ボタンを押すと即立ち読みできます!
chara bunko anthology menou
「気難しい王子に捧げる寓話」番外編のこちら。
本編がもう本当にかなり面白くて引き込まれ、まだまだ興奮冷めやらず、の状態だったのでこうして番外編が読めて嬉しい!小中先生ありがとうございます✨
若き国王・エセルを支える優秀な家臣たち。しかし最近エセルの頭を悩ませ憂鬱にさせる新たな家臣がいて…
と続くお話です。
甘いエチシーンはないけれど、王となったエセルの奮闘ぶり、身体は小さいけれど頼りがいある王としての姿が眩しい・:*+.
そして何より、たとえどんなに意見が対立し、エセルの判断が間違っていたとしてもエセルのそばに仕え、決して離れることはないーと言い切るオズワルドがカッコ良すぎてその献身に感激し、しばらくスマホを持ったままじーん…としてしまいました。深いわ…
「振り返らなくてもいつでも後ろにいるから、あなたは前だけを向いていてください」
もう、これ、究極の愛と忠誠、献身じゃないでしょうか。ひとり身悶えた…!
そして夢シーンで始まり、また未来の夢シーンで終わるその構成も素晴らしくて震えました。何年、何十年経っても、二人並んでパンを食べていて欲しいな。
二人が共に年齢を重ねていく様子も、またいつかどこかで別のお話でぜひぜひ読みたいな、とつい欲張ってしまうほど、心に響く番外編でした。
つい最近本編を読んで、あまりの面白さに感動しました!こちらの番外編を偶然発見し、試し読みも面白かったので購入しました。
エセルが王になってから約2年後のお話です。
全50ページ。
側近の家臣も20名近くに増え、オズワルドとの仲も順調で、順風満帆のようだったが、オズワルドが紹介したある新しい家臣の登場で、エセルは心を乱していて…というお話。
番外編というからには、甘々な二人が読めるのかな、と思っていましたが、またいい意味で裏切られました!
お話のメインは、エセルが王としてどうあるべきか、ある人物の登場により改めて苦悩する、という内容でした。
本編もBLメインではなくエセルの成長の物語だと感じたので、そんな作品の番外編らしいお話だと思いました。
8歳になったエセルの弟エドワード王太子も少し登場。エセルにポスッと抱きつくシーンが可愛いです♪
また時々覗かせる、オズワルドのエセルへの愛情や独占欲に萌えました♡
最初と最後に、過去と現在と未来、庭でエセルとオズワルドがピクニックのように食事をするシーン。幸せそうな光景にほっこりしました。
最後は胸がキュンとして多幸感に包まれました。
番外編も素敵なお話でした。
甘いシーンは控えめで、キスや濡れ場はなしなので、それはちょっと残念でしたw