少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる

shounenakumakoushaku, immanitsukareru

少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×29
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
10
得点
124
評価数
31
平均
4.1 / 5
神率
45.2%
著者
沙野風結子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784576230351

あらすじ

魔界を乱す勇者を倒すため、魔物パーティを組んだ悪魔公爵のアルト。だけどアルトへの執着だけで加わった淫魔のラルゴに手を焼き!?

表題作少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる

ラルゴ,アルトに一目惚れしたインキュバス
アルト・フォン・サリシォナル公爵,少年のまま成長が止まった四大悪魔の一人

レビュー投稿数10

プライドの高いショタジジイ受け

面白かった。魔王討伐パーティならぬ、勇者討伐パーティの旅。魔王様が何者かに幼児化の呪いを受けて、魔界が幼児(魔力は最強)のイタズラでハチャメチャになっちゃう。そして四大悪魔の一人の受けが人間界で犯人探しをすることに。

受けは魔王様の従兄弟で二千歳越えの強強悪魔だけど、身体の成長が遅いのがコンプレックスな美少年。天使みたいな美しさも気にしている。魔力は強強だけどドジっ子だし、街を丸ごと破壊とか皆殺しとか大雑把な大魔法が得意で細かい戦闘スキルはイマイチ。

攻めは生まれて十数年の下級魔族インキュバス。食虫植物に食べられているところを受けに救われて惚れちゃう。「盾になる。なにからも受けを守る」と受け絶対守るマンなワンコ具合も可愛い。受けが伴侶にしてくれることになってボロボロ嬉し泣きしちゃうシーンも可愛かった。そしてパーティでのジョブは踊り子笑。踊り子攻めが斬新で面白かった。

最初は魔王様が選んだ愉快な仲間たちを邪険にしていた受けが、彼らに死んで欲しくないと思うようになっていくのが良かった。決戦を前に攻めを魔界に帰そうとして「明日からは私以外からきちんと養分を得て長生きするのだぞ」と約束させようとするシーンにキュンとする。

他のパーティメンバー達も良い子達で、受けとの凸凹な組み合わせが楽しいし、この配役をした魔王様もとても可愛くて魅力的でした。

4

"っぽくないな"と思わせながら"っぽいな"と見せてくる手腕が好き

作家買いです。
沙野さんっぽくないタイトルだな~と思ったのですが、
あとがきでご本人が語られてたとおり『レア』でした。

というのも今作はコミカルなんですよ~。
勇者狩りにパーティー組んだらポンコツの集まりだった!
っていう異世界ラノベみたいな緩さと明るいテンポです。

沙野さんといえば、私の中ではシリアスや硬派。
でも今回は格好良さが感じられる作風のイメージが覆り、
どこか欠けてる部分がありつつ愛おしいポンコツ部隊…!
とっても新鮮でしたヾ(*´∀`*)ノ

(えええ~!?ホントに沙野さん!?って思ったけど、)
(触手が出てきた時に「あ、沙野さんだわ…」ってなる)
("っぽくないな"と思わせながら"っぽいな"と見せてくる手腕が好きw)


さてさて。
今回のお話は帯から引用させていただくと、
『全身全霊をかけてメイクラブしたいインキュバス×ツンツンな悪魔貴族。ポンコツパーティーは魔界を救えるのか!?』というお話です。(帯がそのままあらすじの役割果たしてた…)

受け:アルト
四大悪魔のものすごく強いお人なんですが、
見た目は成長が止まってしまい少年のまま(御年2千年以上)
貴族ゆえの高いプライドと容姿コンプレックスでツンツン棘だらけの性格です。

攻め:ラルゴ
生まれてまだ十数年という若輩者の下級悪魔・淫魔。
なのでアルトに比べたら力は弱いけど心根が強い男です。
アルトに一目惚れをして、アルト一直線に生きています。


魔王が勇者に襲われて幼児化してしまい魔界は大混乱。
勇者を捕まえて元に戻そう!と計画を立てるが、
討伐隊の人選は幼児化した魔王が行うことに…。
(幼児の我が儘&泣き落としでw)

そして選ばれたのは、
とても温和な戦士・泣き虫の獣人・淫魔。
アルトは役に立つとは思えないメンバーにウンザリしつつ、
尊敬する魔王の手前 断ることも出来なくてーーーー。
メンバーを途中で見捨てる気満々で旅が始まる物語です。


インキュバス攻め!きたーーー!!!
褐色肌にムキムキなガタイの淫魔っていうのが新鮮。
魔界年齢で言えばお子ちゃまっていうギャップ…!好き!

