一生一度の、恋をした。

あかるい家族計画

akarui kazokukeikaku

あかるい家族計画
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×21
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
14
得点
124
評価数
33
平均
3.8 / 5
神率
45.5%
著者
もろづみすみとも 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784902671940

あらすじ

女の子とつきあってもなぜかすぐダメになる澁谷と美少年転校生の吉住。高校時代の出会いから同棲生活、家族になるまでを描いたあったかボーイズラブ。
デビュー作から描き下ろしまでを含めた全7編を収録。パイロット、マスクフェチ、幼なじみなど、可愛くてせつなくてハートウォーミングなエロマンチカ☆初コミックス!
(出版社より)

表題作あかるい家族計画

澁谷
吉住

同時収録作品マスクの下で微笑

小島翔太 マスクフェチの高校生
くば 体臭フェチの歯科医

同時収録作品以心伝心

藤 高校生
黛芳男 高校生

同時収録作品だって男の子だもん

ケン 学生
ジュン 学生

同時収録作品青い埋葬

その他の収録作品

  • 泥っかぶりの枯れないばらを
  • 毒を喰らわば皿まで

レビュー投稿数14

あかるい

描き下ろし率の高い一冊

◾︎泥っかぶりの枯れないばらを
◾︎あかるい家族計画
渋谷と吉沢、高校編の泥っかぶり〜も、大学生編のあかるい〜もセンチメンタルでハートフル。お互いだけを見ているようで、社会の中での置き場を探している感じ、もろづみ先生の「きっと夢見るヤマアラシ」もそうだったな。

◾︎マスクの下で微笑み
好きな職業忍者って笑
マスクフェチの高校生のお話…と思いきや結構仄暗いところに終着点があって。でもあとがきの作品紹介見る限り暗く読むことを狙ってない感じ?自分は暗くこねくり回したくなる。重く描こうと思えば激重にできそう。

◾︎だって男の子だもん
女の子との未遂がサラッと流されてるあたり、嫌いじゃない。嫌いじゃないけどこの2人別れそうだと軽率に思ったりしてしまう。そんなもんじゃん恋愛なんて。

おそらく狙ってる通りにあかるく読むと萌
暗く読むと萌2だけど多分そうじゃない

0

家族

10年も前の作品なことに驚きつつ、同時収録もいくつかありますが、表題作が好きすぎるのでとりあえず表題作だけレビューを書こうと思います。同時収録のお話も結構モエでした。
タイトル通り、高校生だった二人が出会ってから家族になるお話です。今まで女の子と付き合っても長続きしない攻めのことを男の人が好きな男の子な受けが好きになって、攻めも好きになるってどういうことか悩んだり受けも同性を好きになることで色々悩んだり。
両思いになってからも、吉住は好きだから悩んですれ違っていたけど澁谷もほんとうに吉住くんの事が好きなんだなって、甘酸っぱい恋とあったかい愛。読んでいたらこんな満たされた気持ちになる。好き同士で二人で暮らしていて、不安になったりもするけどやっぱり好きだから一緒にいて……そんな二人が心のなかにずっと残っています。こんな二人の関係はやっぱり家族なんだろうと思います。
あとがきに、本棚の中でひっそりあって思い出した時に開いてくれたら……と書かれていましたが、なんかそんなかんじなんです。発売直後ではなかったけど数年前にこの本を読んでから、今でも時々無性に読みたくなるし、初めて読んだ時に感じたあたたかさが今でも思い出せます。好きなシーンがありすぎるんですけど、雨の中でキスとか寝ている澁谷に泣きながらキスしてるところとかとにかく泣いている吉住とか付き合ってることを澁谷が両親に言うところとか、ラストのおかえりのところとか。この絵柄とこのお話、本当にマッチしているなと思いました。あたたかくて優しい。何年たっても思い出して読み返しています。
私事ですが、まだ腐女子になったばかりというかそういう頃にこの本を読んだのですが、多分この本の影響でこういう恋だけじゃなくてもっとその先のことを考えるような、そんな作品が好きになりました。人を好きになることや一緒にいることについて考えさせられるような、それでもじんわり心にしみてくる素敵なお話です。

