを繋いで次巻へと続きます。
また、サーレント帝国皇帝…つまり"父親"の人となりを知ることになります。強大な「加護」を持ち帝国支配を強め、娘にも容赦なく切り掛かる恐ろしい皇帝を目の前にし、リドリーは今後父である皇帝とどう対峙していくのか見ものです。
父といえば、本物の息子・ベルナールとアンティブル王国にあるリドリーの屋敷で会うことにもなりましたが……わわわ…これはビックリ〜!な感じでしたので、これはぜひ読んで挿絵とともに確認して欲しいなと思います。
そして最も気になるのがシュルツとのBLですね。
ラブは今のところシュルツからの一方通行だけですが、シュルツからのキスや嫉妬や熱視線を至る所で感じるだけでも、十分楽しめました。
シュルツのリドリーへの想いは現段階では焦らしプレイで耐えています。シュルツの想いが本物かリドリーの「加護」の力によるものかまだ分かりません。そこがリドリーとシュルツの温度差に繋がっているので、今後注目です。
リドリーからのご褒美案件も飛び出しましたし、これは次巻でついに…!?な展開を期待しています^ ^
そんなわけで、今巻も色んな角度から物語を大いに楽しむことができました。リドリーが動きやすい環境の土台作り、それぞれにキャラの立った登場人物たち…誰が味方で敵かの当たりも大体ついてきたここからがこの作品の本番じゃないでしょうか。
リドリーが魅せる策士ぶりと、愉快痛快な采配が次巻も炸裂することを期待しています。
リドリーが自分の身体を取り戻すための行為が、帝国を善の道へ導く動きにリンクしていることがこの作品の面白さ。入れ替わりの行方も恋愛の行方も最後まで見届けていこうと思います。
2022年11月に刊行された『無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です』の2巻目。いつも思うんですけども、夜光先生って筆が早い。そしてどれももれなく面白いって、コレどゆこと?もはや謎。もしかして夜光先生って何人もいたりして。
と、くだらない感想はさておき、レビューを。
続きものなので前作未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
落雷に会い、敵国の無能な(白豚とさえ言われている)皇子、ベルナールと中身が入れ替わてしまったアンティブル国の宰相・リドリー。数人の事情を知らせている人物の助けを借り、何とか元の身体に戻り自国へ帰りたいと奮闘するがー。
夜光さんは時にドシリアスなお話も書かれますが、今作品はコミカル寄りなお話。白豚と呼ばれる身体の主に腹を立て、ダイエットをし、もともと若く有能な(そして腹黒な)宰相として活躍してきた脳みそと加護(神に選ばれし人物だけに与えられる特殊な能力)を駆使し、今では「まるで生まれ変わった」と言われるほど有能な皇子として日々過ごしている。
2巻に入り、今までの努力を生かすべく、自国の第三王子であるアーロンと再会すべく、ベルナールの腹違いの妹を政略結婚という名のもとアーロンを呼ぶことに成功するがー。
アーロンは、リドリーの事実を知っている数少ない協力者の一人ですが、アーロンと、腹違いの妹たち(どの子も腹黒なのがまた良い)との掛け合いを軸に何とか自国へ、自宅へ、一時的にではありますが帰ることができたリドリー。
そして、BL作品なので忘れちゃいけないのが、リドリーの忠実なる腹心のシュルツ。リドリーは彼の持つ加護でシュルツが自分に恋心を抱いていると勘違いしている、と思っていますが、彼らの恋の行方はいかに。
そして、リドリーの身体に入っているベルナールとも再会を果たします。イケメンだったリドリーの身体やいかに?
もう爆笑。めちゃ笑いました。サマミヤさんの描かれるリドリーinベルナールの姿がめっちゃキュートで可愛かった。二人はきちんと元に戻れるのか、どうやって、いつ?というのも楽しみです。
さて。
ベルナールや腹違いの妹たちの性格にやや難ありですが、その理由が見えてきました。彼らの父ちゃんである皇帝。ラスボス感半端ないですが、彼との掛け合いもどうなっていくのか…。
あ、ちなみに今巻完結ではありません。
シュルツ×リドリーの絡みもちょびっとだけ(1巻からは前進してます!)。
早く完結編を読みたいと思いつつ、でもこのコミカルな掛け合いもまだ楽しみたい気もしつつ。
サマミヤさんの描かれるイラストはもう最高。
表紙も可愛いし。
後ろのぷくぷくのおてては…、彼の手かな?
