バタフライシリーズ最新作!上下巻同時発売 あなたは全く思い通りにならない人――

まなざしは蝶の蜜 ~バタフライ・アイズ~ 上

manazashi ha cho no mitsu

まなざしは蝶の蜜 ~バタフライ・アイズ~ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
53
評価数
12
平均
4.4 / 5
神率
50%
著者
冬乃郁也 

作家さんの新作発表
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原作
崎谷はるひ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
シリーズ
ぼくらが微熱になる理由~バタフライ・キス~
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866575506

あらすじ

ホストクラブ「バタフライ・キス」の幹部・セルゲイは、オーナー・将嗣から花屋の買収を依頼される。早速、花屋の店主・眞利に話を持ち掛けるも、おとなしそうな見た目に反し気が強く、契約は難航してしまう。だがある日、彼が男とホテルに入るところを見つけ、「あなたと寝てみたい」とセルゲイは誘いをかける。意外にも乗ってきた眞利を抱こうとするものの、彼の方が一枚上手で――…。

表題作まなざしは蝶の蜜 ~バタフライ・アイズ~ 上

セルゲイ・ソーンツエフ(中島恒輔),「バタフライ・キス」の幹部
正岡眞利,「Flwer shop MASAOKA」の店主

その他の収録作品

  • 出会い(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数3

今度はセルゲイのお話。

冬乃先生と崎谷先生がタッグを組んだ人気シリーズ、「バタフライ・キス」シリーズの最新作。今シリーズはホストクラブ「バタフライ・キス」を舞台に繰り広げられるお話ですが、1作目が2009年に刊行された『ぼくらが微熱になる理由~バタフライ・キス~』。ということで長きにわたり、作家の崎谷先生にも読者に愛されている人気シリーズです。

同人誌も多く刊行されていますが、商業誌のみで記載すると、
①ぼくらが微熱になる理由~バタフライ・キス~ (コミック)
②くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~ (小説)
③微熱の果実~バタフライ・スカイ~(全2巻) (コミック)
④くびすじに蝶の夢 ~バタフライ・エフェクト~(コミック)
の4作品。で、今作品に続きます。②の『くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~』は、同じく冬乃さんによるコミカライズ版(全3巻)も出ていますので、コミック派の方は全部コミックでそろえることも可能です。

で。
今シリーズは、割と時系列が入り組んでいるというか。一応順番はありますが、あの時のエピソードが、こちらのCP視点で見るとこうなってたのか―!という感じで繋がっていますので、順番通りに読まなくてもすんなり理解できちゃうという造りなんです。

が、今作品は、今までのシリーズとは若干異なり、時系列が少し後のお話です。セルゲイが将嗣から「バタフライ・キス」の実質的なトップを引き継ぐ、という時系列です。シリーズものなので前作を読んでいることを前提に物語が進むので、前作が未読だとちょっと理解しづらいかもしれません。シリーズ未読の方は、1冊目の『ぼくらが微熱になる理由~バタフライ・キス~』だけでも読んでからこちらを読まれると理解しやすいと思います。

ということでレビューを。



将嗣と春重が夜の世界から身を引き、昼の仕事に重きをおくことに。それに伴い、ホストクラブ「バタフライ・キス」のトップはセルゲイが引き継ぐことになった。将嗣はこれからを見据えて多角経営に乗り出すが、その一環で花屋の買収をすることに。そしてその交渉に当たったのが、セルゲイだった。

「Flower shop MASAOKA」。
それが将嗣が買収したい花屋だったが、その店主・正岡は儚いビジュアルを持つ人物ながらも一筋縄では行かない人物だった。何とか交渉し買収に持ち込みたいセルゲイは正岡の身辺を調べまくる。そして、その過程で、正岡が男とホテルに出入りする人物だということに気づき、誘いをかけることにするが―。

「バタフライ・キス」シリーズは、ホストクラブが舞台だからでしょうかね。
イケメン過ぎるご尊顔と培われた対人関係のスキルを持つ攻めさんが、あの手この手で受けさんを翻弄する(シリアスベースなものもありますし、反対にコミカルなものもありますが)、ように見せかけて、実は翻弄されているのは攻めさん。受けさんは無自覚に攻めさんを煽りまくる。というベースを持つ作品ですが、新刊のこちらはそれが顕著です。

