狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2

ookami he no yome iri ~ ishu konin tan ~

狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神170
  • 萌×247
  • 萌16
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
21
得点
1086
評価数
235
平均
4.6 / 5
神率
72.3%
著者
犬居葉菜 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
狼への嫁入り~異種婚姻譚~
発売日
価格
ISBN
9784396785673

あらすじ

兎族の楓は、狼族の名家・玄依家の長男・練に嫁いだ。
つっけんどんな練と、負けん気の強い楓。
婚約当初は絶望的に仲が悪かったものの、2人は互いを好き合う番となった。
練は楓という愛しい番を得て、長年苦しんだ“先祖返り”の呪縛から解放された。
長年の苦しみから解放され、練は「玄依硝子」の跡取りとして邁進し始めるが、彼と対等な番になりたい楓は───?

表題作狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2

玄依練,狼族と猫族のミックス,「玄依硝子」の跡取り
楓,兎族,練の番

その他の収録作品

  • 番外編
  • あとがき

レビュー投稿数21

完成された世界観

続編では二人のイチャラブはそれほどないけど、
より関係性を深めていくエピソードがじっくり描かれていて読み応えがあり、読後の満足感はしっかりありました。

前作は主に楓に焦点をあてたお話しでしたが、今回は練ですね。

前作では楓が練の全てにおいて興味のない冷たく掴めない態度に振り回されていたけど、
2巻では練が楓に振り回されている様子が見れて大変よかった!

家出された翌日トボトボと道を歩く情けない姿
本当に街から出てってしまったと知った時の落ち込み具合
すんでのところで楓の危機を救った時の動揺と安堵

どれも1巻では見られなかった練の姿で、
どれだけ練が楓を想っているのかが窺い知ることができました。

また、だんだんと感情を取り戻してきた練の苦しみ、
そのシーンがとっても切なく、
どれだけつらいのかが絵柄でわかるような表現で、
けれども練の涙が美しく…
すごく大好きなシーンでした。

これからどんどん練の変化が見られるのかと思うと次作がとても待ち遠しいです。

そして相変わらず、獣人たちの世界の描写が素晴らしい。

しっかり考えて描かれているんだなというのが
背景の細部を見るとよくわかるし、
読んでいるとその世界にどっぷり浸れてほんと大好き。
一コマ一コマじっくり眺めて楽しんでいます。

1

No Title

かわ

1

❤️❤️

(>﹏<)❤️❤️❤️

1

流れるような線が美しい

今年の萌えは今年の内にということで、遅ればせながら…
犬居先生といえば、流れるような動きがある絵柄と、言葉よりもものを語る瞳の表現が非常に魅力的な作家さんですよね。
第1巻目となる前作では相性が悪かった2人が番になり、練が長年背負ってた呪縛から解放され、丸く収まったところまでが。
さて、続編では一体どうお話を進めていくのかなと期待をしながら手に取りました。
まず、あれだけ感情の起伏が大きくはなかった練が、楓とこんなにかわいらしいやり取りが出来るなんて…!と、彼が時折楓だけに見せる、さり気なくてほんのりと甘い仕草に萌えが広がります。
四つ脚状態の練に寄り添って眠る楓の図に幸せが詰まっていて感慨深いです。ああかわいい。

肝心のストーリーはというと、お話の進みとしてはゆっくりめかと思います。
その分丁寧に練と楓の心の動きや成長面がフォーカスされていて、めでたしめでたしのその後のお話としても、番となった2人のその後のお話としても素敵な続編でした。

合理主義者で、なおかつ人の感情の機微に疎い練。
そのため苦悩してしまいますが、それもこれも楓と出逢ってから世界の見え方が変化したからなんだと思うんですよね。
ぼやけていた世界のピントが合うようになったら、今まで気付かなかったことに気付けるようになった。
しかしながら、初めてのことばかりで何をどうしたら良いのかが分からないのです。そりゃあそうですよねえ…
一方の楓も、実は練のことを知っているようであまり知らないのでは…と、自分にも何か出来やしないかと歯痒く思う日々。
滑らかな線で描かれる画面から、焦りや不安が苦しいほどに伝わって来るのだから本当に上手いです。

今はまだ先がはっきりと見えないトンネルの中にいる2人。
ただ、こちらの2人がの良いところは、やはり互いに足りない・知らない物事を補い合い、支え合えそうなところではないでしょうか。
きっと次巻では明るい光の先に行けるのではないかななんて思いながら、どんな結びになるのかを楽しみに待ちたいです。

1

愛のはなし

夫婦、家族、そんな言葉が似合う作品。

お互いの良いところと悪いところが全然違っていて、足りないところを補い合って生きていく二人。表向きにはレンが支えているように見えるけど、カエデのほうが秀でているところもあり、知らぬ間に、彼の心の支えになっている。

人がどう思うなどどうだっていいと思っていたレンが、カエデと過ごすことで周りが気になるようになり、ただ上手い付き合い方がわからず失敗を繰り返し、こんなことなら獣の方がラクだったと・・・!それではダメなのだと、理性的にはわかっているのに、それでも口に出してしまうほど追い詰められているからが切ない。

