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sleeping dead
これからめちゃめちゃネタバレします。
手っ取り早く購入の決め手が欲しい方向けにネタバレした後、個人的な感想をちょっと書きますねー☆
(個人的には、ネタバレを読まず前知識0で読んで欲しいのですが……)
では以下御自衛お願いします。
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ものすごくボーイズがラブしています。熱々です。熱烈に恋してますよ!!
しかし、エロは限りなく無に近いです。でも萌えとエロスと癖(ヘキ)はあります。
イジメ描写がだいぶキツいので、トラウマのある方は気をつけてください。
グロは上巻よりは薄めかなと。相変わらず殺人と解体はあるしヒトスムージーを食す場面もあるけど、そんなに多くないです。
なんとなく百合の香りがします。氷室冴子の『さようならアルルカン』みたいな。かといって女同士のカプと置換可能かというと、いやそれは無理……やっぱりBLだからこそこうなるんだと思われます。
イベント・インシデント・アクシデントの連続なストーリーなので、かなりスリルがあります。
バドエンです。拾う骨も遺さない勢いの、完膚なきまでのバドエンです。
以上、ざっくりとしたネタバレでした。購入ご検討のお役に立てば幸いです。
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上巻がすごく刺さったので、下巻の発売まで待てずに掲載紙を買って連載を追っていました。毎回が予想外の展開で、どこに向かって連れて行かれるのかわからないスリルの虜になってしまい、雑誌の発売日を首を長ーーくして待つ日々を送りました。無事に最終回まで辿り着き、下巻も手に取れて感無量です。
最終回を読んだその日はガチで一日中泣き暮らしてしまったし、その後三日はふとした時に思い出し泣きをしてしまったし、一週間くらい立ち直れませんでした。
一生心に残るBLになりそうです。
リアルタイムで連載を追って読めて、本当によかったです。
好きな所を挙げたらキリがないし、その全ての感想を書いたらあり得んくらいに長くなるのは確定なので、ちょっとだけ。
ラストシーンで間宮が思い浮かべているのが庭でモン吉と遊ぶ佐田の姿な件。上巻にもあるシーンですが、下巻を読む前は、シンプルに間宮が佐田に恋をしたか、あるいはずっと佐田に対して懐いていた気持ちを恋というのだと自覚した場面なのかなと思いました。
が、下巻収録ぶんを最後まで読んで思ったのは、あの時が、間宮の中に長い間わだかまっていた佐田への猜疑心が雲散霧消した瞬間、なのかなと。
高校時代、間宮(沢尻)は佐田がしてくれた事を偽善だと思って素直に喜ぶことも感謝することもできませんでした。しかし、十年以上の時を経て、佐田がモン吉と遊んでいるのを見、モン吉と昔の自分を重ねたのかもしれません。そして、佐田の善意には全く裏がないと悟ったのではないかなと。
佐田という人は、誰にも顧みられる事なく片隅に蹲っている者の小さな声に耳を傾け、自然に手を差し伸べることの出来る人なのだと。
それに気づいた瞬間、間宮の心から猜疑心の雲が晴れた後に現れたのはただひとつ、恋心だったのではないでしょうか。そして、もう疑わなくていいという事自体、間宮にとっては大きな癒しだったのではないかなあと。大袈裟にいえば、世界への信頼が回復され、人生は生きるに足る価値のあるものだと知ったかのような。
間宮にとって佐田は昔も今も救済者なんですね。たぶん……。
とか考えたら余計に泣けて来ました……グスングスン
佐田を生かす為に次々と殺人を犯し、更には全人類を標的にすることまで企てるなど、間宮のしたことは決して正しい事ではないけれど、間宮の佐田への深くて激重い愛には心打たれ、胸を締めつけられました。
はぁ、間宮はほんと世界一可愛い受けでした……。
ちなみに、上巻の表紙にはたんぽぽ、下巻の表紙にはピンクのチューリップが描かれていますが、これらの花言葉を調べてみたらものすごくエモーショナルでした。ご興味のある方はどうぞググってみてください。ハートが砕け散りますw
そんなに世の中(商業BL界)甘くない(爆泣)(爆泣)(爆泣)
ネタバレしまくりお気持ち感想レビューなので気をつけて下さい。これまでのあらすじなんてもんは無い!手っ取り早く試し読みするんだ
上巻はずっと佐田視点だったんですが、下巻では間宮視点や2人の過去や佐田が殺される前に間宮がどうしていたのか。上巻で疑問だったところが全部繋がっていって気持ちえ〜って読んでました。話の持っていき方と構成が上手いんですよね。頭にストンと入ってくるというか…
そんなこんなで2人がぎこちなくも(100間宮が)"愛"を育むわけなんですが…
まあそれが長く続いて、はいハッピーエンド〜とはならないんですよねえ〜〜〜〜〜!