これだけ強そうな見た目をしていながらも、
下級悪魔なので儚く消えやすいというのもグッときました。
表紙から想像もつかないほど弱い存在なのですよ(;ω;)

でも力はなくても懐深さと一途さから強さを感じられて!
ものすごくカッコイイ人ではあるけれど、
情熱の根幹が『大好きなアルトと全身全霊かけてメイクラブしたい』っていうw

さすが淫魔攻めというだけあって、
命を与えるためのキスだけで何ページも使われてて
キスだけなのにエロくて(∩´///`∩)ウヒャー!!!でした///

もうね、人目を気にせずチュッチュッチュッチュしてて
そんなん萌えるしかないでしょ…好きぃ…(∩´////`∩)

受けはツンツンしてて性格悪めというか。
悪魔なのでそれが正しいっちゃー正しいけどうううーん。
単純に私の好みとは合いませんでした。最初は。

でもポンコツだけど優しいメンバーに囲まれて、
ラルゴに尽きることなく全身全霊愛されまくって、
ジワジワと変化していくのが可愛いかった!
tんkのサイズが小さいの気にしてるとこも好きw

内容は終始ゆるくコミカルなテンポで進み、
キャラクター達もポンコツさが愛らしく親しみやすく。
何を見せられてるんだ…?というシーンもありましたw
(主に戦士と獣人の子が被害にあってるwww)

深掘りしようと思えば
偶然か狙ってたのか幼い魔王の言葉が意味深で、
アルトの心が成長する物語でもあったなと思います。

けれど深く考えずにツッコまずにゆるく楽しむ!
頭空っぽにして面白さに心を委ねて読むのが良かった。
沙野さんっぽくないけど、っぽいような、、、
たまにはこういうのも良いですね~ヾ(*´∀`*)ノ

5

楽しみにしていた1冊

沙野風結子先生には珍しいラブコメでした。奈良千春先生のイラストも素晴らしくて、可愛いアルトと美しいアルトを堪能させて頂きました。

身長にコンプレックスを持ってるアルトがヒールのある靴を履いてる描写があって、想像してクスッとしたりもしました。

可愛いアルトと美しいアルトの両方とイチャつくラルゴもめちゃくちゃ良い男なんですよ。褐色美形もプラス要素ですが、気立ても良い男なんです。アルトが惚れちゃうのも分かりました。

勇者討伐の魔界組チームがほのぼのしてるのに、大司教のイヌムスの方がよっぽど悪者に思えました。人間の身勝手さと醜さが悪魔より際立っているお話でした。

最初は勇者たちを斃すのに人間たちを苦しめても構わない考えだったのに、仲間と旅するうちにアルトが変わって行くんです。
それは仲間を選定した魔王の思惑通りでもあったんです。

余りに強大な力を持つ大司教イヌムスとアルトがやっぱりドジっ子だったので、どうなっちゃうのと絶望さえ感じたのですが、思わぬ展開で大円満を迎えてました。

魔界と人間界のどちらが恐ろしいのってお話でした。
沙野先生のこういうお話も良いですね。

2

ポンコツパーティの重厚なストーリー

沙野風結子先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 5
コミカル 3
ツンデレ 3
エロ 3
シリアス 1
な感じだと思います。

一途な淫魔×ツンツン悪魔公爵のカプです。受けのアルトは四大悪魔の1人で、魔王ナーハハルの従弟にあたる公爵です。だけど、2千余年は生きているのに、未だ少年の様な体格で、悪魔よりも天使と言われていまう外見の悪魔貴族です。見た目は美少年でも、口調や下級魔を見下す様な言動をするので、なかなかなツンツン度合いとある意味いい性格をしてます。
因みに少年の姿のアルトも1000年後に成長したアルトも素敵で、そのどちらにも絡みシーンがあるので、1冊で2度美味しい作品です。

