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perfect toxic
色っぽい店長が強い雄にやられる話
思ったよりはあっさりしたラブストーリーでした。
スピンオフ作品ですが、本編から独立しているのでこちら単体で読めます。
中国のどこかで、男娼館の店主として働く主人公、紫央。世話になった人物（中国マフィアの跡取り，昇天の弟）から、兄を籠絡して欲しいと頼まれる。
そこへやってきた昇天。女性にもてもてのようだが、本人は豪傑で恋愛にはうぶっぽいキャラ。しかし、だんだんと紫央のことが気に入って。。
スパイをするはずが好きなってしまうというストーリー。
昇天はかなりあっけらかんとした裏のない性格で、これでマフィアのドンになれるのか？というのが心配。
一方弟は腹黒そうですが、紫央に兄のスパイを頼んだものの、単にブラコンだったというオチで、ストーリーやキャラにあまり現実味がなかった。
というわけで辛口評価となってしまいました。
うーん…
「パーフェクト・エデュケーション」のスピンオフで、前作登場の紫央がメインのお話でした。
紫央のその後が気になっていたので購入したのですが、主役を食うくらい存在感のあった前作ほどのインパクトはなかった気がしました。
最初のほうは宇辰のことも本心から信じきれないような殺伐とした雰囲気があったり昊天もトゲトゲしかったり。さらに異国の地でのお話ということでどんな展開になるのか楽しみに読み進めたけれど、後半になるにつれ失速していくような感じでした。
中国マフィアというと闇が深いイメージだったのですが、そういうものはあまりなく…昊天のわんこっぽくて優しいところ、わりと簡単に紫央に落ちてしまうところもヌルいなと感じてしまいました。
"ヤクザもの"というほどヤクザっぽくもなかったです。
話の中で前作との繫がりはあまりないとはいえ「エデュケーション」の紫央は重要な立ち位置だなと思っていたので期待をしすぎてしまったところがあったのかもしれません…。
刺青が美しい
相変わらず、刺青とキャラクターのすわった時の瞳と濃ゆいどんでん返しなストーリー展開にまたしても、ゾクゾクが止まらない。
前作『パーフェクト・エデュケーション』にでていた鷲原紫央の話。
前作で死んだふりして海外逃亡をした紫央は逃亡を手助けした、上海マフィアの一員・宇辰（ユーチェン）に腹違いの兄・昊天（ハオティエン）の経営する高級娼館へスパイとして、なんならハニートラップを依頼される。
読めば読むほど、紫央は昊天に出逢う為に一度日本で死んできたのかと、そして、それを手伝った宇辰にある意味、手のひらで転がされてた感があるが、いつから昊天に紫央がぴったりだと気付いたかわからないが、宇辰もなかなか曲者で、次のスピンオフには彼の話が欲しいが綺麗な刺青を観たいので、相手には綺麗な刺青入りを希望したいです。