次回作も楽しみに待っていようと思います。
ラブ度はかな〜り少ないですが、そんなこと気にならないほど面白かったです。
このお話の良いところは絶望的な状況下なのに、決してリドリーが腐らずその有能さでもって困難を次々に打破して行く小気味良さだと思います。決して善人ではなく打算的で動く辺りも凄く面白いのです。けれどもちゃんと悪を懲らしめて行くところに好感が持てるんです。
そして今作ではやっと念願のアンティブル王国へと帰ることが出来て、リドリーの身体のベルナール皇子と初対面してました。ニックスの言葉の濁し具合から、皇子はやっぱりそうなってたかと思いクスッとしました。彼がニックスの下でどう変わって行くかもこれから楽しみです。
徐々に皇帝の加護の力の秘密を知り味方も増えて来たリドリーなので、次巻では皇帝ザマァ展開をやっと読めるのでしょうか?
シュルツとは最後まで行ってませんが、何となくリドリーが絆されて来ているのと、リドリーの身体のベルナール皇子と会ったことで、身体が戻ってもベルナール皇子ではなくリドリーを選びそうなのでホッとしました。
まだ未読ですが「血族」シリーズが完結したらしいので、こちらのシリーズが続いていてホッとしています。前作のレビューでも書きましたが夜光花先生のシリーズものは、どれも違ってて似たものが無い点が凄いと思います。
増々面白くなってきた
「少年は神」や「血族」と、夜光花先生には長編シリーズがあるけれど、
私は、この「無能皇子」シリーズが一番好き。
不幸があっても、シリアスにならない。
誰かを犠牲にしないし、笑ってしまうオチがある。
今巻も、宰相リドリー様の魂が入った元豚王子・美少年王子は大活躍
元の祖国の第三王子アーロンは、屋敷の地下に幽閉中のリドリーを確認、入れ替わりを認める。
食べて寝るだけの生活で、王子と入れ替わったリドリーの体は肥満。
美麗なイラスト、笑える展開、気分転換に最適。
リドリーの計画を阻む最大の障害は、残虐な王の「皇帝の加護」
どうなるのか気になる。 次巻が楽しみ。
首を長くして待ってました!2巻です(^^)
はぁ、ますます面白くなってきてて、この先どうなるの感がたまりません。
敵国のベルナール皇子と身体と魂が入れ替わってしまった有能な宰相リドリー。
リドリーに『奴隷』の加護を使われ、今ではすっかりリドリーファーストのシュルツ。
リドリーは祖国へ戻る為、苦労に苦労を重ね、ようやく義妹スザンヌの結婚調印の為、祖国へ行けることに。
その時の〈これで!とうとう!行ける!〉とセンテンスごとにに"!"が付いているのを見て、うんうん、よかったねぇ、となりましたよ。
また、ベルナールが入っているリドリーに対面した時のご乱心ぶりも笑い事じゃないけど笑いがもれちゃう。
シュルツに対して「真の姿…真の姿じゃないけど」と注釈を入れずにはいられない心情にも笑いが(*^^*)
さらりとカッコよく腹黒い姿も見せるし、努力の人だし、そんなリドリーのこれからが、本当に楽しみです。
もちろんラブの方もね♡
今回はシュルツ、我慢の人でしたが、それでもあなただけが欲しいっていう激情が、とてもよきでした(^o^)
ニックス、エドワード、レオナルド。
他にも魅力的な人たちが出てきて、ますます目が離せません。
次巻でクソ皇帝にまだまた目に物見せちゃうのを楽しみにしてます。
てか、早めの3巻お願いします。
夜光先生の作品が好きで、色々読んでいる時に本作1巻に出会いました。非常に面白くて、2巻も楽しみにしてました♪
ネタバレ少なめでレビューします。
舞台は魔法が使える近代ヨーロッパのような世界観で、先生お得意のファンタジー。20歳にして宰相となったリドリーが、突然敵対する隣国の皇子と身体が入れ替わってしまい、奮闘するお話。
1巻ではとにかく祖国に戻るために、まずは二国間の国交回復させようと、皇帝に認めてもらい終わりました。2巻ではとうとう祖国へ帰還することになります。リドリーは元の身体に戻ることができるのか…?!
