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hakanage
糖度120％、エロも120%。
作家買い。
タイトルに「2」とついているところからもお分かりになると思いますが、『はかなげ。』の2巻目。1巻未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
で。
しうこさん作品は時にドシリアスで痛い作品もありますが、今作品はもうもう…！っていうくらい甘々な作品でした。坊ちゃんが可愛くって美しすぎてヤバいです。過去にはとんでもないクソガキだったのに(いや失礼)、篠田の教育と愛情の賜物ですね、はい。
お互いの想いを隠さないようになった二人ですが、でも、周囲の人たちにカムアウトするか否かはまた別のお話でして、とくに坊ちゃんは極道の息子なわけで、篠田は坊ちゃんの教育係だったわけで、その辺りはどうすんの？というお話でした。
坊ちゃんの父親という人は割とクソ男として描かれていたので、坊ちゃんが傷つくことになったら嫌だなあ、と思いつつ読み進めました。結末はぜひとも手に取って確認していただきたいです。
『大本気。』の爽くん×迅の二人も登場していますが、こちらも安定の甘々っぷり。遊馬と上手に絡ませ登場させる展開の仕方はさすがしうこさんといったところか。二人のおっさんズたちが手玉に取られた感がめちゃんこ可愛くって微笑ましかった。
最後に『アブナゲ。』の大樹×赤石さんのお話も収録されています。
しうこ作品の「○○気。」シリーズが大好きなので、こうして時々彼らに会えるのは嬉しい限りですが、3CPともとにかく糖度の高いお話になっているので安心して読めました。坊ちゃんの身体を心配しつつ、暴走してしまう篠田さんが特にお気に入り。
あともう一人のツボキャラが、弁護士Jrの中条さん。彼にもぜひとも「○○気。」シリーズの仲間入りをしていただきたい…！
甘々に、さらにしうこさん×ジュネット、ということでエロもてんこ盛りです。美しすぎる絵柄に、甘々とエロエロがこれでもかと詰め込まれた1冊。とっても満足度の高い1冊でした。
グスっ
まさか「はかなげ。」の続巻が出るとは思わずにコミコミさんのツイートが流れて来た途端に予約してました。そして再読してから2巻を読んだんです。
篠田と恋人同士になって幸せそうな遊馬の姿は読めたけど、遊馬のこの先を思うと切なくて何度も何度もジワっと来てしまいました。
篠田を思って先を考える遊馬がとてもいじらしくて、なので篠田が根性出して遊馬父に会ったシーンに感動したんです。
描き下ろしの「ゆうま、脱ニート宣言」も希望に満ちていて凄く読後感が良かったです。
そして爽兵✖️迅CPと黒田✖️赤石CPのお話も凄く面白くて、キャラクターストーリーのイラストが「Punch↑」の牧なので更に爆笑でした。
ストーリーに全然関係ない事ですが、現在日本からアメリカで心臓移植を受ける為に2家族が渡米準備をしています。こちらのご家族のことを少し思い出してしまいました。
遊馬の台詞も気になって小児心臓移植後の生存率も調べてしまいました。
本当は保険もあるし日本で心臓移植が受けれた方が凄く良いんですけどね…。
移植した心臓が問題ではなくて、免疫抑制剤の副作用とか感染症のコントロールが大事なんです。
鹿乃しうこ先生がこの先このお話の続きを描くか分からないし、描いても遊馬が幸せなお話だと書いていらっしゃったのに賛成でした。
私の中でもずっと篠田と幸せな遊馬がいます！
今、出来ること。残せるもの。
ン年越しに続編きたーーーー！
評価は神寄りです。
生きることに前向きだけど準備はする。
遊馬が篠田の為に出来るだけの愛を残そうとするのが、
切なく、儚く、想像以上に深かった…ッ！(；////；)
刹那的な時間がグッと刺さる続編でした。
