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haru wo daiteita
作家さんの新作発表
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冬の蝉の撮影のお話が中心ですね。
主役二人や共演者や監督スタッフそれぞれの映画への考え方想い色々交錯してます。
岩城は香藤のことばかりで役者として主役としてブレそうでしたね。そこは香藤や共演者に言われて持ち直すのですが。
なんせ香藤には危険なシーンが多いですから。岩城が心配したり身がすくむのも仕方ないかも。
香藤から濃い愛情表現をずっと受けてきてようやく岩城も香藤で頭がいっぱいになって。
でも役者夫婦で共演だと難しいですね。
大人になった香藤でしたが未だに岩城への嫉妬はコントロールできず。お互い甘えあって助け合って補い合ってこれからも一生生きてくんだな。
もう一話一エロ?何かあって高まってところ構わずエッチして。お約束ですね!安定してます。
岩城がダメになった時は香藤が、香藤がダメになった時は岩城が。どちらかの気持ちが迷ったり落ちたりしている時は、必ずもう1人が相手の感情を落ち着いて分析し、温かな目で見守ってあげる。そういうことが自然とできるようになってきた2人の空気感というか、まさに手と手を取り合って生きている感じが、これを伴侶と言わずして何と言うと思わず口にしたくなるような尊さでした。
中盤で、香藤の身を案じるあまり芝居に支障を来すほどになってしまった岩城。かつて仕事に私情を持ち出すのを香藤よりもずっと嫌がっていた彼がこうなるということは、それだけ香藤への愛情が深まった、香藤なしの人生を歩めなくなったということでもあり。いつものように喝を入れてくれる香藤だけど、岩城が自分で立ち直った後、本当は嬉しい気持ちやそのまま自分だけを見てくれればいいのにという気持ちもあったと、正直に吐露するところが彼らしいなと。好いた相手なんだから、そう感じるのは当然だと思うんです。そんな香藤を受け入れてくれる岩城が、また男らしくて。良い影響を与え合う2人をずっと追いかけたいと思いました。最後に実家で和服姿で乱れる岩城の色香も必見です。