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「今度ゆっくりオトナの話をしよう」
neongai no kumo to chou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
身体から始まった二人のなれそめ話
本作が最初のお話（馴れそめ話）で、旧版発行の後同人誌が何冊も出されてシリーズになり、今年の春にそれらを全部まとめて3冊のコミックスとして発行した、という流れなんですね。
私は最初同人誌から入って（つまり続編というか番外編というか）、後から旧版を読んだ口でした。
なので新装版の購入もどうしようか悩んだのですが、小冊子に魅力を感じて購入した次第です。
あれ？と思うくらい、絵が美麗になっていました。特に榛沢さんの色気が増し増しです。
内容としては全5話、旧版書き下ろし、新装版の書き下ろし、おまけの小冊子が付くので、購入してよかったです。
本編はなれそめ話なので、その先の二人を思うと、やはり描き足りてない感は拭えません。この本だけでは二人の気持ちの変化が伝わりづらく、最初は身体から始まったはずが恋愛に発展したとはやはり思えないのが正直なところです。どの辺りからお互いの存在を大切なものと認識し始めたのか？
事象としては、榛沢さんが組をやめた、という大きな出来事があるのですが、それもさらっとしているので本当に勿体ないと思っています。
伊泉のためにやめたのだろうと想像はつくものの、そこまで？なんで？と意外に感じるのが先に立つので、理由とか契機とかもう一声どうにか。
二人の気持ちがよく分かるのは同人誌の方なので、「ネオン街の蜘蛛と蝶 夜」及び「同 明け」も併せて発行になって良かったです。
小冊子は新店での二人の様子が描かれていて、いつものじゃれ合いですが可愛かった。こんな反応されたら伊泉をからかうのが楽しくて構い倒したくなるだろうなと思えました。
みかじめ料
初作家様
表紙メタリック感綺麗だなから始まり
｢そこに愛はあるんか？｣
それが第1巻を読んでの最初の感想でした
なんとも形容しがたい読了感…
店を守る代わりに自分を売る店長
なんと浅はかな…
自分さえ耐えれば
店を皆を守れると思ったが故
というのは理解できるが…
あれだけ慕ってくれているスタッフ達が
そんなことを知ったら悲しむだろう…
スタッフ達の優しい言葉だけが救いだった
全3巻なのでここで終わらないのが幸い
この先納得のいく愛が描かれていることを
切に願う…
2023/08/13 読了
紙の修正は白抜きでした
勿体無い！！！！！
夜のネオンに浸る…
もう表紙からして色気が1億点満点。
どうしてくれましょう、この溢れんばかりの官能！
滝端先生の繊細で美しい画力で描かれる男たちのエロボディに
最初から最後まで目が釘付けでございました( ⑉¯ །། ¯⑉ )眼福眼福。
そして、素晴らしいのは絵の美しさだけではありません。
ヤクザの組長とキャバクラの店長として夜の世界で
暴力と欲望に塗れながらも不器用にしか生きられない二人。
身体から始まっているのに、いい年した大人なのに、
ピュアで臆病な二人の恋に胸をぐさぐさと抉られてしまいました！
キャバクラの店長・伊泉はある夜、酔客から絡まれていたところを
店に立ち寄ったヤクザの組長・榛沢に助けられます。
その出会いをきっかけに、店を守るため榛沢に交渉を持ちかける
伊泉ですが、みかじめ料の代わりに体を求められ…。
「楽しいことがしたいだけ」発言を繰り返し、ニヤついた表情で
伊泉に面白半分に手を出す榛沢の第一印象は“ヤべぇ奴”でした。
ヤクザの組長でありながら厳格さはなく飄々とした態度で、
伊泉が嫌悪など感情を露わにすればするほどに悦び、
執着してゆく様は絶妙に怖くて気持ち悪かったです。
特に榛沢に弄ばれされるがままだった伊泉が感情を抑えきれずに
初めて怒りをぶちまけるシーンではその不気味さは最高潮！
榛沢との関係に苦しみ、葛藤する伊泉に対して
「このまま抱き潰してぇなぁ」と笑みを浮かべる榛沢に
ぞくりと鳥肌が立ちました。
けれど、蓋を開けてみれば何てことないあまあま溺愛おじさんでした。
強引に組み敷くくせに甘やかし、快楽を与えながらも最後まで抱かずに
焦らして追い詰めるのは伊泉の方から自分を求めて欲しいから。
過保護で、執拗に可愛がるくせに嫌がることを繰り返すのは泉の中に
自分の存在を植え付けたいため。
それはとても歪んだ愛情ではあるけれど、同時に一途でもあるんです。
だって、たかが遊び相手のために組解散ってそこまでする？否！！
もう、これは愛ですよね。
しかも、かなり重症のやつ。
いつもはニヤニヤ笑いを崩さない榛沢ですが、伊泉と会えない間、
彼に想いを馳せる切ない表情に本気愛を感じてぐっときました。
そんな榛沢に不幸にも気に入られ、半ば脅迫のような形で
体を差し出した伊泉。
冷たい外見とは裏腹に責任感が強く、嬢からの信頼も厚い店長ですが、
榛沢の前でだけは激し、赤面し、無感情の面の皮が剥がれてしまいます。
そして、ベッドの中では快感に目を潤ませ、堅物な男の理性の箍が
外れてゆく表情が最高にいやらしかったです///
根が真面目なだけになかなか素直になれない伊泉ですが、
会えない間も忘れられないどころか体は榛沢を求めてしまい、
無自覚ながらとっくに陥落しちゃってるんですよね(๑´ლ`๑)ﾌﾌ
ラストでは榛沢との関係を受け容れた伊泉ですが、
まだ恋人同士というにはあと一歩ラブが足りず…
次巻では榛沢への気持ちを自覚した伊泉のデレが見たいなぁ。
描き下ろしはこのたびの新装版ver.に加え、旧版ver.も収録されており、
旧版を買い逃してしまった読者には嬉しい豪華な1冊でした♪
どちらも本編後日談で、旧版ver.では積極的でえっちな伊泉を、
新装版ver.では無防備で可愛い伊泉を堪能させていただきました(*´˘`*)♡
色々増し増しになりました。
紙版はまだ手元にに届いてないのですが、取り急ぎ電子版にて拝読。紙版が届いたら旧版との作画の違いを堪能したいと思います。
まず、表紙の伊泉ちゃんのエロス増し増しになり、シックなカラーのカバーにオトナを感じます。
帯の煽り文もまた作品をこれでもかと盛り上げるストーリーの根幹になる－『情』－にわかっているのにこれから先を思うと五臓六腑が締め付けられます。
描き下ろしは、旧版の描き下ろしのその先ーー。
Cモアさんでの修正はライトセーバー、
電子のおまけは、獣パロでふたりともらしい姿です。
滝端先生の狂気な加筆修正により、より無精髭な榛沢さんとよりエロスな伊泉ちゃんを堪能出来ます。
