この最愛は痛くて甘い

愛され奴隷の幸福論

aisare dorei no kouhukuron

愛され奴隷の幸福論
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
55
評価数
16
平均
3.7 / 5
神率
37.5%
著者
東雲 

作家さんの新作発表
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イラスト
凩はとば 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434319068

あらすじ

事故により両親を喪った王立学園の学生・ダニエルは伯父に奪われた当主の座を取り戻し、妹を学校に通わせるため、奨学生となることを余儀なくされる。努力の末、生徒代表の地位までを掴んだダニエルだったが、自分の目標で同じく生徒代表の公爵家跡継ぎ・エドワルドには冷ややかな態度をとられる。心にわだかまりを残しつつも迎えた卒業式の直前、あと少しで当主の座と敬愛する王太子の側近としての未来を掴むはずだったその日、伯父から両親が残したという多額の借金を突きつけられる。妹を守るため、借金奴隷に身を堕としたダニエル。しかし、男娼として身売りする夜、現れたのは彼を嫌っていたはずのエドワルドだった――。ダニエルを屋敷に連れ帰った彼は、激情のままその身体を何度となく組み敷いて……

表題作愛され奴隷の幸福論

エドワルド,ヴァシュフォード公爵家の当主,16歳〜21歳
ダニエル,リンベルト伯爵家嫡男だが伯父に奴隷の身に堕とされる,15歳〜20歳,

レビュー投稿数4

読みやすくて面白かったです

初作家さん。タイトルに惹かれて購入。
WEB発小説ですと、どうしても苦手な文体に遭遇してしまうときもありますが、
こちらの作品は心理描写た情景描写もしっかりしていて個人的にかなり読みやすかったです。
物語自体もおもしろくて、続きが気になっていつもより早いペースで読めました。
攻め受けは同級生だがあまり交流がなく、攻めに嫌われていると思って受けは避けています。
前半までは受けが大変な目に遭う場面が主です。大変ですが、かわいそうと思うほどの内容でもないと思います。借金奴隷になったが労働を強いられ、娼館に売られてもまずは下働きで、恵まれている環境です。
娼館オーナーに薬やおもちゃで仕込まれ体が開発されるシーンが、結構好きです。
120ページあたりでようやく攻めが再度登場。受けを身請けして連れて帰ります。
ふたりの初めての情事シーンもかなり好きでした。
受けを気遣う気持ちもあるが、うぶな受けに無意識に煽られ行為がどんどん激しくなる…攻めの不器用さや受けに対する重い執着を垣間見ることができます
お互い徐々に心を開き想いが通じ合い、受けだけでなく、受けと同じように苦労した妹さんもしっかりハッピーエンドを迎えられてよかったです

もっと受けに可哀想な目に遭ってほしい、不憫受けが好きな方々にはやや物足りないかもしれません。
分厚い(400ページ近い)ですが気軽に読める一冊です

3

キャラクターの役割が明確で皆良い仕事をしています

イラストが凩はとば先生と言う事に惹かれて、読ませて頂きました。
タイトルからも受けのダニエルが奴隷なんだと分かりましたが、読み始めは、ちゃんと貴族の子として身分が高い子が通う学校に行ってたので、、ここから奴隷落ちするのか…と、ちょっと先行き不安になりましたが、読み始めると、ダニエルは妹思いの優しい理想的なお兄ちゃん。妹のフローラも、健気で頑張り屋さんで可愛らしい。ダニエルの同級生も、その立場に見合った、とても魅力的なキャラクターでした。そして、ダニエルを奴隷に貶める悪役の伯父一家。これも絵に書いたような悪役っぷりでした。
ストーリーとしては、奴隷に落とされたダニエルを攻めであるエドワルドが助け出す為に奔走する。と言う流れではあるのですが。
この話の中で唯一、全く考えてる事が分からないキャラクターがエドワルドでした。エドワルドもダニエルの同級生として一緒に学校生活を送るのですが、心優しいダニエルは誰からも温かく接して貰えているのに、エドワルドだけは冷たく感じていたり。
その辺のエドワルドの視点のお話は読んでいて、彼に対する気持ちや執着する過程が不器用で、読み終わる頃にはエドワルドも可愛いとおもえました。
ダニエルもエドワルドもどちらも心根が可愛らしいんです。
ダニエルを陥れた伯父一家がどうなるのか?奴隷とご主人様という関係でしか一緒に居られないエドワルドとの関係はどうなるのか?は読んでみて欲しいと思います。
中でも面白い設定だと思ったのが、ダニエルが性奴隷として、「準備」する為に使われるスライムの様な生き物が感情は無いと言ってるのに、可愛らしいペットの様な存在になってるのが、見ていて楽しかったです。このペットの絵は裏表紙に凩はとば先生がミニキャラと一緒に描いていらっしゃいます。読み終わってから、かわいい。ってなりました。