主人公のリドリーは、若くして宰相に上り詰めただけあってとにかく有能な人。その知性を駆使して、次々に困難を乗り越えたり、問題を解決したり、味方を増やしたりしていくのが大変面白い作品です。
夜光先生の作品は、攻めと受けの関係性を中心に、事件などが起きつつストーリーが進んでいくお話が多い印象ですが、本作品はリドリーがその手腕を振るうストーリーがメインで、BL部分は進展が遅いです。
攻めは護衛騎士シュルツで、受けがリドリー。1巻ではキス止まりでしたが、2巻では…すこーしだけ進展します。もうちょっと進むかな〜って思ってたんですが…チョットザンネン。次巻に期待!w
今回身体の入れ替わった皇子と対面します。皇子、やっぱりそうなるよね〜w、という感じ。リドリーに叱咤されて、今後改心できるか?!
また暴君である皇帝と敵対する構図も見えてきました。最後は皇帝からある試練を与えられるところで終わります。お話はまだまだ続きそうです。
次巻ではシュルツとの関係ももう少し進みそうな予感…(進んで欲しい!)
今後の展開も楽しみです!
面白かった第1作目から続編待ってました!
有能なリドリーが、またまた知恵を使って宰相だった頃の自国へ舞い戻ります。
前作から引き続き、皇子としての地位を取り戻しながら国交回復させ元の国へ一度戻ろうと画策するリドリー。
無事元の国に足を踏み入れるリドリーですが、リドリーの元の姿(中身は白豚皇子)をみたリドリーの反応にはあららーと笑ってしまいました。
問題が起こってもリドリーは有能なのでノンストレスでワクワクしながら読み進めることができます。
リドリーの味方は順調に増えていきますが、シュルツとの恋愛はまだまだ少なめ。とはいえ、シュルツの執着が顔を出しているので(先生の執着攻めが好きなのです)これからがより楽しみです!
そして、次の巻ではまたまたリドリー達は大変そうです…最低な皇帝に一泡吹かせてくれるのを楽しみに次巻も待ちたいと思います!
主人公の知性とカリスマ性で不利な敵国で奮闘するさまが、本当に男前ですし最高です!今回やっとリドリーの元の姿もみることができました。気になっていたのでありがたかったです!最終的にはどちらの姿でエンドを終えるのか楽しみです!
レビュー書き忘れていましたので今頃。大好きな夜光先生のこのシリーズ、夜光先生のライトなキャラが大好きで、当巻は「おおおおお面白くなってきたあああ」と雄たけび上げる心地でしたため、神にしました。本編270P弱+あとがき。楽しい。
アンティブル王国の王子とサーレント帝国の皇女との婚姻を提案、進めようとしているベルナール皇子(中身はリドリー)。誰を使節として送るかというところで、公爵家次男坊のエドワードが立候補してくれて・・と進みます。
攻め受け以外で特に今回活躍した登場人物は
アーロン(アンティブル王国第三王子、めちゃ陽キャ、おもろい)、サーレント帝国の皇女方(スザンヌ頑張れ!)、レオナルド(魔塔の主、胡散臭い~!)、サーレント帝国皇帝(こわ・・・)ぐらいかな。楽しい。そして怖い。
++今回一番好きだったところ
エドワードが心を決めて、ベルナール皇子(リドリー)に剣を捧げるところ。神挿絵、麗しい。リドリー、脚なっが!顔ちっさ!スレンダーで超素敵!!!そんなリドリーにしっかりした体格のイケメンエドワードが跪いて剣を捧げてるんですもん~うっとり。
で、このあとシュルツ(攻め想定、リドリーの加護により犬になってるw)がわんきゃん吠えてってところまでが、ああ面白い。このあと、リドリーは元の体に戻るんだか戻らないんだか、楽しいなあ。皇帝の加護から抜け出したスザンヌもどうなるのか?!ワクワクです!早く次が出ないかと、楽しみに待ちわびています。先生どうぞよろしくお願いいたします!
とにかく頭が切れる!!清々しいほどに。
何としてでも、元の体に戻れないものかと画策してる。冷徹な雰囲気を醸し出してるけど、時々年相応の反応をしていて、そのギャップがかわいい。
シュルツに対して、本人の気持ちはどうなんだろう?
お気に入りには違いないけど、シュルツからの好意は加護の力の影響だって信じてるの、もどかしい。
シュルツはだいぶ弄ばれてる。不憫。それでも、自制心は本物だと思うんだけど…
心と体の行く末はいかに?
続きがすごくすごく気になる!!