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時代と種族を超えて愛に辿り着く、究極のファンタジーBL!
hisui no ryu to saigo no ikenie
ネタバレ無しで読んで頂きたいので、なるべく感想だけ書き残しておきます。
(一応〝ネタバレ〟タグは付けております)
BLに限らず映画やドラマなど、何でも物語に入り込んでしまうタイプなので、もう……泣いた。嗚咽が出るほど泣いてしまいました。
まず、絵が素晴らしい!
丁寧に描かれた背景や緻密な装飾美術など…徹底された世界観で物語に没入して楽しめました。
巧みな心理描写で、ゆっくり心を通わす2人にじんわりと癒されます。
2人が出会ったからこそ生じる、お互いへの変化。
良い方向へ影響しあう2人の関係性や、絆の強さに胸を打たれました。
些細な幸せや、愛情を積み重ねて行く2人が本当に幸せそうで、幸せで満たされた日常の中に切ないものがヒシヒシと込み上げてくる…そんな描き方が本当にお上手で、終盤はずっと号泣。
余韻の残る終わり方も素晴らしいです。
個人的には、その後の2人の日常や関係の変化をもっと見たいなぁ……
いつまでもこの世界に浸っていたい…そう感じる隠れた名作でした。
▶︎シーモア/局部描写なし※シーモア限定描き下ろし…4P
もっとハッピーなエンドを望んでたので、神ではないけど、とてもよかったです。
第1話から更新を追っていて、大好きな2人だったので、2人の最後は切なすぎて泣いてしまいました。
最初は攻めが、不憫すぎる受けの保護者のように教え導くのです。
この攻め様、とにかくカッコいいのです。めっちゃ最高でっ……!! とてもよくできた人なのです。(人じゃないけども。)
この攻め様の導きで受けは成長して、いろいろなことを知っていきます。文字や、自分で考えるということや、人間の森での暮らし。
嫌なヤツも出てきますが、そんな奴らさえも攻め様にとっては恨みを向ける対象ではないのです。人間たちの認識が年月によって変わってしまったことに嘆きはすれど、攻め様は恨むことはしないのです。
最後は2人で一緒に暮らします。受けは攻め様と少しでも長く一緒にいるために、薬草について攻め様から教えを乞い、暮らします。
攻め様は最後に、自分が死んだら火葬して弔うように受け様に言うのです。事実を知った最初の頃は特に攻め様の死を受け入れられなかったので、心配だったのでしょうね。大切な存在が亡くなっても、投げやりになることなく現実を生きてほしい。そしていつか自分の死を受け入れればそれでいい。そういうふうに思ったのだと思います。受け様は攻め様にとって、恋仲になっても最後まで導くべき相手でもあったのだな、と思いました。
最後、攻め様を弔った灰の中から出てきた小さな竜の子どもに新たな名前をつけるのです。この時の受けの、この子が翠であってもなくてもという気持ちにじ~んときました。
受け様が攻め様に出会ってから死に別れるまでの、幸せ満点とは全く言えないのですが、それでも泣ける感じのいいお話でした。
どこかでもう一度巡り会って、今度こそ幸せいっぱいに暮らしていてほしいですね。
げそたると先生の『年上の彼は不機嫌に艶めく』がすごく好きで、おっ!今回は人外物だ~と期待して購入
すごく良かったです。泣けました
何よりもげそたると先生の絵がすごく私好みなんです。
すごく綺麗で、現実的な絵が好みです。
そして翠がイケメンすぎる神々しい美しさがありますね
星桂も美青年で何より不憫系美人で健気!
