条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
aiteru door kara shitsurei shimasuyo
山田ユギ先生は、高口里純先生の元アシさんだったんですね。高口里純先生といえば代表作は「花のあすか組」、そういえばあの雰囲気のマンガの書き方やなあと納得。
こちらの作品は「最後のドアを閉めろ!」とリンクというかスピンオフというか。本田3兄弟の長男、次男のお話。「最後の~」が結構皆さまお好きなようですが(もちろんこちらもスキですが)、カプ的には正一、俊二にもうもう・・・。メンタルが弱ってるときに読んだら涙腺崩壊してたかも。
名前のとおり窮屈なくらいガチガチのマジメ長男正一(職業もお堅い税務署勤め)、ゆるーい感じの無精ひげ、ぼさぼさ頭、放浪暦ありの次男俊二(アジア系雑貨の買い付け?)。
税金滞納してる商店に直接交渉しに行くと10年ぶりに会う弟と偶然の再会。そこから、この二人の葛藤、過去、別れ、再会からの離れようとする正一、じりじりとでも穏やかに受け入れて近づいてくる俊二。ああ、切ない。どっちも本当は好きなのに正一の「家族、兄弟という」越えられない一線。その一線ごと見守り、支え、ひたむきに正一に尽くそうとする俊二。最後は俊二の粘り勝ちですが、2人の関係はあくまで「兄弟」として正一への想いは墓場まで持っていくつもりだと17の時から覚悟してたって、言い切る俊二は本当に本気で大事にしたいんだろうなと、どんだけ惚れられてるのか正一兄よ。
俊二の兄貴→正ちゃん→正一って呼び方の変化球に萌え、一方の正一は俊二→俊って。もう、いい!。
このふたりの愛は10年前から変わってなかったけど、受け入れるまで10年必要だったんだね。
正一兄は風呂上りなのに夏でも長袖、長ズボンの完全防御(弟からの視線隠し?)、なのに靴下だけ半分脱いでてエロいわー。足から攻めてくださいって言ってるようなもんだわ。ダテメガネで封印してるのに色気が半端ないっす。同僚の有川さんも正一兄の色気にドキッとするくらいだもん。
「こんどは何年?あと何年消えればいい?だけど俺はもうわかった。この先何年離れたってあんたの望むような弟にはなれない。何年経とうがあんたの顔を一目見ただけで17のころにもどっちまう」
「今帰ってもやっぱり俺はあんたを抱くけど。賢三に見つかろうが、誰に何を言われようが世間には兄弟だからって言い張ってずっと一緒にいるつもりだけど」
このセリフでもうもう・・・。堅物正一を陥落させましたね。
家族に秘密の愛ですが、末弟賢三&永井さんにはばれてます。(新装版最後のドアを閉めろで)
でも賢三は知ってるけど2人の兄どっちも幸せそうだから敢えて言わずに見守りたいって。
本田弟同士はなんでこんなにいい男なんだ、正一兄とHONDA村開拓へ引っ越した両親の育て方が良かったんだろうな(笑)。末永く穏やかに幸せに暮らしてね。長文失礼しました。
お互いに思っているがゆえに切なく感じました…。
正一は今まで育ててもらった家族を裏切るようなことは出来ないから、俊二とのことを認めたくない。そして、俊二はそんな正一の気持ちを分かっているからそっと身を引く。
最初はすんなりおさまっちゃうのかな?と思ったら、一筋縄じゃ行きませんよね。
正一は税務官で、そのお仕事場面が多いのですが、私は税金関係が疎いので相続税がどうのこうのっていう場面は良く分からなかったです(笑)
たぶん、そこがストーリー展開の要となるところであったんでしょうが…。
たまに見せる正ちゃんのデレが可愛いかったです♪
■開いてるドアから失礼しますよ■
本田 俊二(次男)×本田 正一(長男・税務署員29歳)
本田の兄・正一は、税務署に勤めるお堅い青年。
ある日仕事の最中に、失踪していた真ん中の弟・俊二と再会する。
正一と俊二は10年前、たった一度だけ抱き合った。
そしてその直後に俊二は、正一のために家を出たのだ。
義兄弟(兄弟として育ってるけど従兄弟同士)もの。
「最後のドアを閉めろ!」のスピンオフに当たるらしいですがー…未読。
“お兄ちゃん”という居場所をくれた弟に迫られつつも家族でいることに拘っていた長男・正一。
そんな正ちゃんのことを苦しめないために側を離れた次男・俊二。
どっちも見ていて切ないし苦しいし…もうorz
家を去っていく俊二を電柱の後ろに隠れて泣きながら…嗚咽をこらえて見送る正ちゃんの姿にこっちまで泣きそう(´;ω;`)ブワッ
しかも10年も姿を表さないし…再会したのも本当に偶然で…!
んでもって正ちゃん不眠のあたりなんてもう…エロ切ない!(正ちゃんぶっ倒れ)
眠らせることができるのが俊二だけ!
