君の夜に触れる

kimi no yoru ni fureru

君の夜に触れる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神295
  • 萌×279
  • 萌56
  • 中立25
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
55
得点
1984
評価数
463
平均
4.4 / 5
神率
63.7%
著者
もりもより 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784910526263

あらすじ

殺せない殺し屋×盲目の青年
【孤独を溶かす救済】

圧倒的画力で紡がれる、孤独な二人の恋物語――。
期待の新鋭デビュー作!

「本当の俺を知ったら…
きっとあんたは失望する」

殺し屋の千夏は、運命に再会した。

運命の名は、佳澄。
目の前で兄を亡くしたとき、手を差し伸べてくれた少年である。

数年後、千夏は偶然
ひったくりに遭った佳澄を助ける。
目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は
近付くべきではないと思いながらも、
彼と距離を縮めることになるが…。

暗闇にとらわれた二人が
お互いの孤独を溶かしてゆく、救済の物語。

表題作君の夜に触れる

人を殺せない殺し屋
盲目の青年

その他の収録作品

  • 後日譚

レビュー投稿数55

絵で伝わる美しき2人の世界

冒頭ではほの暗いお話なのかと思いましたが、私が感じたのは圧倒的な光の作品でした。
2人が出会い、友だちになりたい…と打ち解けていく過程…その瞬間ごとの空気、距感感、それぞれの佇まいから緊張感と心情が絵から伝わってくる。
瞳、手、触れ合い、絡む絵がすばらしく好みでテンション上がりました。
そう!そこが見たいのよー!という場面を描いて下さりうれしくなりました。
絵が美しいのはもちろん、色っぽく、戸惑いや、相手への好奇心、思いやりなども表現されていて。
佳澄が本棚から本を取る時、落ちてくる本を受け止める千夏…この距離、構図、表情がとてもいい。グッとくる。
惹かれ合っていくさまが説明的ではなく、絵でわかるのがすごい。
憔悴していた千夏がどんどんかっこよくなって、こんなに色っぽかったっけ?となったり、やさしい表情をしたり。
直接的な言葉はなくても触れ合うのが自然で、そうしたい気持ちや喜びが手にとるように伝わるのがたまりません。
ずっと一緒にいたい、離れたくない…2人の絆は強いとわかる描写が最高です。

それぞれ闇の中にいたけれど、相手との出会いによって光の世界へ進むことができた。
それがいかんなく絵で表現されていて感動しました。

確かに、千夏の殺し屋稼業はどうなるのか気になりましたし、佳澄が少女ぽいなと思う所はありましたが…2人の愛、絆が強く美しく描かれているので、その辺はもういいやとなりました。
時代設定についても、最初に千夏のスマホが出てきたので現代だとわかりますし、佳澄が和服を着ていてもそういう人いるよねくらいな感じでした。
佳澄の弟、聡がいい奴でよかったです。

この勢いで番外編も読んできます。

0

自分を必要としてくれる居場所って大事だよね

最初読み始めたとき、時代感が混乱してしまいました
なぜかって佳澄の服が着物だから困惑‍
ごめんなさい‍♀
もりもより先生の繊細な絵のタッチと千夏と佳澄の温かな愛情
ほんわかしてるのかなと一瞬錯覚するけど、千夏ピンだとすごくシリアスな絵になる
結構リアルです
なので、血とかが無理な方はちょっと厳しいかも…
佳澄と千夏の愛を見たい方はぜひ!!
最後まで見れば、表紙で佳澄が持ってる花についてもわかります!

1

もし、今後一冊の漫画しか読めないとしたら、この漫画を選びます!

優しく儚げな雰囲気の絵と心温まるストーリーがよく調和しているところが私的にどストライクでした!!

作品全体に「光と闇」の対比が散りばめられていて、そこもまた素敵、!
第3者視点というか2人の姿が引きで描かれているコマでは、目の見えない佳澄さん(受け)が明るい場所に立っていて目の見える千夏(攻め)が闇の中に立ってることが多いんですけど、佳澄さん視点のコマだと千夏が光側にいて、千夏視点のコマだと佳澄さんが光側に立ってるところからお互いがお互いの前向きな未来を想像させてくれる光なんだなというふうにも感じられて見るたびに心打たれています!

少し切ない物語なので感情移入し過ぎてしまう方や少しでも悲しい場面がある作品が苦手な方はご注意ください、

1

One of the best manga I've ever read

This manga has brought me with so much emotions and it is one of the first BL manga that I've read as well as one of my most favourite manga. The love story of the main characters is really emotional and while reading the story, I feel so happy that they've found happiness and peace in each other.