研究が完全に成功して、2人で倫理に反しながらも幸せに生きて行けたらどれだけ良かっただろうかとも思いつつ、やっぱりこの悲しい結末がしっくりくる。永遠なんて…ねえんだよ…!
間宮があの時、佐田の夢を見ず、佐田の殺害の現場に遭遇しなければ、もっと生きれたことは間違いないんですけど、孤独に愛も知らず1人で死ぬよりは彼は幸せだったんじゃないかと思います。愛を否定した間宮が愛に殺されるのは何だかとってもいい気分!!!!!!!スカッとしますね!!!!
最後に間宮が思い浮かべた光景が、佐田とモン吉なのいいなあ。あの光景に間宮がどんな風に思ったのか知りたい。大叔母さんの研究を世に知らしめたいという気持ちより、佐田に会いたい気持ちが勝ったのかな。"愛"だね…
めちゃくちゃ話は変わるんですけど、朝田先生のTwitterで本編に入り切らなかったストーリーを載せて下さってるので絶対見て欲しい。
そこで気になったのが、もしかして佐田って受けか…!?っていう。え!?
間宮が受けかと思っていた。精神的には間宮が受けで、身体的には佐田が受けなのか?
本編に明確に挿れるシーンが無いのでぶっちゃけどっちが受け攻めとかは無い…と思ってます。でも、佐田のエッチな顔が好きなのでもっとエッチしろ…!!!!って思ってました。本編どシリアス中に。腐女子は腐女子の心に素直に生きます。
久しぶりに心を打たれたものを読めました。ハッピーエンドでは無いですけど、この悲しくて美しい終わりが私はとっても好きです。
地獄?で2人が幸せに過ごしていけそうでニッコリ。でも…でも……!佐田ーーーーーーーーッおれはお前のエッチがもっと見たかったよーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!地獄で会おうぜ
読む前にこちらのレビューを読んでいたので、覚悟はしていたのですが読後の衝撃はすさまじかったです。
終盤の展開の苦しさに、途中で読むのを止めてしまうくらいには。
なんとか最後まで読み切った後は、涙がじわりと滲んできてしまいました。
明らかに現実離れした、理性的なゾンビとマッドサイエンティストの恋物語が、一気に現実に引き戻された感じ。
犯罪に手を染めないと生きていけないというお先真っ暗でも、2人でいるから大丈夫的なハピエンではない、この落としどころ。
脱帽です。
物語の終盤、自分のこの先を悟っている佐田と、なんとかして佐田を維持したいともがいている間宮のすれ違いが苦しくてたまりませんでした。
残された時間を間宮と過ごしたい佐田と、諦められない間宮。
終わりを察している読者としては、どちらの気持ちも痛いほどにわかりました。
2人でゆるやかに会話ができた時間は、なんとも愛しくかけがえのないやりとりです。
エンドはハッピーではないのですが、完全に地獄には落とさないどこか救いのある終わり方だと個人的には思っています。
物語の完成度が高く、何度でも読みたい作品です。
朝田ねむい先生にずっとついていこうと決意させられた物語でした。
傑作なんて言葉では言い表せないすごい漫画。突拍子もないゾンビ漫画だと最初正直思っていたんだけど上巻の終わりで、ちょっと待て…となり、下巻読み終わった後、え======!ってなってしばらくぼーっとしていました。終わり方の見事さも筆舌に尽くし難いですが、愛と孤独について二人が話すそのやりとりに涙も出ないほど感動したというか、これが私がずっと言語化できなかったことなのさ!ってなりました。ガチの人間二人の間に愛があり得るとしたらこの二人のこの関係だよなあ、って思います。リアルラブです。間宮の卑屈さがもはや愛おしいし、やはり笑える、で彼が暖かさに触れた時の反応が刺さる、ぐさっじゃなくて染み渡る刺さり方。朝田ねむい先生はちょっと異次元の漫画家さんだと思います。人の心の深〜いところに嫌味なく本当に自然に入り込んできて癒してくれる。本当に3次元の実人間の自分が癒される感じがします。いわゆるボーイズラブ的萌えとは違うのかもしれないけどこの二人の関係がラブじゃなかったらなんなのよ?です。本当に出会えてよかったと思える作品でした。
惨殺され命を落とすが間宮の手により屍肉を喰らうゾンビとして甦った元高校教師の佐田聖二(享年30歳・攻め)と、佐田を甦らせた天才的狂科学者の間宮冬邪(30歳・受け)の、不器用な男二人の紡ぎだした二人だけの愛の形と結末を見つめる、黄昏的ラブストーリーでした。こちらは上下巻の下巻にあたるので、是非上巻からお読みください。肝心の部分をネタバレしないように気を付けて感想を書こうと思います。
参考までに書くと、解体シーンはさらっとありつつも上巻ほどのグロテスク表現はありません。挿入はないですがベッドで親交を深めるシーンはあります。いじめからのレイプ描写があります。