乗り越えて、幸せになる3巻を待ちます。

0

キャラクターに深みの増す続編

1巻にて無事にくっついた2人。そして続編。
こうしてくっついた先のお話が読めるのはすごくありがたいです。

まず表紙がカワイイですよね。
作者様の画力がめちゃくちゃ高くて、キャラの動きや表情、背景まで1コマ1コマ見入ってしまいます。
ファンタジーのお話ですが、実際の時代背景に当てはめるなら文明開化の初期っぽくて、とても好みの世界観です。

そしてなんと言っても心理描写が本当に巧みです。普通に人間ドラマとして面白い。
仕事をする上で、練さんと並んで歩きたいのにどうやったって距離を縮められない楓くんの苦悩。
急に人間らしい感情をもつことになって、ずっと周囲との間にあった齟齬にようやく気付かされてしまう練さんの苦悩。
いやもう、どっちも苦しい。練さんが涙を流すシーンはつられて泣きそうになりました。

でもどれだけ悩んだって2人はお互いのことが大好きだし、きっと一緒に乗り越えていけるだろうという心強さもあります。
次巻でこの章が完結とのこと。
またじっくり2人の行く末を見守りたいです。

3

練さんの葛藤

練さんの獣化が落ち着いて薬も飲まなくて良くなり完治しましたが。

今まで他人とはあまり関わらず感情を殺して生きてきた練さんにはなかなか他人の気持ちが分からず仕事上色々と揉め事が増えてきます。
楓とも上手く行かなくなり楓が怒って里帰りをしてしまいます。帰省の途中に色々と事件がありますが練が追いかけて来て無事初めての兎族への里帰り。

兎族の人はみんな明るくて練も子供達から大人気。練は疲労ていますが多少の気分転換には良かったけど、最後に「ケモノの方がラクだった」と泣いて楓に行ったことは辛かったです。
次号で二人で乗り越えてくれることを期待してます。でも楓の明るい性格で大丈夫な気がする。

0

愛番家の練さんの孤独

先祖返り防止で、感情の起伏を抑えて育てられた練さん、
番を得て安定したと、医者から、先祖返りの治療卒業を診断される。

舶来の技士と組む新企画。
練さんはマットウな意見をズバリ述べて、人間関係をギクシャクさせる。

楓も、練さんの態度に怒って里に帰る。
楓を迎えに行く錬さん。

練さんの感じる孤独に、楓は気づけない。
楓は良い子だけど、巷を港と間違えたり、頭が悪い。


練さんは、ギフテッドタイプ。
「普通と違う天才」なのだと周囲が認識したら、
練さんの個性を活かせるのに、凄く気の毒だった。

可愛らしくて、丁寧。
心情の機微を描くのが上手い作家だと思う。
次巻に期待。

1

嫁強し

まさか続きが読めるなんて!!!
狼と兎の異種婚姻譚続編です♪

村を救うために、狼族の錬の元に嫁入りをした兎族の楓。
形ばかりの夫婦だった二人ですが紆余曲折を経て心が通じ合い…
というところからの続きです。

持病の“先祖返り”が完治したこともあり、
錬の感情表現がぐっと豊かになっていました。

とはいえ、相変わらず他人には無関心なことも多い中、
楓の存在だけは特別で結構溺愛攻めだったんだなぁと♡
完全に楓の尻に敷かれてしまっている錬にニヤニヤ。

感情を取り戻したことで、これまでの治療が原因で
他人に共感できない自分の欠点に気付いてしまう錬。

けれど、楓に相談することもできずに一人思い悩み、
獣であった時の方が楽、なんて考えてしまう錬が切ないです。

そんなストレスから言い合いになり、楓が家出してしまうのですが、
楓が出て行ったときの錬の落ち込みようが凄まじくて、
そのポンコツっぷりが無償にいとおしくなってしまいました。

そして、家出した楓のピンチに駆けつけ、
汗だくで楓を抱きしめるシーンは今までの錬とは違う必死さに
彼がどれだけ楓を大切にしているかが伝わってきました。

その後、図らずも楓の実家へ行くこととなり、
束の間の休暇を二人きりで過ごす中で己の不安と向き合い、
初めて弱音を吐き、涙を流す錬に胸を締め付けられてしまいました。

ちなみに自分は特装版を購入したので番外編が収録されていました。
こちらを読まずとも本編を読む上では不便はありませんが、
錬が楓の大切さを改めて認識するエピソードでもあるので、
ぜひこちらもオススメいたします♪
通常版を購入の場合も電子で番外編のみの単独購入もできます。

3

まるでその世界にいるような

現実世界とかけ離れている設定なのに狼族と兎族のことを次々と知れて近くに感じられました。

練が楓のどんなところを好きなのかも2巻でよ〜く分かりました。
そしてすっかり尻に敷かれていてなんだか可愛かったです。
クールな練が楓だけに見せる表情いいですね。

楓は練がどんな仕事をしているのかを知って追いつこうと色々と頑張る姿は勢いがあって発明家タイプ…!
足ぐせ悪くてドゴっとなるシーンは思わず笑顔になりました。
かと思えば最後の方で練が涙を流して楓が抱きしめるところ作画もすごくて訴えかけてくるものがあり圧巻です!

練は白か黒か…な性格だと思うのですが少し変化が出てきたなぁと思いました。

4

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