えーもう正ちゃんを気持よくして眠りにつくまで見届けるという…!!!(※最後までイタしません)
「触るな」と拒絶されれば黙って夜は外にでかけて…。(酒飲んだりして過ごす)
俊二…よく耐えたよね…。
どんだけ懐広いの。
そして正ちゃん大好きなの。
まーそんな感じで切ないやらエロいやら切ないやらエロいやら…なんだけど脇のよったんとかご両親が楽しいのでそこまで重すぎずー。
HONDA村で満喫されていらつしゃるのだろうかw
三男の話(「最後のドアを閉めろ!」)も気になってきたな。
ってかこれはもう本田家の血筋絶えるな(ノ∀`)タハー
それにしても正ちゃん可愛すぎ…!
真っ赤っ赤になりながら「愛してるよ」って言ったり
いきなり無言で真っ赤っ赤になりながら俊二の足の間にちょこーんと座って「……ちょっと…甘えたくなっただけだ…」
ぎゃーーーーーーもう可愛すぎるっ!!!hs(´Д`* ≡ *´Д`)hs
萌え転がるは…!!!
あ、そうそう最初の方にある足舐めシーンも素敵でした。
ふざけた感じで話していたのに急に本気の顔で…(*ノェノ)キャー
■小間使いの日記■
“彼”×若旦那 ※小間使い視点
小間使いの少年は月に一度、若旦那様の手紙を“彼”に渡しに行く。
“彼”はそれをいつも破り捨て、決して読まれることのないその手紙を何度も何度も…。
小間使いの少年は若旦那様を想い、花を持って帰り「その花をお渡しするようにと…」と言われたと嘘をつく。
そうすると若旦那様が嬉しそうな表情をなさるから…。
でもとうとう若旦那様の結婚が決まり…?!
20Pほどの短いお話でした。
でも短いのに…詰まってます!!!
時代は…明治とか大正とか昭和とかのその辺←
小間使いの少年は…12~14歳ぐらいかな?
この子きっと若旦那様のことが好きだったんだろうなー…って思う。
若旦那様と“彼”を引きあわせて…ぽろぽろぽろぽろと涙をこぼす姿がもう…!!!
旦那様が嬉しそうに笑ってくださっていればいいって何この子健気!!!
でもこの子は多分受けじゃなくて攻めタイプだ。
きっと大人になったら良き攻めになるだろうと期待。
いやもうねー…本当にねーあと10年位早く生まれていたらねー…。
若旦那様も…小間使いの少年が嘘を付いていることを分かっている上で、少年の優しさを受け止めていたのか…。
◆ 開いてるドアから失礼しますよ(表題作)
『最後のドアを閉めろ!』の本田×永井がとっても良かったので、そこを超えるのはハードルが高いだろうと高を括っていたのですが、さすがはユギ先生。軽々とあの2人と遜色ないカップルを描き上げていらっしゃいました。なんといっても、受けでお兄ちゃんの正一のお堅さがたまらないですね。オールバックに眼鏡、凛々しい眉、引き結ばれた唇。これだけ硬派な見た目の彼が、次男の俊二に触れられると、すごく悩ましい表情になって上品に乱れるんですよ。思わず意地っ張り受けの鑑!と思いました。
正一と俊二、それぞれの心情も丁寧に描かれていてストーリーにも大満足でした。本当の親ではなくても両親から実子と変わらず大切に育てられた正一。でも、無意識の内に下2人の兄として、しっかりしなくてはという自戒の念を抱いていて。その中で雁字搦めになって苦しむ正一を、たくさん時間をかけて優しく解放してあげた俊二。長男だって甘えたい場面はいくらでもあって、長年頑張ってきた正一がそんな安らぎを得られたことが本当に嬉しかったです。このシリーズのキャラは全員魅力的で、買って損はないシリーズだなと思いました。
◆小間使いの日記
ドアシリーズとはまったく関係のない話でしたが、これだけ短くても序盤で読者の心を掴み、ドアシリーズとはまた異なる魅力を提供してくれるユギ先生の脚本力に舌を巻きました。まず小間使いの少年が既に可愛い。そして、彼が仕える旦那様が彼の前では明るく振る舞うところに、どうしようもなく健気さと切なさを感じて愛おしくなります。好きな人を諦めなければならなかった旦那様が、最後に本命の人と抱き合って涙する姿がとても印象的でした。小間使いの彼もこの後幸せな人生を歩んでくれていればいいな、と願います。
傑作「最後のドアを閉めろ!」のスピンオフ的作品。
「最後〜」の攻め・本田のお兄さんたちの物語です。
本田は下のお名前が「賢三」。三男末っ子です。上にお兄さんが2人、正一さんと俊二さんがいるのですが、この2人が……なのです。
ところで、2人はガチ兄弟ではありません。兄弟の中で、正一だけが母親の兄の子供。だから正一は実際には俊二と賢三のいとこ。
だけど正一は禁忌感が強くて、俊二を遠ざける。俊二も正一の気持ちを汲んで自ら離れるわけですが。
しかし、10年経って偶然会ってしまうんですね〜。でも全然ご都合展開じゃなくて切ないのなんのって。
何事もなかったかのような俊二。
あの日の事を昨日のように思い出して震える正一。
でももう俊二は覚悟を決めているのです。
結局は正一の方も。
ただ、正一はどうしても罪悪感を拭えない。だから俊二は絶対に両親には言わない、墓まで持っていく、周りには兄弟だからと言ってずっと一緒にいる、と。
これが実にサラリと語られて、逆に俊二の意志の固さを伝えてくる。
でもね〜…正一の気持ちもわかるの。だから2人の恋が実ってよかったね、とばかりは言えなくて、やはり2人は十字架を背負ったんだなぁと思う。
それでも、それでも。
その深い恋情が沁みて沁みてしょうがない。
間違いなく私の中では「兄弟BL」のベストワン。間違いない。
「おまけ」
賢三は「彼氏」がいる事をサラッと正一&俊二に言いました。ここで永井は本田兄弟の共通認識になっていますが、「最後のドアを閉めろ!2」でも永井は誰にも知られていないと思っているので本田家での発言がギクシャクしています。
「小間使いの日記」
時代はいつなのか、大正?
