これは、生命維持のためのセックス。救済BLの新極点センチネルバース

君と溺れるエデンの夜明け

kimi to oboreru eden no yoake

君と溺れるエデンの夜明け
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×27
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
89
評価数
24
平均
3.8 / 5
神率
33.3%
著者
Jbn 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784824004864

あらすじ

『センチネル』は『ガイド』なしでは生きていけない――
ごく普通の高校生・康代が数年ぶりに再会したのは、昔好意を寄せていた幼馴染のシロ。
再会を喜んだのも束の間、シロが裏社会で生きる『センチネル』、自身は『ガイド』という超能力者であることを知る。
発達した五感の代償に、『ガイド』と肉体で触れ合わなければ命の危険にさらされる『センチネル』。
シロも例外ではなく、セックスを要求され…!?
「他の奴らに抱かせるくらいなら、俺が――」
求められるままに身体を重ねる中で次第に膨らんでいく特別な感情。
康代は裏社会からシロを救い出したいと強く願いはじめるが――…

表題作君と溺れるエデンの夜明け

康代、高校生、ガイド
シロ(賜郎)、裏社会で生きる少年、センチネル

その他の収録作品

  • 描き下ろし ささやかで満たされてる
  • 電子限定の描き下ろし

レビュー投稿数4

運命共同体

センチネルバース作品。

五感の一つ/または複数が超能力的に優れていて、優れすぎて「ガイド」という存在に制御とケアを頼らざるを得ない「センチネル」という能力者。
主人公は、視覚・聴覚・嗅覚発達のセンチネルで、それを利用されて犯罪に手を染めている少年・シロ。
幼馴染だった康代(こうだい)が偶然出会って、しかも触れた瞬間に後天的ガイドの能力が覚醒したことでストーリーが動き始めます。
のっけから制御/ケアの方法としてセックスを仕掛けられてしまったことで、元々の懐かしさ/心配/同情などなどの気持ちに否応なく恋愛的な感情も入ってしまった康代。
シロを犯罪から助けたい一心が募っていき…

属性的に言えば、一途攻めっていう感じなのかな。
そして、この場合シロは「悲惨な境遇のΩ」みたいな設定なので、センチネルバース難しそう…ってなってもオメガバースっぽく読める…かな?
結局、康代の愛でシロ救済、の流れ。

シロは華奢なからだに美しいタトゥーが入っていて、美少年。
はじめは康代を利用するだけのつもりだったけれど、康代の誠実さに触れてどんどん可愛くなっていきます。
終盤は逃避行の要素もあって面白かった。「萌」で。

0

救済センチネルバース

Jbn先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

平凡な高校生の康代が数年ぶりに幼馴染のシロと再会する。現在のシロは裏社会で生きるセンチネルであり、シロと再会したことで康代自身はガイドへと覚醒する。そしてセンチネルのケアとしてシロと何度も身体を繋げるようになるが、シロを裏社会から救い出したいと思い始め…。
個人的、各項目5段階で
センチネルバース 3
しんみり 3
エロ 3
裏社会 2
な感じだと思います。

センチネルバース作品です。私自身初めて読んだセンチネルバースなので、本編の前に基本的な用語や設定や説明のページがあったのですが、覚えたり理解するのになかなか骨が折れました。
五感が優れた超能力のセンチネルと共感能力と読心能力を持つガイド。センチネルは能力の制御や身体的、精神的な癒しとしてのケアをガイドから受けないと生命の危機に晒されるので、必然的に触れ合ったり身体を繋げないといけない。と言うのがセンチネルとガイドの関係性のようです。
そしてこの作品では、センチネルバースの基本的な要素が一通り描かれているので、最初の説明のページを往復しながらですが、センチネルバースがどういう作品なのか何となく分かりました。

小学生時代に幼馴染だったシロが裏社会で犯罪組織に加担していたという再会から物語りが始まり、裏社会のガイドに金を払ってケアをしてもらっていたと知って、他の奴等とするくらいなら俺がする。と康代くんの、シロは大事な親友という想いが、特別な想いに変わり、普通の状況で、お金のやり取りをするケアじゃなくて、ただシロと一緒にいたいと思う様になる。その想いにシロくんも応えたいけど、応えたら康代を危険な目に合わせてしまうと葛藤するのが切なかったです。
特に逃避行中にホテルから出た後の康代くんの「俺のそばに」の言葉が、何でそんなこと言っちゃうの。シロくんが辛くなっちゃうじゃん。としんみりしました。

本編で描かれた裏社会でのシロくんの仕事が情報収集や見張りやウリだったりで、あまり悪いことをしているようには見えなかったので、身を守る為だったり離れ離れの危惧はあったが、逃避行するまでの危機的状況だったと感じ取れなかったので、個人的にもう少し裏社会要素を描いてほしかったなと思いました。

シロくんが目を覚ました時に、康代くんのことを昔の呼び方でこーちゃんと呼んだのがとても萌えました。最終的には2人は一緒にいられるし、大人になった2人のビジュアルが個人的に好きですし、仕事をしているシーンがめちゃくちゃ見たかった。そこんところ詳しく描いてほしかったなと、2人の未来が物凄く気になりました。

センチネルバースの基礎と裏社会で生きる者とそれを救いたい者の救済作品是非とも読んでほしいです。

1

自分、美人に弱いので

正確には「萌2」の下ですかね。
受けの外見に惹かれて購入。初読みのセンチネルバースでした。

物語はド定番の「まさか、おまえ… ○○くん⁉」みたいなヤツから始まります。
二人は離ればなれになった幼馴染の設定で、シンプルに救済モノです。
超能力とか、少し変わった要素もありました、今回は正直あんま関係なかったかな?