攻めのラルゴは淫魔で、ある時食虫植物に食べられかけているところをアルトに助けてもらい、それから一途にアルトを想います。ちゃんとアルトのことが好きではありますが、ちょっとでも体液を貰わないと消えてしまうので、隙を突いては身体の関係や体液を求めてきます。それと攻めではありますが、アルトの見下す様な視線にゾクゾクして喜んだり、アルトから体液として唾液を吐きかけられ、それを舐め取りながら喘ぐので、ちょっと受けっぽい描写が度々あります。でも沙野先生が呟いていましたが、受けでも良いなと思わせるラルゴの色気がエロくて、流石は淫魔ですね。

優雅で威厳に満ち溢れた魔王ナーハハルが何故か幼児に戻ってしまったことで、魔界は混乱を極めてしまった。調査の結果、勇者のパーティが魔王を幼児にした様で、アルトは1人で勇者討伐に出発しようとするのだけど、幼児のナーハハルがお友達を選ぶと言い、選ばれたのは、切れると強いがほとんど切れない狂戦士。鼻が利くが泣き虫なので、泣くと鼻が利かなくなる狐の獣人。そして淫魔のラルゴ。ポンコツばかりのパーティとなってしまったが…。

狂戦士のバッソは穏やかで優しくて、狐の獣人のリフは可愛くて、ラルゴはアルトを懸命に守ろうとする姿が素敵で、ポンコツなメンバーだけどいざと言う時は頼りになってほっこりします。ユニコーンを助ける時の発言に思わず笑ってしまいました。リフそうだったのね。
パーティメンバーだけでなく、敵も魅力的でカプ要素としても充分に楽しむことが出来ます。

アルトとラルゴが、お互いを想い守ろうとする姿やアルトの翼など、シリアスだったり痛々しいシーンもありますが、永遠を誓い合う2人に胸を打たれます。是非とも読んでほしいです。

1

ポンコツ勇者討伐パーティーの珍道中

楽しかった〜〜〜!
肩の力を抜いて楽しめるコメディ作品ですが、終盤の展開にはハラハラさせられて読み応えも抜群でした!
ポンコツなキャラクター達のやり取りをクスッと楽しみつつ、沙野先生お得意の濃厚なエロ描写に大満足◎

幼児化された魔王を元に戻すべく【打倒!勇者】の名の下、人間界へ旅にでるポンコツ勇者討伐パーティーの珍道中なお話です。

道中、催淫効果のある触手にねっとり襲われたり、淫魔(攻)に懐かれてじっくり体液を貪られたり、勇者(王子)に見初められてうっかり夜伽役に任命されたり…とエッチなハプニング盛り沢山で楽しく読了♡

プライドの高い傲慢ツンデレ悪魔なのに、少し抜けてるアルトが可愛くて何度もクスッと笑っちゃいました!
見た目は10代半ばでも、実年齢は二千歳の合法ショタ感も凄く好みで、軽率だけど素直で溺愛一直線なチャラ男淫魔・ラルゴとの組合せが最高です♡

見た目は美丈夫なのに、アルトとのエッチな事で一杯な脳内とアルトのデレに泣いて喜ぶ〝残念なイケメン〟感に思わずニンマリ(◜ω◝)

ただ、ラルゴから「いっそ俺のことを抱いてみるか?失神するほど気持ちいいぞ?」発言があり、あれ??もしかしてリバ!?とビビりました(固定です)
作中リバ表現はありませんが、受け経験もある攻めが苦手な方はご注意を!

そして、小柄で泣き虫な狐獣人のリフと、狂戦士なのに穏やかな性分でめったに怒らないバーサーカーのバッソの2人もめちゃくちゃ可愛い◎
のほほんとした2人のゆる〜い雰囲気にほっこり*
と言うか、体格差大好き人間的には2人に無限の可能性を感じるのですが、2人のスピンオフは何処で読めますか…!!?って位、めちゃくちゃ好みな組合せでした(スピンオフ本気で求む)

0

ツンデレ悪魔公爵御一行さま

人間 vs 悪魔
普通なら悪魔の方が「悪」なんですが、この作品では逆転しています。
悪魔が人間に立ち向かっていくお話です^^


魔界の魔王が突然子ども化する怪奇現象が起こりました。その事件に人間の勇者パーティが関わっているとみて、勇者パーティに接触、魔王を元の姿に戻すミッションを受けることになった美しき悪魔公爵アルト。
見た目は子ども、年齢は二千年超えの彼は四大悪魔の1人で、悪魔界では身分の高い立場にあります。
選抜された愉快な仲間たちと共にパーティを結成し、魔界の平穏を取り戻すための旅が始まって行く冒険ストーリーです。


