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akiramekirenai koi no hashi
帯を拝読して、不思議系のお話?と思いましたが、現代ものでした。
細やかなキャラ設定が印象に残りました。
小説などの文章を読むことが苦手なのですが、読みやすかったです。
いい意味でお互いを尊重できる、長く続きそうなカップルだと感じました。
尚哉くんが少しずつ食べられるようになって嬉しかったです。
大好きな海野先生の、幼馴染 × 一途な片想いもの。
なんと小学5年生の時から22歳の現在まで、人生の半分の期間を見込みのない片想いをし続けているという…このスペックだけでなんだか泣ける。
や、内容の方も素晴らしく良くて…受けの想いの強さと、攻めの見せる包容力よ。
最高にきゅんとしました。
海野先生の作品は本当に各作品、それぞれキャラの性格は違うのに魅力たっぷりなんですよね。性格は違えど、攻めがほぼ皆素晴らしい包容力を見せてくれるところが本当に大好きです。
なんていうか…”包容力”という言葉で表現するとぼやっと曖昧になってしまうんですけれど、ダメなところも含めて全てするっと自然に愛してくれて、それを言葉で態度できちんと伝えてくれる、安心と信頼の攻め。
簡単なあらすじです。
もうすぐ23歳の誕生日を迎える尚哉(受)。小学5年生の頃から、同級生の高峰にずっと片想いをし続けています。人生の半分を見込みのない片想いに捧げているなんてさすがに”やばい”と思い、この恋を諦めようと決意します。
ところが離れようと密かに決意した時から、なぜか頻繁に高峰から二人で会おうと連絡が入るようになりー
と続くお話。
何が良かったって、小学生時代の給食のエピソード。
尚哉は子供の頃から極端な偏食&少食なんですね。
給食に出されたレバーが食べられない尚哉を気遣い、苦手な食べ物を食べられる物と交換してくれるという、本当になんでもないような小さなエピソードなんですけれども。
海野先生の文章を読むと、ぱあっとその情景が頭に浮かんできて、ああ尚哉はこんなふうに恋に落ちたんだなあ…と腑に落ちて…
なんでもないような日常の一場面が、尚哉目線でキラキラ輝いて見えるんですよね。
読みながら尚哉目線で高峰に恋に落ちたし、全力で尚哉を応援したくなりました。
「何が食べたい?」という一言の、優しい優しい響き。
そんなものに想いを馳せてじーんとした、素敵な作品でした・:*+.
なんというか、偏食少食の受け様がねぇ(^_^;)
受け様の藤生は、偏食少食が激しい。
そんな藤生を過保護なくらい世話を焼いて食べさせようとしてきたのが、攻め様である高峰。
長らく高峰に片思いをしてきた藤生は、高峰が禁酒している姿を見て、自分も思い切って高峰への気持ちを諦めることに。
なのに、そんなタイミングで、距離を縮めようとしてくる高峰。
藤生が偏食少食ってのが、結構全面に押し出されているのですが、一応家族の食事を作っている身としては、作り手への感謝が感じられない藤生に感心しませんでね。
食事へのトラウマがあるのは分かってるのですけど、いろいろと子供だなぁ、と思ってしまい。
あ、でも社会人1年生じゃまだ子供か…じゃあしょうがないか、と思ったり( ´~` ;)
藤生が彼女のふりを頼んでいた女性の本当の彼氏が現れた時も、高峰への恋心がバレたら、なんて思って説明に二の足を踏んでしまったのも、え~(´・_・`)だったし。
大好きだーと思えるタイプじゃなかった受け様でした。
でも、告白、というか「一生つきまとってやる」とか、書き下ろしでの「地獄で後悔しろ」なんてセリフには笑いました。
告白には程遠い甘くないセリフだけど、藤生のおもーい好きが詰まってて、高峰には刺さってましたしね。
イラストは陵クミコ先生。
あーんのイラストが2つも(≧∇≦)
尚哉の偏食に共感が溢れる。そんな尚哉に対しての高峰の接し方や対処が、優しいを通り越して神。
高峰の距離の詰め方が強引で、断りにくい性格の尚哉が毎度揺らいでるのが可愛い。
覚悟を決めたシーンで、なぜ告白じゃなくて彼女がいるなんて嘘を選んだのか。反応を窺って好意を見出そうとしたって、反応なんていくらでも誤魔化せるのに、そこで確信しちゃう尚哉、ちょっと早とちりすぎ。
事故告白からの、高峰の溺愛ぶりが箔をつけても〜砂糖より甘い。
尚哉はドがつく程のウブさで、俺が守ってやらなきゃ……ってなるくらい可愛い。
タイトルに惹かれて購入しました。
高峰に長い間片思いをしている尚哉。
そんな高峰が禁酒宣言をします。
そんな高峰に「だったら、俺も付き合う」と言う尚哉。
「お前まで禁酒するのか?」と聞かれた尚哉は心の中で、
見込みのない片想いを終わらせようと決めるのですがー…。
尚哉の片想いの相手は高峰です。
タイトルの『諦めきれない恋』と言う部分と、
人生の半分以上高峰のことが好きな尚哉にグッときました。
読んでいて胸が痛くなったり、きゅんきゅんしたりと感情が大変でしたが
ハッピーエンドでほんとに良かったです…!