1

ページ数が足りなさすぎて惜しい!

一巻では到底足りなかったですね。

お互いに孤独を抱えた殺し屋×盲目の青年という二人が出会って……というお話で、なかなか読ませるものがありましたが、雰囲気漫画の枠を出ていないような気がします。

殺し屋稼業もふんわりしているし、殺せないのに仕事していない間はどうやって食べてきたのとか、妻さえ殺す千夏の父があっさり消えるはずはないだろ…と思ってしまったり、銃やナイフを持つことができない、つまりそういう事には圧倒的に向いていない千夏に殺し屋稼業を強いる父って意味不明と思ってしまったり、細かな疑問点が……。
時代も大正かと思いきや、現代っぽいし……。
とまぁ、??マークが頭のなかに湧いてしまうところちょっと残念でしたが、初めての漫画ということなので不慣れなのかもしれませんね。

でも、二人の間を取り持つ絵本や、キラキラと明るい水族館のシーン、暗い海のシーンから夜明けの描き方といったところや、明暗の見せ方に物凄いセンスを感じました。

今後が楽しみな作家さんです。

2

No Title

觸控你的夜晚是一部特别美好的作品!两个人的互相救赎、互帮互助的生活着让对方不再害怕,很明了的表达着对对方的爱!剧情、分镜都透露着治愈心灵的冲击力!希望大家都可以来看看作家的作品!

1

美麗な絵の迫力を楽しんだ!

独自の世界観と魅力ある絵でイッキに引き込まれてしまいました。
家族と自分の関係が壊滅的に上手くいっていない千夏と、途中失明でやはり家族とぎこちない感じの佳澄が出会えたのは、やっぱり運命だと思いました。

佳澄の存在によって癒され今までの生き方を恥じ、誠実になりたい千夏の苦悩をめいっぱい描かれていて、絵だけではなく心の声として文字でもたくさん表現されています。
読んでいてせつなかったです。

気になったのは、設定した色々なことを投げ捨てたままにしてしまったように感じる部分があったことです。ちょっと厳しい評価かもしれませんが他の箇所が素晴らしいので余計そう感じてしまったのかもです。
夜から朝に明るく雰囲気が変わっていくストーリーと佳澄の健気さはすごく素敵でした。

1

間違いなく神!作品

電子で購入しましたが紙で本棚に置いておきたい作品でした。
紙でも購入する予定です。

画も内容も切なく美しいです。
読み終わった後に改めてタイトルのオシャレさにしびれます。
夜に触れる…なるほど!!
千夏君の目のクマが徐々に取れていく描写も細かくてよかったです。
二人には幸せになって頂きたい。

番外編と小冊子も大変よかったです。
番外編の「夜を超える度 俺はこの人を好きになる」がとてもとても好きです。

1

まじで良かった 綺麗

作品全体の雰囲気が綺麗で儚い。
目の描き方が繊細で惹かれる。
攻めが殺し屋、ということで血の表現とかもあるにはあるけどそこまで怖いわけでもない、怖さとかよりも美しさ、儚さ、繊細さ、、、という印象。
ベッドシーンもあって結構満足。(激しいわけではない)
ちょっと病んでる時とか落ち込んでる時に読みたい作品かもしれない。読んだあと、心が浄化された気がした。
BL作品としても魅力的だけど普通のひとつの作品として読んで欲しいかも、

0

絵が綺麗でした。

絵がとても綺麗でした。よくある表紙詐欺ではなく、一コマ一コマ表情が綺麗でした。濡場シーンも千夏のがっしりした体格と、佳澄の華奢な体格のコントラストが美しく、また丁寧で良かったです。

ストーリーに関しては、みなさん書かれてるとおり、やはり設定に対する掘り下げが圧倒的に足りないなと感じました。千夏が殺し屋の息子であることは裏表紙を見ると分かりましたが、作中ではそこの言及がない。両親のいざこざとかもよく分からず。お母さんが息子二人を抱きしめて父親に怒ってる一コマだけあり、そこでお母さんは子供のことを思って家を出てったというのは分かりました。

佳澄についても、失明してはいますが、点字を学ばさてくれてるあたり家族にも恵まれ(お母さんだけ毒?)大切に守られてる感じなので、裏表紙にある居場所がないみたいなことには当てはまらない感じがしました。

その辺の設定もっと濃く掘り下げて作られてると感情移入できたなという感じです。

2

この作品が収納されている本棚

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