お供の者たちは一見するとワケありなポンコツたち。戦力にならなそうな彼らとの討伐の旅にウンザリするアルトですが、中でも最も頭を悩ませるのが淫魔のラルゴです。

過去にアルトに助けられ、アルトに想いを寄せる彼はアルトにシッシとあしらわれてしまうものの、ワンコの如くアルトの側を離れない一途な淫魔です。
淫魔なら多くの精気を得ないといけないはずなのに、身の危険に陥ってもアルトただ1人だけに身を捧げる気概の持ち主。本気の決意がめちゃカッコいいです。

そのラルゴに好かれたアルトは、ツンデレ中のツンデレでして…ラルゴに惹かれていても素直になれません。ラルゴに冷たい態度をとるけど、ピーンチのときは自分の体液あげちゃったりして助けることも。
基本はパーティメンバーに塩対応のアルトですが、実はメンバー想いの優しい一面もあったりするから憎めないんですよね。


ちょっとポンコツなメンバーとの旅は色々あるけど、日数を重ねるごとに一体感も生まれたりして良いチームワークです。ポンコツと思われたメンバーたちも、ここぞ!って時には有能な力を発揮して大きな戦力になったりします。

バトルシーンもありシリアスな場面もあるけど、メンバーたちとのやりとりは意外とコミカル調で面白いです。アルトは偉い公爵さまだけど、どっか抜けてて隙があるのが絶妙に笑いを誘います。この作品の良きスパイスといったところですね♪


謎は解けるし事件も解決します。
問題の勇者パーティにも迫るし対峙もしますが、想像以上に愛に満ちた解決エンドでした。

「愛は世界を救う」的な幕引きに多少の物足りなさを感じつつも、アルトとラルゴの愛も爆盛りだったので良しとしました。


淫魔絡みのお話なので、作中エッチなお楽しみ展開がちょいちょいありました。触手プレイチックなシーンもあり、作者さんが大いに楽しませてくれました(笑)
2人のこっそりエロが他の仲間たちに筒抜けなのが一番笑っちゃいましたね!それを指摘され恥ずかしがるアルトがウブで可愛かったです。

この旅で、尖ってたアルトの性格が柔らかくなった気がしました。ラルゴに恋してラルゴに愛されたことで、アルトは変わったんだなと想像できました。
ツンデレ公爵がデレデレ公爵になる日も近いかも。あと何千年もの時を共に過ごしてゆく2人の未来に乾杯です♪

3

ほのぼの魔界ファンタジー

作家買いですよ。
そもそもこの設定は私の守備範囲ではないんですがw
沙野先生なので、そこは度外視で買っちゃうんですよ!
んで、やっぱり性癖外だったんですよw
とはいえ安心安定の筆力、読みやすかったです。エンタメ、異界、ファンタジー系がお好きで、
エロエロウェルカムな方なら、どなたでも楽しめる作品だと思います。

いつもとちょっと違う感じ…の作風ながらも、
”食虫植物”に食われかける淫魔とか”触手”とかは、とっても沙野イズム♪
司祭が悪魔を拷問するのとかも倒錯的で素敵でしたね♪
悪魔の3対の翼が司祭に折られちゃう趣向とか最高にゾクゾクします。
いや~、少年悪魔公爵さまが、触手や美貌の司祭にめっためたに凌辱されるのかと…うっかり期待しちゃう自分との戦いでした。

あとあと、美少年のアルト様より白皙の美青年のアルト様と褐色むちむちなアルゴっていうビジュアルのほうが好みでした。つか、このビジュアルは好みすぎました。だから、このビジュアルのままのおせっせはご褒美でした(奈良先生の素晴らしすぎる画力!)。んでもって、訳あり感満載のマクシマ&イムヌス、両片思いCPが好みでした。好みすぎました。”チェンジリング”的にこのCPでの続編あったら、と~ても嬉しいのにな、、、と思った次第です。(もちろん奈良先生の神絵続投で…)

3

イラストが素晴らしい!