溺愛執着攻めが読みたい時にすごく良い作品だなぁと思いました(*´▽`*)
あらすじからきゅん♡が期待できる!と思ったら想像以上でした。
小学生の頃から高峰に片想いをしている尚哉。高峰が大好きなお酒を禁酒すると知り、自分も見込みのない片想いをやめようと決心します。しかし、決心したそばから高峰が急接近してきて‥というお話。
コミカルだけど切なさ満載できゅんと胸が痛かった。台詞が良いんですよね〜「どうやったら、好きって気持ちを捨てられるんだろう」とか、温めてきた想いを捨てたいけど捨てられない苦しさに泣きそうで。
2人の紆余曲折のお話に泣いて笑って、とても楽しい1冊でした。オススメです✧*。
あらすじ見て設定が大好物で、しかもイラストが陵クミコ先生だなんてもう萌える要素しかないと思っていました。
ところがですよ…この作品を読んで自分の地雷に気が付いてしまったんです。確かに幼馴染みの焦ったい恋のお話は好きなんですよ。
でもなんて言うか受けの尚哉が好きになれなくてですね、雑誌掲載の表題作を読みながら、自分勝手に暴走する様子に「馬鹿なの?」って何度も思ってしまったんです。
そして書き下ろしの「完璧な恋人の朝ごはん」に至って、何処が嫌いなのかハッキリしてしまったんです。
尚哉は小食で偏食なキャラなんですが、幼い頃のトラウマとかで絶対に食べられない物とかあるとかなら理解出来るんです。でもですね、単に食に興味が無いから食べないってどういう事?って思ってしまったんです。食べられない事はないけど食べたくないとか、お酒が入らなくなるから食べないとか、あんなに高嶺が心配して世話をしてたのに食べなくて、後輩の前では格好付けて食べるって…と怒りにも似た思いを感じてしまったんです。
どうやら酒飲みの好き嫌い多い小食受けは嫌いらしいです。なので、書き下ろしの尚哉の迷走と高嶺の焦りにもときめかなかったし、やっと2人が結ばれるシーンも目が文章を滑ってしまってなんの感動もなかったですね。
今回は自動車会社の会社員と電子機器会社の会社員のお話です。
受様の長い片想いの顛末と恋人になってからの続編を収録。
受様は電子機器メーカーで営業マンする2年目社員で
受様は来月の誕生日で23才になります。
受様は長い間、片恋をしていて
誕生日を迎えると初恋を自覚してからの年月が
人生の半分を超えてしまいます。
受様は小学校5年生の夏に
父親の仕事の都合で転校した学校で
ある男子生徒と仲良くなります。
彼が今回の攻様ですね♪
受様は偏食で小食なのですが
小学校て行われた「食べ残しゼロ」イベントでは
受様のお残しが原因でクラスが最下位となるほど
筋金入りなのです。
攻様は級友たちからハブられた受様に
気負うことなく声をかけてくれ
その時から受様の中で特別な存在になったのです。
受様は攻様の親友となりますが
攻様には彼女がいた事も有り
恋愛対象は異性です。
受様は自動車メーカーに就職した攻様と
月1くらいの頻度で飲みに行っています。
高校の友人達と新年会をした翌月、
攻様と飲み会をした際に
攻様はしばらく禁酒をすると言い出します。
どうやら飲み過ぎて失敗したらしく
酒好きな攻様がウーロン茶を飲む姿が深刻で
受様も付き合いであるモノを断つ決意をします。
受様が決意したのは
見込みのない片想いを断つ事だったのですが
禁酒をしたはずの攻様からのお誘いが
なぜか前よりも頻繁になって!?
果たして受様の長い片恋の行方とは!?