2

吉住くんが本当、愛おしい。

もろづみさん、とても好きな作家さんです。
絵はとても可愛いのですが、話が重い事が多いので気軽に読めないのです。
表題作も、そういう感じでした。
BL漫画で恋をしてると自覚してうきうきしてる感じがないのです。リアルで恋愛ってそんな気がします。自覚していなかったり、成就していない頃の方が楽しいのですよね。楽しい面だけ見て、泥は被らないから。

どの著作もそうなのですが、もろづみ作品はBLというよりゲイという言葉の方が似合う気がします。あまりファンタジー要素がないという意味で。
だからこそ上滑りでない分、心に深く響くのかも。

同性を好きになったら誰しもがぶつかるであろう壁にぶつかりながら、二人は上手くやっていけるのだという結末で。
吉住くんが本当、愛おしい。
最初はもだもだしていた渋谷くんも格好良かった。

あと、これはBLじゃないんじゃないかしら?という航空士の話が入っておりますが、これも可愛くて好きです。オチがたまらない(笑)これは斬新ですね!

2

おかえり

表題作のシリーズはラスト、ジンときました。
いいお話ですね~^-^
この作家さんのお話はまだこの本しか読んだことないんですが、雰囲気は独特のものがあると思います。
表題作シリーズと「マスクの下で微笑」のみなら評価は萌x2にすると思うんですが、後半のお話の絵柄と手書きの台詞がとても読みにくくて、全体的な評価は萌にしました。
ストーリーは好き系のお話なんですが・・・ちょっと読みにくいのが残念です。
でもこれからが楽しみな作家さんだとは思います。

1

前半分と後ろ半分のテイストの違いで面食らった

変なたとえだと思うけど、パスタに味噌汁を付け合せたようなテイストの本だね・・・。

前半分の表題作はまさに「恋の病」と言っていいようなかかり方をした二人が「男同士付き合う」というBLでは簡単だけども実際には結構難しい問題に取り組んでいく、恋愛そして新しい家族作りの物語。
(実際、親にカミングアウトとかマジ無理ゲーですからねぇ・・・。)
女性だったらよかったのに、とか子供がうめないからという当たり前の残念さは本当は残酷なんだよね。
その中でのこの話の「親が泣いても一緒にいたい」レベルのハッピーエンドの形は現実的な理想形だと思うし、それでもただいまおかえりがいる関係っていいなと思う。

・・・と感慨深くさせといて
後半に出てくるストーリーの題材がフェチだったり浣腸だったり背後霊によるブサイク女装だったり、相当な色物ぞろい。
お互い寄り道して買ってくるのが「イチジク浣腸」まぁ現実的ではあるんだけど・・・ね。
しかも前半の漫画で比較的美人さんな二人だったのに一気に上がるブサイク率w
まるで2冊の本を読んでいるかのような急激な画風転換に思いました。びっくりです。
好きか嫌いか、でいうと・・・うーむ。中立に限りなく近い萌、ですかねぇ

0

楽しい家族計画

シトロンコミックが最初かなと思っていたんですが、違ってましたね。
こっちのほうが先に持ってたのにぜんぜん気づかなかったw
面白かったです。さすが!の一言かな。
□泥っかぶりの枯れないバラを
恋する事に臆病で。
それでも、引き寄せられずにはいられない。
なんだかすごく甘酸っぱいにおいがしました
何って言うんだろうな~私の言葉じゃうまく表せない。。。涙
好き、かわいい、うれしい そんな言葉が詰まった1作
□あかるい家族計画
続き。カップルになった二人。一緒に暮らし始めます
何気ない日常。お互いがお互いを好きで。
その空間が心地よい。求めあう体は熱くて
でも何かが違う。人と外れた道を歩いていることをずっと・・・
受が思っているよりもずっと攻は広くて暖かい。
ずっと胸につかえていたものを、ポンとはずしてくれる。
そんな心地よさを感じました。なんだかな~胸がホッコリするんだ
□マスクの下で微笑
まぁ、なんにでもフェチというのはあるもんだが、マスクフェチ。
や~・・うん。ちなみにワタシのフェチってなんなんでしょ。
あんまり感じたことないんだよな~

