春を抱いていた(8) 新装版

haru wo daiteita

春を抱いていた(8) 新装版
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
73
評価数
16
平均
4.6 / 5
神率
62.5%
著者
新田祐克 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
春を抱いていた
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784862631749

あらすじ

香藤が役者生命をかけて役を勝ちとった大作映画「冬の蝉」がクランク・イン目前! 役作りに励んでいた香藤は、突然情緒不安定に陥ってしまう。岩城が理由を問いつめると、なんと彼は勃たなくなってしまったのだという!! 一体またどうして!? スキー場でパールホワイトラブ炸裂?の商業誌未発表作品も収録。

表題作春を抱いていた(8) 新装版

俳優
俳優

その他の収録作品

  • フィルム・パドック
  • アンロックド・セラー
  • トリック・スター
  • ノイズ・リダクション
  • ウォーター・プルーフ
  • あらかじめ失うべき存在。
  • EISWEIN
  • あとがき

レビュー投稿数3

春を抱いていた 8巻

8巻。
前巻でいよいよ動き始めた「冬の蝉」のキャスティング。
香藤はゴリ押しの代償で謹慎中で、それを利用して乗馬や殺陣などの習得に時間を充てている状況。
…という前提があって、まず前半は軽めにコミカルな短編や、香藤のチャラい友人・小野塚宮坂の登場巻ですね。
香藤ったらよせばいいのに煽られて焦って見せつけHしちゃって。
この辺香藤のコドモっぽさが伺えます。
そして後半は「冬の蝉」の撮影が始まって…という展開。
これまでは一冊がエピソードの詰め合わせ的な構成だったけれど、このあたりから長編的な物語の流れが出てきたはじめ?のように思えます。
撮影中に香藤が怪我したり。
怪我を押してマッスル番組に出たり。
宮坂が岩城に横恋慕してきたり。
どのエピソードでも岩城の美しさが印象に残る巻でもあります。

0

1巻とはまるで別人に、愛は人を変えるんですね

冬の蝉の撮影に向けて香藤が乗馬や剣道?や自分に思いつく限りの努力をして頑張ってます。
でもストレス?で情緒不安定になりアソコも勃たなくなってしまい。

香藤を甘やかさない愛を持って厳しく導く岩城が素敵です。なんだかどんどん立派な人格者になってきいますね。これも香藤に愛されているからこそなのでしょうが。

香藤の同期が岩城に興味を持ったり香藤をからかったり。いつも香藤がノロケてるから仕方ない?
しかしまさか同期に見せつけるとは!
もちろん岩城も怒りますが本当にわだかまってるのは、エッチではぐらかす香藤の態度で…。

岩城は映画のクランクアップまでエッチ禁止令を出しますが、求めてこない香藤の態度にモヤモヤが募り。
結局自分から、積極的ですね!

香藤の同期がやっかいで一人は昔のオイタで香藤に脅しをかけてくるし、もう一人はすっかりアナルエッチに興味を持っちゃって。岩城が乱れるところが相当なインパクトだったんですね。妄想もふくらんで。

でも岩城はビシッと諭してやって、目を覚ますどころかもっと惚れられちゃったのでは?

香藤の嫉妬が爆発して岩城を閉じ込めたい!そんなに綺麗な岩城が悪い!とか、でも自慢したいとか。
二人の成長とエロと王道がいい配分です。

0

岩城のポテンシャルを香藤が引き出した

 今回は岩城の精神的安定感、強さ、香藤を信じる心などがたっぷり拝める巻となっていて、もはやその尊さに平伏したくなるほどでした。序盤の仕事のプレッシャーに崩折れそうになる香藤を、ただ優しく慰めたりするのではなく、冷静に喝を入れた岩城。俳優としてプロである香藤を信用しているからこその行動ですよね。1巻ではもらった役に誇りを持てず腐り、年下の香藤にそれを指摘されていた岩城が、いつの間にか仕事のことに対しても香藤のことに対してもどんどん成長していて。香藤と一緒に仕事をすること、彼と愛し合うことが、岩城をここまで変えたんだなぁと思うととても感慨深かったです。

 そして、同業者の香藤の同期達に茶々を入れられる2人のストーリーも、笑いあり涙ありで読み応え抜群。香藤へのからかい半分、自分もイケるかも?という気持ち半分で岩城にちょっかいをかける彼らに、香藤は面白いほど呆気なく嫉妬を燃え上がらせてしまうのだけど。対する岩城はそれくらい躱せると飄々と言い切るところがかっこよかったり。けれど、彼らに過去の香藤の過ちを聞くと、堪えきれず涙を流すんです。

 香藤に対する想いや信頼がどんどん深まっていくからこそ、他人からのちょっかいにはそう簡単に左右されない代わりに、香藤自身の言動によって生み出される喜怒哀楽は大きくなっていく。岩城のその繊細な変化が本当によく描き出されていて。そこからの第三者に見られながらのエッチはたまりませんでした。香藤以外からのキスを言葉だけで毅然と撥ね除けた岩城にもう頭が上がりません。

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