山小屋にて

yamagoya nite

山小屋にて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×213
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
190
評価数
41
平均
4.6 / 5
神率
65.9%
著者
菅辺吾郎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
マッグガーデン
レーベル
uvuコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784800013361

あらすじ

それは「吊り橋効果」っていうんだよ ずっとのものじゃ、ないんだよ
休日に趣味で楽しんでいたソロ登山中だった山本は、山小屋で凍えている大男と出会い一晩介抱することに。翌朝、回復した大男は山本に猛烈に懐くも、その場で別れ日常に戻っていった。しかし、思わぬ形で二人は再会することになり…。

表題作山小屋にて

営業リーマン
営業リーマン

その他の収録作品

  • カバー下漫画

レビュー投稿数6

ほっこり山BLでした!

作者様買い。

いつも不思議な読後感のある菅辺先生ですが、今回は山BLかつお仕事BLでした!

登山歴数年の受けが、登山初心者の攻めを偶然から山で助けることで出会います。
この出会いでの攻め→受けへの
「登山のプロ!凄い!」っていう憧れの気持ちは嬉しいくせに、嘘の連絡先を渡す受けがリアルでいいです!

そのあと実は同じ会社の全然違う部署に勤めていて、受けの仕事でのトラブルに関係して再会します。

体育会系大男の攻めが、どちらかというと細めで小さめなコミュ障の受けに対して、腕相撲を挑むのがかわいい。

仕事のストレスを山で発散する受けと、受けと一緒に登山したい攻めくんのビミョーなすれ違いも可愛くて可愛くてたまりません!

えっちなしなのですが、同じ寝袋に寝たりはします。可愛い。

お仕事とか人間関係では結構シビアな部分も書かれているのですが、攻めくんのほんわかな雰囲気にあたたかい気持ちにさせられます!

疲れてほっこりしたいときに是非読んで欲しいお話でした。

9

この雰囲気が病み付きになります

初読み作家さまでした。ツイートで流れて来て試し読みで面白そうだと思い購入しました。

派手さは無いけどとても素敵なお話でした。2人の体格差も凄く萌えました。
山本のちょっとした佇まいが小動物の様で可愛かったです。

ですがこの山本という人物はちょっと捻くれているんですよね。それに対して真っ直ぐな熊飼が素直で対照的なんです。
熊飼は出会った時から山本に対して好意的で、職場で偶然再会してからは更に慕ってるのが一目瞭然でした。

距離を取る山本に対して必死で近付いて行く熊飼の反応が、大きな体をしてるのにとても可愛らしいんです。

山登りを通して徐々に深まって行く2人の関係がとても素敵で、キスしかしてないのも個人的にも好みでした。
それでも人気の無いところでは、手を繋いだりしてイチャイチャしてるのが初々しくて可愛いCPでした。こういう雰囲気の作品大好きです。

4

静かな時間

登山を日常生活での人間関係と例えていて、登場人物の心理描写もとても丁寧で面白く描かれています。
二人の出会いは唐突で無謀とも思えるシュチュエーションですが、その出会いで山本くんの日常も少しずつ変わっていきます。山に居るときは生き生きとしてるけど、下山して日常に戻ると鬱々と世の中を卑下して生きている。山では無能のクマは日常では陽キャそのもので、山本くんには何もかも眩しい存在。そんな両極端な二人がそれぞれの場所で自分を確立させていく、BLの分野ですが人間関係ドラマとして読ませる作品だと思いました。
読後は登山をしたくなるし、背中を押された気持ちになれます。

1

とても良かった

初読み作家さんです。
もっと早く出会っていたかった〜と思う作家さんでした。

山登りと仕事を通して、お互いが大切なパートナーになっていくお話です。

クスッとなる箇所(各話の扉が好きです)やホッコリする箇所、全体的には暖かい感じです。
が、劣等感や優越感等、人の中にあるどろどろの部分もでてきます。
会社勤めを経験した事がある人には分かるかな…。
働くって大変ですよね。
嫌な事も飲み込んで、自分なりにストレス発散。

自分、偉い!と優越感に浸って何とか自己肯定して又、月曜日から仕事頑張る。みたいな。

最後は、(日高さんの件)楽しく笑わせていただきました。
読んで良かったです。
他の作品も全部読もうと思います。

0

心の温もりを感じた

タイトル通り登山中の山小屋にて、登山初心者で装備不足だったクマのことを山本が助けてあげるようなカタチで出会ったふたり。
クマは命を救ってくれた感謝をものすごく丁寧に伝えてくれて、表面上はその気持ちを受け取りながらも心のなかではどこか冷めている山本…
そんな風にすごく温度差のあるところから、会社でまさかの再会をして距離が近付いていくふたりの恋が描かれていました。

どんな時でもカラッとしていて何に対しても真っ直ぐなクマに対し、山本は日々感じているモヤモヤを内に溜め込んでしまう人なので、性格は正反対なふたり。
でも相性が悪いわけではなくて、むしろ一緒にいることでいい方向に向かっていく様子が良くわかる展開に、すごく晴れやかな気持ちになりました。

ふたりの恋はそれほど困難なものではなかったけれど、山本の心がクマに追いつくまでの葛藤がなんとも切なかったです。
これまで何かと後ろ向きだった部分を変えるのは難しくて悩んでしまったりしたけれど、それでもクマのことを大切にしたい気持ちが彼を変えていったのが素敵でした。

ふんわり優しい絵柄にマッチしたとてもあたたかいお話でした。初読みの作家さんでしたが、過去作も読んでみたいなと思いました。

1

長所短所

絵柄もストーリーもひと昔前のBL漫画の雰囲気を感じます。懐かしい。最近の漫画はコマ割り大きめな傾向らしいですが、このコマ割り細かめで情報量多い漫画好きだなぁ。それでいながら描いている中身は現代風だとも感じる。日高さんの描かれ方とか。

始まり、熊飼のあまりにも無謀な登山に引いてしまいましたが、なるほど彼の得意なこと出来ないことと、山本の得意なこと苦手なことの対比のために極端な描き方にしたんだなぁと。これぐらいしないと弱くなってしまう。

「ボクたちって始めて…」のやり取りが好きだった。無理矢理でもなく、いい塩梅の面白いすれ違い。この2人考え方が違うからまぁまぁすれ違ってるんだけど、結果凸凹が上手く噛み合う2人で…というかおそらく意図してそういう主題のそういう作品の2人なのだけど…末永くお幸せにという気持ち。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う