◆はかなげ。(3話＋描き下ろし)
遊馬 22歳。
またひとつ年を取っていて嬉しいなーと思っていたら、
心臓移植から１０年越えようとしてて…。
そうなると生存率がって話になってて…。
いつまで生きられるかわからないわずかな時間。
遊馬は篠田の為にやれることは今のうちに準備を始めて、
でも死んだ後の準備はしつつ生きることにも前向きでね。
これがすごくすごく良かった。
最初の頃は
「俺は健康な迅とは違う」
「返せるものがない」
って言ってたのにねーーー！(泣)
残せるモノはわかりやすくお金だったりもしますが、
死んだ後に篠田のズリネタ用の動画を残そうとするのが好きです。
いや、普通ならマジかよ…って話なんですが、
遊馬じゃないと無理ってわかってるからこそですよね？
自分が死んだ後もずっと篠田は想い続けるだろうって…。
今までの遊馬ならなにも残そうとしなかったと思う。
誰の記憶からも消えていくと考えてそうな部分があって。
そんな遊馬が篠田の為に残せるモノを残すって発想に至ったのがグッときました！
死を前提にしちゃってるのは悲しいんですが
以前のような「どうせすぐ死ぬし」投げやりが消えて、
生きられるだけ生きよう！
生きてる内に篠田とめいっぱいしよ！
って前向きさも感じられるのがすっごい良かった…！！
(あとカメラ向けられるとピースするのが可愛い)
(すっごい楽しそうにしてるよ…ううう…泣)
まぁ篠田が簡単に死なせないと思いますがｗ
遊馬が死ぬことは見たくないので、
死ぬ死ぬ詐欺は大歓迎です！長生きしてくれー！
◆大本気。＋はかなげ。-告白-
2作品のコラボということで
買い物中に偶然遭遇するお話です。
爽くん×迅のエチエチシーンも有ります♡
こちらも遊馬が生前整理の側面があって、
迅への想いに完全区切りをつけるのが印象的でした。
ずっと言えなかった素直な気持ちがウルッとくる…。
めちゃシリアスな場面なハズなのに
迅がいると話が逸れるし場が和むし癒やしですね～。
相変わらずオバカで可愛かったですヾ(*´∀｀*)ﾉ
◆アブナゲ。(1話)
……あの、赤石って、なんで、あの、
登場する度にアップデートされてイケメン度上がるの？
今回スーツ×眼鏡のコンボがヤバかったー♡(∩´///`∩)
とおもったら、おねショタNTRの性癖披露してくれて
どこまでも残念イケメンだなぁ…とｗ
嫉妬心で切ない流れをぶち壊してたｗ
ぶつかりながらも相変わらず黒田と仲良ししてて可愛かったです。
はかない中にも生の力が。
「はかなげ。」の続編、ありがとうございます。
心臓に爆弾を抱える美しき少年・遊馬と、その世話係の篠田の切なき主従愛！
前作ではどこか自らの短命の運命を達観しすぎている遊馬だったけど、本作はそこを越えて「愛」を生きる遊馬を見ることができました。
篠田は…
まあ相変わらず。
見守って、心配して。囲いたがって。
でもそれは強く強く遊馬を愛するがゆえ。失いたくないんですよね。
心臓に負担をかけるから、とHも加減しつつ。
しかし遊馬は煽ってきます。
でもそれはどうせ死んでもいいんだ、という気持ちではなく、今全てを感じたい、という遊馬の愛のカタチ…
その上、冷静な遊馬は遺言書を作成したり自分の姿を録画に残そうとしたり、迅に昔好きだったと言ったり。
悔いも心残りもないように行動する。
これは現実篠田にはキツイでしょうね…でも遊馬が自分を愛してると言ってくれたことや時折流す涙に、遊馬の愛に応えて彼のやりたいように全うさせたい、と思いを新たにする。
元々主従ですしね。篠田は遊馬が何を置いても一番なんですよね！
エロシーンについてはさすが！の一言。
特に「イキ顔」の表現が素晴らしい〜…
今回は「はかなげ。」の2人だけでなく、爽兵x迅や黒田x赤石も登場し、それぞれエロがガッツリあります。
それも良いんだけど、やはり篠田x遊馬をとことん読みたい気もしました。