雑誌掲載のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
幼馴染の攻様に長く片想いする受様の恋物語です♪
受視点で進むので
受様が攻様に惹かれていく過程から
諦めきれずにいる理由まで丸わかりで
攻様に会うと嬉しくて楽しくて
一緒にいたいと思ってしまうけど
このままではいけないと諦めようともする
受様の一喜一憂がとても楽しいです。
自分達を客観視できない2人を
壁になって見続ける読者だからこそ気づく
攻様の変化にピン!! と来るものがあり
受様のグルグルも恋が実るまでと
安心してワクワク読ませて頂きました (^-^)
攻様が受様の偏食をただすだけではなく
受様のできる事、できる範囲を広げていこう
とするスタンスなのがとても素敵でした。
雑誌ではまとまったところまでだったので
ちゃんと身も心も恋人同士になった2人を読めて
大満足な1冊でした。
先生買い。雑誌で読んでいた時も激萌していたのですが、本になってから読んでもやっぱり激萌。海野先生の既刊がお好きな方でしたら全力でおススメします。大好きだ、こういう恋心がじわってくるお話。雑誌掲載分150Pほど+その続き90Pほど+あとがき。タイトルは大好きな受けのセリフ。こんなセリフ吐く男子です。いい子なんです。
小学校時代からの親友と飲みに行った尚哉(なおや)。その親友、高峰は食べずに飲んでばかりいる尚哉を気遣い、あれやこれや「食え」とかいがいしく世話をしてくれましたが、突然「酒をやめる」と言い出して・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けの祖母、母(伝聞形式)、三好、兼森(合コンで出会った女子)、芝浦(受けの同僚)ぐらい?受けの祖母と母のエピソードが私は大好きでした、コワいけど。
++ 攻め受けについて
攻めは男前だけど強面?愛想いいタイプではないです。小学校で転入してきた受けが偏食すごくクラスで孤立していたけど、なぜか面倒みてあげてそこからずっと学校一緒、就職先だけ違っているという方。社会人になっても飯を食いに行き、おかんのごとく、あれ食えこれ食え言っているという状況。考えていることがわかりやすいタイプではなく、社会人になって距離を置こうとし始めた受けになぜか逆によく連絡とるようになってきて・・・。
好きだったのは受けの心情。もうすぐ23歳となるのに「人生の半分以上高峰に片思いしているのか」と気づき、ぞっとしたというくだり。これはさすがにまずいのではと思って、高峰が禁酒始めたのに便乗して自分も思いをすっぱり断ち切ろうとあれこれ頑張るんです。そこがなあ・・読んでて泣いちゃいました。
止めたくても止められないのが恋心。飲み会で一緒になれば視界から高峰を外すのに苦労し、メッセージで誘いが来れば断り入れて悶死しそうな様子だし、前を歩く高峰の背中をみて「どうやったら好きという気持ちを捨てられるのか」と考える様子が沁みたのです。辛い恋を長くしたことがある人には堪らんのでは。
決してウジウジ、グルグルというように感じないのが海野先生の受け。男前、ちゃきっとしている印象なんですよね。でも内面では切なく悶えている。その恋心にシンクロして胸がきゅー-っとなって、攻めが思いを爆発させたところでは「うあああ」と唸り多幸感がどわーっと押し寄せるお話なのです。
受けの祖母と母のひそやかな確執のエピソードも(怖いしえぐいけど)人情味を感じて好きだったなあ。
このご本の素敵さを全然伝えられていないと思うのですが、現代リーマン二人のお話、ジワるお話がお好きな方でしたら是非お手に取ってみてください。
恋をしながら自分の内面を深くもぐってさぐり、何がどうだったのかを思い出したりどうするべきか気がついたり…な印象が強かったです。
もう尚弥の片想いが切なくて泣けて。
ほぼ尚弥と高峰の二人芝居な感じでしたね。
仲間内の新年会の後、なぜか高峰の様子が変で断酒すると言ったり、なのにやたら飲みに誘ってきたり…。
尚弥ももういい加減高峰を諦めようとするところが切なく、避けようとしても誘われると全力で傾くところとか。
お互いに一番そばにいたいんですね。それはなぜなのか?高峰に新年会のあと何があったのか?
親友から恋人への戸惑い感、片想いが長すぎていざ実ったらどうしていいのかわからない感、よく出てました。
一人暮らしであんなに飲みに行っていっぱいビールと料理を頼んで、社会人ニ年目なのにお給料大丈夫かな?と余計なことが頭に浮かんでしまいました。