他数編。

2

目頭が熱く・・

表題作だけのレビューです、すいません。

渋谷×吉住の高校生カプとその後のお話

女の子にフラれて駅でぼーっとしてるところを吉住に声をかけられた渋谷。
でもなんだかワケが分からないまま吉住は居なくなってしまう。
次の日、吉住が転校生として渋谷のクラスにやってきます。
渋谷は昨日の事で声をかけるが否定されてショック。
でもその後、屋上で1人で泣いてる吉住を見てしまってドッキンドッキン。
なんだかとっても気になる存在に。

学ランからブレザーになった吉住に「似合う」って一番に言えなくてイライラ。
「ヤキモチ?カワイー」って吉住に言われたことでグルグル。

“好き”ってなんだろう?うれしくて楽しくてキラキラした事ばかりじゃない。
嫉妬とかで醜くてわがままでカッコ悪くなっちゃうくらい相手を求めることなんだ。
試しに吉住でヌいてみたら出来ちゃって、“好き”なんだと自覚。
吉住に出会って初めて「本当に人を好きになる」という事が分かる渋谷。

男が好きってコトで、前の学校でヒドイ目にあって、
“もう人を好きになるのはやめよう”と決めた吉住。
だから、渋谷に最初に「友達になって」って言います。
でも“友達”って事が日々ツラくなっていきます。

屋上で泣いてたのって“どうしてまた人を好きになっちゃったんだろう”っていうのが理由なのかな。
で、ついキスしちゃって。
そんなコト受け入れられないって思ってるから、走って逃げちゃう。
追いかける渋谷。
雨の中、泣いてる吉住の背中がほんとにもう愛おしいです。
ぎゅっとしてあげてー。

晴れて恋人になった2人は高校を卒業して同棲。
吉住は、元々ノンケだった渋谷が自分と一緒に居ることが彼の幸せなのか悩んで悩んで。

好きで好きで仕方が無い。
だからこそ幸せになって欲しい。故に「別れよう」

告げた時に渋谷の妹ちゃんが産気づいて、2人で病院へ行くと渋谷の両親も来ていて、
生まれた子を囲む家族風景にいたたまれなくなって
そっと抜け出して、トイレで泣いて。

ハイ!こっから渋谷格好いいです。

泣いてグチャグチャになってる吉住の手を引いて
孫が生まれて幸せ最高潮って感じの両親に
「ずっと この人と付き合ってます」
ってビシッ!!
渋谷以外、ポカーンてなってるみんなが印象的。
この場面すごく好きです。
何回読んでもウルッときちゃう。

その後、家に帰って渋谷が言う「おかえり」の笑顔は最高です。

本当は神評価つけたいんですけど、表題作以外があんまり好みじゃなかったんで
萌評価です。

2

なんだよ、すげぇ温かいお話じゃんかよっ!

元ノンケが人を好きになることは楽しいことばかりだと思っていたら
ゲイの男の子を好きになって、せつなくくるしいことを覚える。
これが本当の恋なのだなってお話なんだけど
3年つきあって、ゲイの子が元ノンケに対して罪悪感を覚えて
身をひこうとするんです。
そーいうときに、いろんななぐさめ方の展開があるかと思うのですが
この元ノンケがとった行動は「おかえり!」だったんですよ。
この笑顔が絶妙に良くって、ほろりと涙腺が刺激されました。
なんだよ、すげぇ温かいお話じゃんかよっ!