男に文を言付ける優しい旦那様。
だけど相手の男は粗暴で、野卑で、旦那様の文を読みもせず破り捨てるばかり。
さて、結婚の決まった旦那様の最後の文を届ける小間使い。
男はどうするか。
何もかもを捨てる恋の目撃者となった少年は、その後どう生きたのかな…
そんな事を思った。
「最後のドアを閉めろ」の本田のお兄ちゃんズ。本田家は男三人もいて跡取りを失ったわけか。ま、そういうこともあるよね。大らかそうなご家庭だし(納豆以外)。
両思いなのが互いにしっかり分かっているのに色々な制約で心を開ききれない。実にうまくできています。未成年ならまだ分かるけど、もう大人なんだから正一兄ちゃんもはやく腹を括れば良いのにって話ではある。そして腹を括った兄ちゃんはとても甘かった…可愛いッ!男相手でも破断とか言っちゃう正一兄ちゃんは本当に可愛い。
込み入った感情もしっかり表現し、登場人物の魅力も伝わり、うまいこと正一の仕事の話も絡めてストーリーが進んでいくこの手腕。山田ユギ先生に乾杯。
2つのストーリー入り。
リンクしている「最後のドア~」よりもちょっぴり切な目な内容でした。
もちろんユギさんなんで、笑いもたっぷりなんですけど^^
2つと言っても、1つはとても短いお話です。
でもこれが・・・スゴイです。
とっても短くて、多くを語られているわけでは無く
何がどうなってこうなった・・・と言うところも深くは解らないのに、
これまたとっても切ない。。。。
ジワァッと涙が滲んで来そうなストーリーでした。
本編(表題)はもちろんですが、こちらの短編もかなりお気に入りになりました♪
真面目な兄といい加減そうに振舞うけど実はすごく優しい弟の切なく甘いお話でした。
なかなか踏み出せず葛藤するお兄ちゃんのためにちょっと距離をおいたり、時に強引に近寄る弟が素敵~。
たまに登場する本田家両親のキャラもくすっと笑えてよかったです。
三男のお話も読んでみたい!
血の繋がらないお兄ちゃんとその弟。
この話は「最後のドアを閉めろ!」とリンクしています。
10年前、目の前から消えるという事と引き換えに身体を差し出した長男。
その条件を聞き入れた次男は、その後姿を消しどこにいるのか分からない状態が続いていました。
10年後、長男は税務官となっていました。
滞納していた雑貨店へ仕事で行くとそこにいたのが次男でした。
長男は明らかに動揺します。
多分それに次男も気付いていたはず(汗
そんな気遣いをするのは長男の事が好きだからー!
その後10年間どこにいるか分からなかったのに、すんなり家庭に溶け込んだ次男は、
長男と会う回数が増えるのですが、父母がある番組に影響され田舎へ引っ込みます(笑
いるのは長男と次男だけ。。。
緊張が続く二人ですが、最後はやっぱり次男が上手(笑?
書き下ろしも入っていました。
あと読みきりも1つ。
読みきりのお話も好きでした。ちょっと泣きそうだった。
『最後のドアを閉めろ』の、本田のお兄ちゃん二人のお話です。
と言っても、血は繋がってません。だからこその、育ててくれた義理の両親への罪悪感で素直になれない兄の葛藤と、大好きな兄のために自分の想いを閉じ込める弟が、切なくて切なくて。
そして、何年経っても変わらない二人の想いもキュンキュンします。
いつもはツンツンしてるのに、弟に時々見せる兄の甘える姿や、兄を溺愛してライバルを蹴散らす弟の姿も萌えます。
しかし、本田3兄弟は全員ゲイなので、本田家の未来はどうなるんだろうと心配になります(笑)
『ありえない二人』とリンクしてる描き下ろしも、甘々で面白かったです。