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shiritsu teijo gakuen
今回は穏やかな時と、そうでない時の差が激しくて、いい意味で疲れました笑
春太と葵木先輩が映画に行ったり、三富や辻と葵木先輩に振る舞うための食材買いに行ったりするなど仲良しシーンがあったり、穏やかな感じの場面もあるのですが、葵木先輩の心の傷が垣間見える場面や騙された春太に葵木先輩がガチギレする場面など穏やかでない、重い場面もありました。
穏やかでない場面で言えば特に、最後の場面はびっくりしました。「これって、そういうことなのか…?それともミスリード?えっ、どっち?」という感じです。
早く6巻目読みたいです!
ついに5巻まできました!今回の装丁は濃紺!今まで白が多かった装丁でしたが、一気に濃紺へ…。物語も不穏な空気満載でこの巻を象徴するよう…。表紙は和泉先生に後ろから目隠しされる葵木先輩…。震えます…。
何しても葵木先輩が気になる春太。辻や三富のアドバイスもあり勇気を出して、葵木先輩を週末デートに誘います。
春太に合わせてカジュアルなファッションで待ち合わせ場所にくる葵木先輩!もう何を着てもかっこいい!!映画見たり牛丼食べたりして、高校生らしいいたって庶民のデートを楽しみます。
そんな葵木先輩ですが、夜は四逸のメンバーと豪華で洗練されたファッションで四逸御用達のクラブへ。春太と葵木先輩の住む世界の対比がすごいです。
このとき、葵木先輩が春太とのデートを揶揄されるんだけど、蓮宮がフォローしてくれるんです。蓮宮って最初の頃、何を考えているのかよくわからないキャラだったんですけど、何気に葵木先輩の良き理解者であり、実は1番物事を冷静に大局的に見ている人なんですよね。
お酒を飲んでホテルで目覚めたところ蓮宮から葵木先輩に電話があり、すぐにそこを出ろとアドバイスが。こんなふうに自分を崩してしまうほど隙がある葵木先輩は初めてです。
その帰り道、春太とのデートを揶揄した男の罠にはめられ、葵木先輩は大ピンチ!朦朧とする中、春太の家に到着して倒れてしまいます。
本当は春太の家でお家デートをする予定だったんですよね。なかなか来ない葵木先輩を待ってたら、突然Ωの発情に当てられた葵木先輩がびしょ濡れでやってきて目の前で倒れてしまい、春太もびっくりです。
そんな今まで見たこともない葵木先輩の姿を見て、ますます葵木先輩の側にいて葵木先輩の力になりたいと思う春太。
春太が明らかに葵木先輩に特別扱いされているのは傍目にもわかるので、それをやっかむ奴らにはめられそうになる春太。またまた春太のピンチに葵木先輩が駆けつけ、事なきを得ましたが、葵木先輩に激怒されます。
ここの葵木先輩が助けにきてくれるところで、発情誘発剤でできたアメを葵木先輩が春太にキスして口から取り出すんですけど、葵木先輩のキスシーンが!めっちゃかっこよくて、これは今後来るかもしれないセックスシーンとかどうなっちゃうの~と妄想が膨らみました(笑)
春太は和泉先生から葵木先輩の過去に起きた出来事を聞くんですよね。それは葵木先輩の懇意にしていたΩが発情誘発剤の犠牲になってしまったこと。おそらく、レイプされてしまったのかなと…。
それを聞いた春太は自分の不用意さで罠にはめられてしまったことを猛省し、葵木先輩に謝りに行くんです。でも、この事件をきっかけに葵木先輩は春太を側に置くのをやめると春太に告げます。
そして5巻最後の場面。私は読み進めながら、えっ…!!??って二度見してしまいました…。和泉先生のうなじに噛み跡…!?
この作品、もはやBLというジャンルでは語れなくなってきているなと。ほんとにおまいら、高校生なのか…?と思うような校内での権力ゲーム。1度痛い目見たやつのなりふり構わない復讐。四逸出身という肩書を持つものによって綿々と受け継がれる、社会を牛耳る権力者たち。
もうありとあらゆる人間の欲望や権力への渇望なんかが描かれて、高校生の淡いBLとか、なんだっけ?状態になっています。
葵木先輩はそういった権力ゲームのえげつなさ、権力者たちのしがらみなど、表面だけの煌びやかな世界とは真逆の、権力を持つものが見せるドロドロとした裏面を知り尽くしているだけに、春太をそういう世界に引き込んでしまうことを躊躇していたんですけど、春太が発情誘発剤を故意に与えられた事件が起きたことで、春太と一線を画そうとしたんだと思います。
5巻を費やしてもなお、主人公たちの恋愛はなかなか進まないし、葵木先輩もはっきりしない…。それに5巻の最後で、えー!?な展開。ここまで物語の展開を作れる作者様、本当にすごいです…。
本当に最後どうなるんだろう…。それにスイスに行ってる那治が帰国したらまたまたどうなるんだろう…。蓮宮のサングラスもまだ外されていないし(?)、とにかくいろいろ気になって仕方ない。
絶対最後まで見届けたいと思います!
葵木先輩に憧れプレッジに挑む春太。
葵木先輩をデートに誘うんですが…
映画の庶民デート、その後の四逸が集まる高級ナイトクラブ、一話目でもう二人の格差を見せつけるんです。
春太はスレてなくて純粋な心を持つ子。葵木先輩は上流階級の園の汚れ部分に巻き込んでもいいのか悩みます(本当に高校生の世界か!)
OBの和泉先生(1巻から出演されてる)と葵木先輩の過去に何が!?というところで続き…です。
葵木先輩はずっと春太のピンチに駆けつけ助けてくれて…♡
そして発情トラップを掛けられてしまうんですが、朦朧としているのに雨の中相手に傘を渡すなんて…どこまで紳士なのーーー♡
格好いい葵木先輩満載の今作ですが、春太もドジでおバカなだけでなく確実に成長しています(ゆっくりですが)。
私はΩにとって理不尽な社会を若き二人が変えてくれるんだと信じて読み続けたいと思います!
私はもうすっかり葵木推しなのですが、この巻で葵木と春太の関係にひびが入ってしまったので、ここから那治ルートが再び開く展開になるんですかね。葵木の顔がタイプで、堅物だけど話の分かる性格なのが絶妙な上、今まで他人と温かく穏やかな関係性を築けた経験が少なそうに見えるので、真に心を許せる人間が隣に1人くらいはいてほしいと切に願ってしまいます。今回は途中まで春太と結構いい雰囲気のところまでいったので、できればまた2人の関係が修復されてほしいですね。過去も匂わされていたので、次巻はその辺に焦点が当たるのかな。