マスクフェチの高校生が、マスクのオトナと恋をするお話は
ほかの方も書いてましたが、私も微妙に気持ち悪かったよw

すでに同棲カップルだけども挿入未満のお話は
どっちが挿れるかをきちんと話し合うし
カンチョウの手順までお話に盛り込んであるんです。
私、通常、BLはファンタジーだと思っているので
カンチョウの手順ははぶいていただきたいな☆って思う性質なのですが
これは、絶妙にかわいかったvカンチョウのくだりがかわいいv

めっちゃくちゃかわいい絵柄だけど
うっかりしてると、けっこうエロくって
とんだ曲者だぜっ!もろづみすみともさんてば☆
うはー。東京漫画社さんの漫画ってほんとに変り種でおもしろい。

1

じわじわとハマる。

もろづみさんの描く「わいわいと楽しそうな雰囲気」が大好きで、オリジナルも読んでみました。
始め読んだときは、絵柄に慣れず1話を読むのがやっとやっとでお話を楽しむ余裕がありませんでしたが、時を経てふらっと読んだらハマりました。

表題作の「あかるい家族計画」の吉住くんの苦悩が切なくてきゅんとします。
悩みまくり思いつめた吉住くんを明るくさっと一言で包み込んでしまう渋谷。
この二人を見守りたくなります。

「だって男の子だもん」はかわいらしいのに生々しくて好きです。
こんなにかわいらしい絵柄なのに、すね毛が生えてるんですよ!

1

甘く切なく可愛く生々しく

じん…と大萌。
表題作。なぜか彼女にすぐ振られる澁谷と、転入生でゲイの吉住。
誰に惹かれていく気持ちはノンケもゲイも関係ない。
偶然が重なって意識して、ふとした瞬間に特別な存在になる。
それを高校生らしい出来事の中で無理なく展開させていて、好感がもてました。
距離の縮まり方がすごくナチュラル。
続編は二人の関係が将来への大きな一歩を踏み出す心温まるお話。じんときたよ。
元ノンケの恋人を持つゲイゆえの不安と、相手に幸せになってほしいという吉住の一途な気持ちを、澁谷がちゃんと受けとめてて私まで嬉しくなってしまった。
一緒に生きていきたいという気持ちが伝わってきて、幸せになって欲しいなと思わせてくれた二人でした。
綺麗事をてらいなく正面から描いているのがまたいいじゃないですか。
「おかえり」「ただいま」っていい言葉だ…。セットなんだね。

「マスクの下で微笑」
マスク青年とマスクフェチ高校生。ほわんほわんした変態たちのらぶ。

「以心伝心」
ほやほやカップルと攻の親友という三人のお話。三角関係じゃないよー!
付き合いたてで意思疎通できてないできたてカップルの距離感と、恋人とその幼馴染みのツーと言えばカー並の以心伝心ぶりにオタオタするお話。
この年代こういう関係、うんうんあるある。

「男の子だもん」
テーマはアナルセックス(身も蓋もない)。
と見せかけて、初めて同性を好きになった同士カップルの戸惑いと覚悟をアナルセックスを通してこれまたほわほわ描いてるかんじでしょうか。
(しかし浮気はいかんよ浮気は。お仕置きしたれ)

「青い埋葬」
ダメ副操縦士の初憑依体験。BL未満かな? 
初めての商業誌作品らしいですが、初作品でこういう話にオッケーサインだしてる出版社さんにさすがだなぁと変に感心してしまいました。

みなさんがおっしゃられているように、絵がなんというか素材系とでもいうのか…ちょいクセがあります。
美術出身かな? と思わせるデッサンはしっかりしているので漫画家として下手なのか上手いのか分かりませんが、確実に人を選びます。
話と絵柄がマッチしていて私は気にせず読めました。
ちっちゃいコマがすっっごく可愛いのです。ツボだ。
かわいいのにスネ毛とかしっかり描いてる所なんか特にお気に入り。笑

この作品を気に入っている方に雁須磨子さんの「のはらのはらの」を激しくオススメしたいな。

1

この作品が収納されている本棚

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