絵は非常に美しいです。特に受けの顔がイイ!
ワシの好みにブルズアイじゃ♡

こちらの作品、最後の方で「えっ!? ここからが読みたかった―!」ってなりました。アレだったら、センチネルバースの可能性をもっと広げられたんじゃないかと思います。

(もしあれば) 続編に期待!

1

再会のセンチネルバース

康代(ガイド)×シロ(センチネル)


センチネルバースの異彩ある世界観で、
再会から始まる2人のラブが
エロさも切なさも同時にドキドキ感を抱きながら押し寄せてくるし、
なんかじんわりとあたたかい感じがするのだ!
絶対に胸キュン必至です!


センチネルバースの世界観:
「センチネル」と「ガイド」、そして一般の「ミュート」という
3種類の人が存在する。

ーーセンチネル:
五感が超敏感で常人よりも発達している。
特殊な能力を使うことができる。
肉体的な接触、つまりエッチなことをすることで「ケア」として必要。
それをしないと、命の危険にさらされる。

ーーガイド:
センチネルを支える役割を担当している。
癒やしの力を持っていて、
センチネルの「ケア」をしてる。
センチネルの心や体を癒すことで、彼らをサポートしている。


物語は、
主人公の普通の高校生である康代が、
小学校以来会っていない、憧れていた幼馴染の
シロと再会することから始まる。

シロがセンチネルであり、
康代がシロに触れてガイド覚醒し、
康代の普通の高校生活が一変して、
超能力者のセンチネルとガイドの関係や、
裏社会に巻き込まれしまう。

シロは、
目も鼻も耳も超絶感覚の能力を持っていて、
それが裏社会で悪用されている。
しかもまだ高校生の年齢で、
その能力の制御に残酷な消耗が伴っているから、
辛いし苦しいのだよね・・・。心が痛んでしまう。
冒頭の再会とセックスのシーンでは、
シロの苦しみがリアルに伝わってくるのだ。

同じ年齢の2人の対比が鮮明で、

康代が普通の家庭で普通の高校生として生活しているからこそ、
シロの不憫さが目立ってくる。
中学校から学校に行ってなかったり、
家庭環境もピンときてなかったり。
ピアスやタトゥーもしてるし、
ケアのためにお金払ってガイドに抱かれるなんて、
強がってるけど実は寂しいだよね・・・。切ないのだろう。

平凡で弱かった康代が、
愛するシロを救い出すためにヒーローに変身し、
シロを触らせたくないし、侮辱させないように
守る姿が超キーポイント!

シロは自分が低俗な世界にいることで
劣等感を感じていたけど、
初めてセックスの気持ちよさを知ったり、
康代に頼んでいいという安心感を抱きながら、
彼は暗い世界の中で光を見つけたり、
愛の意味も少しずつ理解していくのだ。

シロがセンチネルの能力や裏社会から解放されていく中で、
康代がガイドとして、
彼の苦痛を背負って支えていく姿は、
ハートがグラつくものです!

ホテルでの逃避行中、
2人が一緒にいるとホッとしたり、
最後には自信や力を身につけているし。
さらに2人が同棲して幸せそうな姿を見ると、
お互いに一番深く理解し合っていて、
好きな人と一緒にいるだけで息がしやすくなる!すごくわかる!
心がほっこりして精神力もアップし、
安心感もバリバリ感じられるんだよね!

エッチは、
センチネルとしてのガイドを求めるだけだはなく、
2人の真の恋心が入り混じって、
エロさには欲望以上の深い意味が込められていて
切なくて胸キュンがビンビンさせる光景です。

運命に翻弄されながら、
康代が手を差し伸べて、
シロが心から助けられる。

愛が人を救い、
幸せをもたらすってことが伝わってくるのです!

康代とシロはバックグラウンドも能力も違うけど、
お互いを受け入れ合って成長していく姿は、
異なる存在同士でも理解と共感が生まれるってことを教えてくれますね!

康代の優しさと愛の挺身が超カッコいい!
シロが不憫な境遇の中で漂うタフさが尊くて、
ちょっぴりツンツンした一面もかわいい!
2人はセンチネルとガイドの愛とケアで
新たなステージへ広がっていくのでしょう。
心がグッとつかまれるセンチネルバースでした。

3

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