昔からの因習で、星桂は竜の生け贄に選ばれてしまいますが、美しい竜の翠に助けられます。
人って弱いから何かに頼らなければならないのはわかるけど、それって人の命を犠牲にしてでもやることなのかな?昔からこういうの手の話って多いけど、ほんとに救われないなと
星桂は翠に出会ってから、いろいろなことを覚えていきます。世界を知って楽しいことを知ったけど、結局は翠のとこに帰るのです。
でも翠の寿命はあと少ししかなくて…これは泣けましたそして翠の優しさが刺さります。
最後は再び灰の中からちっちゃい竜の子が這い出てきます。竜って火の鳥みたいに不死身だったのかな?と思ったけど、この子は翠の生まれ変わりかどうかわからないけど、星桂は青という名前をつけるんです。私は2人の子供だったらいいなと思ってるけど
ただ翠と星桂のイチャイチャっプリがもっと見たかったです。
また再び生まれ変わってどこかで現在の日本でも良いから2人が巡りあってほしいなと思うのでした。
あまりに素晴らしかったので一人でも多くの方に読んでいただきたいお話です。
どこでこの気持ちを書けばいいのかと思いこちらに記させていただきます。
まずは題名にあるように、ある世界のある国では竜が人々を守り、生贄を捧げることでその世界の平穏が守られると思われています。
主人公星桂(せいか)は両親を失い生贄候補として育てられ、そして選ばれ、竜と崇められる存在の袂に捧げられるのですが…。
個人的にこのお話は変わる事を描いている様な気がします。
竜神翠は生贄と育てられた星桂に生贄を求めていないこと、これからが自分の人生を生きるように変わるように促します。
ただ流されるのではなく、己で考え変われと言われ、ただ生贄に選ばれる為、ひいては竜に食べられる為、それだけであれは存在を許されていたと思っていた星桂にとっては自分が変わらなければならないと言うことに戸惑います。
竜神の存在自体も彼が願っていたことが時の中で大きく変わっていました。
変わることをを受け入れること、己の意志で変わる事、己の意思を無視して変わってしまった事、変わってしまっていたことを認めることそのどれも勇気が必要だと思います。
主人公星桂は竜神翠との生活や暮らしの中でそれを受け入れ体得していきます。
そして2人に避けがたい大きな変化が訪れるのです。
げそ先生が商業でデビューされて2冊目の作品です。
前作が現代ものであるところからガラッと変わって和風ファンタジー。デヴュー前から存じ上げておりましたが、一読者として偉そうなことを申し上げるようですが、この選択は素晴らしかったと思います。
先生の透明感あふれる筆致がこのファンタジーの世界観に非常にあったものとなっていて、その繊細さが物語の爽やかさ悦びそして悲しみを鮮やかに深く描き出していると思います。
私もこの変化を喜び受け入れる一読者でいれることが嬉しくてなりません。
げそ先生素晴らしいお話をありがとうございました。
面白かった。
とてもネタバレ感想です。
竜神信仰がある国で生贄に選ばれるために育てられた受けと、神だと勘違いされて困っている長寿の竜。
攻めが奉られるまでの経緯が興味深かった。仲の良かった人間が戦に巻き込まれて死んで、ちょっとご乱心しちゃっただけなのに竜神だと崇められ、友の子供の行方を探して欲しいとお願いしただけなのに生贄の因習になっちゃう。長い時間をかけて元々の意味が薄れていったり、苦しい生活を送る人々が信仰に縋っていく様子が怖いなって思いました。
そんな愚かな人間も捨て置けない優しい攻めが良かった。
竜神の生贄以外の生き方がわからず人生を諦めていた受けを見かねて暫く手助けしてくれる優しい竜。養い親に支配されて育ち、まともな教育も与えられず字も読めなかった受けに対して「考え続けろ」「自分で考えろ」と知識を与えて見聞を広める大切さを教えてくれる攻めに親心のようなものも感じて好きだった。心配性で口うるさい攻めが受けに母親みたいって言われてたのも笑った。じゃあお前は俺の乳飲み子だなってバブちゃん扱いで返していたのも好き。
受けが村人達に囚われた時に、攻めの教えを思い出してどうやったら切り抜けられるか一生懸命考えて行動していたシーンも成長を感じて良かった。
その後攻めが助けに来てくれて結ばれてハッピーエンドかと思いきや…そこからの展開がかなり良かった。めっちゃ読んで欲しい。