色事にも争いごとにも無縁そうに見える、そんな地味っ子な受けさんが誘い受けです。この花屋さんは今シリーズの過去作に登場していますが、あらあら、そんな積極的で性に奔放なタイプの男性だったの?と、読み始めてびっくりしました。

有能で何でもそつなくこなすセルゲイが、正岡さんに良いように翻弄されてしまう。セックスの時でさえも。ほうほう、で、どうなるの?と思いつつ読み進めましたが。

セルゲイにしろ、正岡さんにしろ、「何か」が過去にあったような描写がちょいちょい登場してきます。が、上巻ではそれが何なのか、までは分からない。正岡さんが、セルゲイの誘いを受けて、身体の関係を持つに至った理由も。なのでストーリーがどうなるのか気になって一気に読んでしまいました。

今作品は上下二巻同日発売になりました。同日発売って素晴らしい。これから買われる方には上下2冊まとめて買われることをお勧めします。

5

一筋縄ではいかない相手と

今回はホストクラブの本店トップとなる元ホストと
買収先として狙いを定めた花屋の店主のお話です。

攻視点で受様の花屋を狙う攻様と受様の攻防戦と
受視点で攻様との出会い編を収録。

攻様はホストクラブ「バタフライ・キス」オーナーに
見込まれてグループの幹部候補生として
「バタフライ・キス」に入ります。

攻様はホストとしてもナンバーズ入りもした傑物で
風営法の改定で厳しい経営を見越したオーナーが
様々な分野へと手を広げていく中、
攻様はオーナーに代わって本店経営を任されます。

受様は歌舞伎町ででも珍しい個人経営の花屋で
攻様がグループ傘下にすべく目を付け
交渉に出向いた事で関りを持ち始めました。

当初攻様は受様をそう難しくない相手と思いますが
受様は大人しそうなニコニコ笑顔の主ながら
攻様が何度言っても門前払いで交渉は
遅々として進みません。 

そうこうするうちに攻様は受様自身に興味を持ち始め
身体の関係を持つにいたるのですが

なんと受様は突然「その気になった」と
グループ傘下に納まる事を承諾すると言い出すのです!!

果たして受様が気持ちを変えた真意とは!?

崎谷先生の小説と冬乃先生のコミックスのコラボ作である
「バタフライ・キス」シリーズの最新作は
ホストクラブのナンバーズホストだった攻様と
ターゲットになった花屋店主の受様の恋物語になります♪

「バタフライ・キス」シリーズは
ホストクラブ「バタフライ・キス」のホスト達の
恋を描いているシリーズで

順序としては本編「微熱の果実~バタフライ・スカイ~」
番外編集「くびすじに蝶の夢 ~バタフライ・エフェクト~」
からの新作続巻になります。

小説版のコミカライズや同人誌も沢山あり
新作同人誌「ニテヒナルモノヲアイス」も領布されてますが
基本的にはコミックスだけ読破すれば本作へと続きます。

そういう意味では本作だけだと
ちょっと登場人物たちの関係性が判りにくいです。

とは言え
今回の攻様は既刊でも過去が明かされていないし
受様は脇キャラとしてしか登場していないので
本作単独(上下セット)から読むのも有りかと思います。

そもそも攻様は既刊でも訳有に描かれつつも
その部分は謎のまま暗躍(!?)していた人なので

今回徐々に攻様の過去が
明かされていくだろうことは想定内でしたが
大人しそうな受様のも
いろいろ有りそうな感じは想定外で
こんなところで!? 的なところで以下続刊です。

今回上下巻が同時発売なので
続きが気になっても即続きが読めるのは
大変嬉しいですね。

即、下巻へ ヾ(≧▽≦)ノ

2

バタフライシリーズ、セルゲイ&眞利

バタフライシリーズ、新刊待ってました。
最初の巻から、追いかけて読んでいる大好きなシリーズです。

今回は、セルゲイ&眞利の巻。
上下巻だったから、たっぷり読めました。
今回は、どんなお話なんだろーとワクワクしましたが、期待通りでした。
またしても、オーナー・将嗣・・・このお方が、キーマンの様子。
本当に、将嗣は千晶にはダメダメだけど〜それを除けば、敏腕な経営者だね。

そして、ニコニコ大魔王のくせ者〜眞利が一枚も二枚もうわて!
転がされてる、セルゲイ!

セルゲイと眞利の出会いから、セルゲイの背景が明らかになり。2巻へ続く訳だけど。

眞利の色気と魅力が、たっぷりよ!

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