ひとめぼれに効くクスリ

hitome bore ni kiku kusuri

ひとめぼれに効くクスリ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×225
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
16
得点
284
評価数
70
平均
4.1 / 5
神率
42.9%
著者
小林典雅 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
橋本あおい 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
国民的スターに恋してしまいました
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403525568

あらすじ

気持ちが顔に出ないせいで誤解されやすく、32歳のこの年まで恋をしたことがなかった真白。そんなある日、街で絡まれているところを助けてくれた若手俳優の神永怜悧に運命のひとめ惚れをする。怪我をした彼の治療をさせてもらうものの、好意を上手く示せず空回るばかり。直接の交流を諦めた真白は、ファンブログを立ち上げ、秘かに推し活を始めるけれど…?駆け出し俳優×美人整形外科医の年下攻ラブ・サプリ♡

表題作ひとめぼれに効くクスリ

神永怜悧,20歳,新人俳優
乙坂真白,32歳,美容形成外科の認定医

その他の収録作品

  • 両想いに塗るクスリ
  • あとがき

レビュー投稿数16

沼に落ちる速さと言ったら真っ逆さま


売れない芸能人に一目惚れした整形外科医の頑張り


昔のトラウマで恋愛に臆病になったまま三十路を超えてしまった整形外科医の真白(受け)は町で絡まれたところを助けてくれた駆け出しに俳優・神永怜悧(攻め)にひとめぼれしてしまいます。
が、相手は芸能人、早々に両思いになることは諦めて、ファンとして陰ながら応援すれば良いのだと納得させて推し活動を始めます。速攻で怜悧が出演している作品を集め、ファンブログを立ち上げ、ほんの少しの出演シーンを長々と熱く語り、同じく怜悧のファンブログを立ち上げているファン一号のあーやちゃんと連絡を取り写真を融通してもらったり、一緒に追っかけしたり、自作のグッズ(缶バッチやポスター、クリアファイル等々はては自分でデザインしたぬいぐるみや人形)を作って推し部屋を彩るというように。今までの仕事一筋は何処へといった勢いです。
推し活に勤しんでいると、とうとう怜悧本人から連絡が入るのです。
友人の名前を借りて看護師のミライという名で交流を始めるのですが‥


今まで恋愛に興味が持てず、仕事一筋だった真白の豹変ぶりにはびっくりです。真白の心の声が凄い。一目惚れからの完全に沼に落ちるオタクへの道のりの短いこと。真っ逆さまとはこのことか。

感情をうまく顔に乗せることができない真白は、頭の中で色々考えすぎて誤解を与えてしまってなかなか苦労しています。
頭の中まで全て覗けるこちらとしては、言葉のチョイスが独特ですごく面白いです。
推し活動も凄まじく、一気にここまでハマるとはきっと唯一の親友の海来でも知らなかったんじゃないでしょうか。

そして、とうとう怜悧にブログが認識され連絡がくるのですが、「紫のバラの人」ととある漫画のキャラクターに喩えられてるのも、その漫画を知らない真白も面白い。


何やかやあって、2人が両想いになった時も、絡みの依頼が来たら先に経験させてという可愛いおねだりの怜悧も可愛いけど、怜悧にいつそんな依頼が来るかわからないからさっさと全部いただいてしまおうと誘う真白の積極的なのも楽しいです。

あーやちゃんとの追っかけも面白く、2人で楽しく追っかけしてたんだろうなとか、無名の時から推していた2人だけが味わえる、一気にスターダムにのし上がる推しを応援する楽しさも分かち合えてよかったねと微笑ましく思いました。

そしてお決まりのマネージャーによる妨害。
あまり押しに強くない真白に対して、心理戦に持ち込んで一気に畳みかけるように別れるように強要するマネージャーには殺意も湧きましたが、真白も怜悧も頑張りました。
認められた後の、マネージャーのセリフも
「国民的スター‥」のマネージャーと同じで笑った。昔指導を受けていたとあとがきにあり、やっぱりなと思ってしまいました。

とにかく真白の心の声にずっとニヤニヤしてしまう楽しいお話でした。
そしてハジメテ同士って、2人で少しずつ経験を積み上げていく過程が最高です。







紫のバラの人 には笑った。真白は、知らないのねあの有名な漫画を

いろんなグッズを勝手に作って愛でてるのも

すぐに我に帰って、絡みのオファーが来る前に全部いただいておおかないとっていうのも笑える

人形抱きしめてテレビ見ると

ともかく2人とも初めて同志ってのが最高

エッチの回数とかまで管理しようとするのは真中旬のらマネージャーと一緒だなーと思ったら、彼の指導を受けてたって笑った

1

コミカルな萌

普段はガッツリどっぷりのBL小説が好きなんですが、、、、
やはり気持ちが凹んでいたり、じっくり読む時間が確保できなかったり、ちょっと元気になりたい時には軽くコメディタッチのお話も必要なんです!
そんなニーズに応えてもらえる作品。