2

不器用だけど…

実はこちらの作品はサイトの方で読了していました。書籍化するに辺りかなり読み易くなっていると思います。
そして冒頭の人物紹介のページに男娼のロイが描かれていなかったのでもしかしてと思っていたのですが、彼のシーンがストーリーに関係あるところだけ残してあって、後に娼館を辞めてダニエルの従者になるところも変更されているようでした。こちらはサイトに番外編としてあるので気になる方は読みに行ってみて下さい。

またエドワルドと祖母の思い出の話か削られており、ダニエルがエドワルドの為にお菓子を作るシーンも無くなってます。こちらもサイトの方で番外編として残してありました。


さて感想ですがとても読み易い文章とテンポの良い場面転換でサクサク読めます。誰もがエドワルドの不器用さでもってダニエルが誤解をしていると気が付くと思います。

そして両親が亡くなり伯父が領主代行として乗り込んでからのダニエルと妹のフローラに対する扱いに、「コイツらだけは許せない」と誰しも思うと思いますが最後に報いを受けていますので楽しみにして下さい。この辺りのシーンはかなりスカッとして好みでした。

攻めのエドワルドが生い立ち故にかなり不器用なので、読んでいてダニエルにかなり誤解を受けていると分かるのですが、それでも学園でのシーンは自業自得だと思えました。

私はどちらかと言うとダニエルが誰にも助けを求めないところが凄く焦ったく思いました。素直で良い子だと思うのですが、周りに助けを求める余裕があればあんな苦労をする事は無かったと思いました。

でもあの事件があったからこそエドワルドは劇的に変わり、ダニエルを取り戻す為に必死になって動いたし、フィルベルテ王太子が国に蔓延る悪の根を一掃出来たので必要悪だったと思います。

ダニエルが救出されてからはエドワルドが気の毒だと思いました。真面目さん故にエドワルドの気持ちに全然気が付きません。だからこそ不器用ながらにダニエルに対して見せるエドワルドの態度に凄く萌えました。

レーベル的に異世界転生とかトリップが多いですが、こちらの作品はそうではありません。作品数的にかなり書き慣れた作者さまなので安心して読める作品です。

同じ月に出版されたアルファポリスの作品の中では手に取りにくい表紙だと思います。作者さまが筋肉受けが好きなのとダニエルが筋肉質なのも売りだからだと思います。男娼館から救い出されましたしね。2人の関係性を良く表したイラストだと思います。

ただ個人的にはダニエルに洋服を着せて欲しかったです。作中で2人が着ていた特別な夜会服が素晴らしかったのでそれが良かったです。


1

読みやすい

表紙の筋肉に惹かれ購入しました。
読み終えた感想としては、うーん、と微妙な感じです。
設定は凝っていて、文体も読みやすく、面白いは面白いです。キャラの心情を理解しやすかった。
ただ、受けが大柄で筋肉美という設定を活かせていないというか、そういえばそういう設定だったなー、と読んでいて時折思い出すほど存在感がなかった。
挿絵があったらまた違ったと思います。ないとは知らずに購入したので、もし知ってたら買わなかった、、、。

受けの喋り口調がとても丁寧で、性格も心優しい真面目な好青年で、これが漫画だったらキャラデザとのギャップで楽しめたと思うけど、小説だとそこまで楽しめないというか表現できていなかったです。受けの筋肉に惹かれたのに、筋肉要素ゼロ(と感じた)でとにかく物足りなかった。
やっぱりある程度、見た目と中身(口調?)に統一感がないと小説は楽しめないかな。何度も言いますが、挿絵があったら別です。
執着攻めは読んでいて楽しめたので、とりあえず「萌」評価で。

3

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