「僕はにいちゃんを愛してあげられるよ」

二律愛反

niritsu ai han

二律愛反
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
32
評価数
13
平均
3 / 5
神率
30.8%
著者
rosca 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796415323

あらすじ

父の再婚で突然現れた義弟・由貴は、締め付けの厳しい家庭で育った翔とは正反対の「愛されて当然」という生き方をしてきた。由貴への嫌悪感は膨れ上がり、家族から逃げるように上京し、翔は一人暮らしを始めた。順風満帆な生活の中、翔の前に再び由貴が現れる。「嫌い」を教えてほしいとすり寄ってくる異常な姿に違和感を覚えた翔。由貴は、自身を嫌う唯一の存在である翔に興奮し、自分だけが翔を愛してあげられると言う。憎かったはずの由貴に与えられる愛は翔の心に安心をもたらし──?

表題作二律愛反

由貴,弟
翔,兄

その他の収録作品

  • 書き下ろし;スタート
  • カバー下;イラスト

レビュー投稿数3

上級者向け

兄弟の歪な関係性をテーマ(?)にしてる。どう転んでも2人が幸せになれないのでは?と思いながらハラハラしたけど、2人なりのハッピーエンドになったのかな?って感じだった

0

愛し方を知っただけ

二律背反じゃなく 二律愛反だと?  って感じで購入

だって 同じ前提から導き出されたふたつの答えが互いに矛盾して両立しない
ってことに愛がからんじゃってんでしょ?って

おほほほほほほほ そんな難しいもんあたしに理解できるか? ムリだろw


サクッといってしまえばこのお話 わかりやすいハピエンにはならないです
だって コスト削減を目指しながら品質向上は譲らないみたいなことですから ←いいのか?こんな雑で



性癖異常とか性癖倒錯 そんなものに直結したお話は父親の再婚で花開く

どんなに欲しがっても自分には与えられなかったものを一身に受け育った義弟を嫌悪し
どんなに努力しても報われない自分を嘆き苛立ち 弟を傷つける

頭おかしいんだと思います  そう あたしね 
いやあたしもだけど ここに出てくる弟

嫌われることがわからない キライがわからない イヤがる気持ちってどんなん?

イっちゃってんだろ コイツ
あたしでもわかる コイツかなりキモチ悪い


なので

* 義兄に嫌われることに異常に興奮する弟を延々と見続ける勇気ありますか?
* 異常な義弟を嫌い 罵りながら受け入れる兄に萌やきゅんを感じられますか?
* 疎まれ続け ただ愛されたいと願いながら傷みの快楽に堕ちていく兄を愁い 愛でることができますか?
* そこはもとより 殴られ痛めつけられる描写に苦手はありませんか?

上記の項目 ひとつでもNOがあればおすすめはいたしません


好かれることしか知らない だから嫌いを知りたい
好かれることを知らない だから好かれることを知りたい

知らないことを知りたいだけ たったそれだけがすべての始まり

知り尽くした愛に飽きた弟と 知らない愛を必死に追う兄

愛ってほんとになんなんでしょうね?
欲しがってもなかなか手には入らなくて 願ってもそうそうには叶わない
そんなにしてまで欲しがっていた愛がだんだんわからなくなってくる

正直 特殊性が強く読みづらいし うすっ暗いし 可愛さはないです
しかも 彼女・彼氏・母親にいたるまで兄に間違った愛を与え続けるヤツしか出てこない


とにかく兄が自分に見合う愛だけを求めるので 何が異常で何が変なのかほんとにわからなくなるし その異常に気づき弟が正気になるのかと思いきや 兄が求める愛と自分が与える愛の違いを知っただけ

知ってなお自分の欲をおしてくる異常さ


共依存のおぞましさと言うのか 終わらない貪り愛とでも言えばいいのか
餓え苦しんだ愛の意味を知ったところで歪んでいるものはなくならない

愛しているのに嫌われていたい 嫌いなのに愛されたい 
求めたものに近づけば不具合が出る なのにもう離れることすらキツい

彼らが選んだ結末がそれならいいのだけれど 最後が尻切れトンボみたいで……続くのかしら?これ


恋ってのはないし 内容が内容だけに好き嫌い別れるのは仕方ないかなとは思うのですが このスッキリしない終わり方に続きがあるなら個人的には是非読みたい1冊であることは間違いない

まぁいくら読んでも 二律背反 スッキリした答えなんて出ないんだろうけどね

11

歪んだ情は…

親の再婚によって思春期の頃に義兄弟に。
見た目も中身も真逆。
愛嬌抜群で誰からも愛されて成長した様なキラキラな義弟はだから『嫌い』の感情の認識が歪んでいるのか…。

『愛』とは何かすら歪んだ認識を植え付けられ最大の愛は痛みで育った義兄はそんなキラキラ愛され体質の義弟を『嫌い』で仕方ない。

互いに求めるモノを持ってしまった義兄弟。
歪んだ感情の中に、歪んだ愛情が纏わり付きやがて狂愛を孕んだ性愛へ。

互いの歪んだモノが昇華された時のその先はーーー。

義弟×義兄
紙コミックス、修正、太い刻み海苔。

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