タイトルとイラストから、もっと医者っぽいのかと思っていたら、多分重要なのは「専門が形成外科」「恋人じゃ無い男性の局所は何本も!」の部分ですね。やはり、アレは“本“って数えるんですね(笑)
いやはや、ほっこりふんわりなラブストーリーで、何度もプッと吹き出しながら読み進められるので、小林さんらしいお話でした。
イラストが橋本あおいさんというのもポイント。
イケメンと可愛らしい二人が、あんなシーンでエロを〜。

あとがきを読んで、コラボ作品だったという事が判明。
国民的〜の方も読んでみたくなりました。
そして、もっとスターになった怜悧君と、凄腕形成外科医になった真白の続編が出たら良いなぁ。

0

リラックスタイムに典雅作品

 作者と話やキャラの設定と表紙に惹かれて買いました。
 キャラと設定と話は良かったが、開いてみればイラストのバランスの悪さがめちゃくちゃ気になる。頭に比べて肩幅とか体が小さい。表紙の絵が綺麗で惹かれたのもあるから少しショックだった。
 せっかく文章で盛り上がってたのに、挿絵でスンッ……ってなる。通話Hの挿絵なんて、攻めの腕がやばい事になってた。腕が骨折している。

 集中して読み込んでたからか、くっつくまで早く感じた。展開がトントン進む。余計な描写がなくて読みやすい。
 受けに好かれている自覚がある攻めと、攻めへの好意を隠し通せてると思い込んでる受け、というシチュエーション大好物なので最高だった。
 典雅作品のバカップルが可愛い。

0

駆け出し俳優の推し

小林先生、今作も面白い。

まるでロボットのような受け答えしかできない美貌の医師、真白。

駆け出し俳優、怜悧に一目惚れして、応援ブログを開設。
それを見た怜悧が感謝するtwにあったのは、「紫のバラの人」

・・・これ、「ガラスの仮面」だよね??
笑いのツボやネタが少し前のもの?が多いけれど、
パンデミック中という設定だし、ワクチン接種も登場していた。

なんか色々でとても面白かった。

0

推し活

人生で推しがいたことがないので、怜悧という推しが出来た後の真白の変わりっぷりに目が点だったし、笑わせてもらいました。
めちゃくちゃ行動力あるし、本当に毎日楽しそう。
生き生きしまくってました。

典雅さんの作品では、作中に他の作品のキャラが名前だけだけどちょいちょい登場するところがあって、そこが好きなんですね。

今回は「国民的スターに恋してしまいました」の受け、真中旬が、名前だけ登場するんだけど、真中旬と怜悧がくっついちゃったらどうしよう……といらん心配をしてるところに思わずニヤニヤ。
あとは、「あなたの好きな人について聞かせて」の受け、星川路郎が人気作家になっていたりして、
あとは「ぱるたそ」もいましたね。

情熱的な推し活を楽しませてもらいましたが、攻めが芸能人ということもあって、どうしても一緒にいる時間が少なくて電話でのやり取りが大半を占めていたので、一緒にいるところをもっと読みたかったなぁとちょこっと思いました。

そして30冊目、おめでとうございます。
いつも素敵な作品、ありがとうございます。
これからも私たち読者に、たくさんのビタミンBLをお願いいたします。

0

推し活のススメ\( ´ω` )/

さすが小林先生!と言いたくなるような、きゅんとクスッとが入り交じった楽しいお話でした(*^^*)


受け様は、整形外科クリニックの院長の真白。
ゲイであり、年齢がカレシいない歴になる童貞処女。

攻め様は、駆け出しの俳優でイケメンの犬系好青年、怜悧。

酔っ払いに絡まれていたところを、助けてくれた怜悧に、真白はひとめぼれ。
恋の成就はソッコーで諦め、怜悧の推し活に目覚めちゃう(≧∇≦)
整形外科医師の繊細な手先でもって作り出される、怜悧のオリジナルグッズの数々。
素敵~。˚✩
そんな腕があったら、私の推し活もさぞ充実したものになっただろうになぁ、なんて。

推し友もできて、そりゃー楽しく推し活日々を邁進( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
ウンウン、推しがいる生活って、楽しいよねぇ(੭ˊ꒳​ˋ)੭
めっちゃ共感しながら読めちゃう。