作風が軽やかで楽しくてくすっとなるお話でした。
天使のような見た目の大悪魔アルトや淫魔のラルゴやリフやバッソやソナチネの一行が人間界に勇者を倒しに旅に出るお話でした。

カチカチ堅物だったアルトが旅の仲間やラルゴのひたむきさやらに、悪魔として成長する感じかな?

沙野さん、アレ出てくるの早いですよ!!え?もう?なタイミングで。
しかも食感やら汁やら動きや太さやら自由ですね!

出だしはアルトがどんなけ大物なのかしら?と思ってたけど、実は大雑把な力しかなくてチョロくて可愛かったです。

そして淫魔のラルゴ。すごい逆年の差ですね!そして沙野さん作品でこんなに真っ直ぐで人間くさい攻め。逆年の差ならではな単純さや口では敵わない(別の使い方ではすごいけど)ところとか、ラルゴも可愛いです。

正直何度も止まり止まり読んだんですが、奈良さんのイラストが素晴らしくて!頑張りました。

勇者も強敵かと思いきや、え?そんなこと?周りくどすぎでしょう!何してくれてんの?魔界関係ないでしょうが!な感じ?

アルトや勇者たちはシリアスっぽいんですが、リフやバッソに和んだり、間に挟まれるエピソードがみんなほっこりで。
特にお気に入りはリフの「いやらしい匂いがする」とか、ユニコーンが一直線にアルトに向かってくるところとか、アルトのアソコがまるで真実の口(ローマの休日に出てくる)のような描写でした。

3

挿れよ

奈良先生挿絵なのでマストバイ。受けが面白く好きなタイプだったですが、さらっと読み終えたので萌にしました。尊大な様子ありの受けがお好きな方でしたら楽しめると思います♡本編250Pほど+あとがき。

3000年ほど歳が違う従兄の魔王ナーハハルが突然幼子の姿になってしまい、いたずらでトンデモナイ魔力をもってきゃっきゃ悪戯初めて1月半ほど。なんとか原因をと調査したところ、人間と魔界の壁に穴があいていて、人の通った痕跡があることがわかり・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ソプラノ、バス、テノール(受け以外の四大悪魔)、ナーハハル(魔王)、バッソ、リフ(攻め受けとパーティを組む)、イムヌス、マクシマ(はた迷惑な大司教と王子)ぐらいかな。馬のソナチネ(しゃべらないがお利口)も頑張ってましたね。

++攻め受けについて

攻めはエロわんこ。インキュバスなんで、あれこれ食い散らかすのかと思いきや、受けに惚れたら一途。「アルト以外から体液とらない!」と宣言。体液あんまりもらえなかったら透明になって消えかかっちゃうのに、忠実、健気やん・・エロいのに。耳しっぽ生えてる!っと強く思うほどではなかったですが、ほんとにアルトにべた惚れなので、読んでいて安心します。

受けが良かった。見た目天使ちゃんなんだけど四大悪魔。長い間生きているし、エライからめっちゃ態度が尊大。「(私以外から体液取ったら)肉片も残らぬほど切り刻む」と宣う、こわーーい四大悪魔さんなんですけど、可愛い可愛い。ツン大好物。照れてほんとに尊大な言い方しかしないんだけど可愛い。「挿れよ」→はい、挿れます挿れます!って思います。アルトがうっかり消えそうになったら、半泣きになって「私のせいだ」なんてショック受ける可愛い尊大な悪魔公爵さまです。こういうキャラ好きだなあ。

攻め受けとも好きなタイプのキャラだったし、魔王様も良い感じだったんですけど、お話が王道だったからかなあ・・・?ちょこっと盛り上がりが少なかったのが残念でした。なんでだろうなあ?自分としては強い怖い魔王様がもっと絡んできて欲しかったのかもしれないなと思いました。あ、そうだ、触手ちゃんもちゃんと出てきましたよ!

2

恋愛より冒険重視

 現代風に言うと、チャラ男×少し抜けた真面目くん、みたいな感じ。
 ラルゴ(攻め)に対して適当にあしらったり、お前がどうなろうが全く興味ないですって態度なアルト(受け)。

 勇者魔王系ファンタジー読みたいけど、男女の恋愛ラノベには興味ねえ! って人にオススメ。
 ラルゴとアルトの恋愛よりも、魔王を小さくした犯人を探すほうがメイン。冒険重視のように感じた。

1

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