休暇中もトラブルだらけ!?

いつから魔力がないと錯覚していた!? 2

itsu kara maryoku ga nai to sakkaku shite ita !?

いつから魔力がないと錯覚していた!? 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

34

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
4 / 5
神率
40%
著者
犬丸まお 

作家さんの新作発表
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イラスト
シェリー 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズb
発売日
価格
ISBN

あらすじ

“魔力なし”として虐げられていたが、伝説の魔法使いだった前世を思い出したサフィラスは、学院の長期休暇をパーシヴァルの実家で過ごす事になった。
最強部隊と戦ったり、二人で釣りをしたり……充実した毎日を楽しく過ごしていたところに、 クラウィスの国で内乱が起きたとの連絡が入る。
友人を助けるため、二人はすぐに助けに向かうが―― 休暇中もトラブルがいっぱい!? 
守らせてほしいパーシヴァルと自分で解決してしまうサフィラスのドタバタ学園生活、第二弾!

表題作いつから魔力がないと錯覚していた!? 2

パーシヴァル・ベリサリオ、騎士を目指す辺境伯家三男
サフィラス・ペルフェクティオ、魔力無しと虐げられていた伯爵家次男

その他の収録作品

  • 番外編 パーシヴァル・ベリサリオ2

レビュー投稿数2

小気味よい無敵さです

今回は辺境伯の三男と伯爵家の次男のお話です。

受様が学院の休暇を攻様の故郷で過ごす間の出来事と
ワーズティターズで起こった内乱の顛末を描いた本編に
攻視点の本編裏事情的な幕間短編を収録。

受様は貴族ならほとんどが持つ魔力をもつ王国の
伯爵家の次男として生まれますが
魔力鑑定で魔力無しとされた為、冷遇されて育ちます。

父伯爵は受様を男伴侶を探す侯爵子息と婚約をさせ
厄介払いと侯爵家との縁に利用しようとしますが
王立院内で侯爵子息に手籠めされかけた受様は
2階の窓から飛び降りた事で前世を思い出すのです。

実は受様は稀代の魔法使いの生まれ変わりな上に
前世同様に強大な力をもつ魔法使いだったのです。

受様の転落事故に居合わせた辺境伯家三男の攻様はじめ
獣人国の王太子や聖魔法使いである公爵令嬢を友とし
現世の柵を断って生きる道を選びます。

到達度試験後は学院が長期休暇となり
受様は領地に戻る攻様に誘われて
ヴァンダーウォール領へと向かう事となります。

受様は攻様の両親や兄達に温かく迎えられますが
特に辺境伯夫人には熱烈歓迎され
珍しい食事やお菓子を堪能させてもらう事となります。

有名な魔獣の森の討伐にもワクワクで参加しようとしますが
学生の演練とは違うと難色を示され
攻様と共に精鋭部隊と対戦試合をする事になります。

受様達の力は辺境を守る精鋭部隊に通じるのか!?

既刊の同タイトル
「いつから魔力がないと錯覚していた!?」の続刊で
学院の休暇の間のお話になります。

本作単巻でも読めなくはないですが
既刊未読だと受様のおかれた状況が雰囲気理解になので
既刊から読むとより楽しいです。

既刊にて生家との縁切りをした受様ですが
前世の記憶によって力と自由を手にしたので
本作ではほぼ向かうところ敵なしです。

魔力なしのされた過去と(見た目の)人生経験の低さと
食生活の悪さによる体力の無さによって
偏見を持つ者達のあしざまに言われたりしますが

前世の知恵と力によって相手を蹴散らすまでが
フルセットな小気味よい展開で
とっても面白かったです (^-^)/

受様は攻様を1番良い友だとは思っていても
恋にはまだ遠いかなって感じですが
攻様は母親の言葉でちょっと自覚したかな
って感じで続刊も楽しみになりました♪

1

続巻待ってます!

前巻のレビューで早めに続巻をお願いしますと買いてましたが、まさかの1年後の発売でした。webではまだ連載途中なのでそれも仕方ないのかなと思いましたが、3巻はもっと早くお願いいたします。

こちらの作品は読んでて痛快でスカッとするので大好きなんです。今巻ではパーシヴァルの母親であるアデライン夫人が登場してます。家族の情に恵まれなかったサフィラスが母親の愛情を初めて知ることになる人物です。

規格外の強さで誰も敵わないのにどこか抜けてるサフィラスと、生真面目で王子さまな見た目のパーシヴァル、片方は無自覚でもう片方は堅物すぎてなかなか恋愛には発展しません。この焦ったさが堪らないのです。

そんな2人をくっ付けようと頑張るのがアデライン夫人で、この事がサフィラスを利用しようと狙う輩から守ることにも繋がるわけです。パーシヴァルの家族のベリサリオ辺境伯一家が凄く素敵なんですよ!

パーシヴァルの父親であるベリサリオ辺境伯が治めるヴァンダーウォール領の魔獣の森での活躍、獣人の国で起きた内乱で危機に陥る友人のワーズティターズ王国王太子のクラウィスらを救うなど、今巻も八面六臂の大活躍でした。

個人的に気に入ってるエピはパーシヴァルの身内だけを集めたお茶会のお話で、癇癪持ちの従姉妹が登場してアデライン夫人が激怒するところです。www

webの方も何回も読み返すほど大好きな作品です。サフィラスの決して曲げない信念も、そんなサフィラスの隣で見守り支え続けるパーシヴァルの関係性が大好きなのです。

この先でやっと2人の関係が甘くなって来るので、続巻早めにお願い致します。

まだ読んでない方は無敵な魔法使いであるサフィラスに夢中になれると思うので、是非ともお勧めします。コミカライズも始まりましたよ!

2

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