そしてまた、表情筋に乏しく、口も重い真白なだけに、その怒涛の心の声にクスリ。

破れ鍋に綴じ蓋って感じのお似合いのカップルだなぁ、とにまにまでした。

書き下ろしでは、怜悧のマネージャーに別れるよう迫られてましたけど。
ここで泣く泣く身を引く受け様も好きですよ(´ω`)
でも、別れたくない、と頑張る受け様も大好きで。
目覚しい勢いで別れずに済む思考をめぐらして、マネージャーに対して「この恨みはらさでおくべきか」で怒りのバロメーターを曰わっちゃう真白の天然さが、とっても可愛くて(´∀`)
こんなとこに怜悧は惚れたんだなぁ、なんて思いました。

イラストは橋本あおい先生。
マネージャーが予想外にいい男で、スピンオフを予感しちゃう。
あと、怜悧のCMを見てみかたかった◜◝( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )

3

もっと続くかしら?

小林典雅先生、記念すべき30冊目おめでとうございます!
いつもクスッと笑える楽しい作品と、スピード感溢れる文体で楽しく一気読みさせて頂きました。

読むまで気が付かなかったんですが、「国民的スターに恋してしまいました」と同じ世界観だったんですね。嬉しい驚きでした。

こちらの作品の怜悧は駆け出しの無名俳優でしたが、それ故に押しを見つけて推し活するというオタク心を擽るお話となっていました。

あーやちゃんという仲間を得てイキイキする真白の様子にクスッとして、ファンの鏡である姿勢に男気まで感じました。

真白の推し部屋に至っては誰もが夢見る部屋で、推しに対する熱量と財力に物を言わせた機器類は全オタク垂涎の物ではないでしょうか?www


更に全て自分で稼ぎ出していて、仕事の腕も超一流って尊敬しか無いですよ!

恋愛面では怜悧におねだりされて『通話H』するバカップルぶりも面白かったです。
特に当て馬とか居ませんでしたが、怜悧のマネの杏咲だけがチラッと妨害して来たくらいですね。

杏咲に交際を反対されても頑張る怜悧が一途で可愛かったし、一度は杏咲の言葉に了承してしまっても納得出来ずに許しをこう真白の心意気に応援したくなりました。

でもね、1番のお気に入りはあーやちゃんなんですよ。あーやちゃんみたいな子と推し活してみたかったです。

とても楽しいお話だったので、有名になった怜悧と真白のその後が読んでみたいです。果たして怜悧は真中旬を超える俳優になる事は出来てるでしょうか?

3

初めての推し活にハマっています

今回は新人俳優と美容整形外科医のお話です。

受様がファンになった攻様の恋人となるまでと
ブレイクした攻様と別れの危機が訪れる続編を収録。

受様の実家は曾祖父から続く病院で
父と年の離れた兄は心臓外科医のエキスパートです。

受様は父の言うまま医師免許を取って
大学病院の外科に勤務するものの
手を尽くしても亡くなる患者に遭遇するたびに
心がすり減っていました。

そこで形成外科の技術を身に付けたら
少しでも綺麗な術痕に留める事もでき
父や兄の役に立てるのではと考えますが

父は美容外科を儲け主義で仁術も良心もない
悪徳医師しかないように決めつけた上に
心臓外科は格上と決めつける父に反発を抱き、
自力でクリニックを開業しようと決意します。

受様は父の横やりにも屈せず
幼馴染で親友の看護師の力を借りて開業して半年、
閑古鳥とは無縁の経営を続けています。

そんな受様の次なる転機となったのは
医局の先輩だった医師と食事をした夜でした。

駅まで歩いているとビル群の間に
なにかの撮影らしい規制線の刷られた一角を見た受様は
もし名前のわかる芸能人がいたら親友に報告しようと
現場に向けて歩いきだしますが
若者グループに絡まれてしまいます。

若者は泥酔していてあわや傷害事件となりかけた時
受様は絵に描いたようなヤクザの若もんに助けられます。
彼が今回の攻様になります♪

受様が震えながらも礼を言おうとしていると
攻様はガラッと砕けた雰囲気と口調になります。

実は攻様は撮影で組員Bを演じる俳優だったのです。
攻様は受様を助けた際に前腕に傷を負っていて
受様は攻様の傷の処置をさせてくれと申しで
攻様は明日以降の来院を約束して現場に戻ります。

受様は今聞いた攻様の名前が
特別な呪文のように思えるほど心がときめきます。

果たして受様の想いの行き着く先とは!?