私は電子で購入したのですが、346ページの大ボリュームでした。下巻、初回読み終わったときは、正直「あぁ、そうか…そうか…」しか出てこず、ただただ放心してしまいました。やっと気を取り直して上巻から改めて読み直すと、上巻だけ読んだときに見えなかった間宮の心情や行動が見えてきて、合点が行くことや、納得がいくこと、シリアスな場面なのに思わずクスッとしてしまう所などが発見できました。そして、2人の気持ちをじっくり追いかけて読んでいくにつれ、佐田の恋愛観であったり、偏屈で強がる間宮の見せる素直な反応やポロポロとこぼれる言葉、色っぽいシーンでタジタジしてしまうギャップなど、二人の彩度が鮮明になっていって、とても魅力的でした。
そして、佐田と間宮は「話」をするわけです。
話をして、キスをして。
そして
己の全てを以て、佐田に尽くすと誓った間宮
「愛してる」「好き」とは違う言葉で、行動で、最大限のいとおしさを間宮に伝えた佐田
2人の男の不器用な愛の形とその行く末を見届けることができて良かったと思います。
この作者さんのラフな感じの線がかっこよくてとても好きなのです。上巻読んで続きを楽しみにしていたので、るんるんしながら読んだのですが、不意打ちのようなラストの悲しさにううっ…と机に突っ伏してしまいました。
作者さんのこれまでの作品はクールな終わらせ方が多くて、この物語はこれからもずっと続いていくんだろうな〜って思わせるようなラストです。でもこのお話は…。
間宮が紆余曲折の上にやっと手にした愛が、手のひらをすり抜けていってしまう感じがどうにも悲しくて泣けました。でも一瞬で、刹那的だからこそ、二人の心の交歓とか、ラブシーンとかがひたすら美しく感じるんです。直接的な行為はないし、そういうシーン自体が稀少ですが、とにかく色気があって、強く印象に残ります。佐田の表情がすごく色っぽいし。
ずっと屋敷の中で話が完結するのかと思いきや、二人で旅をしたり、人に見つかってハラハラしたり、下巻はちょっとロードムービー感がありました。本当に映画を見終わったような読後感で、BLとして限られた人しか読まないのがもったいないよ〜と思わせる作品でした。
さすが朝田先生、BL作品ではありますが、ただの恋愛物語ではなく深い愛の物語でした。相手への無償の愛、献身だと思いました。
誠実な佐田にとっては過去に間宮のためにしたことは何てことのないことなんでしょう。でも間宮にとっては何年たっても嬉しかった。でもだからって、その相手にここまでできるか。間宮、不器用で健気すぎだろ。
ハッピーエンドではなく、とても悲しい物語ですが、ぜひ興味のある方には読んでもらいたいです。
最後怒涛の展開で、映画を見ているようなラストでした!!
すごい!!
久々に泣いてしまいました
上巻を読んで、SFと学園ものとクライムサスペンスという要素が詰め込まれすぎて、
面白いけどどう収拾つくんだろうなんて考えていた自分がおりましたが…
最後よ〜切ないのよ〜〜
恋愛の醍醐味は人に触れてどう変わるか、変われないかですね
朝田先生の既刊は全て拝読しておりますが、一番グッときたかもです
面白かった。
受けの過去の話が分かってくると、行動原理がめちゃくちゃ私怨でちょっと笑っちゃった(過去の出来事は笑えないんだけど)。とても人間臭いマッドサイエンティストだった。攻めを車で着け回ってた理由とか声掛ける練習をしていたの可愛かった。
二人の暮らしがこのまま上手く続くとは思っていなかったけど、余りにも呆気ない終わりだったな。静かな幕引きが好きだった。
ハッピーエンドにはならんだろうと思ってはいたけど、想像していたよりも平和で穏やかなエンドだったので救いがある。
下巻は凄いボリュームでした。
読んでも読んでも結末がどうなるのか、本当に終盤まで分からずハラハラしておりました。
序盤は間宮と佐田が出会っていた中学生時代の回想で、理不尽ないじめのシーンが少し辛かったです。
そんな中にも佐田とのエピソードはしっかりと記憶に刻まれていて、救いとまでは行きませんが、無意識の恋心の芽生えだったんじゃないかなぁと思います。
中盤は2人が少しずつ理解し合い、主に佐田の歩み寄りによって関係が深まって、間宮も気持ちに少し素直になってきた矢先に急展開。
ずっと人間を殺して食料にすることをいつまでも続けられる訳は無いと思うし、やっぱりこうなるしかなかったのかなと思います。
佐田みたいなゾンビが増えて、人間の狩りあいっていうのも違う気がするし…。
愛する者を遺していく心配や、自分のエゴで生き返らせた佐田をまた死なせてしまう、愛する者を失う辛さ、研究の挫折など一気に押し寄せてきて何度も言えない読後感でした。
バドエンと言えばバドエンですが、確かに心通う関係になれた、そんな不思議な暖かみも感じられる作品でした。
しばらく心を離れないだろうと思います。