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少しずつ棕櫚に甘えられるようになり、幸福な神嫁生活を送っていた石蕗。しかし嫁入りを石蕗に押し付けた姉・銀扇が現れ!?
ryujinsama no oyomesama
前巻で石蕗の異母姉の銀扇が水の中に投げ込まれてましたが、やっぱり来ましたね…棕櫚の姿を見た途端に欲を出すところが救いようが無いです。
棕櫚の言うように何で社に入れちゃったの使君子って思っちゃいましたよ。この女は本当に救いようの無い愚かな人物でした。棕櫚には全てお見通しなんですよね。でも自分に自信が無くて優しい石蕗は、銀扇の一言ひと言にグラグラして罪悪感を感じてしまうんです。
だから棕櫚は石蕗を銀扇から守る為に近づけないようにしてたのに、最後の最後で彼女の悪意によって命の危険に晒されてしまいます。
でもやっと棕櫚によって銀扇に罰が下ってスッキリしました。もっと早くこうすれば良かったと思われてるのはお前だよって!www
棕櫚が身体に穢れを受けた原因が、皆の信仰心の薄れだとばかり思ってましたが、幼い石蕗を助けていたからだと分かって大感動でしたよ。
ずっとこうして石蕗を守って来たんです。
神でいるより石蕗を失うことを恐れた棕櫚、ここでようやく2人の気持ちが繋がったと思いました。
山を追われてしまいましたが、石蕗と一緒に暮らして幸せそうな棕櫚にこの結果で良かったのではと思いました。
わーい。楽しみにしていた続き。
続きものですので、1巻から読まないと意味が分からないと思います。(電書では『龍神様にお嫁入り』1巻2巻表記で、紙本では1巻が『龍神様にお嫁入り』2巻が『龍神様のお嫁さま』)
嫁大好きの棕櫚さまも可愛いし、石蕗は子どもver.も大人ver.も可愛くて好きっっ。
ネタバレありの感想なのでご注意を!
1巻を読んだ時は、石蕗の過去や狼家での現状はツラいところもあるけれど、ところどころに描かれる棕櫚さまとの過去は優しくて、嫁いでからのあまあまな日々が最高で、癒されるお話だーっと思っていました。
2巻はと言うと。
ちょっと驚きました。なんだかんだと、悪人ゼロの優しいお話になるんじゃないかな、なんて思っていたけど、石蕗の姉が1巻の時のままガッツリ悪い、嫌なヤツのまま。
それもまた良いスパイスよ…と、楽しんでいたら、そんな事言ってる場合じゃないわ、棕櫚さま(姉のせいで)神さまじゃなくなったーーー( ゚д゚)
神さまじゃないから山から出ていかなくてはいけないだとーー!?( ゚д゚)
沼の底(?)で、棕櫚さまと石蕗、冬青、使君子の四人で暮らす穏やかな日々が好きだった私は、少し悲しい。
でも、どういう姿で、どんな場所で暮らすかなんて些細な事だとも思います。棕櫚さまも石蕗もとても幸せそうなエンドでしたので。
全てがハッピー、大団円!とは言い難いですが、あまあまな作品である事に変わりは無いです。
棕櫚さま、嫁好き過ぎです。
1巻に引き続き番外編が、石蕗が子供の頃に棕櫚さまと暮らしていたら…というお話だったのですが、どのルートを辿ろうとこのふたりにはあまあまなハピエンしかなくて、可愛いです。癒されます。
面白かった。おすすめです♪
連載中、単行本は出てないけど合冊版は出ていたので、単行本は出ないものだと思い、合冊版を買ってしまいました。最終巻が出たのでこちらを買い直しです。
ただただ、石蕗が可愛い。しっかり男の子なのもいい。神様である棕櫚が溺愛してるのもいい。ラブラブ夫婦です。エッチも激しめでラブがほとばしってます。
展開的に仕方ないとはいえ、姉がでしゃばってきたのは不快でしたね。家や土地が没落していったのも良くわかる。信仰というものが重要な世界観なので、信仰がない住人のアイコンだと思えば仕方ないです。
今回の作品は、石蕗という純粋で可愛い狛犬を愛でるためのものだったと思います。ラストはどうとでも、二人が幸せならそれでオッケー!逆に石蕗を可愛がれなかったらなかなか難しいかな。