受けがどうして最後の生贄なのか、それは攻めの寿命がもうすぐ尽きるから。長く生きた竜の命が穏やかに尽きていく描写に寂しさが募る。初めは攻めの死を受け入れられなかった受けが覚悟を決めて残りの時間を共に過ごしていく様子も泣ける。死に向かう悲しさと、最後の時間を二人で過ごす穏やかな空気感がとても良かった。最後は人の世と同じ方法で弔わせて、受けに攻めの死と向き合う方法を教えてくれるのも最後まで攻めらしくて良かった。
そして次の竜が生まれ、今度は受けが幼い竜を教え導いていく展開も泣ける。与えられた愛情が他の誰かへと巡っていく展開がめちゃくちゃ好き。攻めの灰から生まれた子竜に新たな名前を与え攻めと同一視しない受けの強さも良かった。
いっぱい泣きました。
生贄について考えさせられるお話です。
神官のお面がリアルで怖いです…。
私はweb連載を読んでいたので最終話まで全て知った上で読んでおり、おかげで1冊にまとまったコミックスはもう冒頭からウルウルしてしまいました…。
絵柄も綺麗だし、ストーリーも良いです。
ファンタジーが苦手でなければ、是非読んでほしいです。
生きるとは…、なお話です。
ファンタジーな部分は、攻めが龍なのと傷口を舐めると治るくらいで他はリアルな人間描写でした。
そして最終話はやはり号泣です…。
1冊のみなので、後半から駆け足なのが残念ですが…。上下巻でじっくり読みたかったです。
駆け足でも号泣なので…じっくり進んだらティッシュ1箱使いそうですけど…。
シーモア限定版が少しお高いですが、オススメ。
翠さんと星桂くんの星桂くんが頑張る(エロを)お話です。星桂くんが可愛かったです。
続編も読みたいですが、翠さんと星桂くんの二人が読みたいので番外編が凄く読みたいです。
シーモア電子購入
修正はないです。(見えない描写)
タイトル通りよくある生け贄ものなんですが 作家さまが好きすぎて
いや 1冊しか読んでないし
なんなら前作 もう一声!! って思いはしたんだけど とにかく絵面が ね
なので いつもそんな甘くないよね アンタ?
みたいなことがあったら 親の欲目とお許しください
Σ あたしにもあるのよッ!親の欲目が ←親じゃないけどな
竜神信仰がある国
10年に1度 男女を問わず年端もいかない頃からその為に育てられた若人から花嫁が選ばれる国
出だし 不憫を絵にかいたような控え目主人公にワクワクするか ツキツキするかで好み分かれるのかな? ※因みにあたしは前者
理不尽な扱いを受け続けるよりいっそひとおもいに喰われたほうが楽になれるのかもしれない
クズな養父母と神官が最高すぎて 地獄に堕ちろやッ!と
それに引き換え 無欲な竜が
ほんとにありきたりなんですよ
生け贄なんていらない ほとぼりが冷める頃ここを出ていけ って生け贄逃がすパターンなんで
なんだけどそれを前提に 考えること 頼ること 支えること なにより慈しむことを魅せにくるので ありきたりがありきたりじゃなく 他人との関わりかた
他人に流されるのではなく 自分の生き方は自分で決めろ
ってのを強く読ませにくるので 何かに迷って躓いてるときに読んだら見えてくるものがあるのかしら? ←それこそ自分で考えろ!
寄り添い続ける毎日の幸せと哀しみ
何と出会い何と別れ 刻む月日に何を想うか
駆け足で神と呼ばれた竜と生贄の人生を読まされるので 盛大なすれ違いや萌えきゅんどころは少ないんだけれど 運命・宿命・輪廻まで詰まってるので読み終わった後が妙にすっきりするというか
欲を言えば 強く惹かれあう部分が弱かったのと その後が見たいッ てのがね 残る
うんでも ありきたりな生贄モノになってなかったのがほんとよかった
甘ったるいだけじゃなく 時に日々生きることの中の大事なもの考えさせられる優しさ溢れるお話
てか この話数でよくここまで描き切ったな やっぱいい! もう一声 はでちゃったけど
いやはや なに絵面がとか 言っちゃってるんだろうね あたし
可哀想な受けと神様のお話です。
受けは生贄として育てられて、その育てられた環境もよくありませんでした。色々なことを制限され、文字も学ばせてもらえてませんでした。攻めはそんな受けに考えること、頼ることを教えます。
途中、攻めが受けのためを思って手放そうとするパターンの話かと思いました。それもある意味間違いではないのですが、そっちのパターンか!と少し心の準備をして、最後まで読まないといけないなとなりました。
最後は、すごく悲しいなとなったのですが、救いはありました。それが、よかったです。悲しく終わる物語も嫌いではないのですが、一縷の希望があるパターンがある方が好きなので。
受けが幸せな余生を送ることを祈ります!!