雑誌掲載のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
駆け出し俳優の攻様と攻様推しとて推し活する受様の
ドタバタラブコメディになります♪

既刊「国民的スターに恋してしまいました」の受様が
攻様の憧れの俳優だったり
「あなたの好きな人についてきかせて」の受様が
作中のドラマ「きっと最後の恋だから」原作者だったり、

「スターのマネージャーも恋してしまいました」の攻様が
本作の攻様の指導を受けていたりと裏設定が盛沢山なので
既刊読者には+妄想できてとても楽しいです。

受様は攻様の推し活にハマっていくのですが
恋愛初心者でもあるために
攻様といい雰囲気になっても「推しってスゴイ」となって
なかなか攻様の想いは通じません。

両片思いなのになかなか進展しない恋にドキドキ&ワクワク、
たいへん楽しく読ませて頂きました。

特典が攻様が推し部屋でルンルンするお話なので
ぜひ特典がある書店でつくうちに購入される事を
お勧めします _(>_<)/

6

推し活を楽しむ受け

今回も典雅さんらしく、一見謙虚なようでいて推しに対しては情熱的で暴走しまくる面白い受けが出てきました。攻めより12歳年上で職業が医者の真白。20歳の駆け出し俳優・怜悧に一目惚れし、その日から推し活を始め、推し友もできる。謙虚に遠慮しながら生きてきたようでありながら、案外自分の道をマイペースで突き進んでる人だな、と思いました。

国民的スターの出てくる芸能界もののスピンオフです。他にもリンク作ありますが、今回気になったのが、怜悧のマネージャー・杏咲さん。一枚だけ出てきたイラスト…美人すぎでしょ!今回は主人公カップルに冷たい態度で悪役的な存在だったけど、ああいう仕事のできるクール美人タイプ大好きです。恋人がいる事を匂わせてたけど絶対男だと思います。

スピンオフ、楽しみに待ちます。

3

ぬまる

典雅先生だしあおい先生の挿絵なんですもん、ぜったい買い。雑誌掲載時も面白いと思いましたが、やっぱり面白かったです&あおい先生の挿絵が猛烈に嬉しい。何かを猛烈に推したことがある方や、典雅先生テイスト大好きな方でしたらおススメしたいです。雑誌掲載分+書き下ろし80Pほど+あとがき。先生、30冊目のご本、おめでとうございます!!!!!!!

形成外科医としてクリニックを開業している真白。高2の時に家庭教師の大学生から乱暴されそうになったトラウマか、クリニック経営に一生懸命だからか、恋愛事に縁なく三十路。ある夜、飲み会帰りの学生とトラブっていたところを助けてくれたのは、どうみてもヤの道の若い方で・・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
海来(受けの幼馴染、クリニック看護師)、あーやちゃん(攻めのファン)、杏咲(あずさき、攻めのマネージャー)ぐらいかな。杏咲さん、挿絵でめっっっっちゃ美人なんですよぅっ絶対クーデレだろ????と妄想してしまう美人ぶり。これはぜったい杏咲さんで書いていただかねば!もちろんあおい先生の挿絵でっと一人盛り上がってます。

++面白かったところ

攻めはまだまだ売れていない俳優さん、ぴちぴちイケメン。懐っこいワンコ系。(ほのかにエロエロ大魔神風味あり)それはさておき。

圧倒的に好きだったのが、受け。面白い。とにかく面白かった。何がっていうと一目ぼれしちゃってですね、その相手が駆け出しの俳優さんだったからガンガンに推すんです!そこが楽しかった!なんて行動力あるの、この人!とめちゃ思います。ネット上のあらゆる情報を漁りまくるのはもちろん、それに飽き足らず自分でファンサイト作って、推しの配信動画、ちょっと出たシーンに対する感想妄想を上げまくる。3Dプリンターやらミシンやら買ってきて、推しのぬいぐるみ作る、そしてもちろんその衣装は出演したときに来ていた衣装のコピー。形成外科医なんで細やかな針仕事は得意中の得意って設定にこれまた「上手い!」と唸っちゃう。推し友のあーやちゃんと推しトークできゃっきゃ2時間喋っちゃうとか、ああ完全に沼ってますなあ・・ととてもシンクロしちゃったのです。

典雅先生独特の文体で、二人とも喋りまくるのですが受けがちょっとずれていて「ぷはっ」とつい笑ってしまうところ複数。恋心きゅんというか推し活きゅん♡という気持ちが楽しく、あおい先生の挿絵は効果絶大で休日に楽しく読むにはもってこいじゃない?と思う一冊でした!

6

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